リュウケツジュ(竜血樹、 英語: dragon's blood tree、 dragon tree)は、リュウゼツラン科(APG分類体系ではキジカクシ科)ドラセナ属に属する常緑高木。
リュウケツジュ | ||||||||||||||||||||||||
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保全状況評価 | ||||||||||||||||||||||||
ENDANGERED (IUCN Red List Ver.3.1 (2001)) IUCN 2.3 | ||||||||||||||||||||||||
分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Dracaena draco L. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
リュウケツジュ(竜血樹) ドラゴ | ||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||
Canary Islands dragon tree dagon’s blood tree drago |
竜血樹/リュウケツジュの語が具体的に指すところについては、いくつか狭義・広義の用法がある。
本項は主に Dracaena draco の日本語版項目とする。近縁種のベニイロリュウケツジュ(Dracaena cinnabari)に関しては当該項目を、その他の種についてはドラセナ属を参照のこと。
マカロネシア各地(カーボベルデ、カナリア諸島、マデイラ諸島、アゾレス諸島など)およびモロッコの一部に産する。種小名 draco は「竜」の意味である。リュウケツジュはテネリフェ島の自然の象徴として制定されている。
片や大西洋、片やインド洋とアフリカ大陸を隔てて分布する両種であるが、“竜血”を分泌する点をはじめ共通点も多い。
どちらも、ドラセナ属の中でも大型化の目立つ種であり、樹高は10-20メートルに達する。また、幹のある高さから一斉に無数の枝を出し、非常に密な樹冠を形成する点も似ている。全体の樹形を見ると、リュウケツジュ(Dracaena draco)はブロッコリーのような、ベニイロリュウケツジュ(D. cinnabari)はキノコのような、独特な姿をしている。
枝先には剣(つるぎ)状の葉が密生する。成長は非常に遅い。年輪がないため観察記録などからの推定であるが、樹齢は数百年から千年以上に及ぶものもあるという。
属名 Dracaena はラテン語で「雌竜」の意味で、竜血にちなんだものである。
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