笊ヶ岳(ざるがたけ)は、山梨県南巨摩郡早川町と静岡県静岡市葵区にまたがる赤石山脈(南アルプス)白峰南嶺の標高2,629 mの山。日本二百名山および山梨百名山に選定されている。
笊ヶ岳 | |
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上河内岳より | |
標高 | 2,628.96 m |
所在地 | 山梨県南巨摩郡早川町 静岡県静岡市葵区 |
位置 | 北緯35度25分27秒 東経138度15分34秒 / 北緯35.42417度 東経138.25944度 東経138度15分34秒 / 北緯35.42417度 東経138.25944度 |
山系 | 赤石山脈(白峰南嶺) |
種類 | 隆起 |
初登頂 | 中村清太郎(1911年) |
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プロジェクト 山 |
山名は、ざるを伏せたような山容に由来する。山頂は、大笊(主稜線上のピークで二等三角点がある)と小笊(東側のランカン尾根上の小ピーク)の双耳峰となっている。山頂付近はハイマツ帯で、富士山、赤石岳、聖岳などの好展望が得られる。1911年(明治44年)12月1日に、中村清太郎が奥沢の谷から初登頂した。1960年(昭和35年)1月には『日本百名山』の著者である深田久弥が保川沿いのルート(現在は廃道)から挑んだが、途中で歩荷に逃げられ、また深雪に阻まれ登頂を断念している。
山梨県側からは雨畑湖近くにある老平登山口より、静岡県側からは畑薙第一ダム上流の椹島または二軒小屋より登山道がある。登山口から山頂までの一般的な所要時間は、老平から9時間10分、椹島から5時間50分、二軒小屋から伝付峠経由で7時間5分である。
登山の難易度については、山梨県と静岡県が公開している山のグレーディングによると、老平からのルートの体力度が10段階中の「7」(1 - 2泊以上が適当)、技術的難易度は5段階中上から2番目の「D」(地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要。ルートファインディングの技術が必要)であるが、ルート上に宿泊可能な山小屋はない。椹島および二軒小屋からのルートは、体力度が「6」(1 - 2泊以上が適当)、技術的難易度は「D」となっている。
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