『銀河英雄伝説』(ぎんがえいゆうでんせつ)は、田中芳樹によるSF小説。また、これを原作とするアニメ、漫画、コンピューターゲーム、朗読、オーディオブックなどの関連作品。略称は「銀英伝」。2022年1月時点で累計部数は1500万部を突破している。1982年から2023年までに複数の版で刊行されている。
銀河英雄伝説 | |
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ジャンル | スペースオペラ、群像劇、歴史小説 |
小説 | |
著者 | 田中芳樹 |
出版社 | 徳間書店 |
レーベル | トクマ・ノベルズ |
刊行期間 | 1982年11月 - 1989年7月 |
巻数 | 全14巻(本編10巻+外伝4巻) |
その他 | 他の版の詳細については#既刊一覧を参照 |
テンプレート - ノート | |
ポータル | 文学 |
遠未来の銀河系を舞台に、数多くの英雄たちによる攻防と権謀術数を、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーの2人を軸に描くスペースオペラ。
対立する陣営のイデオロギー、人物像、権謀術数、歴史、人物模様などの群像劇の流れを前面に出し、「後世の歴史家」の観点から叙述することで、架空の歴史小説のような体裁をとっている。作者はのちに架空の歴史小説『アルスラーン戦記』を発表することになるが、この『銀河英雄伝説』においても、作者の歴史・文学の知識は色濃く反映されており、中国史をはじめとする歴史上のエピソードがしばしば顔をのぞかせている。
架空の要素としては、執筆時の現行技術の延長線上である「宇宙艦艇」「宇宙要塞」「ビーム兵器」などが登場するが、運用法は執筆時の戦争における地上の戦線や陣形などの概念の延長上にある。
「超能力」「魔法」「未知のエネルギー」「戦闘用ロボット」「アンドロイド」「クローン人間」といった世のありかたを大きく変える要素や、「異星人種族」を登場させなかったのは、史実、あるいはそれを基にした過去の文学作品を念頭に、人間同士の営みから生み出される歴史ドラマとしての構成を意図したためである。一方で「超光速通信」「ワープ航法」「重力制御」「サイボーグ(義手や義眼など)」といった執筆時における非科学的な要素は登場している。
本作の原形となったのは、1970年代の末に当時は李家豊(りのいえ ゆたか)名義であった田中芳樹が、幻影城の「幻影城ノベルス」から新書ノベルズとして出版する予定で書き進めていた『銀河のチェス・ゲーム』である。この作品は幻影城の倒産によって未完のまま中断したが、のちに徳間書店の編集者がその原稿を読み、本編より数世紀前のエピソードを描いた序章の部分を膨らませて描くよう勧めた。
1982年11月、徳間書店のトクマ・ノベルズより『銀河英雄伝説』が刊行された。これは本編第1巻「黎明篇」に当たるが、本作に先立ち同社から刊行された著作『白夜の弔鐘』の売り上げ不振、その時点では2巻以降を出すかどうかは未定(売れ行き次第)だったため、初版には巻数およびサブタイトルが入っていない。
結果的には第1巻が増刷されるに至り、第2巻も刊行されることとなり、以後は第1巻も含めてローマ数字で巻数表記が付くようになった。当初はさほどの売れ行きではなかったものの、3巻を皮切りに人気に火がつき、1987年までに本編全10巻が書き下ろし刊行された。1988年には読者の支持を得て、第19回星雲賞日本長編部門を受賞した。
本編以外に外伝があり、1984年から1989年にかけ、徳間書店『SFアドベンチャー』に連載または同誌増刊号に一括掲載された長篇が4本(いずれも新書ノベルス1冊分)、同誌読み切りの短篇4本に、漫画の原作になった短篇『黄金の翼』がある。短篇の方は長らく単行本未収録であったが、徳間デュアル文庫版で1冊にまとめられた。
外伝は全6冊の執筆が予告され5冊が刊行されているが、最後の1冊分は未だ書かれていない。その理由について田中は「アルスラーン戦記などで手一杯となったことと、構想らしい構想が出てこなかったこと」を挙げており、「あれはもうなかった事にしておいてください」と今後執筆はないことを明かしている。
本作はラインハルトの死をもって完結しており、最終巻あとがきで著者は後日談も含めた続編を書かないことを宣言している。実際、前述の外伝は全て、本編以前あるいは本編では描かれなかった隙間を埋めるエピソードとなっている。
本作はベストセラーかつロングセラーとなり、刊行以来重版増刷が繰り返されてきたトクマ・ノベルズ版の第1巻は初刊からほぼ20年目にして100刷の大台を超えている。
新書ノベルス版以外に、箱入りハードカバーの愛蔵版、徳間文庫版、2000年から2003年にかけて「ファイナルバージョン」と銘打って刊行された本編全20巻、外伝全9巻、これにハンドブックを加えた全30巻の徳間デュアル文庫版(巻数が増しているのは、ジュブナイル向けに従来の1巻分を2分冊にしているため)など、様々な版が刊行されている。各版の主な違いについては既刊一覧の項を参照のこと。
版元を徳間書店から東京創元社に変えた新装版が、2007年2月から2009年6月にかけて、創元SF文庫より全10巻+外伝全5巻として刊行された。
※詳細は# メディア展開・商品化を参照。
アニメ・漫画・朗読オーディオ・舞台(宝塚歌劇含む)など、多彩なメディアで本作を基にした作品が作られているが、特にアニメについては1988年から2000年にかけて劇場版アニメおよびOVAシリーズ『銀河英雄伝説』が制作。2018年からは完全新規制作アニメ『銀河英雄伝説 Die Neue These』シリーズが公開(現在も展開中)。
朗読オーディオに関しては1988年 - 2000年版のアニメを補完する意味合いもあり、2013年6月には創元SF文庫の朗読・オーディオブック版も株式会社アールアールジェイのサイト「キクボン」にて随時発売され、本伝の全朗読を完遂。さらに2015年12月に唯一アニメ化されていなかった『銀河英雄伝説 外伝 ユリアンのイゼルローン日記』が、アニメの声優陣が再集結して制作された。
遥かな未来、銀河に進出した人類は、二大陣営に分かれて戦っていた。皇帝と貴族が支配する銀河帝国(帝国)と、帝国から脱出した共和主義の人々が建国した自由惑星同盟(同盟)である。広大な航行不能宙域の間に挟まる2か所の回廊宙域でのみ結ばれた両陣営の戦争は、開戦から実に150年間が経過していた。長き膠着の果て、ラインハルト・フォン・ローエングラムとヤン・ウェンリーという若き英雄が相次いで両陣営に登場することで、歴史は大きく動き始める。
帝国の貧しい貴族に生まれたラインハルトには母代りの敬愛する姉と、無二の親友キルヒアイスがいた。しかし、彼が10歳の時に、姉が皇帝の後宮に収められたことを契機として、ラインハルトは軍人の道を歩み始める。それは、いつか皇帝から姉を取り戻す力を得るためだった。
彼はキルヒアイスと共に戦場で武勲を重ね、後に"常勝の天才"と呼ばれることになる軍事的才能と、皇帝の寵姫となった姉の後ろ盾により、20歳の若さにして帝国元帥の地位を手に入れる。皇帝はラインハルトが倒す前に病死するが、その後に起きた帝位継承権争いの内戦にもラインハルトは勝利する。
憎んできた大貴族たちを滅ぼし、新皇帝を傀儡として、ついに彼は帝国の最高権力者にまで登りつめる。しかし、その内戦でラインハルトはキルヒアイスを失い、それにより姉も彼と距離を置くようになる。ラインハルトは心の渇きを感じるようになり、まるでそれを満たそうとするかのように、亡き親友と約束した宇宙の統一へと邁進して行く。
一方、同盟に生まれたヤンは、歴史家を志す青年だったが、経済的事情により学費が無料の士官学校に入学する。軍で思わぬ功績を立てたヤンは宇宙艦隊の幕僚となり、ラインハルトが指揮する帝国軍との戦いで、劣勢な味方の全面的な崩壊を防いだことにより、若くして艦隊司令官に抜擢される。
ヤンは、帝国軍の前線基地で同盟軍が幾度も攻略を試みながらその都度多大な犠牲を出して失敗したイゼルローン要塞を無血占領し、それに続く戦いで、またもやラインハルトの完全勝利を阻止したことで、"不敗の魔術師"と呼ばれるようになる。
同盟軍の戦力はラインハルトとの戦いで著しく損耗し、国防はイゼルローン要塞とそこに駐留するヤン艦隊に託されるようになる。安全な場所にいる主戦論者が戦争を煽り立て、衆愚政治化が進む現在の同盟を憂うヤンであったが、民主主義を信奉する彼は一軍人としての職務を全うしようとする。その一方で、独裁者のラインハルトが清廉な政治を行い、戦場では常に陣頭に立つことを高く評価して、その矛盾に悩むのだった。元戦災孤児であり、今はヤンの被保護者として学ぶユリアン・ミンツ少年は、そんなヤンの姿を見て少しずつ成長していく。
イゼルローン要塞が位置する回廊とは逆方面のもう一つの回廊に位置する、帝国のフェザーン自治領は、経済力を武器として両勢力を相手に事実上の中立を保っていた。だが、亡きキルヒアイスに誓った宇宙統一を目指すラインハルトは、圧倒的戦力をもってフェザーンを併合すると、そのまま同盟領に侵攻する。
ヤンは劣勢を覆すためにラインハルトとの直接対決を望み、彼を戦場に引きずり出すために、帝国軍の艦隊を各個撃破していく。ラインハルトはヤンの意図を見抜いたが、ヤンへの勝利に拘ってヤンと直接対決し、敗北寸前にまで追い込まれる。
ところが、帝国軍の別働隊が同盟の首都を包囲し、恫喝に屈した同盟政府が停戦命令を出したことで、宇宙はラインハルトによって統一されることになる。ヤンは後日の帝国への抵抗活動の核とすべく、一部の部下に僅かばかりの艦艇を託して逃亡させる。また、ラインハルトはこの同盟領侵攻中より、不意の発熱を繰り返すようになっていく。
ラインハルトは傀儡としていた幼帝を廃して自ら皇帝に即位し、ヤンも軍を退役する。しかし、同盟領に進駐した帝国軍の司令官は潜在的な脅威としてヤンを排除しようとし、その意を汲んだ同盟政府までもがヤンの殺害を謀ったので、ヤンは同盟首都からの脱出を余儀なくされる。
ヤンと彼の部下たちは帝国から分離独立を表明した地方政府に身を寄せ、イゼルローン要塞を再奪取し、宇宙に民主共和制の種を残そうとする。ラインハルトはこのことを口実に、同盟を完全に廃し、ヤン一派を討伐するために出兵するが、ヤンは圧倒的な大艦隊を相手に善戦を続ける。
やがて交戦中にラインハルトは発熱して倒れ、その最中に亡きキルヒアイスの優しい姿を思い出したことで、ヤンとの会見を望むようになる。だが、ヤンは会見に向かう途中でテロリストに暗殺されてしまい、ラインハルトは好敵手の死に失望して、そのまま軍を引き上げる。
同盟を完全併合したラインハルトはフェザーンへの遷都令を布告する。銀河には新たな平和の世が訪れたものの、ラインハルトの体調はさらに悪化していく。一方、ヤンの遺志を継いだ僅かな人々はイゼルローン要塞に立てこもっていた。ヤンの薫陶を受けたユリアンは、若くしてヤンの後継者に選ばれ、イゼルローン軍の軍事指導者に就任する。
ユリアンは、ラインハルトの本性が"戦士"であり、戦うことによって相手の意志の重さを測る人物であることを見抜き、帝国と対等に交渉するには何らかの軍事的成果が必要であるとの結論を導きだす。イゼルローン軍はラインハルトに最後の決戦を挑み、艦隊戦の最中、ユリアンはラインハルトの旗艦に乱入する。多くの味方の死と引き換えにラインハルトの前にたどり着き、最後には力尽きて気を失ったものの、その姿に心を動かされたラインハルトは全軍に停戦を命令し、戦いは終結する。
しかし、不治の病による発熱に苦しむラインハルトの肉体は、もはや死を避けられないまでに衰えていた。ユリアンと数回の会談を重ねたラインハルトは、イゼルローン要塞の返還と引き換えに、旧同盟首都星系での共和主義者の自治を認めた後、フェザーンにて崩御する。その時、ラインハルトは25歳。皇帝に即位して、わずか2年余りのことだった。
物語の舞台となる未来の宇宙、人類はワープ航法を実現させて太陽系外に進出し、銀河系の3分の1にまでその居住圏を広げている。
上記のように、この作品は未来の宇宙を舞台にした架空の歴史小説という体裁をとっている。様々な登場人物が織り成す、政治や思想を絡めた人間ドラマが主体であるが、一方で異なる勢力による宇宙(銀河系の一部)を舞台にした戦争小説としての側面も持つ。
作品中では、銀河帝国と自由惑星同盟(あるいは共和主義勢力)の二大勢力による数々の戦闘が描かれており、主人公的存在であるラインハルトとヤンも(本人たちの望むと望まざるとは無関係に)職業軍人として栄達してゆく人物である。
作品中における戦争描写は基本的に、宇宙空間での数千 - 数万隻の艦艇(戦闘用の武装宇宙船)同士による、ビームやミサイル兵器などを使用した艦隊決戦が中心である。一度の会戦には概ね数百万人単位の将兵が動員され、司令官である提督は主に前線の旗艦級戦艦から指揮する。
個人・個艦を主体とする現代的な散兵戦法ではなく、近代以前の陣形を重視した集団戦法が用いられており、敵軍の陣形を崩す、もしくは統率を失わせることで実質的な戦力を損なわせる。ワープ航法を戦闘に直接用いることはなく、もっぱら目的地や戦場への移動手段としてのみ用いている。
局地的には小型戦闘艇同士による近接戦闘(作中では「空戦」と称される)や、地上・屋内での人間同士による白兵戦も繰り広げられる。白兵戦では、ミラーコーティングを施された装甲服は光学兵器を無効化し、さらに可燃性ガスのゼッフル粒子というアイテムによって火器を使用できない状況を作り、戦斧やナイフ、ボウガンなどの原始的な武器による戦闘がしばしば行われる。
かつて人類を滅亡の淵に追い込んだ地球時代の戦争の教訓から、有人惑星上での熱核兵器の使用はタブーとされている。宇宙空間においても戦場は平面的に捉えられており、立体的な戦術・陣形は本編ではイゼルローン回廊を舞台とした戦い以外はほとんど登場せず、外伝などで追加されているにとどまる。
アニメ版では艦隊布陣や艦隊決戦などで、立体的な布陣・戦闘描写で描かれているが、これは戦場・惑星レベルでは立体であるが宇宙レベルでは平面でしかないSF考証に由来する(紡錘陣形は文字通り、旗艦を中心とした紡錘状の布陣を行っている)。
ワープや核融合などのテクノロジーの成立が設定上の大前提となっている。また、人工知能を備えたアンドロイド、異星人や超能力、神秘主義的な作用を伴う力も一切介在しない。
恒星間距離級の拠点間・拠点対移動体(艦船)間・移動体間の動画リアルタイム通信が可能になっているが、その妨害技術も常用されており、艦隊戦闘中は連絡船などの通信手段が使われることもある。暗号技術の発展は停滞中もしくはいたちごっこらしく、偽電作戦が成功したエピソードがある。
全てトクマ・ノベルズによる書き下ろし刊行(1982年-1987年)。既刊一覧の項を参照。
以上4篇の挿絵は横山宏。その後、らいとすたっふ 編『「銀河英雄伝説」読本』(徳間書店、1997年3月31日、ISBN 4-19-860661-7)に初収録。
様々な版が、下記の出版社で刊行されている(絶版品切も含む)。
以下では、各版の刊行リストを掲載するとともに、各版の主な違いを述べる。
なお電子書籍版は2012年に「らいとすたっふ文庫」から「刊行」(配信)されている(詳細は後述)。
最初に書籍となった新書版。シリーズ本編は、書き下ろしで1982年から1987年にかけて刊行。外伝シリーズは、SFアドベンチャー誌に先行掲載された作品を収録する形で、1986年から1989年にかけて発刊された。5巻と10巻に作者あとがきが記載されている。
本編第1巻の初版は、巻数表記と副題が無く、2刷目以降でローマ数字による巻数表記と副題が付くようになり、6巻目刊行に前後して巻数表記が、アラビア数字に改められた。第2巻から第5巻も当初はローマ数字による巻数表記であったが、同様に改められた。
印刷技術の向上により、初期の版に比べ後期の版は、最初の数巻は活字が改版され、より明瞭になり読みやすくなっている(装丁変更は無し)。
カバーイラスト:道原かつみ(全巻)、笠原彰(2巻以外)、本文挿絵:道原かつみ(全巻)、笠原彰(全巻)
1992年に、トクマ・ノベルズの第1巻発行10周年を記念した企画の一環として、徳間書店から箱入りハードカバーの愛蔵版として本編シリーズが全5巻で刊行された。1998年には、ほぼ同装丁で外伝も刊行されている。こちらは徳間文庫版の刊行に合わせたものである。いずれも限定生産。
1988年に、外伝第1巻である『星を砕く者』の文庫版が刊行された。これはアニメ版『わが征くは星の大海』の上映に併せた「タイアップ企画」としての出版だったので、この巻のみであった。
1996年から1998年にかけて、本編の文庫版が刊行された。これまでに出された版での誤字が修正され、後に出された版の底本となったが、未修正の誤字も依然多かった。口絵には各巻毎、作品に縁のあるもしくは思い入れのあるイラストレーター、漫画家らを起用し、巻末解説を竹河聖、太田忠司、連城三紀彦、小野不由美、梶尾真治といった作家たちが寄稿した。本文中に挿絵はない。
いずれも現在は絶版となっている。
徳間デュアル文庫の創刊に伴い、その目玉として“ファイナルバージョン”と銘打ち、各巻は2冊に分冊して再文庫化された。本文中の挿絵は廃していた徳間文庫版と異なり、全巻に道原かつみの手になるイラストを使っている。
また、文字を大きくして難解な漢字を仮名に直すなど、より低い年齢層(ジュブナイル)向けになっている。シリーズ偶数巻の巻末には、著者インタビューが掲載されているほか、外伝第1巻『黄金の翼』に、短篇「黄金の翼」も含めた既発表の短篇集が、初めて一括収録された。
徳間デュアル文庫版の刊行に伴い、諸般の事情から徳間書店の従来の版は全て入手困難となっていた。
作者サイドと各方面が折衝に努めた結果、デュアル文庫版を“ファイナルバージョン”と銘打っている関係で更なるバージョン本を出しづらい徳間に代わり、SF関連ではハヤカワ文庫と並ぶ東京創元社の文庫レーベル“創元SF文庫”に円満移籍し、2007年より新版が刊行開始された。
著者によると、「終の棲処」。ハヤカワや創元推理文庫と違い創元SF文庫は、これまで海外SF作品のみを刊行しており、本作第1巻と、同時に出された堀晃『バビロニア・ウェーブ』とが、同文庫から出された初めての日本SF作品となった。
カバーイラストは星野之宣による描き下ろしで、本文中に挿絵はない。各篇とも分冊せず1巻1篇での装丁になっている。
刊行40周年を記念して出版が行われた。四六判ハードカバー・箱入り。外伝は時系列順に収録されている。
後述する「Die Neue These」の展開の一環として、アニメを製作するProduction I.Gが所属するメディアグループ・IGポートの出版企業であるマッグガーデンより刊行する版。本の判型は青年・女性コミックなどで一般的なB6サイズとなっている。
文庫版より大きいサイズで通常出版された書籍としては限定販売された愛蔵版を除くとトクマ・ノベルズ以来(巻数表記もまた愛蔵版以来となるローマ字表記)。ソフトカバーイラストの作画はDie Neue Theseでキャラクターデザインを担当するアニメーター・菊地洋子が担当(1巻と10巻では口絵も担当、2巻 - 9巻の口絵は藤城香菜が担当)。
口絵は「本」をテーマとしたイラストが各巻描き下ろされ、各巻々末には、作者への録りおろしインタビューが掲載。
電子書籍版。
2010年代前後から始まった小説の電子書籍化の潮流を受け、銀英伝もオフィシャルな電子書籍版刊行の要望が高まり、これを受けて田中が創作物著作権を委託管理している会社・らいとすたっふが直接電子書籍事業「らいとすたっふ文庫」を立ち上げ、その第1弾として刊行された。
当初は、MCBookベースで、iPhone/iPad対応版(無料アプリ「銀河英雄伝説」のアプリ内課金として本編10部・外伝5部が分売)、および、Android対応版(1巻ごとに1アプリケーション形式)がリリースされた。後に、リーダーストア、GALAPAGOS STOREでも配信が開始された。それぞれ、カバー絵や挿画は無い。
日本語以外にも翻訳されて刊行されている。創元SF文庫への移籍以降は、いくつかの国で同文庫版をベースとした翻訳版が刊行されている。
この節の加筆が望まれています。 |
以下はすでに絶版になっている書籍も含む。フィルムコミックなど、アニメ版とより関係が深いものについては、ここでは除外する。括弧内は発行年月日と編著者などである。
出版元である徳間書店が各メディアへの進出を画策していたことから、徳間の人気作であった本作は漫画・アニメといった各娯楽メディアへの展開がなされた。また、ゲーム・パチンコ・演劇なども製作されている。
2015年10月現在、道原かつみ・鴨下幸久・藤崎竜の作画により、一部が漫画化されている。掲載誌およびコミックスは、道原、鴨下が徳間書店、藤崎の漫画が集英社から発行。
この節の加筆が望まれています。 |
特に記載のないものは道原かつみによる作画(参考:「Noël」1994 WINTER号〔徳間書店「アニメージュ」1994年1月号増刊〕大特集・THE 田中芳樹 p213 - p247)
道原かつみ作画の作品は掲載誌変更などの理由により多くの版が存在する。
「月刊COMICリュウ」での連載分を収録したもの。なお、内容的には未完で、ランテマリオ星域会戦までである。
ストーリーはラインハルトの幼少期から始まり、原作外伝を含め時系列順に展開されている(原作の全てのエピソードを網羅しているわけではない)。また、艦船のデザインや名称は石黒版OVAをベースとしており、加藤直之を始めとしたOVA版の著作権表記が加えられている。
1988年から2000年にかけて劇場公開アニメ3作、OVA本伝(全110話)、外伝(全52話)が随時公開・リリースされた。アニメーション制作はキティ・フィルム・ケイファクトリーほか。
下記『銀河英雄伝説 Die Neue These』の始動後は、シリーズ総監督を務めた石黒昇からとってしばしば「石黒監督版」と総称されている。
2016年には株式会社アールアールジェイによる朗読・オーディオブック配信サイトにて、唯一アニメ化がされていなかった原作小説「ユリアンのイゼルローン日記」をアニメ出演声優が再集結して朗読制作・配信されている。
2017年6月21日に同社より、この朗読作品をCD化した「ユリアンのイゼルローン日記CDボックス」が発売された。CDは15枚組で、田中芳樹、らいとすたっふ、徳間書店の協力のもと制作され、原作者田中芳樹のインタビュー音源だけではなく、100頁のブックレットなどが付属。
ボックスの表紙にヤン・ウェンリー、裏面にはイゼルローン組のメンバーが描かれている。このイラストはCDのために修復されたものである。またCDボックスのリリースイベントは渋谷、名古屋、大阪、秋葉原で開催され、セル画や田中芳樹直筆の原稿などの資料が展示された。
また、イゼルローン日記CDボックスには「ダゴン星域会戦記」「黄金の翼」「下山吉光独唱版朗読『暁闇』(風雲篇第五章)」も収蔵されている。
このCDボックスにより屋良有作が「銀河英雄伝説」シリーズ全篇のナレーションを担当したことになり、アニメ化にあたり声優がすべて変更となった『黄金の翼』を堀川りょうと広中雅志によるラインハルトとキルヒアイスで演じることになった。イゼルローン日記のCDボックスで石黒版のカバーできなかった部分を補った。
銀河英雄伝説 Die Neue These | |
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アニメ:銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅(第1期) | |
原作 | 田中芳樹 |
監督 | 多田俊介 |
シリーズ構成 | 高木登 |
キャラクターデザイン | 菊地洋子、寺岡巌、津島桂 |
音楽 | 橋本しん、井上泰久 |
アニメーション制作 | Production I.G |
製作 | 松竹・Production I.G |
放送局 | #放送局を参照 |
放送期間 | 2018年4月3日 - 6月26日 |
話数 | 全12話 |
OVA:銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱(第2期) | |
製作 | 松竹・Production I.G |
発表期間 | 2019年9月27日 - 11月29日(劇場公開) 2019年11月6日 - 2020年1月8日(ソフト正式発売) |
話数 | 全12話 |
その他 | 全3章(各4話)劇場イベント上映 |
OVA:銀河英雄伝説 Die Neue These 激突(第3期) | |
製作 | 銀河英雄伝説 Die Neue These製作委員会 |
発表期間 | 2022年3月4日 - 5月13日(劇場公開) 2022年7月27日 - 9月28日(ソフト正式発売) |
話数 | 全12話 |
その他 | 全3章(各4話)劇場イベント上映 |
OVA:銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀(第4期) | |
製作 | 銀河英雄伝説 Die Neue These製作委員会 |
発表期間 | 2022年9月30日 - 11月25日(劇場公開) 2023年2月22日 - 4月26日(ソフト正式発売) |
話数 | 全12話 |
その他 | 全3章(各4話)劇場イベント上映 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
『銀河英雄伝説 Die Neue These』(ぎんがえいゆうでんせつ ディ・ノイエ・テーゼ)は、2018年よりProduction I.G(以下「I.G」)および松竹が共同製作・展開するアニメーション作品(I.Gはアニメーションを実制作する)。
前述した石黒監督版のリメイクではなく、原作の再アニメ化を謳っており、石黒監督版から製作体制およびキャスト・スタッフを一新しているが、石黒監督版に関わった3社もスタッフに参与している。副題の『Die Neue These』は「新論」、意訳で「新説」を意味する。公式略称は「ノイエ銀英伝」「銀英伝DNT」。石黒監督版のリメイクでない事を反映して、原作では不明な艦船名は、石黒監督版と異なる名となっている(銀河英雄伝説の登場艦船参照)。
第1シーズン『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』(ぎんがえいゆうでんせつ ディ・ノイエ・テーゼ かいこう)は、テレビアニメシリーズとして2018年4月から6月まで各放送局で放送された。
第2シーズン『銀河英雄伝説 Die Neue These 星乱』(ぎんがえいゆうでんせつ ディ・ノイエ・テーゼ せいらん)は、2019年に全国の映画館でイベント上映された(全12話を3章に分け、9月27日、10月25日、11月29日に上映)。2020年1月にはCS局・ファミリー劇場にてテレビ初放送された。
2020年4月より、NHK Eテレにて『邂逅』・『星乱』を通して放送開始。Eテレ版では楽曲および映像をオープニング・エンディング共に新規作成したものとなる(BGMに用いられたアレンジ版の差し替えを含む)。
2022年の春より第3シーズン『銀河英雄伝説 Die Neue These 激突』(ぎんがえいゆうでんせつ ディ・ノイエ・テーゼ げきとつ)が引き続き全12話を3章に分け、同年3月4日、4月1日、5月13日に随時劇場公開。
2022年の秋より第4シーズン『銀河英雄伝説 Die Neue These 策謀』(ぎんがえいゆうでんせつ ディ・ノイエ・テーゼ さくぼう)が引き続き全12話を3章に分け、同年9月30日、10月28日、11月25日に随時劇場公開。
2015年、I.Gが2017年から「新アニメプロジェクト」を始動、自社がアニメを制作することを発表。2017年5月には制作体制の概要を発表(下記参照)。同年9月20日にはメインキャスト・スタッフの発表および特別プロモーション映像が上映されるイベント『新アニメプロジェクト「銀河英雄伝説」イベント〜星々の邂逅〜』が開催された。
ここで新アニメプロジェクト全体における副題「Die Neue These」と製作陣の詳細も公開され、I.Gはアニメだけではなく製作も松竹と共同担当することが明らかとなった。なお製作にはDMM picturesも「製作協力」名義で加わっており、日本国外での各種権利と日本国内のインターネット配信権がライセンス供与される。
2020年9月14日、Eテレでの放送終了後、続編全24話(第二十五話 - 第四十八話)の制作決定が発表。
2021年10月には続報があり、上記のとおり第3シーズンの詳報が発表。
2023年11月に開催されたノイエ銀英伝5周年記念イベントにて、「策謀」以降の物語を描く続編製作決定を発表。同時に第1シーズンから第4シーズンを日本テレビ深夜アニメ枠「AnichU」で2024年1月17日から放送する事も併わせて発表。同年夏ごろから放送予定の第3シーズンと秋ごろから放送予定の第4シーズンはテレビ初放送となる。
多田監督は『帝国側は防御力が高く、同盟側は装甲が薄いのを俊敏性で補う作りです。』と語った。
キャスト記載は公式サイトに掲載されているものに限る(出典右記参照)。
出典については基本的に右記を参照
第1期 | 第2期 | 第3期・第4期 | 備考 | |
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原作 | 田中芳樹 (東京創元社刊) | |||
監修 | らいとすたっふ | Eテレ版では、らいとすたっふ代表である 安達裕章の名前も併記 | ||
企画協力 | キティエンターテインメント | Eテレ版ではキティ社長である 多賀英典の名前に置き換わっている | ||
監督 | 多田俊介 | |||
助監督 | 森山悠二郎 | |||
シリーズ構成 | 高木登 | |||
キャラクターデザイン | 菊地洋子、寺岡巌、津島桂 | |||
総作画監督 | 後藤隆幸、菊地洋子 | |||
特技監督 | 竹内敦志 | |||
メカデザイン | 竹内敦志、臼井伸二、常木志伸 | |||
オリジナルメカデザイン | 加藤直之 | |||
プロップデザイン | 太田恵子 | |||
プロップ・紋章デザイン | 秋篠Denforword日和 | |||
3D | I.G3D | ランドック・スタジオ I.G3D | ||
3D監督 | 森本シグマ | 磯部兼士 | ||
美術 | Bamboo | |||
美術監督 | 竹田悠介 | |||
美術設定 | 塩澤良憲、曽野由大、藤井一志 | |||
美術デザイン | 渡部隆 | |||
色彩設計 | 竹田由香 | |||
音響監督 | 三間雅文 | |||
撮影監督 | 荒井栄児 | |||
編集 | 植松淳一 | 黒澤雅之 | ||
音楽 | 橋本しん (sin) 、井上泰久 | |||
音楽制作 | ROOFTOP | 音楽制作協力 Sony Music Publishing (Japan)Inc. | ||
エグゼクティブプロデューサー | 郡司幹雄 | |||
プロデューサー | 田坂秀将 | |||
ゼネラルアニメーションプロデューサー | 黒木類 | |||
アニメーションプロデューサー | 磯部真彩 | |||
アニメーション制作 | Production I.G | |||
制作協力 | 徳間書店 | Eテレ版では徳間書店社員(当時)である 松下俊也・石田潤一郎・林真の名前も併記 | ||
製作協力 | 亀山敬司、DMM pictures | |||
宣伝協力 | アールアールジェイ | |||
製作 | 松竹・Production I.G | 銀河英雄伝説 Die Neue These 製作委員会 |
民放における放送時も同様。(日テレ放送版では既存オープニングを割愛してタイトルロゴが出るだけとなっているので、OP楽曲も流れない)
「ニュータイプアニメアワード2017-2018」ではサウンド賞で橋本しん、井上泰久が7位、監督賞で多田俊介が8位、脚本賞で高木登が8位、メカデザイン賞で竹内敦志、臼井伸二、常木志伸が3位をそれぞれ獲得している。
※ Eテレ版では第1・第2シーズンを通して放送するのでシーズン表記は無い
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | |||||||||||||||||||
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第1シーズン | ||||||||||||||||||||||||
第一話 | 永遠の夜の中で | 高木登 | 多田俊介 | |||||||||||||||||||||
第二話 | アスターテ会戦 | 石井明治 | ||||||||||||||||||||||
第三話 | 常勝の天才 | 根元歳三 | 森山悠二郎 | 鈴木孝聡 |
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第四話 | 不敗の魔術師 | 吉永亜矢 | 松澤建一 |
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第五話 | 第十三艦隊誕生 | 高木登 | 川崎逸朗 | 市橋佳之 |
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第六話 | イゼルローン攻略[前編] | 松澤建一 |
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第七話 | イゼルローン攻略[後編] | 瀬古浩司 | 山本秀世 | 鈴木孝聡 |
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第八話 | カストロプ動乱 | 根元歳三 | 金子信吾 | 小村方宏治 |
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第九話 | それぞれの星 | 吉永亜矢 | 川崎逸郎 | 松澤建一 | 石井明治 | |||||||||||||||||||
第十話 | 幕間狂言 | 谷村大四郎 | 中澤一登 | 北久保弘之 |
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第十一話 | 死線[前編] | 高木登 | 森山悠二郎 |
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第十二話 | 死線[後編] | 頂真司 | 須之内佑典 |
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第2シーズン | ||||||||||||||||||||||||
第十三話 | アムリッツァ | 谷村大四郎 | 川崎逸郎 | 多田俊介 |
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第十四話 | 皇帝崩御 | 吉永亜矢 | 頂真司 | いとがしんたろー |
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第十五話 | 嵐の前 | 谷村大四郎 | 小林敦 | 松澤建一 |
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第十六話 | 発火点 | 吉永亜矢 | 頂真司 | 小村方宏治 |
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第十七話 | ヤン艦隊出動 | 高木登 |
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第十八話 | 流血の宇宙 | 谷村大四郎 | 小笠原一馬 |
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第十九話 | ドーリア星域の会戦 | 根元歳三 |
| 松澤建一 |
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第二十話 | 惨劇 | 吉永亜矢 |
| 飯山菜保子 |
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第二十一話 | 誰がための勝利 | 高木登 | 頂真司 | 鈴木孝聡 |
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第二十二話 | 黄金樹は倒れた | 根元歳三 | 黄瀬和哉 | 安藤貴史 |
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第二十三話 | さらば、遠き日 | 高木登 | 小村方宏治 |
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第二十四話 | わが友 | 森山悠二郎 | 多田俊介 |
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第3シーズン | ||||||||||||||||||||||||
第二十五話 | 初陣 | 高木登 | 多田俊介 |
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第二十六話 | 双璧 | 吉永亜矢 | 森山悠二郎 | 鈴木孝聡 |
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第二十七話 | 嵐の夜 | 吉永亜矢 | 森山悠二郎 | 河原龍太 |
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第二十八話 | 改革者 | 根元歳三 | 小村方宏治 |
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第二十九話 | はばたく禿鷹(ガイエ) | 谷村大四郎 | 松澤建一 |
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第三十話 | 細い一本の糸 | 谷村大四郎 |
| 小笠原一馬 |
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第三十一話 | 失われたもの | 吉永亜矢 | 川崎逸郎 | 飯山菜保子 |
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第三十二話 | 査問会 | 根元歳三 | 相澤伽月 |
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第三十三話 | 武器なき戦い | 高木登 |
| 鈴木孝聡 |
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第三十四話 | 要塞対要塞 AktI:巨砲、相撃つ | 森山悠二郎 | 多田俊介 | 松澤建一 |
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第三十五話 | 要塞対要塞 AktII:激闘 | 森山悠二郎 | 森山悠二郎 | 小村方宏治 |
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第三十六話 | 要塞対要塞 AktIII:魔術師の帰還 | 森山悠二郎 | 森山悠二郎 | 河原龍太 |
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第4シーズン | ||||||||||||||||||||||||
第三十七話 | 要塞対要塞 AktⅣ:決着 | 森山悠二郎 | 多田俊介 | 小笠原一馬 |
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第三十八話 | 決意と野心 | 高木登 | 麻宮騎亜 | 阿部将光 |
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第三十九話 | 雷鳴 | 吉永亜矢 | 相澤伽月 | 河原龍太 |
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第四十話 | 迷宮 | 根元歳三 | 相澤伽月 | 小笠原一馬 |
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第四十一話 | 矢は放たれた | 谷村大四郎 | 川崎逸郎 | 飯山菜保子 |
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第四十二話 | 銀河帝国正統政府 | 高木登 | 小村方宏治 | 飯山菜保子 |
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第四十三話 | 宣戦布告 | 谷村大四郎 | 森山悠二郎 | 鈴木孝聡 |
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第四十四話 | 旅立ち | 吉永亜矢 | 森山悠二郎 |
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第四十五話 | 皇帝廃立 | 根元歳三 | 松澤建一 | 鈴木孝聡 |
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第四十六話 | 作戦名「神々の黄昏(ラグナロック)」 | 谷村大四郎 | 小村方宏治 |
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第四十七話 | 鎮魂曲(レクイエム)への招待 | 根元歳三 | 松澤建一 |
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第四十八話 | フェザーン占領 | 高木登 | 多田俊介 |
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本節では原則として、各シリーズをテレビで初放送した局を中心に記載しています(Eテレ版・MXの2期除く。ネット配信情報は簡易に記載)。また、Wiki: NOTTVGUIDEに基づき、基本の放送時間のみ記載しています(臨時の放送時間変更に関する記載は致しません)。 |
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
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2018年4月3日 - 6月26日 | 火曜 21:00 - 21:30 | ファミリー劇場 | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
2018年4月5日 - 6月28日 | 木曜 22:30 - 23:00 | TOKYO MX | 東京都 | |
2018年4月8日 - 7月1日 | 日曜 1:30 - 2:00(土曜深夜) | BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 |
日曜 2:38 - 3:08(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第2部 |
インターネットでは「邂逅」がGYAO!が2018年4月4日より、その他の動画配信サービスでは4月8日の正午より配信された。
民放系では最速放送となるファミリー劇場では本放送前週にあたる3月31日の土曜21時 - 21時30分に特別番組『銀河の歩き方』を放送し、その直後21時30分 - 22時に第1話が先行放送された。登場した声優は宮野真守(ラインハルト役)、梅原裕一郎(キルヒアイス役)。
本放送においては、第8話と第9話の合間に『キルヒアイスのイゼルローン訪問記』と題した特別番組を放送。キルヒアイス役である梅原裕一郎がホストとなり、特別ゲストである広中雅志 (OVA版キルヒアイス役)、田中芳樹(原作者)と歓談した。
Eテレ版では放送開始の前週である2020年3月30日の月曜22時50分 - 23時15分に「銀河英雄伝説Die Neue These 放送開始スペシャル」を放送。本作ナレーターである下山吉光がナビゲーターとして顔出し出演した(MCはハライチの岩井勇気、ゲストはローランド)。ヤン役の鈴村健一とラインハルト役の宮野真守もビデオ出演した。
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
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2020年1月13日 | 月曜 19:00 - 21:00 | ファミリー劇場 | 日本全域 | CS放送 第13・14話先行放送 |
2020年1月15日 - | 水曜 22:00 - 22:30 | ファミリー劇場 | レギュラー放送 | |
2022年1月3日 | 月曜 12:00 - 17:30 | TOKYO MX | 東京都 | 1期の第12話と合わせ劇場公開版(全3章)を一挙放送 本放送限定アイキャッチを適宜挿し込み |
放送期間 | 放送時間 | 対象地域 |
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2020年4月6日 - 9月14日 | 月曜 22:50 - 23:15 | 日本全域 |
NHK Eテレ 月曜 22:50 - 23:15 枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
アニメ枠 開始前 ※ 各種教養番組など | 『銀河英雄伝説 Die Neue These』 (2020年4月6日 - 9月14日) | SHIROBAKO(再放送) (2020年10月19日 - 2021年3月29日) |
巻 | 発売日 | 収録話 | 規格品番 | |||
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劇場版 | 通常版 | 劇場版BD | 通常版BD | 通常版DVD | ||
1 | 2018年7月4日 | 第1話 - 第4話 | SHBR‐0496 | DASH-0001 | ||
2 | 2018年8月8日 | 第5話 - 第8話 | SHBR‐0497 | DASH-0002 | ||
3 | 2018年9月5日 | 第9話 - 第12話 | SHBR‐0498 | DASH-0003 | ||
4 | 2019年9月27日 | 2019年11月6日 | 第13話 - 第16話 | SHBR-0589 | SHBR-0592 | DASH-0042 |
5 | 2019年10月25日 | 2019年12月4日 | 第17話 - 第20話 | SHBR-0590 | SHBR-0593 | DASH-0043 |
6 | 2019年11月29日 | 2020年1月8日 | 第21話 - 第24話 | SHBR-0591 | SHBR-0594 | DASH-0044 |
一般販売版(販売日未定)とは別に、松竹直営ECサイト内にバーチャル開設された「公式商品直販ショップPhezzzn」限定BD-BOXが2022年6月8日に販売(発送)。
この限定版は他流通を経由しない直販であり、売り上げは制作費へのリクープ(充当)や更なる続編制作への大きな貢献となることから、購入者には劇場上映版のエンドテロップ(ET)に指定した名前を掲載できる権利が付く(上映版では前述したとおり3話づつ一つの章にまとめられ各章ごとにETが流れるが、どの章のETに記載されるかは選べない。その他こまかい仕様については公式サイトを参照)。
なお、エンドテロップのフォントサイズが通常比150%以上となって、名前がさらに目立つバージョンの映像収録ディスクと特別な豪華特典が同梱されるBD-BOXも同時販売。
2011年から2015年にかけて舞台「銀河英雄伝説」実行委員会により上演された舞台 銀河英雄伝説と、舞台「銀河英雄伝説」制作実行委員会により2018年から上演されている舞台「銀河英雄伝説 Die Neue These」の2シリーズが存在する。
第一章から第四章まで、外伝を含めて11作品が上演された。第一章では銀河帝国側を、第二章では自由惑星同盟をメインにした物語が描かれた。
2018年にアニメ「銀河英雄伝説 Die Neue These」の放映に合わせ、新シリーズとして上演がスタートした。
2012年、2013年に宝塚歌劇団によるミュージカル歌劇として『銀河英雄伝説@TAKARAZUKA』が公演されている。
2017年、実写映画化が決定したとの発表が伝えられた。この際は中国の映像制作会社「稼軒環球映画会社」により3部作で構成され、2020年に第1作が公開されるという構想であったが、その後に進展は見られない。
2023年、動画配信プラットフォーム・iQIYIが本作を実写映像化して配信することを発表。現時点ではキャスト・スタッフ・公開時期は正式には未公開(出典先の記事によればSF作品『三体』の実写化を手掛けた映像プロダクション「灵河文化」が制作、脚本も同作の実写版を手掛けた人物が担当しているとの情報もある)。
なお、原作著作権管理会社「らいとすたっふ」および田中芳樹事務所代表者である安達裕章は、2023年の件に関しては全く預り知らないという趣旨のコメントをしつつ、2017年の件を担当していた会社は「なくなってしまった」(原文ママ)という。実写化の権利は別の会社に引き継がれているがソコからの連絡は特に受けていないともコメントしている。
株式会社アールアールジェイより『銀河英雄伝説 -朗読-』のタイトルで、2013年6月よりAndroid・iOSインストール機器向けとして本伝・外伝をすべて朗読アプリ化して順次リリース(現在ではキクボンという朗読配信サイトにて配信中)。
こちらは、田中芳樹事務所より公認を受けた朗読音源となる。株式会社アールアールジェイ代表橋満克文により企画が立ち上がった当時、有限会社らいとすたっふ代表の安達裕章はブログにて『「本気ですか?」というよりは「正気ですか?」と聞きたくなった』と記している。
2014年11月19日に外伝5巻の朗読アプリのリリースが終わり、kikubonとアプリ共に配信が完了して朗読版は完結した。独唱形の朗読は、声優である下山吉光が行い、朗読時間にして約8000分の大作となった。
一通りオーディオブック化が完了した後は、OVA・アニメにて制作できていなかった原作の音源化に取り掛かり、3つの企画に取り組み完成させた。朗読は1章100円から聞くことができる。
朗読を行った下山吉光は『銀河英雄伝説 DIe Neue These』のナレーションも担当している。
以下の出典は『集英社の本』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。
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