沢岻(たくし)は沖縄県浦添市の地名。郵便番号901-2112。
浦添市南部の高台、沢岻川(安謝川支流)左岸に位置し、北から沢岻(44ヘクタール、周長3.5キロメートル)、沢岻一丁目(23ヘクタール、周長2.7キロメートル)、沢岻二丁目(19ヘクタール、周長3.1キロメートル)に分かれる。沢岻一丁目には標高88.9メートルの三角点がある。東を経塚、北を大平、西を内間に接する。
現在の沢岻は旧来、沢岻村の一部であった。沢岻村は上沢岻村と呉屋村の合併によって成立した村であり、その名称は1463年に尚徳王がスマトラ島の王に対して提出した照会文書にある「達古是」と関係する可能性がある。1621年の『尚恭浦添王子朝良宛知行目録』には「度支村」と記されている。近代には中頭郡浦添村の一部となり、同村の市制施行に伴い浦添市に属した。令和5年台風第6号により2023年8月1日、当地の擁壁が幅15メートル、延長20メートルに及ぶ土砂崩れを起こしたが、負傷者はなかった。
2024年1月31日現在の推計人口は以下の通り。
区分 | 男性 | 女性 | 合計 | 世帯数 | 高齢化率(%、括弧内は最高齢者の年齢・性別) |
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沢岻 | 558 (40.37) | 580 (40.93) | 1138 (40.66) | 462 | 17.7 (104歳女性) |
沢岻一丁目 | 1167 (41.24) | 1198 (44.03) | 2365 (42.65) | 1021 | 20.7 (101歳男性) |
沢岻二丁目 | 594 (41.17) | 651 (43.78) | 1245 (42.54) | 555 | 22.0 (98歳女性) |
小学校は沢岻509番地から563番地と645番地から695番地1、沢岻二丁目18番から23番が浦添市立内間小学校の学区、それ以外は浦添市立沢岻小学校の学区となっている。ただし、内間小学校区でも沢岻小学校を選択することができ、沢岻小学校区の沢岻1385番地と1386番地と1414番地と1429番地と1468番地、沢岻一丁目49番、沢岻二丁目16番から17番では内間小学校を選択することができる。中学校は全域が浦添市立神森中学校の学区である。
沢岻二丁目と内間二丁目・沢岻と内間一丁目の境界を国道330号が南北に通る。
域内に鉄道駅は存在しない。最寄り駅は沖縄都市モノレール沖縄都市モノレール線の古島駅である。
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