インド連邦(インドれんぽう、英語: Dominion of India)もしくはインド連合(Union of India)は、かつてインドに存在した立憲君主制国家(英連邦王国)。ドミニオン(Dominion)と呼ばれるイギリス連邦の自治国(「自治」と日本語訳されるが、実質的な独立国)であり、共和制移行までの短期間の国家であった。
第二次世界大戦の結果、かつての超大国イギリス帝国の国力は失墜し、世界各地の植民地が独立へ向けて動き始めていた。それはインドでも例外ではなかったが、イスラム教徒とヒンドゥー教徒の対立によって、統一国家の建国は困難な情勢であった。
1947年8月15日、デリーの赤い城にてジャワハルラール・ネルーがヒンドゥー教徒多数派地域の独立を宣言。イギリス国王を元首に戴く英連邦王国インド連邦が成立した。また、イスラム教徒多数派地域はパキスタンとして分離独立した。1950年にはインド憲法が施行されたことにより共和制に移行し、イギリス連邦内のインド共和国となった。
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