ドンムアン空港(ドンムアンくうこう、タイ語: ท่าอากาศยานดอนเมือง、英語: Don Mueang International Airport)は、タイ王国・バンコク中心部から北方に約20km、ドンムアン区にある国際空港である。
ドンムアン国際空港 ท่าอากาศยานดอนเมือง Don Mueang International Airport | |||||||||||||
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IATA: DMK - ICAO: VTBD | |||||||||||||
概要 | |||||||||||||
国・地域 | タイ王国 | ||||||||||||
所在地 | バンコク・ドンムアン区 | ||||||||||||
母都市 | バンコク | ||||||||||||
種類 | 官民共用 | ||||||||||||
運営者 | タイ空港公社(AOT) | ||||||||||||
運用時間 | 24時間 | ||||||||||||
開港 | 1914年 | ||||||||||||
ターミナル数 | 2 | ||||||||||||
拠点航空会社 | タイ・エアアジア タイ・エアアジア X ノックエア タイ・ライオン・エア タイ スマイル | ||||||||||||
標高 | 3 m (9 ft) | ||||||||||||
座標 | 北緯13度54分45秒 東経100度36分24秒 / 北緯13.91250度 東経100.60667度 東経100度36分24秒 / 北緯13.91250度 東経100.60667度 | ||||||||||||
公式サイト | 公式サイト | ||||||||||||
地図 | |||||||||||||
ドンムアン国際空港の位置 | |||||||||||||
滑走路 | |||||||||||||
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統計(2019) | |||||||||||||
旅客数 | 4131万人 | ||||||||||||
Airports of Thailand PCL | |||||||||||||
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空港の一覧 |
ドンムアン空港は1914年にタイ空軍飛行場として開港し、1924年、民間航空機の受け入れを開始した。現役の空港としてはアジア最古の歴史を持つ。空港の名前は当時近くにあったワット・ドーンイーイアオという寺院がワット・ドーンムアンに改称され、近隣一帯がドーンムアンと呼ばれるようになったことから、通称、ドーンムアン飛行場 (สนามบินดอนเมือง) と呼ばれるようになった。後に正式名称は「バンコク国際空港」となったが、日本でもドンムアン空港と呼ばれるのが通例だった。
第二次世界大戦後の民間航空の発展に合わせて、アジアとヨーロッパ、オセアニアを結ぶ中継地点として、タイ国際航空と東南アジアのハブ空港として、そして観光地としてのタイの玄関口として機能した。しかし、1970年代以降の発着機数の増加により手狭になったため新空港の建設が計画された。
2006年9月28日、スワンナプーム国際空港が開港した。ドンムアン空港の定期便はすべて新空港へ移転した。空港コード「BKK」をスワンナプームに譲り、新たに「DMK」で登録された。
ドンムアン空港は、チャーター機、政府専用機、貨物専用機が利用するほか、空軍基地、民間機整備場、スワンナプーム国際空港トラブル時の代替空港となった。空港ターミナルビルは改装し、展示場、ショッピングモールとして再利用される計画があったが、一時的に、タイ王国政府庁舎として利用されていた。
長らく「バンコク国際空港」(Bangkok International Airport、ท่าอากาศยานกรุงเทพ) が正式な名称であったが、2007年3月20日に新バンコク国際空港(スワンナプーム国際空港)との混同を避けるため、正式にドンムアン空港という名称に変更された。
スワンナプーム国際空港が、開港直後、施工不良などによりトラブルが頻発していたこともあり、スワンナプームに乗り入れている航空会社は、ドンムアン空港の再利用を当局に要請し、2007年3月25日から国内線に限り定期便が再開された。 これに伴い、タイ空港公社(AOT)はドンムアン空港 - スワンナプーム空港間のバスを運行しており、航空券を持っている人のみ無料で乗車できる。
タイ国際航空は、2007年に地下鉄ラート・プラオ駅にチェックインカウンターを設置し、空港までの無料バスを運行していた。2009年3月29日でドンムアンから撤退した。
2009年、アピシット政権のタイ政府は、国内線の定期旅客便もスワンナプーム国際空港に統合する方針を決めた。しかし、ノックエアとワン・トゥー・ゴー航空は引き続きドンムアン空港に留まった。
2011年8月1日、国内線が利用していた国内線ターミナルから、旧国際線ターミナル1に移転し、チャーター便などの国際線と同じターミナルを利用することとなった。
2011年10月25日、大規模な洪水のために閉鎖され、就航していた航空会社はスワンナプーム空港に移転したが、2012年3月に再開港し、ノックエアがドンムアン空港に戻ってきた。 同年6月にはオリエント・タイ航空も戻ってきたが現在は営業停止。
2012年、韓国のティーウェイ航空は、夏季シーズンに限り乗り入れを始めたが、空港設備の悪さや空港警備の甘さなどを問題視し、今後の運航を停止すると発表した。
2012年10月1日、スワンナプーム国際空港に就航していたタイ・エアアジア、エアアジア、インドネシア・エアアジアの3社がドンムアンに移転した。その後も格安航空会社の就航、増便が続き、2015年上半期の利用者は1,340万人となり、LCC旅客数が世界最多の空港となった。
2015年12月24日より旧国際線ターミナル2を整備し国内線専用ターミナルとしてソフトオープンした。これに伴いタイ・エアアジア、ノックエア等の国内線チェックインカウンターも第2ターミナルへ移動した。
2020年以降、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くの定期便が運休、減便、経路変更となっている。
2023年6月現在
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