『アルマゲドン』(Armageddon)は、1998年のアメリカ合衆国のSF映画。タッチストーン・ピクチャーズ提供、ジェリー・ブラッカイマー作品。
アルマゲドン | |
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Armageddon | |
ケネディ宇宙センターで行われたプレミア上映での監督・キャスト | |
監督 | マイケル・ベイ |
脚本 | ジョナサン・ヘンズリー J・J・エイブラムス |
製作 | ジェリー・ブラッカイマー ゲイル・アン・ハード マイケル・ベイ |
製作総指揮 | ジョナサン・ヘンズリー チャド・オーマン ジム・ヴァン・ヴィック |
出演者 | ブルース・ウィリス ベン・アフレック リヴ・タイラー |
音楽 | トレヴァー・ラビン ジョージ・マッセンバーグ(Mixing) |
主題歌 | エアロスミス 『ミス・ア・シング』 |
撮影 | ジョン・シュワルツマン |
編集 | マーク・ゴールドブラット クリス・レベンゾン グレン・スキャントルベリー |
製作会社 | タッチストーン・ピクチャーズ ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ ヴァルハラ・モーション・ピクチャーズ |
配給 | ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン) |
公開 | 1998年7月1日 2000年12月15日 |
上映時間 | 150分 153分(ディレクターズ・カット版) |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $140,000,000 |
興行収入 | $201,578,182 135億円 $553,709,788 |
配給収入 | 83億5000万円 |
20世紀末、地球軌道上の宇宙空間で人工衛星を修理中のスペースシャトル「アトランティス」との交信が、突然途絶えた。事故直前の映像を解析した結果、流星雨(Meteor shower)がシャトルを直撃し破壊したことが判明した。この流星雨は地球の大気圏を突破して、アメリカ東海岸からフィンランドに至る範囲に降り注ぎ、ニューヨークなどの都市に壊滅的打撃を与えた。さらなる観測と調査によって、これはテキサス州の大きさに匹敵する小惑星が、小惑星帯(Asteroid belt)へ衝突したことに伴う流星雨で、しかも問題の小惑星は地球に向かうコースをとっており、約18日後には地球を直撃し、地球環境に致命的打撃を与えバクテリアすら生き残らない死の惑星へ変えてしまうことも判明する。
NASA(アメリカ航空宇宙局)の科学者が言った。「爆竹を、広げた手のひらの上で爆発させてもやけどするだけだ。だが握った手の中で爆発したらどうなるか」。NASAが立案した衝突を回避する唯一の手段は、小惑星の深部まで穴を掘り、内部で核爆弾を炸裂させて真っ二つに割り、軌道を変えるというものだった。この作戦を遂行するために「穴掘りのプロ」――すなわち石油採掘のスペシャリスト達が召集される。それは、大男のベアー、ギャンブル狂のチック、女狂いの天才ロックハウンド、大食漢のマックス、カウボーイ風の地質学者オスカー、ガールフレンドが2人いるフレディ、腕は立つが命令無視が多いA.J.、そして、彼らをまとめるハリーら、石油会社「スタンパー・オイル」の8人の社員たちである。そこに、ウィリアム・シャープ、ジェニファー・ワッツを始めとするNASAのスペースシャトルクルー6人を加えた14人が計画に参加した。
NASAの計画は、チタン合金で装甲された新型スペースシャトル「フリーダム」および「インディペンデンス」の2機を打ち上げ、途中でロシア宇宙庁の宇宙ステーションミール(Mir)で燃料である液体酸素を補給、月の軌道で重力アシストをかけ、月の裏側を回ってから加速して、小惑星の後ろから接近するというものである。そのために掘削用車両「アルマジロ」を用意し、ハリーたちはそれらを扱うための辛い訓練を乗り越えた後、チームを半分に分けて新型スペースシャトル2機に分乗し、小惑星へと向かうために飛び立った。
地球からの発進こそ無事にできたものの、立ち寄った「ミール」の老朽化のせいで、燃料補給中に燃料漏れを起こして火災が発生、チームは危うく爆発に巻き込まれそうになりつつも、間一髪シャトルで脱出した。「ミール」で単独勤務していたロシア人宇宙飛行士のレヴも一行に加わり、手筈通りに月の軌道を通って小惑星の後ろ側へ回り込み、着陸を試みる2機。ところが、小惑星から放出された大小の岩石が「インディペンデンス」を直撃。同機は操縦不能に陥り、小惑星へ墜落した。乗っていたNASAのクルーや、フレディ、オスカーたちを失うも、A.J.とレヴ、ベアーの3人は生き残り、「アルマジロ」の機銃でシャトルの外壁を打ち破り、ハリーたちの元へと急いだ。途中に深いクレバスがあったが、「アルマジロ」の推進ジェットを使いなんとか越えることができた。
一方、一応は着陸に成功した「フリーダム」だったが、そこは当初の予定とは異なる硬い酸化鉄の地盤の上であり、掘削作業は難航した。掘削ドリルも、硬い地盤によって次々に折れ、1本を残し全て破損してしまう。作業の途中、業を煮やしたアメリカ大統領が、作戦に見切りをつけて核爆弾の時限起爆装置を起動させるも、地上にいた良心を持つNASAのスタッフやハリーたちの抵抗により地表での爆発を阻止した。
最後の1本のドリルを用いて掘削を進める「フリーダム」搭載の「アルマジロ」。しかし、小惑星の地殻変動によるガス噴出で吹き飛ばされ、引火したガスによって操縦席にいたマックス諸共爆発炎上してしまう。「アルマジロ」を失い、万事休すと思われたその時、A.J.たちの乗った「インディペンデンス」搭載の「アルマジロ」が煌々とライトを灯して現われ、掘削作業を再開した。掘削した穴は、どうにか小惑星の計画された深さにまで達し、途中に引っ掛かりながらも核爆弾を押し込んで設置した。後はシャトルが離れてから遠隔操作で起爆させるのみという段階まで来たが、地殻変動によって岩石が降り注ぎ、爆破用リモコンが壊れてしまう。
遠隔操作が不可能となったからには、誰かが残って手動で核爆弾を起爆させなければならない。くじ引きの結果、A.J.がその役を担うこととなるも、「フリーダム」のハッチから出る直前、見送りに来たハリーが、A.J.の宇宙服に傷をつけて無理矢理役目を代わり、彼を船内へ戻した。起爆の準備を進めるハリーを尻目に、小惑星からの離陸を試みる「フリーダム」だが、硬着陸や地殻変動の影響によるものかエンジンが起動しなくなっていた。それでも、レヴが「ロシア式の修理」と称してコントロールパネルを叩くと復旧してエンジンが始動し、辛くも離脱に成功。そして、「フリーダム」が小惑星から無事離れたことを確認したハリーは、愛娘グレースに思いを馳せながら起爆スイッチを押す。核爆弾はハリーを巻き込んで爆発した。斯くして、小惑星は大気圏突入前に2つに割れて軌道が変わり、地球滅亡の危機は寸前で回避されるのだった。そして、帰還した乗組員たちは英雄として迎えられた。
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |||
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ソフト版 | フジテレビ版 | 日本テレビ版 | テレビ朝日版 | ||
ハリー・スタンパー | ブルース・ウィリス | 諸角憲一 | 村野武範 | 内田直哉 | |
A・J・フロスト | ベン・アフレック | 大滝寛 | 小杉十郎太 | 楠大典 | |
グレース・スタンパー | リヴ・タイラー | 藤貴子 | 石塚理恵 | 小林沙苗 | |
チック・チャップル | ウィル・パットン | 手塚秀彰 | 屋良有作 | 立木文彦 | |
ロックハウンド | スティーヴ・ブシェミ | 林一夫 | 青山穣 | 我修院達也 | |
ジャイティス・カーリーン | マイケル・クラーク・ダンカン | 乃村健次 | 宝亀克寿 | 郷里大輔 | |
オスカー・チョイ | オーウェン・ウィルソン | 世古陽丸 | 松本保典 | 土田大 | |
マックス・レンナート | ケン・キャンベル | 後藤史彦 | 塩屋浩三 | 桜井敏治 | |
フレディ・ヌーナン | クラーク・ブローリー | 小森創介 | 辻親八 | 西凛太朗 | |
ダン・トルーマン | ビリー・ボブ・ソーントン | 堀部隆一 | 池田勝 | 岩崎ひろし | |
レヴ・アンドロボフ | ピーター・ストーメア | 後藤敦 | 江原正士 | 斎藤志郎 | |
ウィリアム・シャープ | ウィリアム・フィクナー | 伊藤昌一 | 大塚芳忠 | 中田譲治 | |
ジェニファー・ワッツ | ジェシカ・スティーン | 藤生聖子 | 塩田朋子 | 沢海陽子 | |
グルーバー | グレイソン・マッコーチ | 竹若拓磨 | 山野井仁 | 三宅健太 | |
デイビス | マーシャル・R・ティーグ | 立木文彦 | 平尾仁 | ||
タッカー | アンソニー・ギデラ | 中田和宏 | 福山廉士 | ||
ハルジー | グレッグ・コリンズ | ||||
ロナルド・クインシー | ジェイソン・アイザックス | 村松康雄 | 山路和弘 | 五代高之 | |
ウォルター・クラーク | クリス・エリス | 伊井篤史 | 稲葉実 | 谷昌樹 | |
キムジー | キース・デイヴィッド | 御友公喜 | 銀河万丈 | 江原正士 | |
アメリカ合衆国大統領 | スタンリー・アンダーソン | 村田則男 | 中村正 | 稲垣隆史 | |
グラップ・スタンパー | ローレンス・ティアニー | 坂口芳貞 | |||
カール | ジョン・メイホン | 園江治 | 藤本譲 | ||
モリー | ショウニー・スミス | 小林優子 | 水城レナ | ||
デッティ | グレイス・ザブリスキー | 中澤やよい | 沢田敏子 | ||
チャック | ハリー・ハンフリーズ | 島香裕 | |||
デニース | ジュディス・ホーグ | 園田恵子 | 田中敦子 | 五十嵐麗 | |
ピート・シェルビー | イアン・クイン | 小室正幸 | |||
バイクメッセンジャー | エディ・グリフィン | 小森創介 | 檀臣幸 | 姫野惠二 | |
サモア人 | K.C. Leomiti | 川津泰彦 | 天田益男 | 水内清光 | |
心理学者 | ウド・キア | 西村知道 | |||
STI職員 | マイケル・ベイ | 中田和宏 | |||
マロイ | マット・マロイ | 浜田賢二 | 西村知道 | ||
バンクス博士 | ジョン・アイルウォード | 千田光男 | |||
ケルソー少将 | ジェームズ・ハーパー | 長島雄一 | |||
タクシー運転手 | マーク・カリー | 鉄野正豊 | 岩崎ひろし | ||
観光客 | 松田聖子 | 三浦智子 | 神田朱未 | ||
ゲディ・ワタナベ | 樫井笙人 | ||||
ナレーション | チャールトン・ヘストン | 坂口芳貞 | 中田譲治 | 大塚明夫 | |
その他声の出演 | 得丸伸二 青木鉄仁 村田あつき | 大川透 古田信幸 亀井芳子 遠藤純一 木村雅史 | 後藤哲夫 井上肇 村松康雄 火野カチ子 三波伸一 掛川裕彦 松井範雄 小山武宏 中博史 鳥畑洋人 喜田あゆ美 新垣樽助 渡辺英雄 奥田啓人 | ||
日本語版制作スタッフ | |||||
演出 | 福永莞爾 | 伊達康将 | 木村絵理子 | ||
翻訳 | 佐藤恵子 | 松崎広幸 | |||
録音 | 高久孝雄 | オムニバス・ジャパン | |||
録音制作 | 東北新社 | ||||
調整 | 高久孝雄 | 田中和成 | |||
効果 | リレーション | サウンドボックス | |||
担当 | 稲毛弘之 松本良子 (東北新社) | ||||
制作監修 | 岡本企美子 | ||||
制作 | DISNEY CHARACTER VOICES INTERNATIONAL, INC. | 東北新社 | |||
初回放送 | 2002年6月15日 『ゴールデンシアター』 (20:03-22:54) 本編約140分20秒 | 2004年1月9日 『金曜ロードショー』 (21:03-23:44) | 2012年5月13日 『日曜洋画劇場』 (21:00-23:24) |
回数 | 放送日 | 放送時間 | 放送分数 | 放送局 | 番組枠 | 吹替 |
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1 | 2002年6月15日 | 20:00-22:54 | 174分 | フジテレビ | ゴールデンシアター | フジテレビ版 |
2 | 2004年1月9日 | 21:03-23:44 | 161分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 日本テレビ版 |
3 | 2005年2月5日 | 21:00-23:44 | 164分 | フジテレビ | プレミアムステージ | フジテレビ版 |
4 | 2007年10月14日 | 21:00-23:24 | 144分 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | 日本テレビ版 |
5 | 2009年1月31日 | 21:00-23:20 | 140分 | フジテレビ | 土曜プレミアム | フジテレビ版 |
6 | 2010年9月17日 | 21:00-22:54 | 114分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 日本テレビ版 |
7 | 2012年5月13日 | 21:00-23:24 | 144分 | テレビ朝日 | 日曜洋画劇場 | テレビ朝日版 |
8 | 2013年10月26日 | 21:00-23:10 | 130分 | フジテレビ | 土曜プレミアム | フジテレビ版 |
9 | 2023年3月17日 | 21:00-22:59 | 119分 | 日本テレビ | 金曜ロードショー | 日本テレビ版 |
『ツイスター』(1996年)で、久々にパニック映画がヒットした事を受けて、企画された映画の一つ。このため、設定の似た映画『ディープ・インパクト』が、2カ月前に全米公開されている。この2作品の設定・物語の一致は、アメリカの映画作りのシステムに原因がある。アメリカ映画では、1つの映画作品に20~30人の脚本家が関わるという制作方法をとるため、同じアイデアをもとにして別々の映画会社でそれぞれが製作が開始された。他の仕事を抱える中、本作の制作を任されたベイ監督は16週間という短期間で撮影を行い作品を完成させた。慌ただしい中、限られた期間で制作を行わざるをえなかった事について、映画ファンに弁明を述べている。撮影では、NASAからの直接的な支援を受けている。
『ディープ・インパクト』は彗星衝突という「シチュエーション」を前面に出した作品となっているが、それと比較すると本作はショットの切り替わりの頻繁なカメラワークなどに見られるように「キャラクター」を前面に押し出したアクション中心の作品と言え、科学的考証は二の次にされている(例えば、質量がせいぜい地球の千分の一程度の天体なのに地球と同じような重力下の歩行、その割には人間が持ち運べる程度の核爆弾で分裂破壊できる、着陸に失敗して破壊したスペースシャトルの残骸から炎が出ている、地球と同じ程度の太陽からの距離なのに極めて暗い、など)。
『アウトブレイク』(1995年)のロバート・ロイ・プールによる「Premonition(予言)」という脚本が本作のシナリオの源流となった。その内容は小惑星が地球に落ちてくると予言し続ける主人公の物語であり、プロデューサーのゲイル・アン・ハードはこの脚本に目をつけていたが、このシナリオがスタジオ側が求めるアクション色が無かったために企画は塩漬けになっていた。この解決策を思いついたのが、『ダイ・ハード3』(1995年)の脚本を手掛けたゲイル・アン・ハードの夫でもあるジョナサン・ヘンズリーだった。ヘンズリーは、『ヘルファクター』(1986年)のモデルになった油田事故対策の専門家ポール・アデアをモデルにした映画を作りたいと考えていたため、そのアイデアと「Premonition」の物語を合体させ、NASAでも解決できない問題を石油採掘員が解決するという物語に大きく改変した。
ヘンズリーはこのアイデアを「ザ・ロック」(1996年)をヒットさせたばかりのマイケル・ベイに持ち込み、これを気に入ったマイケル・ベイと共にディズニースタジオに持ち込み、製作が決定した。タイトル決定の際、ベイとヘンズリーが口にした「ハルマゲドン」という言葉が会長ジョー・ロスの耳に残り、「アルマゲドン」というタイトルが決定した。しかしジョエル・シルバーが「アルマゲドン」というタイトル権利を既に取得していたため、ディズニースタジオは「ファーザーズ・デイ」と「陰謀のセオリー」をトレードに出して権利を取得した。
当初、ジョー・ロスは主役にスターを起用しないという方針だったが、同時期に『ディープ・インパクト』が製作中であることを知り、対抗するために看板スターの起用を決めた。ハリー・スタンパー役にはアーノルド・シュワルツェネッガーやショーン・コネリーの起用も考えられていたが、当時ディズニーとの間に出演契約を結んでいたブルース・ウィリスに決定した。
ヒロイン役のリヴ・タイラーの父親スティーヴン・タイラーが率いるエアロスミスが歌うテーマ曲「ミス・ア・シング(I DON'T WANT TO MISS A THING)」も全米ヒットチャートで4週連続1位を記録した。
興行的には成功したものの、映画としての評価は散々なものであった。
エアロスミスが歌うテーマ曲「ミス・ア・シング(I DON'T WANT TO MISS A THING)」は賛否を大きく分け、アカデミー賞の歌曲賞とゴールデンラズベリー賞の最低主題歌賞に同時ノミネートされる珍事となった。
本編ディスクには劇場公開版より約2分長いディレクターズ・カット版の本編が収録されている。これにはハリーがシャトル打ち上げ前に父親に会いに行くシーンが追加されているほか、細かいカットが追加または削除されている。日本語吹き替えは未収録。マイケル・ベイ、ジェリー・ブラッカイマー、ブルース・ウィリス、ベン・アフレックによる音声解説が収録されている。2002年6月15日、フジテレビ系『ゴールデンシアター』にて『特別編』としてハリーと父親のシーンが付け加えられた本編が放映された。
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