ステップファミリーとは、多様な形態があり、家族概念や親子関係概念の広がりに伴って境界線は明確ではないが、少なくとも一人の親が、その親の生物学的な子(「実子」)でない子を含む家族をさす場合が一般的である。他の配偶者・パートナーの実子や養子にある子をもつ家族を含む。
この記事は中立的な観点に基づく疑問が提出されているか、議論中です。(2017年5月) |
成り立ちは様々で、組み合わせによってさまざまなケースのステップファミリーが存在する。法的な婚姻関係にある夫婦や内縁や事実婚関係にある場合を含め、さらに同性婚や同性の事実婚関係まで含め多様な家族関係のもとで、生物学的な親子関係にない子供をもつ家族、その場合でも法的な親子関係を持つ場合もあれば持たない場合の家族も存在する。家族が、同居している場合もあるが同居していない場合もある。これらは包括的にステップファミリーとして表現されえる。再婚の場合のいわゆる「連れ子」が、新しい配偶者と法的に養子縁組をするにせよしないにせよ、新世帯で家族としての実態を持つ場合は多い。また、夫婦や同性婚カップルが、養子を持つ場合もある。
結婚した4組に1組が再婚(人口動態調査)。全国のひとり親家庭数は120万世帯を超えていて、一人親家庭は子連れ再婚家庭(ステップファミリー)予備軍である。それにも関わらず、国の再婚家庭に関する調査はなにもなく、この家族の抱える問題点に関しては関心が低く、ステップファミリーという家族形態の認知がまだまだ低いのが現状。しかしながら、ステップファミリーは初婚の家族とは成り立ちが違い、社会の理解や支援が求められている。
支援する団体もほとんどなく、当事者個人がブログなどで自分のストレスを吐き出したり、SNS等で当事者間交流をしていることもあるが、その手段を知らない人、たどり着けない人は孤立して悩みを抱えてしまう。
欧米などにはステップファミリーを支援する団体やステップファミリーのためのグループワークや支援プログラムなどもある。またステップファミリーに関する書籍や雑誌なども多く、当事者が必要な情報や支援が受けやすい。パッチワークファミリーと呼ばれることもある。
家族の中の立ち位置によりさまざまなストレスがあるが、特に大きいのは「継父」もしくは「継母」という立場のストレス。もちろん実親側、継子側にもストレスがあり、それぞれが1つの家族の中で共感できない思いを抱えながら歩みよりをしていこうとしている。
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