ヤマハ・パッソル (Passol) は、ヤマハ発動機が販売していたスクーター(原動機付自転車)である。1977年3月発売。2002年に発売された電動スクーターでも同じ名称が使用された。
1976年に本田技研工業がロードパルを発売。その対抗車種が、この『パッソル』である。
部品のユニット化、プラスティコ素材の多用による製造工程の簡略化は、車重とコストの軽減にも大きく貢献するメカニズムやスタイルである。
動力性能は低かったが問題とはされず、女性がスカートを履いても乗れるというコンセプトの下、より親しみやすさに重点をおいた商品設計がなされており、平滑なステップ面を設け足を揃えて乗れるスルーステップを実現した。テレビコマーシャルには庶民的なイメージを持つ八千草薫を起用、「やさしいから好きです」というキャッチフレーズが、主婦などにも広がりヒット商品となった。1978年には上級車種としてパッソーラが、1981年にはパセッタが発売された。
1982年10月、コンセプトはそのままにパッソルIIが発売された。この頃には、スクーターのラインナップが充実しており、最も安価なボトムライン的な車種として設定されることとなった。高出力エンジンやVベルト式無段変速機などを採用した高性能スクーターに押され、上級車種と統合され消滅した。
2002年11月より発売を開始した電動スクーターにパッソルの名を用いたが、使用していたリチウムイオンバッテリーのリコール問題から2007年9月に発売が中止された。
This article uses material from the Wikipedia 日本語 article ヤマハ・パッソル, which is released under the Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 license ("CC BY-SA 3.0"); additional terms may apply (view authors). コンテンツは、特に記載されていない限り、CC BY-SA 4.0のもとで利用可能です。 Images, videos and audio are available under their respective licenses.
®Wikipedia is a registered trademark of the Wiki Foundation, Inc. Wiki 日本語 (DUHOCTRUNGQUOC.VN) is an independent company and has no affiliation with Wiki Foundation.