湯田中駅(ゆだなかえき)は、長野県下高井郡山ノ内町大字平穏にある、長野電鉄長野線の駅。同線の終着駅、かつ最高地点(標高599.76メートル)に位置する駅である。駅番号はN24。
湯田中駅 | |
---|---|
駅舎(2016年6月) | |
ゆだなか YUDANAKA | |
◄N23 上条 (1.4 km) | |
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏3227-2 北緯36度44分30.0秒 東経138度24分53.0秒 / 北緯36.741667度 東経138.414722度 東経138度24分53.0秒 / 北緯36.741667度 東経138.414722度 | |
駅番号 | N24 |
所属事業者 | 長野電鉄 |
所属路線 | ■長野線 |
キロ程 | 33.2 km(長野起点) |
電報略号 | ユタ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗車人員 -統計年度- | 605人/日(降車客含まず) -2018年- |
開業年月日 | 1927年(昭和2年)4月28日 |
備考 | 駅員配置駅(9時から18時まで) |
単式ホーム1面1線を有する地上駅で、駅員が配置されている(9時から18時まで)。駅舎には駅務室・待合室・観光案内所などがあり、自動券売機(タッチパネル式2台)が設置されている。一時駅業務は長電タクシーに委託されていたが、のちに直営に戻されている。トイレは駅舎と車止めの間に設置されており、多機能トイレを併設した男女別の水洗式である。
列車到着時には「美わしの志賀高原」(作詞:西沢爽/作曲:古賀政男/歌:岡本敦郎)がホームに流れる。一方、発車時には通常の発車ベルが鳴動する。
以前は2面2線の相対式ホームを有していた(ただし通常は現駅舎側の2番線のみを使用していた)。2面2線時代はホームの途中に分岐器が設置されており、平坦な場所にあるホームに3両編成の列車を入れるために、駅の奥にある県道の踏切を乗り越え、かつ約200mの延長線を走ってからスイッチバックをして入線するという珍しい駅だった。これは、駅が40‰の勾配を登りきった場所に位置しており、信州中野方へ平坦な場所でホームを延長することが困難であった。また、そのままでは駅の奥にある県道の踏切に先頭車がかかったためである。なお、2両編成ならそのまま入線しても全長がホームにかかったためスイッチバックは行われなかった。
2006年に行われた大規模改修工事(期間中は区間運休となりバスで代行輸送)により、このスイッチバックは解消された。また、ホームは現在の構造となり、駅の奥の踏切と約200mの延長線も廃止された。スイッチバック廃止の理由は、同年12月9日に営業運転を開始した1000系電車の運転席が客室上部に位置する構造のため、運転士の移動に時間がかかり、スイッチバック方式の駅への乗り入れが困難であったからである。
2022年現在の延長線跡地は駅近隣にある「ホテル水明館」の駐車場に転用されている。
近年の一日平均乗車人員の推移は下記のとおり。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
2010年 | 557 |
2011年 | 546 |
2012年 | 526 |
2013年 | 540 |
2014年 | 543 |
2015年 | 646 |
2016年 | 586 |
2017年 | 577 |
2018年 | 605 |
旧1番線側に「湯田中駅前温泉 楓の湯」(日帰り入浴施設)があり、同施設の休憩室の窓からはホームを見渡すことができる。「楓の湯」に隣接して旧駅舎を活用した「楓の館」があり、休憩所として利用することができる。
駅前には足湯も存在する。駅周辺には湯田中温泉や新湯田中温泉などの湯田中渋温泉郷の温泉が広がっている。かつて駅南部には湯田中ロープウェーやごりん高原スキー場などが存在した。
駅前広場に、長電バスの湯田中駅停留所がある。同社湯田中営業所の所在地で、駅構内に出札窓口があり、駅の北西部がバスの車庫になっている。志賀高原方面への鉄道とバスの結節点でもある。
この他、かつては冬季の土休日に限り地獄谷野猿公苑に向かう「スノーモンキーホリデー観にバス」(予約制)が発着していたが2018 - 2019シーズンを最後に運行を終了した。
This article uses material from the Wikipedia 日本語 article 湯田中駅, which is released under the Creative Commons Attribution-ShareAlike 3.0 license ("CC BY-SA 3.0"); additional terms may apply (view authors). コンテンツは、特に記載されていない限り、CC BY-SA 4.0のもとで利用可能です。 Images, videos and audio are available under their respective licenses.
®Wikipedia is a registered trademark of the Wiki Foundation, Inc. Wiki 日本語 (DUHOCTRUNGQUOC.VN) is an independent company and has no affiliation with Wiki Foundation.