ベルト(belt)または帯革(おびかわ)、胴締とは主に物を固定するために使われる、平たい形状で細長い布や革のこと。「バンド」とも呼ぶ。
ほとんどのベルトは専用の固定具(バックルまたは尾錠)と一体化したものとなっており、かつ、締める強さや径はある程度任意に調節することが出来る。
衣服の一部として使われるベルトは、帯の一種として、腰に巻いて、服のずれを防いだり固定させたりするものがその代表格である。ほとんどのズボンには、腰部分にベルトが通せるようにベルトループが設けられている。
ジャケット、外套の前立てや鞄の開き部分を留めるためにボタンやファスナーの代わりに用いたり、革靴、ブーツなどの靴紐の代わりに用いられる。
ベルト単体で用いる人が多いが、ベルト専用の股上が浅いズボン以外には股上が深いズボンが多いので、ベルトで腰を締め付け、サスペンダーでズボンの折り目を綺麗に見せたり、ズボンを上げて履く事ができる利点がある為、嘗てはサスペンダーと併用する人も見られた。 ペリー・サスペンダー[1][リンク切れ]というベルトと併用して着用するサスペンダーが存在する。
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時計(腕時計)や携帯電話、工具、医療機器、銃弾など、常時持ち歩いてすぐに使いたい物を手で持つ代わりにホルスターで身体に付けておくこともある。
車などのシートベルトや高所作業用の安全帯として、人間の身体を堅牢なものに結びつけたり、固定するためにベルトは使われる。
また、腰痛の緩和など、身体の動きを制限したり補助するためにベルトを巻くことがある(腰痛ベルト)。
装身具の一種として権威や地位を表示するために用いられることもある。チャンピオンベルトなどがその代表である。
荷物の梱包などの際、紐で縛ったりする代わりに、専用のベルトを用いることがある。紐と比べて結ぶ手間が省け、ある程度の幅があるため対象物に食い込みにくく、ずれにくいというメリットがある。
拘束具としてもベルトは用いられる。このため拘束具を連想させるモチーフが多く取り入れられる、ボンデージ・ファッションやパンク・ファッションの衣服にはベルトが多用されることがある。
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