カルロヴィ・ヴァリ州(カルロヴィ・ヴァリしゅう、チェコ語:Karlovarský kraj)は、チェコのボヘミア地方西部に位置する州。州都はカルロヴィ・ヴァリ。
カルロヴィ・ヴァリ州は面積3314 km2、チェコ国内で3番目に小さく、2001年3月現在で304,343人と人口が最も少ない州である。ドイツと国境を接しており、ザクセン州やバイエルン州との地域協力も行なわれている。
州面積の43.1%は森林で覆われており、特にスラフコフの森は自然保護区に指定されている。主な産業は建設、エネルギー、鉱業、林業である。16世紀にはヤーヒモフで銀山が発見され、ターラーの名で知られる銀貨の鋳造も行なわれた。世界初のラジウム温泉がキュリー夫妻によって作られたのもカルロヴィ・ヴァリ州で、カルロヴィ・ヴァリやマリアーンスケー・ラーズニェ、フランチシュコヴィ・ラーズニェなど、一帯に多くの温泉地があるため、関連企業に就く者も多い。また、陶器やガラス器、楽器の生産なども行なわれている。
カルロヴィ・ヴァリ州には3つの郡に132の市町村がある。
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