萩海運(はぎかいうん)有限会社は山口県萩市に本社を置く海運会社である。萩市が主たる株主である第三セクターで、代表取締役は萩市長(現在は田中文夫)が務めている。
種類 | 有限会社 |
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本社所在地 | 日本 〒758-0024 山口県萩市大字東浜崎町字菊ヶ浜139番1 |
業種 | 海運業 |
法人番号 | 5250002013409 |
事業内容 | 見島・相島・大島旅客定期航路事業 |
代表者 | 代表取締役 田中 文夫 |
資本金 | 8,938万円 |
主要株主 | 萩市 |
外部リンク | http://hagikaiun.co.jp/ |
定期航路として以下の3航路があり、それぞれ専用の船舶が就航している。
見島・宇津港を基準に春夏ダイヤは1日3往復、秋冬ダイヤは1日2往復運航。春夏ダイヤは宇津港→萩港→本村港→宇津港での運航が基本となる(秋冬ダイヤは往復とも本村港経由)。
なお、時刻については公式サイトを参照のこと。
大正時代より前は風で走る帆船が就航していたため、風待ちのため何日も船で過ごす事態も頻繁に生じた。1913年(大正2年)になりようやく石油発動機船が就航した。
1959年(昭和34年)に「見島丸」が就航してようやく見島~萩間が2時間半になった。わずか100トン級にすぎなかったが以前の船よりはるかに安定した運航に寄与した。それでも季節風の頃には100トンぐらいの船では流木のごとく波にもてあそばれたという。1971年(昭和46年)に「たちばな」が就航、見島~萩間は2時間に、1977年(昭和52年)に「はぎ」が就航して更なる時間短縮が実現し、見島~萩間が1時間50分になった。
1986年(昭和61年)に「たちばな2」が就航する。順次近代化された船が登場してはきたものの、船の揺れはあいかわらずひどく、船内のいたる所に汚物用のたらいが置かれ、介護員が乗船していた。
1998年(平成10年)4月、高速艇「おにようず」が就航し、見島~萩間が1時間10分になる。現在の船は「縦揺れ横揺れ軽減装置」が設けられ、高速エンジンで、飛躍的に乗り心地の改善が図られた。2019年(平成31年)に後継船「ゆりや」が就航。
萩港から大島港までの所要時間は約25分で、萩海運の航路としては最も短く、4往復の設定でいずれも大島始発で大島に戻る便となる。
現在は「はぎおおしま」(325t) が就航している。
萩港から相島港までの所要時間は約40分。運航本数は常時3往復である。見島、大島と同様、島から出て島に戻る便となる。現在就航している船は「つばき2」(113t) である。
1990年就航の「つばき2」の老朽化に伴い、2020年7月に萩海運と鉄道建設・運輸施設整備支援機構が共同で鈴木造船(三重県四日市市)に発注した。2021年4月に行われた進水式において船体重量が計画の約154トンを約49トン超過していることが判明。鈴木造船との契約が解除され、6月以降もつばき2が引き続き運行することとなった。
その後、三菱造船に対し萩海運と鉄道建設・運輸施設整備支援機構が共同で改めて新船を発注し、下関造船所にて2022年10月4日に起工式が行われ、2023年5月29日に命名式と進水式を同所で実施した。
「あいしま」と名付けられた新船舶は、全長約37.7m、幅8.3m、総トン数約199トン、旅客定員数130人。大型化によりコンテナ10個または車両2台(2トントラック1台と普通小型乗用車1台)を積載可能となっている。今後内部の艤装を行なって同年8月から相島航路に就航予定。
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