クロスグリ(黒酢栗、別名クロフサスグリ、英名ブラックカラント (Blackcurrant)、学名 Ribes nigrum)は、小さな食用の果実をつける温帯性の落葉低木。カシス(仏: Cassis)とも呼ばれる。果実は黒に近い濃紫色で、ビタミンCやアントシアニンが豊富。他のスグリの仲間と同じく、スグリ科スグリ属に分類される。
クロスグリ | ||||||||||||||||||||||||
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クロスグリ | ||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Ribes nigrum L. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
クロスグリ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Blackcurrant |
カシスの世界最大の産地はポーランドで、毎年10万トンから14万5千トンの収穫高があり、これは世界全体の収穫高の約半分を占める。ポーランドは同時に輸出高でも世界最大である。またポーランドは品種改良も盛んで、頻繁に新品種を生み出している。
日本では11トンの収穫量があり、青森県が7.7トンとフサスグリ国内最大の産地となっている。
クロスグリの実はかすかな苦味をもち、ゼリー、ジャム、アイスクリーム、コーディアル、リキュールなどに利用される。イギリス、ヨーロッパ、イギリス連邦諸国では、クロスグリの風味を加えたり、干した果実を加えたクッキーなどの菓子が多数存在する。しかし、同じブランドの製品でも北アメリカでは、この風味が取り除かれていることが多く、代わりに利用しやすいブドウ味が使用されている。日本国内ではクロスグリの風味を活かしジャム、飴、ケーキ、ジュース、お茶、ワイン、サプリメントに加工されるなど利用されている。
また、クロスグリを使った飲み物は様々なものが販売されているが、国によって呼び方が異なる。
アガサ・クリスティの創作したベルギー人の名探偵エルキュール・ポアロは、しばしばクロスグリのシロップを飲んでいる。
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