『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル』(おれのいもうとがこんなにかわいいわけがない ポータブル)は、伏見つかさによるライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』を原作とするキャラクターゲームで、制作をガイズウェアが担当し、バンダイナムコゲームスから2011年1月27日に発売された日本のアドベンチャーゲーム。
ゲーム: 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル | |
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ゲームジャンル | 相談奮闘Liveアドベンチャー |
対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | ガイズウェア |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
キャラクターデザイン | 織田広之 |
メディア | UMD |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2011年1月27日 |
売上本数 | 100,214本 |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
デバイス | メモリースティックDuo対応 データインストール対応 |
ゲーム: 俺の妹めいかあEX いもうとと恋しよっ♪ぽーたぶる | |
ゲームジャンル | 妹育成アドベンチャー |
対応機種 | PlayStation Portable |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
メディア | UMD |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2011年1月27日 |
レイティング | CERO:C(15才以上対象) |
その他 | 限定版に付属 |
ゲーム:俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない | |
ゲームジャンル | 相談奮闘Liveアドベンチャー |
対応機種 | PlayStation Portable |
開発元 | ガイズウェア |
発売元 | バンダイナムコゲームス |
メディア | UMD、ダウンロード販売 |
プレイ人数 | 1人 |
発売日 | 2012年5月17日 |
売上本数 | 71,407本 |
レイティング | CERO:C(15才以上対象) |
関連作品 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ゲーム |
ポータル | ゲーム |
2012年5月17日には、続編としてPSP用AVG『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない』(おれのいもうとがこんなにかわいいわけがない ポータブルがつづくわけがない)が発売された。2013年7月4日には「PSP the Best」としてダウンロード版とともに値下げされた。2013年10月18日には『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブルが続くわけがない』のDisc2の内容を収録した『俺の妹がこんなに可愛いわけがないポータブルがアプリで続くわけがない』がiOS端末用に配信された(2016年5月30日にサービス終了)。
略称は『俺の妹P』。
本作の原作であるライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』は、垢抜けていて勝ち気だが隠れオタクという秘密を持つ妹と、不仲だった妹の秘密を知ったことから、妹が「人生相談」と称して持ちかけてくるトラブルを解決するために奮闘する兄との関係の変化を描いていくホームコメディ作品。電撃文庫より2008年8月から出版されており、2010年10月から12月にかけては同作を原作とするテレビアニメ版が深夜アニメとして放送された。
本作は、原作の設定や登場人物を基に、主人公である兄が妹以外の登場人物からも「人生相談」を受けるというもので、ゲーム独自の物語をマルチエンディング形式で描くものとなっている。ゲームジャンルは「相談奮闘Liveアドベンチャー」と銘打たれている。
数量限定生産版「“俺の”妹と恋しよっ♪ボックス」と通常版「ずっとこのまま♪パック」の2種類がリリースされ、このうち数量限定生産版には、特典としてもう1本のゲームソフト『俺の妹めいかあEX いもうとと恋しよっ♪ぽーたぶる』が付属する。
原作者の伏見は登場人物のうち、高坂桐乃と黒猫のシナリオに監修という形で関わったほか、新垣あやせと来栖加奈子のシナリオを自ら担当しており、小説1冊分程度の分量の原稿を書き下ろしている。ゲーム版では原作とは異なる形の、独自に完結する結末も描かれる。
物語は原作における作中2年目、高坂京介が高校3年生の夏休みを控えた、原作では第6巻以降に該当する時期のエピソードとして描かれる。アニメ版には原作と異なり桐乃がアメリカ留学を断念するという結末を迎えたテレビ放送版の "GOOD END" と、もうひとつの結末である "TRUE END" の2通りの結末が描かれるが(詳細は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない#テレビアニメ」を参照)、本作は "GOOD END" からは続く内容ではなく、原作において桐乃が留学先から連れ戻された後の物語となっている。
ゲームの内容としては、修学旅行から帰宅した京介が、知り合いたちの様子がどこか不自然なことに気が付き、桐乃らの相談に乗るという導入となっている。
本作では、ifルートとして加奈子、いわお、浩平といったサブキャラクターのルートも設けられている。
キャラクターの立ち姿のイラストに動きや視点移動の表現を与える画像技術を、登場人物との会話システムに組み込んだもので、O.I.U.システムとは「O(俺の)I(妹がこんなに)U(動くわけがない)システム」の略称とされる。原作ライトノベル中で作中アニメの動きを形容する表現として用いられていた「ぬるぬる動く」というフレーズが、本作の宣伝にも用いられている。
本作と同じくガイズウェアの制作による『涼宮ハルヒの約束』や『とらドラ・ポータブル!』が、平面のイラストを動かすための技術としてソニー木原研究所の開発によるモーションポートレートを採用していたのに対し、本作では株式会社サイバーノイズ(現株式会社Live2D)が開発した「Live2D」が採用されており、この技術を用いたゲームソフトは本作が初であるとしている。なお「Live2D」はそれまで採用自体がほとんど無く、サイバーノイズ自体も経営が悪化していたものの、人気作のゲームに技術が採用されたことで注目を浴びたことが、経営危機を脱するきっかけとなった。
プレイヤーは登場人物と会話内容や、画面上の表情の変化を追いながら、選択肢の表示に合わせてリアルタイムで合いの手(ツッコミ)を入れることができる。これによりプレイヤーは会話に介入したり無視して聞き流したりすることができ、結果として展開が分岐するものとなっている。
また、作中で手に入れたアイテムを使用したり、使うアイテムを選んだり何も使わなかったりすることでも、展開が分岐する。
特定の条件を満たすことで、原作における基本設定の枠組みを逸脱した展開が繰り広げられる「ifルート」も用意されている。
本作の数量限定生産版に、もう一本のゲームとして同梱される特典ゲームソフト。原作において物語の発端に関わるアイテムとして登場する劇中ゲーム『妹めいかぁEX Vol.4 妹と恋しよっ♪』の内容をモチーフに、原作に登場する主要な女性キャラクターたちが、主人公の妹という設定を与えられて登場するという内容になっている。
作中の設定では桐乃を含めた全員が義理の妹となっている。育成システムはスロットマシンを模したものとなっている。
原作の担当編集者が同じで同時期のアニメ化か行われていることもあり、メディアミックス展開において複数のコラボレーションが行われている『とある魔術の禁書目録』とは、本作でもコラボレーションを行っている。具体的には、本作の登場人物が『とある魔術の禁書目録』シリーズのコスプレ姿で登場する「着せ替えブロック崩し」のミニゲームが収録されている。
そのほか、ゲーム冒頭の導入場面において、登場人物たちが実在のゲーム『ゴッドイーター バースト』をプレイする場面があり、同作のプレイムービーが作中に登場する。
ゲームの発売に先駆けての2010年12月4日には、iPhoneおよびiPod touch用のアプリケーション『俺の妹がこんなに可愛いわけがないiP』がApp Storeにて配信された。画面上の桐乃が時間を知らせたり、タップやフリックといった操作に反応したりするという内容で、Live2D技術を用いた「O.I.U.システム」によって動くキャラクターをiPhoneで先行体験できるという内容になっている。また、2月上旬には本アプリのバージョンアップが予定されており、アップデート内容は、目覚ましやスケジューラ、Twitter機能、追加キャラクターの黒猫である。黒猫を追加するには450円(税込)を支払う必要があるが、目覚まし、スケジューラ、Twitter機能の追加は無料となっている。2月23日より、バージョンアップ版の配信がApp Storeにて開始された。
2010年12月6日付のiPhone/iPod Touch向け無料ソフトダウンロードランキングで1位を獲得し、2011年2月時点で25万件。がダウンロードされたことが発表されている。
2014年3月30日に配信およびサポート終了。
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