ハリヤーンウィー語映画(ハリヤーンウィーごえいが、Haryanvi cinema)は、インドの映画のうちハリヤーンウィー語で製作された映画で、ハリヤーナー州に拠点を置く映画産業を指す。「ハリウッド(Harywood)」の通称で知られている。他の州政府とは異なり、ハリヤーナー州政府(英語版)はハリヤーンウィー語映画産業に対して助成金制度や娯楽税(英語版)の免税措置などの政策は実施していない。
ハリヤーンウィー語映画 Haryanvi cinema | |
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映画撮影数 | |
合計 | 33 |
初めて製作されたハリヤーンウィー語映画は、1973年に公開された白黒映画『Beera Shera』だった。同作を監督したK・K・カンドラは翌1974年に2本目のハリヤーンウィー語カラー映画『Harphool Jaat Julani Aala』も製作したが、大衆の人気を得られなかったため、その後長らくハリヤーンウィー語映画は製作されなかった。5年後の1979年にボリウッドのシャーム・ベネガルが短編映画『Karishi Pandit』『Chamatkaar』の撮影のためにロータク県を訪れ、1983年にJ・P・カウシクが3本目のハリヤーンウィー語映画『Bahurani』を製作した。同作は興行的には大きな成功は収めなかったものの、映画製作者たちにハリヤーンウィー語映画産業の将来性への期待感を抱かせることに成功した。1984年にジャヤーント・プラバカールが監督した『Chandrawal』はハリヤーンウィー語映画で初めて興行的な成功を収め、同作はハリヤーナー州の他にデリー、ウッタル・プラデーシュ州西部、ラージャスターン州北部で人気を集めた。
2000年にアシュヴィニー・チョードリーが監督、アーシュトーシュ・ラーナーが主演を務めた『Laado』は興行的な成功を収め、インディラ・ガンディー賞 新人監督作品賞を受賞した。同作は初めて国家映画賞を受賞したハリヤーンウィー語映画となった。2014年公開の『Pagdi The Honour』は第62回国家映画賞で助演女優賞とハリヤーンウィー語長編映画賞を受賞している。『Satrangi』も第63回国家映画賞でハリヤーンウィー語長編映画賞を受賞し、2017年にハリヤーナー国際映画祭で6つの賞を受賞した。
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