『光速エスパー』(こうそくエスパー)は家電メーカー東芝のマスコットキャラクター。また、これを題材とする漫画、特撮テレビドラマ。
東芝系列の販売店の宣伝用としてあさのりじ氏と協議の上制作されたマスコットキャラクターである。「強化服」と呼ばれるヘルメットとロケットの付いた全身スーツを着た少年の形で描かれる。『サザエさん』に先行する東芝のマスコットキャラクターとして、1964年から1970年代まで全国の東芝の電気店のシャッターにイラストが描かれ、店頭に販促用のディスプレイ人形が設置された。また同社の電動鉛筆削り器のペットネームとしても「エスパー」が採用されるなど、人気を博した。
1964年、家電メーカー東芝がマスコットキャラクターのデザインを漫画家あさのりじに依頼したのが誕生の由来である。このキャラクターの導入は、未来的かつ親しみやすいイメージ戦略を展開する意図があったものとされる。あさのは『タンクタンクロー』より「強化服」という発想を得て、狙いの具現化に応えた。当初は同社製品の子供向けパンフレットやマニュアルなどに登場していたが、折からの「宇宙ブーム」に乗り人気が上昇。1966年初頭からあさのりじ本人による漫画連載が開始し、同社をスポンサーとして子ども向けの特撮テレビドラマも企画された。ドラマは翌1967年8月から半年間放送され、雑誌とテレビの多面展開を行った。
ドラマ終了とほぼ同時に漫画連載も終了するが、間もなく始まったドラマ再放送に合わせて、松本零士による新たな連載漫画が1968年から1970年にかけて登場。(のちに主人公名が『宇宙戦艦ヤマト』に流用され、主人公の境遇は『銀河鉄道999』の星野鉄郎のキャラクター原型の一つとなるなど、松本SF漫画のルーツとの意見もある)。この松本版も東芝オフィシャルなものとして扱われ、広告や系列電気店のシャッター図案も後期は松本のデザインしたキャラクターに差し替えられている。
『少年』(光文社)1966年1月号から1968年3月号(休刊号)まで連載された。全27回。各回の掲載ページ数は17〜21ページ。
あさのりじのデザインしたエスパー強化服の特徴として、服と一体のフルフェイスヘルメットをかぶり、耳のアンテナはレシーバの中心を通らず縁に沿った位置に付いている。手袋とブーツの色は白。飛行時には背中のロケットが体から離れて支柱でつながった状態で飛ぶ。
ストーリーは前期(21回まで)と後期(22回以降の6本)に大別される。前期はテレビドラマ放送以前のため、あさの個人のアイデアによる設定に基づく展開が繰り広げられる。
19XX年、速見一家が管理する小宇宙ステーションSS406に、ロケットにしがみついた密航者が漂着する。その正体は、月で5年前に消息を絶ったノーマン博士だった。間もなく謎の戦闘用宇宙艇が襲来、ステーション内に強行侵入して博士の奪回を図る。博士は持っていたケース内の強化服を光一に着せ、機密テープと共に外へ放つ。強化服の操作に不慣れな光一の目前でステーションは爆破され、両親と博士は拉致されてしまった。
ノーマン博士の死をもってこの事件が解決された後も、次々現れる悪の結社が巻き起こす数々の怪事件に、光一こと「光速エスパー」が挑戦していく。
1967年8月からのテレビドラマ放映に伴い、同年10月号の連載分から登場人物と設定の変更が記載された。これより以降はドラマ版の設定に準じ、エスパー=東ヒカル、強化服開発は浅川博士、両親(の中身)はエスパー星人、敵はギロン星人となる。展開に沿ってエスパー2号も登場(メインキャラクターではチカのみ未登場)。強化服の性能もドラマに準じ、飛行時にロケットの連結パイプを展開しない。
該当する6本のうち4本がテレビドラマと同じモチーフのシナリオを採用しており、所謂コミカライズとなる(ドラマの#10、#14、#21、#25に相当)。最終話は雑誌『少年』の休刊に伴うもので、「これでギロン星人もしばらくは地球にやってこないだろう」というセリフで締めくくられている。
『少年ブック』(集英社)1968年6月号から1969年4月号(休刊号)まで連載された。全11回。掲載ページ数は初回31ページ、以降24〜29ページ。その後、掲載誌を同社の『少年ジャンプ』(当時は月二回刊)に移し、1969年9号から1970年30号にかけて掲載された。全18回(『別冊少年ジャンプ』掲載分の3回を含む)。掲載ページ数は8〜16ページ。(詳細は後述)
1968年初頭にテレビドラマの本放送が終了し、雑誌『少年』の休刊により漫画連載も途絶えたが、間を置かず開始されたドラマ版再放送によりエスパー人気は衰えず、東芝サイドは雑誌掲載の継続を望んだ。光文社から掲載権を引き継いだ集英社は『少年ブック』での新作漫画連載を企画し、担当編集の西村繁男を通じて松本零士に執筆を依頼する。松本は仕事を受けるにあたって「好きにやらせてくれるなら」という条件を出したこともあり、エスパーのイメージだけを残してキャラクター・ストーリーを含む全ての設定を新しいものに変更、全くのオリジナル作品として再構成し、同年5月号の『少年ブック』にて予告編となるミニストーリーとカットを掲載、翌号からの連載開始にて「光速エスパー」が別誌ながら少年誌にて再開された。
集英社も協賛に加わり、創刊間もない『少年ジャンプ』にて創刊2号目からミニコラム「エスパーくんの光速訪問」(東芝施設の見学レポート、構成・絵/松本)、「漫画SF大学」(構成・文/福島正実、絵/松本)と立て続けに掲載を続けた。これが『少年ブック』休刊後に同誌へと連載を移籍するきっかけとなった。
松本デザインによるエスパー強化服の特徴として、服と分離したジェット型のヘルメットをかぶり(ただし前述の予告編では一体型フルフェイスヘルメットの姿が見られる)、レシーバのアンテナは中心軸と合った位置に配置され、ウエストにベルトを装着(第2話より)、レシーバ、背面ロケット、ブーツなどの硬質な部分には特徴的にディテールアップが施されている。手袋は白だがブーツは黒く塗られたイラストもあり、モノクロページでは常にベタが塗られる。また、松本の絵柄のクセにより、極端なパースがつけられて左右の瞳の大きさが異なる絵が目立つ。
球状星団B666内にあるバシウト星(後ろから読むとト・ウ・シ・バ…)では政変により「独裁者」が台頭、星を追われた平和派レジスタンスの一家が地球にたどり着き、拡大政策をもって地球に侵攻してきた独裁者の勢力と東京湾上で戦闘になる。墜落負傷した息子・エスパーを治療し救ったのは、異端の科学者であり医者の古代博士だった。次の白鳥座宙域決戦に参加しなければいけない両親・ミルとカイは、負傷のため超光速空間転移に耐えられないエスパーを博士夫妻に託し出発を決める。エスパーは博士の開発した強化服を身につけ、慣れない戦闘をこなしながらも両親を見送った。
古代夫妻の養子として地球名・古代すすむと名乗ることになったエスパーは「光速エスパー」として、地球に侵攻してくるバシウトの「追跡者」と戦いを続けて行く。第8話の戦闘にて重傷を負ったエスパーは、夫妻と友人たちの輸血により一命を取り留める。血の繋がった親子、血を分けた兄弟として、エスパーと皆の絆は深まっていく。
『少年ブック』が1969年4月号をもって休刊し、「エスパー」の掲載は、同社『少年ジャンプ』(月2回刊)に移籍する。
掲載は同年9号より始められたが、バシウト編のストーリーが完結していたこと、ジャンプでの掲載ページが各回8ページに減ることを考慮し、新たな様式でスタートすることとなった。
ストーリーは短編・各回読み切りで、襲い来る脅威とエスパーとの対決をシンプルなアイデアで描き、レギュラーキャラクターもエスパーとその後見人と思われる三畳博士の2人のみとなった。結果、小気味良い短編が同年14号まで6本連載された。
続いて休載を挟んで再開されたのが、「永遠に秘められた謎に挑戦するSF挑戦シリーズ」と銘打たれた作品群である。エスパーの友人たち(保雄、洋、山本、正雄)の身にまつわる怪奇風味のSF短編が計4本発表されていった。掲載は同年16〜19号。この期間内、エスパーはほぼ狂言回しの役に徹しているが、常に強化服の姿で友人たちの日常に介入するため一種シュールな画面となっている。また、このシリーズよりタイトルの「光速エスパー」は小さく表示され、各回固有のタイトルがメイン表示されるようになる。
同年10月より『少年ジャンプ』が週刊化されたため、掲載様式が三たび変更されることとなった。間隔は月一程度の不定期連載となり、代わりにページ数は16(または15)ページへと倍増された。作風は前2シリーズの中庸路線で三畳博士も再び登場(ただし容姿は異なる)するが、最大の変更点はエスパーが人間ではなく「地球人が作った科学の結晶」と表現される身長50センチにも満たない人造体となったことである(機械製なのか生命体なのかは不明)。このエスパーは普段は超テクタイト合金製のカプセル内に保管されているため、これを起動させるパートナーとして博士の次男・紀久雄が設定された(長男・保雄は当シリーズ2話目で冥王星にて死亡)。このシリーズは『週刊少年ジャンプ』に3回掲載されたのち、『少年ブック』の後継ポジションとして翌1970年1月に創刊された『別冊少年ジャンプ』にも3回連続掲載、そして『週刊少年ジャンプ』1970年29・30号に連続掲載された前後編「インセクター遊星」「大昆虫帝国」の計8本をもって終了し、同時に松本版「光速エスパー」の掲載終了となった。
光速エスパー | |
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ジャンル | テレビドラマ |
出演者 | 三ツ木清隆 |
オープニング | 「光速エスパーの歌」 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1967年8月1日 - 1968年1月23日 |
放送時間 | 火曜19:00 - 19:30 |
放送分 | 30分 |
回数 | 26 |
1967年8月1日から1968年1月23日まで日本テレビ系で全26話が放送された。宣弘社制作。
もともと超人的な人物が奇抜な扮装をしているというパターンが多かったそれまでのヒーロー物とは違い、特別な装束(このドラマでは強化服)を身につけることによって特異な能力を得るという概念を日本で広めた先駆的な作品である。
怪獣ブーム以降の作品であるが、巨大怪獣は登場せず劇中で起きるのは怪事件・怪現象であり、従来の少年ヒーローにSF要素を加味した作風となっている。エスパーが基本的に等身大ヒーローであることもあるが、東芝の意向もあり、当時としてはSFテイストをもった脚本が数多く投入され「科学時代に相応しい(当時のキャッチフレーズ)、科学が問題を解決する明るい未来の物語」に仕上がっている。当時、中学生だった三ツ木清隆が演じる「エスパー」は視聴者の子供らに「親しみの持てるヒーロー」として受容され、番組は大ヒットした。
宣弘社が初めて挑んだ特撮作品であり、初めて手がけた全話カラーの作品でもある。また、少年が主人公であるのも同社初である。宣弘社は過去にも東芝の提供でSF作品『遊星王子』を制作している。本作品は、大正製薬から宣弘社へ移籍した松本美樹が東芝専属の部署として設立した「東芝分室」の初仕事だった。スタッフは宣弘社の常連だけでなく、前年まで国際放映で『忍者部隊月光』を担当していたスタッフらが多く参加している。宣弘社作品の常連監督であった田村正蔵はパイロット版を監督した後に急性肝炎で1か月入院したため監督としての参加は1本に留まり、基本的には編集の手伝いをしていたという。
当時はカラーテレビ販売のために各家電メーカーがカラー番組の制作に携わっており、本作品は東芝初のカラー作品である。東芝一社提供番組のいくつかはタイトル前に「光る東芝」が流されたが、本番組の冒頭のそれは他の番組と異なりエスパーが飛び回る本作品専用のアニメーションで作られていた。
主人公「東ヒカル」の命名は同社のイメージソングの一節「光る東芝」から採られている。同様のネーミングから「芝光子」というガールフレンドも登場する[要検証 ]。1966年に900万円の制作費でパイロットフィルムが制作されたが、劇場映画の手法で制作されたものの時間と経費がかかり失敗の連続だった。なお、パイロット版は近未来が舞台となっている。監督の田村正蔵は、本作品で予算を使いすぎたため次番組として企画されていた『カムイ外伝』が実写からアニメに変更されたと証言している。
ごく普通の中学生である東ヒカルは両親とともに気球の遊覧飛行を楽しんでいる際に墜落事故に遭ったが、全員奇跡的に一命を取りとめた。事故の真相はギロン星人に母星を滅ぼされ、地球にたどりついた善意の超能力生物エスパー星人の夫妻の飛行音波の衝撃で気球が爆発して起こったもので、実はヒカルの両親はその際に死亡している。エスパー星人の夫妻はヒカルへの贖罪の意味も込めヒカルに秘密でヒカルの両親に憑依しており、以後、家族として生活している。
ギロン星人も地球にやってきたことを察知したエスパー星人夫妻は光波エネルギー研究所で強化服を開発中の朝川博士(ヒカルの叔父)にひらめきを模したテレパシーを送り、エスパー星の科学力を反映させて強化服を完成させる。そして、強化服装着者に選ばれたヒカルは「光速エスパー」として、小鳥型サポートロボット「チカ」を介し常にともにあるエスパー星人の母とともにギロン星人の地球侵略作戦ほか数々の怪事件に挑戦していく。
参照:岩佐陽一 2001, p. 181, 「光速エスパー ON AIR LIST」、石橋春海 2014, p. 61
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | 登場宇宙人他 |
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1 | 1967年 8月 1日 | エスパー誕生 | 池田和雄 | 石川義寛 福原博 | ギロン星人 |
2 | 8月 8日 | 大彗星M現わる | 伊上勝 | 福原博 | |
3 | 8月15日 | 原子炉のカビ | 山崎忠昭 | 石川義寛 福原博 | |
4 | 8月22日 | グローブモンスターの襲撃 | 池田和雄 | ギロン星人 グローブモンスター | |
5 | 8月29日 | 金属をたべる宇宙植物 | 中西隆三 | 福原博 | ギロン星人 |
6 | 9月 5日 | 超生命フロスター | 山崎忠昭 | ギロン星人 フロスター | |
7 | 9月12日 | ゆがんだ太陽 | 石川義寛 福原博 | ギロン星人 | |
8 | 9月19日 | ジュピター星のトゲ | 中西隆三 | 福原博 | ギロン星人 トゲモンスター |
9 | 9月26日 | 地球をおおう虹 | ギロン星人 | ||
10 | 10月 | 3日金星は地獄だ | 山崎忠昭 | 山田健 | ギロン星人 泡状の怪物 |
11 | 10月10日 | 宇宙マラブンタの来襲 | 中西隆三 | 福原博 | ギロン星人 |
12 | 10月17日 | ウイルスの恐怖 | 池田和雄 | 石川義寛 福原博 | |
13 | 10月24日 | まぼろし円盤撃滅 | 山崎忠昭 | 福原博 | |
14 | 10月31日 | 宇宙から来た幽霊船 | 陶山智 | ||
15 | 11月 | 7日エスパー2号誕生 | 田村多津夫 | 山田健 | |
16 | 11月14日 | 月面基地応答なし | 中西隆三 | 福原博 | |
17 | 11月21日 | 氷の星からきた男 | 田村多津夫 | 山田健 | グラソン星人=リーダー・ジョージ大原(演:岩下浩)ほか |
18 | 11月28日 | 宇宙人破壊部隊 | 外山徹 | ||
19 | 12月 | 5日超能力を持つ少女 | 田村正蔵 | 和(演:宮かおり) 和の母(演:柳川慶子) | |
20 | 12月12日 | ラスター号出撃 | 外山徹 | ギロン星人 クレプス人 ガリン星人 | |
21 | 12月19日 | 脳波生物ザボール | 中西隆三 | 福原博 | ザボール |
22 | 12月26日 | 気球よあがれ | 田村多津夫 | 山田健 | 所長=謎の宇宙人(演:松本朝夫) |
23 | 1968年 1月 2日 | 我等宇宙の仲間 | 所長=謎の宇宙人 ブーペ星人(演:劇団ブーケ) 宇宙海賊のボス(声:加藤精三) | ||
24 | 1月 9日 | ノアの箱舟のゆくえ | 岩城其美夫 | ノア星人(演:飯田覚三、高杉玄ほか) | |
25 | 1月16日 | アストロ星の兄弟 | 福原博 | アストロ星人=アルタ(演:石川竜二) アロザ(演:大橋一元) ノヴァ(演:丹羽又三郎)ほか | |
26 | 1月23日 | 宇宙の果まで | 外山徹 | アルゴル星人(演:野口ひろし、平島正一ほか、声:加藤精三) |
※★印参照:『朝日新聞』1967年9月5日、9面。「東芝乾電池 キングパワー」広告。
1984年、笠倉出版社のコミックマルガリータ第3号での企画ページにて、原題の『光速エスパー』のまま自主制作されたオープニングアニメを軸とした特集が組まれる。設定は大野安之、脚本はりべんじかんぱにぃ。東ヒカルの名はそのままに主人公が少年から少女に変更されている。イオナイザーを主兵装としブラックエスパーと戦う設定。
同号に松本零士と大野安之の対談も掲載されており、松本はこの対談にて「かなりイメージが違うから『光速エスパー』ではなくオリジナル作品とした方が良い」との旨の発言をしている。またこの時点で「光速エスパー」からの改題は決まっており、特集および次号予告にて「エクスファー」のタイトルとなる事が告知されている。
告知通り第4号から『STAND BY エクスファー』のタイトルで漫画連載が開始された。作画はなかどくにひこ。なお、連載の途中でコミックマルガリータが休刊したため、同出版社のコミックロリポップに連載が引き継がれている。単行本化はされていない。
強化服のデザインは、大野のオリジナル漫画『That's!イズミコ』で「すーぱーひーろーぷりてぃーず」として登場する擬似超能力附加および身体機能保護、増強システム「EXPHAR」(「EX-pander of PsycHopower in Advanced Region」)バイ・ポーラー・タイプ強化服の原型にもなっている。
日本テレビ系 火曜19:00枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
光速エスパー | 素敵なタミー |
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