ティアムーン帝国物語 〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜 ジャンル ファンタジー 、異世界 、転生 小説 著者 餅月望 イラスト Gilse 出版社 TOブックス 掲載サイト 小説家になろう 連載期間 2018年8月13日 - 刊行期間 2019年6月10日 - 巻数 既刊15巻(2023年12月現在) 漫画 原作・原案など 餅月望(原作) Gilse(キャラクター原案) 作画 杜乃ミズ 出版社 TOブックス 掲載サイト COMICコロナ→コロナEX レーベル コロナ・コミックス 発表期間 COMICコロナ: 2019年8月12日 - 2022年3月17日 コロナEX: 2022年5月19日 - 巻数 既刊7巻(2023年10月現在) 漫画:ティアムーン帝国物語〜従者たちのお茶会〜 原作・原案など 餅月望(原作) Gilse(キャラクター原案) 作画 直晴 出版社 TOブックス 掲載サイト コロナEX レーベル コロナ・コミックス 発表期間 2023年1月30日 - 巻数 既刊1巻(2023年10月現在) アニメ 原作 餅月望 監督 伊部勇志 シリーズ構成 赤尾でこ キャラクターデザイン 大塚舞 音楽 藤本コウジ アニメーション制作 SILVER LINK. 製作 ティアムーン帝国物語製作委員会2023 放送局 TOKYO MX ほか 放送期間 2023年10月8日 - 12月24日 話数 全12話 テンプレート - ノート プロジェクト ライトノベル ・漫画 ・アニメ ポータル 文学 ・漫画 ・アニメ
杜乃ミズによるコミカライズ版が「COMICコロナ」で2019年8月12日から連載開始。「コロナEX」のオープンにより「コロナEX」に移籍となった。本作を原作とした「従者たちの物語」を描いたスピンオフ『ティアムーン帝国物語〜従者たちのお茶会〜 』が同サイトにて、2023年1月30日より連載開始。
2024年4月時点でシリーズ累計部数は210万部を記録している。『このライトノベルがすごい! 』単行本・ノベルズ部門では2021年版で6位を獲得。
あらすじ
第一部『断頭台の姫君』 書籍 第1巻 - 2巻 コミカライズ 第1巻 - アニメ 第1話 - 12話 崩壊したティアムーン帝国で、わがまま姫と蔑まれた皇女ミーアはギロチンで首を落とされ処刑されたが、再び目覚めると自身が12歳の頃に逆行していた。処刑までの出来事をミーア自身が書き記した血染めの日記と処刑までの記憶を頼りに、ギロチン処刑を回避しようと、失敗した人生をやり直す日々が始まった。
ミーアの本音は「我が身の安全第一」。仇敵を遠ざけ、人脈作りに励むうちに、身勝手なはずの行動とは裏腹になぜか周囲の忖度で大陸全土の未来を大きく変えていく。また、元々プレイボーイとして有名だったアベルと仲良くなり、アベルは王族として優秀な人物となっていき、いつしかミーアはアベルに無自覚な恋心を持っていた。
そんななか、一連の行動によりギロチン処刑の運命を決定したルールー族との抗争を阻止した結果、日記は消滅。ミーアの処刑は完全に回避された。
しかしその直後、アンヌから革命の勃発を告げられる。ただし革命が起きたのはティアムーン帝国ではなくレムノ王国だった。自分の記憶には無いレムノ王国での革命に動揺するも、アンヌやシオン達との会話と、何よりもアベルに会いたい一心で革命騒動に身を投じることとなった。
最終的に革命騒動は風鴉による主であるはずのシオンも巻き込んだ策略であったことが発覚。風鴉も全員捕縛され、革命は終結した。
第二部『導(しるべ)の少女』 風鴉によるレムノ王国での革命が終結し、一旦は穏やかな未来が約束されたように見えた春のある日、ミーアの前に孫娘のミーアベルが未来より転移してきて悲惨な未来を告げる。それはミーアが帝位を放棄し、その後の紛争の結果、ミーアが毒殺され帝国も滅びたというものであった。
今度はミーアベルが持ってきた未来の伝記『聖女ミーア皇女伝』を頼りにして、未来改変の物語が再開する。
第三部『月と星々の新たなる盟約』 ・原作 第5巻 - 7巻
皇女伝には聖夜祭での自らの暗殺計画が表記されていた。
ある日ミーアはレッドムーン公爵家公女であるルヴィ・エトワ・レッドムーンに秋の馬術大会での決闘を挑まれる。ミーアはルヴィに厳しい条件を突きつけるが、結局ミーアは決闘を受けることになった。そして馬術大会の日、ミーアはルヴィに勝利し、条件を守って貰おうとするが、ルヴィが決闘を申し込んだ真意に気付き、結果的にルヴィを味方に引き入れることとなった。
ある朝皇女伝を読んだところ暗殺が変わらず明記されており、ミーアは暗殺計画の先延ばしでなく、根本的に解決できる方法はないかと思案する。
聖夜祭当日、ベルはシュトリナ、リンシャと出かけた途中、バルバラによって誘拐されてしまう。ミーアはベルを人質にされ、馬と一人でバルバラらの元へ向かう。ミーアは追いかけられつつもなんとか逃げ出し、仲間達の援護もあって帰還した。やがてルードヴィッヒの力によりバルバラらをイエロームーン公爵家へ追い込むことに成功。しかし、ローレンツは蛇を裏切るつもりだったと知る。そしてイエロームーン公爵家も味方に引き込むことになった。
やがて帝国でミーアの誕生日が開かれ、その際ミーアが至高の色とされる紫のドレスを着たことでミーアの真意とは裏腹に、貴族達にはミーアの、帝位を継がんという意思表明と受け取られてしまう。
第四部『その月の導く明日へ』 第五部『皇女の休日』 第六部『馬夏の青星夜の満月夢』 第七部『輝け! 黄金の海月の灯台』 登場人物
声優 はドラマCDおよびテレビアニメでの配役。ドラマCD第2弾・第3弾、テレビアニメでのナレーション は成田剣 が担当。舞台版での登場人物および配役は#舞台 を参照。
主要人物 ミーア・ルーナ・ティアムーン 声 - 上坂すみれ 本作の主人公。ティアムーン帝国の第一皇女。見た目は可憐だが中身はポンコツ。基本的に素直でお人よしだが小心者。黄月トマトが嫌い。社交ダンスが得意。キックが下手で全く痛くない。 最初の時間軸では帝国で革命が勃発、ルードヴィッヒと共に帝国を立て直す改善をするものの、17歳の時に捕らえられて3年間幽閉され、20歳の時にギロチン で処刑された。しかし、革命勃発から処刑までの記憶とそれを綴った日記を持ったまま8年前の過去(12歳の誕生日の前)に意識が逆行し、ギロチン処刑を回避しようと東奔西走することになる。 逆行した後もポンコツなところは変わっておらず、基本的に相手が勘違いや勝手な推論で物事を進めていくことで、「帝国の叡智」と勝手に呼ばれていく。だが実際、わざと木を蹴ってルールー族に攻撃させることでディオンの部隊を撤退させたり、レムノ王国の革命を最初の時間軸で起きた自国の革命と照らし合わせ、裏でサンクランドが糸を引いてる事を察したりと、本当に叡智を発揮する事もある。 最初の時間軸での幽閉生活で劣悪な環境を強制されたため、嫌いだった黄月トマトを平気で食べられるようになり、貧民街の悪臭に全く動じなくなるなど、ある程度耐性が出来ている。 ミーアベルがいた未来世界では、アベルと結婚しており、8人の子どもがいる。また、ベルが来た段階では、王位継承権を放棄し、帝国の4大公爵の中で王位継承権争い勃発し、ミーアを女帝にすべくルートヴィッヒが動く中、毒殺され、30日間毒で苦しんで死んでいる。回避した未来世界では、まだ存命であり、ベル曰くアベルとイチャイチャしている。 ミーアベル・ルーナ・ティアムーン 声 - 内田真礼 本作のもう1人の主人公。帝国で革命が起きなかった時間軸の未来から本編の時代へとやってきた少女。最初に現れた時は帝国が荒廃した未来から、一度消えた後に再来した時はミーアが治める未来の帝国からやってきた。未来におけるミーアとアベルの孫娘で、作中では主に「ベル」という愛称で呼ばれる。一人称は「ボク」。なお、彼女のファーストネームは未来のミーアが自分とアベルの名前を合わせて名付けたものである。 アンヌ・リトシュタイン 声 - 楠木ともり ミーアの専属メイド。平民出身で、リトシュタイン家の長女。誕生日は年末でミーアの誕生日の7日後。年齢はミーアの5歳上。 最初の時間軸では革命が起きた後、収監されたミーアを世話していた(元からミーア担当のメイドではあったが、平民ということもあり、帝政が盤石だった時代では大勢のうちの1人に過ぎなかったようである)。ミーアに最期まで付き添ったのはアンヌだけであり、巻き戻った後のミーアはその優しさと恩義に報いるべく、アンヌを専属メイドに任命した。 思い込みが激しいことがあり、例えばミーアがルードヴィッヒを仲間に加える為接触した際、勝手に恋愛がらみと思い込んだ。ダンスパーティーでは「好きに使って良い」と与えられた金を「このお金で何かを成せ」と思い込んだことによって、ティオーナを助けることとなった。 ルードヴィッヒ・ヒューイット 声 - 梅原裕一郎 ティアムーン帝国の文官。ミーア四天王の一人。優秀だが辛辣な毒舌家。最初の時間軸のミーアは彼にしごかれていたために、日記には名ではなく「陰険メガネ」などと書き記し、ルードヴィッヒ本人に対してもその類の呼称で呼ぶことがあった。またその毒舌が災いして上司に嫌われ、地方へ左遷されていた。その後の帝国の状況が悪化した段階で、帝都に戻りミーアと一緒に帝国を立て直すの改善に尽力するが、風鴉の工作によりすでに手遅れだった。 ミーアの事は毒舌で文句を言いつつも悪く思ってはおらず、処刑直前までルードヴィッヒがミーアの助命活動を続けていたことは、アンヌ経由でミーアに伝わっていた。 本編の時間軸ではミーアがルードヴィッヒの左遷を未然に阻止し、自分の片腕として重用する。また日記にルードヴィッヒの発言を一語一句書き留めていたミーアが発言を模倣することで、ルードヴィッヒはミーアが聡明な人物と思っている。 ミーアベルがいた未来では、ミーアベルに色々教えている。丸くなりミーアベルが寝ても「自分の教え方が悪かった」と謝ったり、最後まで寝ないで話を聞いてたら「よく頑張ったね」と頭を撫でてくれる。 アベル・レムノ 声 - 松岡禎丞 レムノ王国の第二王子。最初の時間軸では兄ゲインや同い年のシオンとの器量の差を感じた結果、努力することを放棄してプレイボーイとして浮名を流した挙句、モニカに暗殺されてその生涯を閉じた。 本編の時間軸では、革命が起きた時に援軍を送ってくれる相手として期待したミーアによって、シオンに劣らない可能性を持つと持ち上げられた結果、努力してシオンの好敵手としてふさわしい考え方や能力を身に着けることになった。また最初の時間軸では学園においてカード娯楽クラブに所属していたが、本編時間軸ではミーアに背中を押された結果、馬術を鍛える為馬術クラブに所属している。 剣術大会においては1回戦目で兄ゲインと戦うことになり、「見る目が無い」とミーアを侮辱したゲインに激昂し勝利。その後3回戦目でシオンと対決、剣を振り下ろす威力で腕を痺れさせてカウンターを阻止するなど激闘を繰り広げたが、雨で大会そのものが中止となり決着はつかなかった。 その後レムノ王国で革命が起きた際はダサエフ・ドノヴァンが誘拐されたことを把握しておらず、税の引き上げ反対が理由だと思い込んでいたため、領民の蜂起を武力で鎮圧するため自ら戦場に出撃しようとするが、その前に出撃を知ったシオンから決闘を申し込まれる。アベルも承諾し1対1の決闘が行われるが、ディオンによって止められ、ダサエフ・ドノヴァンが誘拐されたこと、領民の要求が税の引き上げ中止ではなく誘拐されたダサエフ・ドノヴァンの解放だったことを初めて知ることとなった。 ミーアベルが育った未来では、ミーアの伴侶であり、8人の子どもがいる。ミーアベルの祖父である。ミーアベルによると娘や孫に寄って来る貴族連中を全員追い払っている為「剛盾のアベル」「堅牢要塞のアベル」と言われてる。 シオン・ソール・サンクランド 声 - 堀江瞬 大国であるサンクランド王国の第一王子。白銀の髪をした容姿端麗で頭脳明晰、また武勇やダンスにも優れており、多くの賞賛や憧憬を受けている。セントノエル学園ではミーアと同級生。正義感が強い。幼少期はキースウッドとともに勝手に夜食を作って食べるなど、やんちゃもしていたらしい。 ミーアが処刑された最初の時間軸では、混沌の蛇や風鴉によって流されたミーアの悪い噂を鵜呑みにしてしまい、ミーアを軽蔑する。その後、ティアムーン帝国で革命が起き、ティオーナ達の革命勢力を援助し、ルードヴィッヒによるミーア助命の願いも一蹴している。その後、弟エシャール、兄弟同然のキースウッドをも処刑して断罪王と呼ばれ恐れられていた。後に判明するが、これは混沌の蛇や風鴉によって正義の味方のように祭り上げられた結果によるものだった。 本編の時間軸では当初は「帝国の英知」と(勝手に)評価されるミーアを信用していなかったが、ティオーナを助ける姿を見て評価を上方修正。その後シオンからミーアにダンスパートナーへ誘うが、ミーアは最初はシオンと距離を取ろうとして誘いを断った。しかし、前の時間軸と違う様々な変化があった結果結局ダンスを踊ることになるうえ、ミーアと友人関係になる。またティオーナの監禁事件をキースウッドから知らされ、ミーア姫の関与を疑う報告をされた際は真っ先に否定した。 剣術大会では3回戦目にてアベルと対決、得意のカウンターを主軸とする戦法で激闘を繰り広げたが、雨で大会そのものが中止となり決着はつかなかった。 レムノ王国の革命においては民に攻撃を仕掛けようと出撃するアベルに激怒、城に赴きアベルに決闘を仕掛けるが、ディオンによって止められる。更に革命が自国の風鴉による暗躍と知り謝罪、ミーアから足を蹴られる罰を受けた(なお全く痛くなかったのだが、シオンはわざと手を抜いたと勘違いした。)。 ミーアベルが育った未来では天秤王と呼ばれている。 キースウッド 声 - 増田俊樹 シオンの従者。元々はエイブラムによって保護された戦災孤児で、幼少期からシオンと兄弟同然に育っており、気の置けない仲。 最初の時間軸ではミーア処刑後にシオンの弟と共にシオンによって断罪された。 ティオーナの監禁事件にたまたま出くわし、ティオーナ救出に協力する。その際誘拐事件の犯人を、見張りが持っていたハンカチの紋章からティアムーン帝国の貴族と推測。ミーアの関与も疑うがこちらは自分自身も本気にしていない模様。 剣術大会では、誰もまともに料理がしたことが無いミーア達のお弁当作りに指示役として介入し、どうにか馬型のサンドイッチを完成させる。 ティオーナ・ルドルフォン 声 - 高尾奏音 ティアムーン帝国の辺境域に領地を持つ辺土伯の長女。苦しむ民のために動く聖女と呼ばれる人物だが最初の時間軸では革命の旗印となった人物であるため、本編時間軸のミーアは自分を陥れた存在として最初は恐怖と若干の恨みがましさを抱いていた。帝国において身分の高いものは低いものに無礼を働いても許されるという価値観が存在し、身分の低い彼女は格好の的となっていた。 本編の時間軸ではセントノエル学園で他の貴族の虐めに遭っていたところをミーアに助けられ(ミーアは本来助けるつもりは無かったのだが、アンヌの「必ず助けるはず」という期待を裏切れず、やむを得ず助けることになってしまった)、ミーアに好感を持つようになった。その後のダンスパーティーでの妨害に遭い監禁された時は、キースウッドがミーアが誘拐に関与していると発言した際ミーアを庇い、関与を否定している。また妨害でボロボロにされたドレスは、アンヌがミーアから貰った金でドレスを新調し解決した。 その後、弟であるセロの教育の機会についてミーアに相談を持ち掛ける。 リオラ・ルールー 声 - 斎藤楓子 ティオーナのメイド。ルールー族の出身で身体能力が高く、また、弓の名手である。ところどころに間を開ける、独特な話し方をする。 ティオーナが監禁された際一人だけ脱出に成功し、助けを求めに走っていたところでアンヌと遭遇し助けを求める。またこの行動がキースウッドの目に留まり、彼の助けもあってティオーナを救助する。 ラフィーナ・オルカ・ヴェールガ 声 - 東山奈央 ヴェールガ公国の公爵令嬢。ミーアが入学した時の生徒会長で実質的な学園の支配者。 最初の時間軸では好き勝手に振る舞うミーアとの接触を避けており、帝国に革命が起きるとティオーナとシオンを支援した。 本編時間軸ではティオーナを助けたミーアの振る舞いや、平民のアンヌと近しく接するミーアの様子を見て、ミーアと積極的に友好関係を持とうとしている。ミーアはラフィーナの態度が柔らかくなったと感じながらも、脅威に変わる可能性があると恐れ続けている。 ミーアベルが最初に転移してきた時間軸では、友人のミーアが毒殺されたことがきっかけで、司教帝と称して混沌の蛇に対する武力制圧を目指す。それにより各国で彼女の支持派と反対派による騒乱が起きる。 クロエ・フォークロード 声 - 高橋李依 ミーアのセントノエル学園での同級生。社交的な父と違ってコミュ障気味で、いつも1人で本を読んで過ごしていた。 本好きな事でミーアに目をかけられ、彼女の読み友になる。 ディオン・アライア 声 - 古川慎 ティアムーン帝国軍の百人隊の隊長。最初の時間軸でミーアの死刑執行人 を務めた人物であり、本編の時間軸で再会した後もミーアからは恐怖の対象として見られている。 本編の時間軸では「静海(セイレント)の森」のルールー族との戦闘を回避したミーアに興味を持つ。その後、ルードヴィッヒのスカウトに応じて、軍籍はそのままでミーアの護衛などサポートするようになる。以後はミーアの手足として動くこととなり、レムノ王国の革命の際は、アベルとシオンの決闘を力づくで止めてみせた。 後世ではミーア四天王の一人とされている。 ティアムーン帝国の関係者 帝室の関係者 マティアス・ルーナ・ティアムーン 声 - 松山鷹志 ミーアの父親で、ティアムーン帝国の皇帝。 アデライード・ルーナ・ティアムーン ミーアの母親。故人。 パトリシア・クラウジウス 第4部「真エピローグ」から登場したミーアやベルに似た顔立ちの謎の少女。愛称は「パティ」。初登場時は10歳だが、外見はそれより幼く見えていた。当初は表情が乏しかったが、それは混沌の蛇から教育を受けた結果だった。 その正体は過去の時間軸から飛ばされてきた人物。後にティアムーン帝国の皇妃となり、マティアスの母(ミーアにとっては父方の祖母)となる女性である。現在の時間軸では既に故人であり、生前の彼女を知るローレンツからは「聡明な方だった」と評されている。 宮廷関係者 ムスタ・ワッグマン(料理長) 声 - 高橋伸也 ティアムーン帝国の宮廷料理長。本名が判明したのは第四部(単行本第8巻)で、それ以前は単に「料理長」と表記され、アニメ版での役名もそうなっている。 最初の時間軸では黄月トマトが嫌いなミーアに、黄月トマトの料理を出した結果クビにされているが、本編の時間軸ではクビにはならず、料理長を続けている。 ペトラ・ローゼンフランツ 最初の時間軸でミーアの専属メイドだった少女。ローゼンフランツ伯爵家の三女。 原作第12巻の電子書籍版特典の番外編「専属メイドになりそこなった少女」では、彼女が主役を務める。 要領が良くお世辞を言うのが上手いが、メイドとしての仕事は不真面目であり、風邪をひいたミーアを放置して友人とお茶会を楽しむなど、主人に対する忠誠心も高くはなかった。 月省の関係者 バルタザル・ブラント ルードヴィッヒの兄弟弟子。伯爵家の出身。地方政治を担う赤月省の文官を務める。ミーアを女帝の地位につけるべく、ルードヴィッヒと共闘中。 ジルベール・ブーケ ルードヴィッヒの後輩にして弟弟子。帝都の政務を担う青月省の役人。立ち回りが上手い世渡り上手。 軍事関係者 バノス 声 - 江頭宏哉 ディオンの副官で、ティアムーン帝国軍の百人隊の副隊長。熊のような風貌の大男。 最初の時間軸では、ルールー族との紛争で戦死している。 本編の時間軸では、上記の紛争における全面衝突をミーアが未然に防いだことで生存。元の百人隊の大部分と一緒に皇女専属近衛兵(プリンセスガード)に編入し、隊長となる。 オイゲン ミーアが最初に新月地区を視察したときに護衛にあたった近衛兵の一人。いわば最初の皇女専属近衛兵。 四大公爵家の関係者 エメラルダ・エトワ・グリーンムーン 声 - Lynn グリーンムーン公爵家の長女。お姉さん気質で割と面倒見が良い。典型的な貴族の思考を持っており、「ミーアの一番の親友」を自称しているが、以前の時間軸ではグリーンムーン公爵家が革命の際に真っ先に国外逃亡したことから、本編時間軸の最初はミーアに信用されていなかった。ガレリア海でのサバイバル体験の途中からミーアから親友として扱われている。 ニーナ 声 - 小原好美 エメラルダの専属メイド。エメラルダには自分の名前を呼んでもらえない。 サフィアス・エトワ・ブルームーン ブルームーン公爵家の長男。婚約者であるレティーツィアとは相思相愛。 ダリオ・シューベルト サフィアスの従者。シューベルト侯爵家の子息。 レティーツィア・シューベルト サフィアスの婚約者。シューベルト侯爵家の令嬢であり、ダリオの姉。 ルヴィ・エトワ・レッドムーン レッドムーン公爵家の長女。男装の麗人。 実はバノスに密かに想いを寄せており、最初の時間軸ではバノスが戦死するルールー族と百人隊の紛争の原因を作ったミーアのことを恨んでいた。 シュトリナ・エトワ・イエロームーン イエロームーン公爵家の長女。ミーアベルと友達になる。愛称は「リーナ」。 ローレンツ・エトワ・イエロームーン イエロームーン公爵家の現当主。シュトリナの父。 バルバラ シュトリナの専属メイド兼教育係。貴族に恨みを持っている。 ビセット イエロームーン公爵家に仕える執事。64歳。ローレンツに何らかの恩義を感じている様子。 新月地区の関係者 神父(モレス) 声 - 関幸司 ティアムーン帝国の貧民街「新月地区」の教会の神父。教会に併設された孤児院も管理しており、ミーアが保護したワグルの世話を任される。 原作・コミカライズ・アニメでは本名が不明で、アニメでの役名も「神父」とのみ表記されている。「モレス」という名前は舞台版のみ登場する。 セリア 新月地区の孤児院に暮らす少女。秀才であり、本編の時間軸においてミーアが学園都市計画を立ち上げる時、その才能を見出される。 ルドルフォン辺土伯領 セロ・ルドルフォン 声 - 関根明良 ティオーナの弟。前の時間軸ではラフィーナの後援を受けて、本編時間軸ではミーアが帝国に設立したミーア学園で、寒さに耐える新種の小麦を開発した。 ルドルフォン辺土伯 声 - 谷昌樹 ティオーナとセロの父親。最初の時間軸ではサンクランドの風鴉よって殺害されている。 ルールー族 ルドルフォン辺土伯領とベルマン子爵領の境界に広がる森林地帯「静海(セイレント)の森」に暮らす少数民族。多くの者は作品世界における公用語に不慣れであるため、同族以外との会話では片言で話す。
族長(エグル) 声 - 中博史 ルールー族の族長。原作では「族長」とのみ呼ばれ本名不明だったが、舞台版ではエグルという名になっている。 実はワグルの母方の祖父。族長としての意地と誇りに縛られて娘と対立したことを悔やんでいたが、ミーアを介して孫との対面を果たすことができた。 ワグル 声 - 小若和郁那 ティアムーン帝国の貧民街「新月地区」に住んでいる孤児の少年。母を亡くし、飢えのため死にかけていたところ、新月地区へ視察に訪れていたミーアに助けられ、孤児院に保護されて一命を取り留めた。 実はルールー族の族長の孫。ワグルの母(族長の娘)は他の部族の男性と関係を持ったことで族長との関係が悪化。赤子(ワグル)を連れて帝都に出てきた後、病で亡くなった。ワグルがミーアに渡した「一角馬(ユニコーン)のかんざし」は彼の母の形見であり、元々は族長が妻に送り、彼女の死後に娘(ワグルの母)に受け継がれていたものであった。 ラエロ・ルールー リオラの兄で、ルールー族の戦士。コミカライズ版の第6巻書き下ろし小説番外編「その剣の意味は」にて初登場。 最初の時間軸では帝国軍百人隊との戦闘で戦死している。 本編の時間軸では百人隊とルールー族の戦闘が未然に防がれたため生存している。 貴族 ベルマン 声 - 佐藤せつじ ルドルフォン辺土伯領の隣に領地を持つ子爵。自分より格下のルドルフォン辺土伯の領地が自分の領地より広いことを好ましく思っていない。混沌の蛇の一員に唆される形で、境界となっているルールー族が暮らす「静海(セイレント)の森」を開墾して自分の領地を広げようと考える。ミーアが処刑された最初の時間軸では、このことが革命の進行とギロチン処刑の遠因となっていた。 その他 エリス・リトシュタイン 声 - 羊宮妃那 アンヌの妹で、リトシュタイン家の次女。年齢はミーアと同じ。病気がちでベッドに臥せていることが多い。小説を執筆するのが趣味。 最初の時間軸では飢饉が原因で満足な食事が取れず、ミーアが処刑されるよりも前に亡くなった。エリスが執筆した小説『貧しい王子と黄金の竜』をアンヌが獄中のミーアに読み聞かせていたが、エリスの死によって未完に終わり結末を見届けることができず、ミーアにとって心残りの一つになっていた。 本編の時間軸では、アンヌがミーア付きのメイドになり実家に入れる給料が上がって栄養のある食事が摂れるようになり、体調も良くなった。また、ミーアがアンヌの実家を訪問した際にエリスが前述の小説の著者であったことを知り、エリスを自分のお抱え芸術家とした。ミーアベルが初めて転移してきた時間軸の未来ではベストセラー『聖女ミーア皇女伝』を著わすことになる。 ガルヴァヌス・アルミノス ルードヴィッヒの師匠。「放浪の賢者」「老賢者ガルヴ」と呼ばれる老人。フィールドワークが趣味であり、いろいろなことに興味を持ち、帝国各地を練り歩く。貴族や帝室のことは元々嫌っていた。 アレクシス ティアムーン帝国の初代皇帝であり、ミーアの先祖に当たる男。 サンクランド王国の関係者 王族 エシャール・ソール・サンクランド サンクランド王国の第二王子で、シオンの弟。 エイブラム・ソール・サンクランド サンクランド王国の現国王で、シオンとエシャールの父。 風鴉(かざがらす) サンクランド王国の諜報部隊。
元々は国や軍事に活用する為に他国の情報を持ち帰る機関だったが、ジェムが領土拡大計画を唱え出し、特務部隊「白鴉(はくあ)」がシオンに無断で作られた。それにより他国に潜入し弱体化させ、さらにシオンを焚き付けることで正義の名の下に他国を破滅させ、サンクランドの領土拡大を行う計画を実行し始める。標的は最初の時間軸ではティアムーン帝国であり、ミーアの処刑により計画は成功。本編の時間軸ではミーアの活躍により失敗に終わったため、標的を変更しレノム王国の革命を扇動する。本編の時間軸で計画が全て明るみになり、白鴉を切り離し再編成する事となった。
モニカ・ブエンディア 声 - 長谷川育美 風鴉の一員。レムノ王国にアベル付きの従者として潜入していた。最初の時間軸ではアベルを暗殺している。2度目の時間軸では標的がレムノ王国に変わったためジェムの近くにいることになり、秘密裏にジェムを裏切りシオン達に伝書烏を使って革命の真実を伝えた。 グレアム 声 - 伊丸岡篤 風鴉の特務部隊「白鴉(はくあ)」の一員で、モニカの上司にあたる男。30代。レムノ王国の政府内部に文官として潜入し諜報活動に従事し、祖国のために暗躍する。愛国心が強く生真面目な性格で、目的のためならば手段を選ばないが、計画通りに物事が進まないと胃が痛くなる性質。 ジェム 声 - 利根健太朗 レムノ王国に暮らす男。レムノ王国の民衆の味方・革命軍を名乗っている。 その正体は混沌の蛇の一員であり、風鴉の一員として周辺諸国に紛争の火種を撒いていた。また、ベルマンを焚き付けて、百人隊とルールー族の紛争を起こそうとした張本人。最初の時間軸では風鴉でミーアの悪い噂を流しシオンとミーアを分断工作に成功。百人隊とルールー族の紛争の火種を起こしてルドルフォン辺土伯を殺害し、その罪をティアムーンの王族に着せて民や革命家を煽り、ティアムーン帝国の革命に成功した。そのため、ミーアがギロチンにかけられた全ての元凶となっている。 2度目の時間軸ではシオンとミーアの分断や百人隊とルールー族の紛争勃発に失敗した為、レムノ王国に標的を変更。しかしこれもミーア達によって阻止され、自分は捕縛される。本来ならそのまま処刑されるのだが、自分と同じように逆行する可能性を考えたミーアが助命を提案、それに対して「拷問を受けても何もしゃべらないぞ」と言ったところ、ラフィーナに3年間毎日説教される、という罰を受ける羽目になった。なお、この罰によって混沌の蛇に関する情報を引き出すことに成功している。 なお、「ジェム」はレムノ王国において名前を名乗らない人間を「名無しのジェム」と呼称するほどありふれた名前であり(現実世界におけるジョン・スミスのようなもの)、彼の本名であるかどうかは不明。 その他 ランプロン伯 エシャールの養育係。サンクランド王国の貴族で、典型的な「領土拡大派」の1人。 コネリー・コルドウェル ランプロン伯邸の警備隊長。 レムノ王国の関係者 王族 レムノ国王 声 - 平林剛 アベルやゲインらの父親。 ゲイン・レムノ 声 - 深町寿成 アベルの兄で、レムノ王国の第一王子。 クラリッサ・レムノ アベルの3歳年上の姉。ミーアの調べた情報によると、慎ましく内向的な人物。 ヴァレンティナ・レムノ レムノ王国の第一王女で、ゲインとアベルの長姉。アベル曰く「優しいけどそれ以上に強くて格好いい人」。レムノ王国の男尊女卑の考え方に疑問を抱いていたらしく、アベルに「女の子に優しくしてほしい」と言い聞かせており、これが彼の人格形成に深い影響を与えている。 ミーアが14歳になる年の5年前に亡くなった。 政治・軍事関係者 ダサエフ・ドノヴァン 声 - 玉井勇輝 レムノ王国の宰相を務めている伯爵。60歳近い老練の政治家で、懸命で温和な人柄の良心的な人物として王国の国民からも人気を得ている。国王によって発令された軍備増強と、それに伴う増税にも反対していた。 ある時ジェムによって誘拐され、それを王族の仕業に見せかけることで革命の火種となった。 ゴリアル 声 - 喜屋武和輝 金剛歩兵団の団長。 ベルナルド・ヴァージル 声 - 松田健一郎 レムノ王国の即応軍・第二騎士団の団長。剛鉄槍(ごうてつそう)の二つ名を持つ同国有数の戦士。 ギミマフィアス 全身金属鎧の騎士。59歳。レムノの剣聖の異名を持つ強者で、全盛期はディオンと並ぶ程度の腕前。レムノ王家の剣術指南役でもある。 革命軍の関係者 リンシャ 声 - 白石晴香 レムノ王国の没落貴族の娘。兄のランベールを憂い、ミーアに革命を止めてほしいと嘆願する。 革命騒動が収まったのち、ラフィーナの紹介でミーアベルの従者になる。 革命終結後、本来ならば処刑される身だったのだが、ミーアの提案とシオンの国王への嘆願により不問となった。 ランベール 声 - 加藤渉 リンシャの兄。ジェムの口車にまんまと乗せられ、レムノ王国の革命派の中心人物に担ぎ上げられる。 革命終結後、本来ならば処刑される身だったのだが、ミーアの提案とシオンの国王への嘆願により不問となった。 その他 ムジク 声 - 相馬康一 レムノ王国のドニ村に住む猟師。 聖ヴェールガ公国の関係者 オルレアン・オルカ・ヴェールガ ヴェールガ公爵家の現当主。娘のラフィーナを溺愛しており、ミーアの父・マティアスに勝るとも劣らない親馬鹿。ラフィーナの頭痛の種になっている。 サンテリ・バンドラー セントノエル島の警備主任。60歳。頑固な性格。 マルコ・フォークロード 声 - 上田燿司 クロエの父親。ティアムーン帝国の南東にある独立港湾都市「セントバレーヌ」(ヴェールガ公国の飛び地 領)を拠点とするフォークロード商会の長で、爵位を賜る程の大商人。 マルティン・ボーカウ・ルシーナ 司教にして伯爵を務めるヴェールガの重鎮。 現在はヴェールガ公国の飛び地である、自由港湾都市セントバレーヌに派遣されている。公明正大な人間だが、ヴェールガの聖職者以外は善にでも悪にでもなる、気まぐれな『人』に過ぎないとし、余り信用していない。 息子のリオネルにセントノエルの生徒会長になるよう指示する。 リオネル・ボーカウ・ルシーナ ルシーナ司教の長男でレアの双子の兄。ラフィーナの卒業後にセントノエル学園に入学する。 学園の生徒会長の座をミーアから奪うため立候補し、ミーアベルやシオンの支援を受ける。ミーアが擁立したレアに選挙で敗れたが、副生徒会長に任命される。 ミーアベルはリオネルを自分の父方の祖父と推測している。 レア・ボーカウ・ルシーナ ルシーナ司教の長女でリオネルの双子の妹。 ミーアにより生徒会長の後継者として擁立され、選挙で兄に勝利し学園の生徒会長となる。 ミーアベルが転移してくる元になった二度目の時間軸では、ミーアがそのまま生徒会長選挙に立候補してリオネルに圧勝すると、レアが混沌の蛇の知識の影響を受け司教帝となり、ラフィーナをヴェールガから追放する未来となっていた。 ペルージャン農業国の関係者 ラーニャ・タフリーフ・ペルージャン ペルージャン農業国の第三王女で、ミーアのセントノエル学園での学友。 アーシャ・タフリーフ・ペルージャン ラーニャの姉で、ペルージャン農業国の第二王女。飢餓をなくしたいと思って、セントノエル学園で植物学を習得した。ミーアが帝国に設立する学園の講師として招かれる。セロと一緒に寒さに強い新型小麦を開発する。 ユハル・タフリーフ・ペルージャン ペルージャン農業国の国王で、アーシャとラーニャの父親。 ミラナダ王国の関係者 タチアナ ミーアが3年生の年にセントノエル学園に入学してきた少女。ミラナダ王国の平民出身。深く沈んだ灰色の髪と、濃い緑色の瞳が特徴で、オドオドした態度も相まって小動物のような可愛らしい雰囲気を醸し出している。医者である父親の影響で医療関係に造詣が深く、その父親を5歳の時に亡くしてからは独学で医療の知識や技術を身に付けてきた。 シャローク・コーンローグ ティアムーン帝国の南東にある独立港湾都市「セントバレーヌ」(神聖ヴェールガ公国の飛び地領)を拠点に、大陸の各国に様々な商品を卸している大商人。セントバレーヌの西方にあるミラナダ王国の出身。 騎馬王国の関係者 林 馬龍(リン・マーロン) 声 - 間島淳司 ミーアより5歳年上の先輩。騎馬王国の出身者で、セントノエル学園では馬術部の部長を務める。web版第一部第四十六話で初登場した際に付記された設定資料(書籍版ではカット)では「十二部族の一つ、龍族の族長の係累」とあり、コミカライズ版でも同様に龍族と説明があるが、第四部で騎馬王国が舞台となった際には「林の一族」となっている。 火 馬駆(カ・マク) 2頭の戦狼を使役する狼使い。愛馬は月兎馬の影雷(えいらい)。 火 慧馬(カ・エマ) 馬駆の妹。乗馬に優れ、狼を使役することもできる。愛馬は影雷と兄弟馬の蛍雷(けいらい)。 ミーアとの出会いは盗賊団の一員としてであったが、後にミーアを友人とみなすようになる。 火 燻狼(カ・クンロウ) 蛇導士。火の一族出身ではあるが、馬駆と慧馬の血縁ではない。 ガヌドス港湾国の関係者 オウラニア・ペルラ・ガヌドス 声 - 大野柚布子 ガヌドス港湾国の王女。 ヤナ 額に瞳の刺青をした少女。10歳。海賊と揶揄される部族「ヴァイサリアン」の娘。言葉遣いは荒っぽく、やや人間不信。セントノエル学園の特別初等部に入る。 キリル ヤナの弟。7歳。姉と同様、額に刺青がある。セントノエル学園の特別初等部に入る。 その他 ギロちん 声 - 長谷川玲奈 手足が生えたギロチンをデフォルメした姿のキャラクター。ミーアに迫りくる処刑に対する恐怖を視覚化した存在。後に処刑の未来が無くなったため、日記とともに消滅。ただしあくまでもイメージなので、その後も登場している。 元々はコミカライズ版においてミーアの想像内にのみ登場しており、名前も無かった。本作が舞台化した際の原作書籍版第4巻までに登場する全33名が対象の人気キャラクター投票で4位となる。コミカライズ版第4巻発売時に公式グッズとして「ギロちんマスコットキーホルダー」が商品化されている。 用語
日記 ミーアが投獄された時から処刑直前まで、ミーア自身が書いた日記。 処刑の際も手元にあったため、表紙には飛び散ったミーアの血が付着している。 ミーアが逆行した際にこの日記も一緒に付いてきており、日記の記述を参考に処刑回避を行うこととなる。 ルールー族との抗争を回避したことで処刑の未来がなくなり、投獄されてから書き始める日記は存在自体が矛盾を抱えたため消滅した。 混沌の蛇 聖ヴェールガ公国や中央正教会に仇をなし、あらゆる秩序を破壊し、世界を混沌に落とし入れようとしている破壊者の集団。歴史の裏で暗躍しているが詳しいことは分かっていない。 人の弱い心につけ込むのを得意とする。
既刊一覧
小説 TOジュニア文庫版 コミカライズ スピンオフ 餅月望(原作) / Gilse(キャラクター原案) / 直晴(作画) 『ティアムーン帝国物語〜従者たちのお茶会〜』 TOブックス〈コロナ・コミックス〉、既刊1巻(2023年10月14日現在) 2023年10月14日発売、ISBN 978-4-86699-977-7 メディア展開
脚注
外部リンク
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