スリランカの首相(スリランカのしゅしょう、シンハラ語: ශ්රී ලංකා අග්රාමාත්ය, タミル語: இலங்கை பிரதமர்)は、スリランカ民主社会主義共和国内閣の機能的な長である。
スリランカ 民主社会主義共和国 首相 ශ්රී ලංකා අග්රාමාත්ය(シンハラ語) இலங்கை பிரதமர்(タミル語) | |
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地位 | 内閣の長 |
呼称 | 閣下 |
所属機関 | |
庁舎 | 首相官邸 |
所在地 | スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ |
指名 | 国会 |
任命 | 大統領 (ラニル・ウィクラマシンハ) |
任期 | 5年 |
根拠法令 | スリランカ民主社会主義共和国憲法 |
前身 | 英領セイロン首席書記官 |
初代就任 | ドン・スティーヴン・セーナーナーヤカ |
創設 | 1947年10月14日 |
ウェブサイト | Prime Minister's Office |
セイロン首相の職は、イギリスからの独立によってセイロン自治領が設立された1948年に設置された。スリランカが共和制に移行した1972年に職名はスリランカ首相となった。首相は、ウェストミンスター型政治システムにおいては政府の長であり、ゆえに当時最も力のある職であった。しかし、1978年に憲法改正によって、議院内閣制からフランス型の執行大統領制に移行し、大統領が国家元首および政府首班を兼ねる役職として設置された。
現在では、スリランカ首相は閣僚会議の長として大統領に任命される。大統領が任期中に死亡した場合は、後任を選出するため議会が招集されるか、新たな大統領を選出する選挙が行われるまで、首相が臨時大統領となる。このような事態としては、1993年にラナシンハ・プレマダーサ大統領が暗殺され、ディンギリ・バンダー・ウィジェートゥンガ首相が臨時大統領に就いた例がある。
大統領が首相を任命する一方で、首相の解任については大統領は権限を有していない(2015年の憲法改正で廃止)。実際に2018年にマイトリーパーラ・シリセーナ大統領が対立するラニル・ウィクラマシンハ首相の解任を試みた際は、解任が憲法違反でないかが問われ、首相の再任へと至っている。
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