横浜南部市場(よこはまなんぶしじょう)は神奈川県横浜市金沢区鳥浜町にある、横浜市が設置し、現在は管理民営化されている市場。民営の花き地方卸売市場横浜南部(後節参照)を併設する。2015年(平成27年)3月31日までは横浜市が管理・設置する横浜市中央卸売市場 南部市場であった。
横浜市中央卸売市場 南部市場は、横浜市民を中心とする地域住民(湘南方面・三浦半島)のための流通拠点として「卸売市場法」に基づき開設・運営されていた市場である。1973年(昭和48年)開場。1987年(昭和62年)には全国で初めて市場に面した海から海水をくみ上げて利用する「活魚用海水供給施設」が造られる。
2010年(平成22年)には、2014年(平成26年)度までに南部市場を本場に統合する中央卸売市場の再編計画が横浜市経済局により発表された。2013年(平成25年)2月に公表された進捗状況では、計画通り2014年度末までに南部市場を中央卸売場としては廃止し、本場の一部整備が完了するが、統合に伴う本場全体の整備完了および供用開始は2016年(平成28年)度になるとしている。このスケジュール通り南部市場は2015年(平成27年)3月末で廃止となり、本場に統合された(詳細は「横浜市中央卸売市場#統合・再編計画」を参照)。
中央卸売市場として廃止後の活用については「本場を補完する加工・配送および流通の場」(前述の通り民営化され「横浜南部市場」に改称)とする他、「賑わいを創出するエリア」として跡地の一部を整備する方針が示されており、“食”に関連した集客施設「ブランチ (BRANCH) 横浜南部市場」が2019年(令和元年)9月20日に開業している。また、花き部は民営地方卸売市場「花き地方卸売市場横浜南部」として開場している(後節参照)。
(敷地総面積:168,227m2)
花き地方卸売市場横浜南部(かきちほうおろしうりしじょうよこはまなんぶ)は、横浜市中央花き卸売協同組合が運営する花きの地方卸売市場。2015年(平成27年)4月1日に横浜南部市場に併設される形で設置された。
東経139度38分10.33秒 / 北緯35.3814889度 東経139.6362028度
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