概要
長崎県初のプロバスケットボールチーム。運営会社はジャパネットホールディングス が全額拠出して設立した「株式会社 長崎ヴェルカ」。「ヴェルカ」とは、Welcome、Well community、Victoryの3つの意味をかけている。ジャパネット傘下のサッカークラブ・V・ファーレン長崎 のように長崎で親しまれるクラブとなり、長崎らしい良い文化を取り込みながら、それと同時に地域創生を目指してほしいという想いが込められている。
チームカラー チームカラーは ヴェルカネイビー、 キャンバスホワイト。
パートナー ユニフォーム ヴェルカバード ユニフォームの胸などに大きくあしらわれているV字のロゴはヴェルカバードと呼ばれ、躍動感や革新性を表現した右上がりのデザインになっている。長崎にゆかりのあるデザイナーのデザインで、最終2案の中からファンクラブの投票で決定した。
ユニフォーム以外にも試合会場や練習場、ラッピング電車などの各所やグッズなどで使用されている。
歴代ユニフォーム ユニフォームサプライヤー 歴代ユニフォームスポンサー年表 マスコットキャラクター 歴代ルカ着用ユニフォームスポンサー年表 チアダンスチーム アリーナDJ/MC DJ TOMAHAWK (DJ トマホーク) DJ JUDDER9 (DJ ジャダナイン) MC NAOYA (MC ナオヤ) クラブハウス ジャパネットグループの福利厚生施設だった体育館をクラブハウスとして整備した。選手、スタッフの活動拠点であり、また長崎ヴェルカバスケットボールスクールも開催されている。また温浴施設は天然温泉で、露天風呂なども完備されている。クラブハウスに温泉施設があるのは2022年現在B.LEAGUEで唯一である。 所在地:長崎県佐世保市大塔町2021-1 設備:アリーナ、ロッカールーム、トレーニングエリア、オフィス、温浴施設ほか 下部組織 2022年3月にトライアウトが実施され、同4月より活動開始。4月29日に初の練習試合が行われた。 Jr.ウインターカップ 2022-23の県予選を勝ち上がり、長崎県代表として初出場した。 2023年4月に設立。 B.LEAGUE U18 REGIONAL LEAGUE 2023に出場するなど活動している。 ホームアリーナ 長崎県立総合体育館 (2022年12月31日) シーズン リーグ 全体の ホームゲーム数 長崎総合 その他の会場 ポストシーズン 2021-22 B3 24 10 大村:2 佐世保:6 諫早:6 なし 2022-23 B2 30 16 大村:2 佐世保:4 諫早:4 五島:2 島原:2 佐世保:2 2023-24 B1 30 24 大村:1 佐世保:3 諫早:2
歴史
参入前 2020年 (令和 2年) 6月:B3リーグ 公式試合参加資格を申請。 7月:ジャパネットグループ で長崎スタジアムシティの事業主体でもあるリージョナルクリエーション長崎が2021-22シーズンからのB3リーグ公式試合参加資格を申請したことを発表。 9月:一般公募していたチーム名の中から、事務局による一次選考を通過した「長崎ジャブズ」(Nagasaki Jaubuzz )「長崎ハレット」(Nagasaki Haretto )「長崎ヴェルカ」(Nagasaki Velca )の3案を発表。伊藤拓摩 (前:テキサス・レジェンズ アシスタントコーチ兼アルバルク東京 テクニカルアドバイザー)がゼネラルマネージャー兼ヘッドコーチに就任。 10月:長崎駅前かもめ広場・させぼ五番街での最終投票(投票総数14,882件)を行い、「長崎ヴェルカ」に決定したと発表された 2021年 (令和3年) 1月:初年度メンバーとして松本健児リオン 、榎田拓真 の入団が発表された。 4月:B3リーグ公式試合参加資格の最終審査に合格し、2021-22シーズンからのB3リーグ参入が承認された。 B3リーグ 2021-22シーズン スローガン:0TO1-WITH YOU,WITH US!- 初年度メンバーには松本、榎田に加え狩俣昌也 やジェフ・ギブス など昨季までB1で活躍した選手を中心とした補強に成功。 また、2021年10月12日に開催されたB.LEAGUE理事会において、アルティーリ千葉 、岐阜スゥープス と共に、B.LEAGUE準加盟が承認された。 公式戦の初戦はリーグ開幕前に出場した天皇杯 の2次ラウンドで、東京八王子ビートレインズ を相手に109-81で勝利した。2次ラウンドはそのまま3連勝し3次ラウンドに進む。3次ラウンド1回戦ではB1 のサンロッカーズ渋谷 相手に85-84で逆転勝利を収め注目を集めたが、3次ラウンド2回戦で秋田ノーザンハピネッツ に敗れた。 B3リーグ開幕戦である10月2日のアウェー鹿児島レブナイズ 戦を勝利したのち、第8節でベルテックス静岡 に敗れるまで開幕から13連勝を記録。これはB3のレギュラーシーズンでは過去最多記録となる(それまでは2016-17シーズン にライジングゼファーフクオカ が記録した開幕10連勝が最多だった)。 2022年3月1日より、Vファーレン長崎の高田春奈 社長退任にともない岩下社長が同社長を兼任、これまで取締役だった髙田旭人が代表取締役会長に、GMの伊藤拓摩が取締役を兼務する新役員体制となった。 2022年3月10日、青山学院大学 より山崎凛 が特別指定選手 として加入した。 開幕連勝以降、一度も連敗しないまま途中19連勝する など順調に勝ち進み、第4節GAME2以降は勝率トップを維持したまま、4月23日開催の第29節GAME1で一時間早く試合が開始された2位のアルティーリ千葉が敗れたことで、B3加入初年度にして優勝が決定しB2昇格権を得た。最終戦績45勝3敗、勝率.938はB3記録である。 5月1日の最終戦後、長崎市の浜の町アーケード で優勝パレードが、また同5日に佐世保市の島瀬公園・四ヶ町アーケード で優勝報告会と優勝パレードが行われ、多くのファン・ブースターが駆けつけた。 5月29日、B2昇格と2022-23シーズン はB2西地区に所属することが正式に発表された。 B.LEAGUE 2022-23シーズン(B2 西地区) スローガン:NEXT LEVEL プレーオフスローガン:さあ、みせようぜ長崎の力"WE HAS IT!!" 前シーズンヘッドコーチだった伊藤拓摩 がGM選任となり、アソシエイト・ヘッドコーチだった前田健滋朗 がヘッドコーチに就任した。 弓波英人 がインターンコーチとしてコーチ専任になり、菅澤紀行 が熊本 へ、ハビエル・カーター が山形 へ完全移籍、松井智哉 が鹿児島 に期限付き移籍した。一方ウィタカケンタ が熊本から、ジョーダン・ヘディング が台湾T1リーグから、パブロ・アギラール が川崎 からそれぞれ完全移籍で入団した。また、前シーズンは佐賀 に所属していた駒水大雅ジャック の練習生としての参加が発表された。また、前シーズン特別指定選手登録されていた山崎凛 が再度特別指定選手登録された。 11月22日、パブロ・アギラールとディクソンJrタリキ がインジュアリーリスト 入りすることとなり、その3日後の25日、B1の茨城 を退団したばかりのLJ・ピーク が加入。ピークはひと月後の12月25日の満了までプレイし、チーム内MVPを二度獲得するなど活躍した。そのピークと入れ替わる形で、B1の滋賀 を退団して間もないテレンス・キング が12月27日から翌1月20日のパブロ復帰までの期間、短期加入した。 12月7日、役員体制の変更が発表され、1月1日より伊藤拓摩がGMと兼任して代表取締役社長に、チーム発足時より社長を務めている岩下英樹は長崎スタジアムシティ プロジェクトを進める株式会社リージョナルクリエーション長崎の社長に就くこととなった。 前シーズンよりアスレティックトレーナーを務めていた高橋忠良 が家庭事情により本人から申し出があり12月31日をもって退団となった。入れ替わりで1月よりデンソーエアリービーズ でヘッドトレーナーを務めるなどした荻野まゆみがアスレティックトレーナーに就くことになった。 2月3日、小針幸也 選手の新規加入が発表された。 天皇杯 は、3次ラウンド一回戦の愛媛 戦にオーバータイム の末に敗れ、初戦で敗退した。 レギュラーシーズンは第3節で一時西地区首位に立ったものの、故障者が相次いだこともあり、第9節に西地区2位になるとそのままシーズン終了まで順位が変わらず、最終節愛媛戦GAME1で敗れたことで順位確定し総合4位でB2プレーオフ への出場が決定した。 5月14日、B2プレーオフ準決勝でアルティーリ千葉 に91-86で勝利し、2017-18シーズンの福岡 に続きB3から2年で、また創設時に掲げた“最短でのB1昇格”を成し遂げた が、決勝では佐賀 に0-2で敗れ、準優勝でシーズンを終えた。SAGAアリーナ でのGAME2では7,532人を動員し、B2の最多記録を更新した。 5月25日には、長崎市の浜の町アーケード から中央公園までB1昇格記念パレードと報告会が、また同27日に佐世保市の島瀬公園で昇格報告会が行われ、前年同様多くのファン・ブースターが駆けつけた。 5月28日、B1昇格と2023-24シーズン はB1西地区に所属することが正式に発表された。 2023-24シーズン(B1 西地区) 成績
B.LEAGUE レギュラーシーズン プレーオフ 天皇杯 # シーズン リーグ 地区 順位 勝 敗 勝率 ゲーム差 ホーム アウェイ 自地区 他地区 得点 失点 点差 総合 結果 備考 HC ref. 結果 6 2021-22 B3 45 3 (.938) - 23-1(.958) 22-2(.917) 45-3(.938) 0-0(–) 4866 3932 934 1 B3優勝 B2昇格 伊藤拓摩 3次R 7 2022-23 B2 西 2 43 17 (.717) 2 23-7(.767) 20-10(.667) 28-8(.778) 15-9(.625) 5384 4854 530 4 準優勝 B1昇格 前田健滋朗 3次R ゲーム差:1位との差(PO圏との差) 地区1 # :ワイルドカード QF :準々決勝 3決 :3位決定戦 SF :準決勝 FINAL :決勝 B1:9~14位はPOなし チャンピオン B2優勝 昇格 降格 残留 2024年04月22日更新
天皇杯全日本選手権 主な獲得タイトル 選手とスタッフ
メディア
テレビ番組 DUNK!DUNK!ヴェルカ ハイライト - (KTN ) マルっと! 内の1コーナーで、主に毎週月曜15:15ごろから 基本的にここで流れたVTRを再編集したものがその週の「DUNK!DUNK!ヴェルカ」で放送される。 ハイライトとは言うものの「DUNK!DUNK!ヴェルカ」より長尺だったり、全く内容が異なる場合もある。VTR素材以外は生放送。 DUNK!DUNK!ヴェルカ - (KTN) 毎週土曜10:40- 直近の試合結果のハイライトを中心に、各種企画などを行う。 KTNの動画ポータルサイト モッテレ内やYouTubeチャンネルでも配信あり。 Vタイムズ (NIB ) 2023.9.30- 毎週土曜9:25- 密着V・ファーレン⻑崎 × GO!VELCA (NIB) 2023.10.6- 毎週金曜25:59- (BSJapanext ) 2024.1.5- 毎週土曜8:00- V・ファーレン長崎、長崎ヴェルカの密着映像やインタビュー映像を中心にしたドキュメンタリー 番組。 CMをまたいでクラブ毎にそれぞれのコンテンツは独立しており、YouTube配信の際にはクラブごとに配信されている。 ラジオ番組 以前放送されていた「バスケでチャージ」の枠で行われていて、特にコーナー名はコールされない。伊藤拓摩社長兼GMが電話出演している。 なお、「ONOUE BASE」のタイトルやCMをまたぐジングル では、2024年1月現在マット・ボンズ 選手が番組名をコールしている。 終了したテレビ番組 VELCA STYLE - (NIB) 2022.10.5-2023.5.3 毎週水曜21:54- ナビゲーター松尾悠花 の選手やスタッフへのインタビューがメイン。 NIB内の動画配信サービス DEJIMA.chでも配信されていた。 GO!VELCA ~長崎にやってきた挑戦者たち - 2022.5.28-2023.6.24 (BSJapanext) 毎週土曜11:15- 選手やスタッフの密着ドキュメンタリーがメイン。 BSJapanext公式アプリ内の見逃し配信の他、長崎ヴェルカ公式YouTubeチャンネルでも配信あり。 2023.10.6より「「密着V・ファーレン⻑崎 × GO!VELCA」」に統合された。 終了したラジオ番組 脚注
関連項目 外部リンク
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