怒れる神の御手の中にある罪人(いかれるかみのみてのなかにあるつみびと、英語:Sinners in the Hands of an Angry God)は、ピューリタン時代の1741年7月8日にコネチカット州エンフィールドで、カルヴァン主義者の会衆派教会牧師である、ジョナサン・エドワーズによって説教された、彼の最も有名な説教である。これは、大覚醒のリバイバルに用いられた。
主題聖句は、申命記32:35の「彼らの足はやがて滑る」Their foot shall slide in due time;(KJV)。
目に見える神の民でありながら、神に逆らうイスラエルの民に対して語られた神の警告である。
まだ回心していない会衆に向けて語る。新生していない者は、怒れる神の御手の中にある。神はそれらの者を嫌い、彼らに対して神の怒りが燃え上がっている。
キリストを信じて、神の怒りから、迫り来る滅びから、逃れなければならない。
エンフィールドの説教では、罪の意識から会衆は泣き叫び、気絶し、激しい痙攣を起こしたと記録されている。
18世紀のニューイングランドの通例通り、説教は印刷されて広く出版された。それは、常にカルヴァン主義者のリバイバル指導者の神学と説教の裏づけとなり、第一次大覚醒の著名な指導者たちによって採用された。
ピューリタン文学の代表作として、アメリカ合衆国の高校と大学の英語の授業で頻繁に使われる。
マーティン・ロイドジョンズは、ジョナサン・エドワーズのこの説教によって、多くの魂が救われたことに注目している。
1948年に伊賀訳、1991年に飯島訳が出版されている。伊賀訳はエドワーズの複数の説教を収録しており、飯島訳はこの説教のみの出版である。
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