平松晶子: 日本の女性声優 (1967-)

平松 晶子(ひらまつ あきこ、1967年8月31日 - )は、日本の声優、舞台女優。賢プロダクション所属。東京都出身。スクールデュオ講師で基礎クラス1年目より演技実習を担当。アミューズメントメディア総合学院講師で感情表現を担当。

ひらまつ あきこ
平松 晶子
プロフィール
本名 平松 晶子
愛称 ぴら、ピラりん、晶子ちゃん
性別 女性
出身地 日本の旗 日本東京都
生年月日 (1967-08-31) 1967年8月31日(56歳)
血液型 O型
職業 声優舞台女優
事務所 賢プロダクション
公式サイト 平松晶子 [Kenproduction] 声優事務所・タレント事務所・声優プロダクション
公称サイズ(時期不明)
身長 / 体重 156 cm / 48 kg
声優活動
活動期間 1986年 -
ジャンル アニメゲーム吹き替え
デビュー作ドラえもん
女優活動
ジャンル 舞台
声優テンプレート | プロジェクト | カテゴリ

略歴

生い立ち

小さい頃から外で遊ぶのが好きだった。周囲に住んでいた友人が男子ばかりで必然的に男子が遊ぶようなメンコ、鬼ごっこ、そういう活発なことをしていた。

中学、高校時代はテニス部、陸上部などの運動部に所属し、学生時代からスポーツばかりやっている少女だったが、漫画『気分はグルービー』に影響され、高校に入ってからはバンドを組むことを考えていたが、メンバーが揃わないために断念。母に言われていたのがアナウンサーで、「ちょっと学園生活がつまらないなー」と思っていた。その内に興味がアニメーションの方に傾き、『銀河鉄道999』や『魔法の天使クリィミーマミ』や映画館で『幻魔大戦』か『風の谷のナウシカ』などを見ていて、声優という職業を知った。それまでは声優を職業で捉えたことはなかったが、その時に「なにか面白いかも」と感じていたという。凄く気になり、「どうしたら声優になれるのかな」と思い、アニメ雑誌などを買ってきて色々調べていた。

演技、芝居といったものには興味がなく、ほとんどスポ根ののりだったことから水泳でタイムを出すといった陸上で早く走るかのほうが興味があった。アニメも好きだったが、入れ込むほどではなかったという。

両親に「声優になりたいので、声優になるための養成所に通いたい」と伝えた時は、両親はあまりの突然さに驚き、「何を考えているの」ということになり、就職、進学にあたるのが声優になることだと思っていたことから、話をしていた。結局色々両親も分かってくれて「そんなにやりたいなら月謝は払ってあげるから、入学金は自分で出しなさい。それでもやりたいなら養成所に通ってもいい」ということになったという。養成所のオーディションは、払えるお手頃価格のところを探してオーディションを受けに行って、その養成所に合格。当時、養成所に通いだした高校生は平松だけだったという。

後述の通り、大学に行くなら何か専門的なことを学びたく、「自分の中に専門的な何かが身に付けられれば将来困らないだろう」と思っていたという。

声優はその感覚と同じ感覚で手に職で声優を選んだのかもしれず、職業として選択した気持ちが強かった気がしていた。両親は養成所の合格通知が来ても電話して確認を取ったりしていたことから「やはり何を言い出したんだろう」という感じだった。その学校の特別講師として声優でタレントの名前があり、養成所に電話しており、養成所の人物も困っていたかもしれないという。芸能界のはしくれなため、「娘に何かあったら困る」と思ってくれていたようだったという。

進路決定する時、家も色々と忙しい状態だったから少しそのどさくさに紛れて、という感じはあった。高校での三者面談でも両親が来れない時などは、高校の教師が「どうするの?」という問いにも「演劇の道に行きたいので演劇科のある大学なら行ってもいいです」と答えていた。高校の教師からも反対され、高校の教師の手前、願書だけはもらってきたが、結局出さなかったという。

高校2年生の時に声優養成所に通う。当時は制服を着た高校生が学んでいることが珍しかったため、『Dr.スランプ アラレちゃん』の現場に見学に連れて行ってもらった時などは、「スタジオになぜ制服を着た子供がいるのか」と不思議な顔をされたこともあり、高校には内緒だったという。

通っていた養成所は、最初の1年間は週1回日曜日だけで、その後週3回夕方からという授業形態になり、高校は普通の高校だったことから色々と言い訳を考えて早退したりしていた。卒業公演時期などは母が入院していたこともあり、母の入院を利用させてくれたという。

養成所時代は通っていた養成所は、演技の養成所のようだったことから演技のレッスンが一番印象に残っていた。卒業公演で舞台をしていたが、舞台演劇に目覚めたのはそれがきっかけだった。

東京アニメーション養成所卒業後は卒業公演も済み「どうしようか」と考えていた頃に養成所の講師が紹介してもらった賢プロダクションに預かりとして所属し、高校卒業後は同プロダクションに正式に所属。

デビュー後

テレビアニメ『ドラえもん』でデビュー。当時は、他のものとは比較にならないレベルの緊張をし、現場は大先輩ばかりで厳しく、初めてマイク前で台本を持つ状態であったことから、ラストテストのマイク前に立ち、次の本番が出来るわけもなかった。名前のある役ではなく、顔も画面にアップで映らず、口パクすら見つけられず、ひと言で終わり、画面自体も切り替わり、茫然自失のうちに本番は終えたが、周囲は大先輩ばかりのため、自分から聞くことすらおそれ多い気がしていた。膝がガクガクするくらい緊張し、声も緊張で裏返ったり、上手く出なかったりしていたという。

舞台女優としても活動している。当初は卒業公演で舞台に強く惹かれ、その時の仲間で劇団を結成して活動し、その後は千葉繁が主宰していたバーストマンに所属していた。

賢プロダクションに正式に所属が決まった頃、あまりにも舞台が楽しく、事務所に舞台のためにNGを伝えたりしてしまったこともあった。当時は事務所の人物には「平松さん、声優の仕事したいんですよね?」と突っ込まれ、舞台が楽しくて仕方なかったという。

デビュー当時はOVA『バブルガムクライシス』に出演するも、収録が1年に2〜3回あり、声優の仕事はほぼそれだけで、後は舞台という感じだった。

余計に緊張もし、3、4ヶ月前にしていた手ごたえを覚えられず、現場に行くたびに0からやり直しという感じだった。繰り返すも、何にも積み上げていないように思い、長い間に楽しくなく、養成所で「演技が楽しい」と感じていたのが、一変して「私は声優に向いてない」と何度本気で思ったかもしれないという。

「辞めよう」とは思っておらず、『バブルガムクライシス』があったと、舞台は楽しかったため、現状維持という状態で続けていた。負けず嫌いなため、「どうやったらスタジオ収録に行ったときの後ろ向きな気分を抜け出せるのだろう」と真剣に考えて、声優の仕事だけが越えられず、「いつか舞台と同じように自由に演じたい」という気持ちが続けられた要因だと語る。

仕事を始めた当初は緊張の連続であった。仕事は修行、試練の場のような感覚で仕事の現場で「もっと私はできるのに」というフラストレーションを舞台で発散させて折り合いをつけていたように思ったという。

そんな状態だったことから、当然仕事がたくさん入り、忙しくなるということもなく、結構長い期間舞台をしていた。事務所の人物に「平松さんは舞台を続ける気なんですか?こんなにNGがあっては仕事を入れられないよ。」と言われ、「私は本当はどっちをやっていきたいのだろう」と考えていた。

それまでに結構長い期間舞台にたずさわってきたことから、舞台も続けていけば楽しいだけでは当然なくなり、迷っていた時期に賢プロダクションのキャストだけで出演するアニメーションで初めて主役を演じる。それまで舞台で演じることと、声優としてマイク前で演じることがイコールにならず、「私何やっているんだろう?」と虚しい気持ちになり、悩む時間もないスケジュールの中で主役を演じてくれたたため、常に本番も含めて喋り続けるという状態になった。

それをこなしていくうちに変な緊張がなくなっていき、余分な力が抜けたのかもしれないといい、主役だったため、たくさんの人物と絡んで台詞を喋ることで舞台でしてきた演技と声優としてのマイク前での演技がつながり始めた。その仕事はひと夏かけてしていたが、終えた時に「もっと声優の仕事したいな」と思った。

それまでは後ろ向きで、「あそこに私の居場所はない」と思っていたぐらいだったことから現場に行っても行っても失敗し、ダメ出しをして落ち込んでという良くない循環をしてしまった。仕事に対して1回もできたと思ったことがなく、「なんでできないんだろう?」と毎回思い、「もう呼んでもらえないかも。もうきっと終わりだ」と後ろ向きな考えで過ごしていた。

仕事の前日は緊張とストレスで眠れないことがほとんどで寝てないため、体調が万全なわけもなく、緊張するだけでも声を出す状況としては良くないが、寝不足も加わるわけだったことから悪いことの上乗せのようになっていた。それがこの仕事の後は良い変化が起こり、「声優の仕事をもっとしてみたい」と思えるようになり、『キン肉マン キン肉星王位争奪編』でレギュラーが決まる。事務所のほうにも舞台より仕事を優先させる旨を伝えており、舞台もするが、極力NGをなくし、声優としての仕事を優先させるように動いたという。

大手商社でアルバイトをしており、休みが意外と自由だっため、舞台、声優で活動している平松自身としてはとてもよかったという。

ゴキブリが苦手で、働いている最中にゴキブリが出ようものなら客に何をしてしまうか分からないことから飲食関係以外で考えていた。大手商社は舞台で使えるカラー軍手などももらえたりしていたことから結構役立ったという。

賢プロダクション付属養成所スクールデュオ専門学校の講師も務めており、後進の育成にも力を入れている。

人物

小さい頃の夢は、凄いコロコロ変わっており、最初になりたかったのは空が好きでセスナ機のパイロットだった。声優になる前は理数系が得意で、化学が好きで、実験なども好きだったため、X線技師、薬剤師になろうと考えていた時期もあった。

特技はタップダンス。趣味はダイビング旅行

一人っ子である。

特色

声種メゾソプラノ。素直な声が魅力。

アニメ、吹き替え、ナレーションなどで活躍している。

演じる役は主に女性役が多い。

バーストマン時代、とても勉強になったのもコントであり、笑いは難しく、稽古をしすぎると、つまらなくなってしまった。脚本は面白いが、何度も練習して見慣れていくと皆笑わなくなり、また皆笑わせようとして、アイデアをひねり出してくるわけだった。それでまた面白くなるが、それを客に見せていたところそのひねった過程がわからないため、案外笑ってくれなかった。それで試行錯誤を繰り返し、色々なことを考えていたという。演技とは異なる筋肉、思考を使い、人を笑わせるために様々な要素が必要で、それを考えて工夫する作業は引き出しをつくるのにとても役立ったと語る。

あずまんが大王』のゆかり役を演じていた時は、結構いっちゃっているキャラクターで、キャラクターの奔放さを表現するには、想像もつかないような引き出しが必要だったため、コントをしていた時の経験がとても役立ったという。

林原めぐみ産休の時に『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』のムサシ役を代わって務めた。

出演

太字はメインキャラクター。

テレビアニメ

1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2011年
2012年
2013年
2016年
2017年
2018年
2020年
2022年
2023年

劇場アニメ

1988年
1994年
1995年
1996年
1997年
1999年
2001年
2002年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2013年
2014年
2016年
2018年
2021年
2023年

OVA

1986年
1987年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1997年
1998年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
  • ストラトス・フォー アドヴァンス(久保千鶴)
2006年
  • ストラトス・フォー アドヴァンス 完結編(久保千鶴)
  • 水木しげるの妖怪ワールド 恐山物語 (かぶきり小僧)
2007年
2008年
2009年
2014年
2016年
2021年

Webアニメ

ゲーム

1992年
1993年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2014年
2015年
  • ひぐらしのなく頃に粋(公由春子)
2020年 
2021年
2022年
2023年

吹き替え

映画

ドラマ

アニメ

ラジオ

CD

ナレーション

CM

舞台

  • EACH
  • お気に召すままお芝居を

その他コンテンツ

  • テイルズ オブ フェスティバル 2008
  • タイムスリップオタガール マンガ動画(はとこの母)

脚注

シリーズ一覧

出典

外部リンク

Tags:

平松晶子 略歴平松晶子 人物平松晶子 出演平松晶子 脚注平松晶子 外部リンク平松晶子1967年8月31日アミューズメントメディア総合学院スクールデュオ俳優声優日本東京都賢プロダクション

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