碓氷線(うすいせん)は、ジェイアールバス関東(JRバス関東)小諸支店が運行するバス路線である。横軽線(よこかるせん)と呼ばれることもある。
ここでは、同線から派生しためがねバスについても記す。
1997年10月1日、北陸新幹線の高崎駅 - 長野駅間(通称・長野新幹線)開通による東日本旅客鉄道(JR東日本)信越本線の横川駅 - 軽井沢駅廃止に伴う代替輸送機関として開業した。当初は路線名はなく時刻表には横川 - 軽井沢バスと掲載されていたが、後に碓氷線の名が記されている。
貸切免許による路線運行となっており、開業当時は廃止代替という政策上の理由から、運賃は横川 - 軽井沢の鉄道運賃230円の2倍で460円としたが、その後の利用者減少により2003年には500円に値上げし、さらに2度の消費税率改定による引き上げを経て520円となっている。
軽井沢発の便では碓氷バイパスの渋滞などで横川到着が遅れた場合、信越本線の接続列車はバスからの乗換えが済むまで発車を待つことが多い。逆にしなの鉄道線への乗り継ぎでは接続を待つことは少ない。
通常便は碓氷バイパス経由での運行だが、渋滞など碓氷バイパスが混雑している場合は通常便でも旧道へ迂回することもある。
運賃は、全線を乗車した場合は大人520円である。鉄道路線との連絡運輸の扱いは無い。また、回数券が車内で発売されている。並行する北陸新幹線とは異なり、SuicaなどのICカード乗車券には対応していない。青春18きっぷも使用できない。
小諸支店と軽井沢の間は回送により車両が送り込まれている。一部は佐久平へ回送の上、高峰高原線(佐久平 - 高峰高原)とリンクするダイヤや同支店で運行する群馬県安中市の私立高校のスクールバスとリンクするダイヤもある。
車両は当初、貸切車両を充当していたが、前ドア1か所のみの一般の路線車やハイデッカー車が使用される。2000年には当路線向けに(日野・ブルーリボンシティ)を、2004年にもう1両(日産ディーゼル〈現・UDトラックス〉UA452TAN)が投入されたが、2021年10月に日産ディーゼル製車両が小諸支店より引退した。そのため、貸切登録(びゅうバス)の日野・セレガが投入されている。一般路線車は最前部助手席側1席を除き全て2人がけとなり、補助席もついているが、多客期(夏休み、紅葉期など)は続行便を運行することもある。
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