ロレンツ国立公園(ロレンツこくりつこうえん、グヌン・ロレンツ国立公園とも)はインドネシアの国立公園の一つ。1999年、ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された(詳細は以下)。
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その北西部にあたるプンチャック・ジャヤ | |||
英名 | Lorentz National Park | ||
仏名 | Parc national de Lorentz | ||
面積 | 25,056.00km2 | ||
登録区分 | 自然遺産 | ||
IUCN分類 | II | ||
登録基準 | (8),(9),(10) | ||
登録年 | 1999年 | ||
公式サイト | 世界遺産センター(英語) | ||
地図 | |||
使用方法・表示 |
その名は、この地を探検したオランダ人探検家ヘンドリクス・アルベルトゥス・ロレンツ(Hendrikus Albertus Lorentz)にちなむ。
ロレンツ国立公園はインドネシアのニューギニア島西部(イリアンジャヤ)のセントラル山脈南麓とアラフラ海北岸の間にあり、行政区画は中部パプア州(2022年以前はパプア州)に属する。公園一帯は地球で氷河がある3つの熱帯地域の1つで、氷河湖、モレーンなどの氷河地形および低地の湿地帯や海岸のマングローブもある。
未開の地と言われ、どのような種が住んでいるか未だにすべて確認されていないが、イリアンジャヤの全哺乳類の80%に相当する123種の哺乳類が生息している。特に1994年に発見された新種のシロハラキノボリカンガルーのほか、世界の3属しかない単孔類のうちの2種、ハリモグラとニューギニア島固有種のミユビハリモグラも見られる。鳥類もパプアニワシドリ、ハナガオフウチョウなどの生息域の限られた希少種が生息している。植物は古代ゴンドワナ大陸の植物種が多く、特にナンキョクブナ属の林が発達している。また、ニューギニア島での生命の進化に関する化石地も含まれている。
先住民も多く住んでおり、高地ではアムング族、ラニ族、バリエム渓谷のダニ族、モニ族、ンドゥガ族、低地ではアスマット族、カモロ族、センパン族がそれぞれ分布している。
近年公園近くの鉱物資源が注目されたため開発が始まったが、警告の意味を込めて世界遺産登録が行われ、この地域の自然が守られることになった。しかし、今でも公園外で鉱物の採掘が行われている[要出典]。また、エキビョウキンによるナンキョクブナ属の森林の立ち枯れも発生しているため、専門家による支援を受けている。
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
東経137度50分0秒 / 南緯4.75000度 東経137.83333度
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