ヤニック・シナー (Jannik Sinner, 英語発音: /ˈjænɪk ˈsɪnər/; 2001年8月16日 - ) は、イタリア・サン・カンディド出身の男子プロテニス選手。ATPランキング自己最高位はシングルス2位、ダブルス124位。これまでにATPツアーでシングルス13勝、ダブルス1勝を挙げている。身長188cm、体重76kg。右利き、バックハンド・ストロークは両手打ち。
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2023年モンテカルロ・マスターズでのヤニック・シナー | ||||
基本情報 | ||||
国籍 | イタリア | |||
出身地 | 同・サン・カンディド | |||
生年月日 | 2001年8月16日(22歳) | |||
身長 | 188cm | |||
体重 | 76kg | |||
利き手 | 右 | |||
バックハンド | 両手打ち | |||
ツアー経歴 | ||||
デビュー年 | 2018年 | |||
ツアー通算 | 14勝 | |||
シングルス | 13勝 | |||
ダブルス | 1勝 | |||
生涯獲得賞金 | 21,021,773 アメリカ合衆国ドル | |||
4大大会最高成績・シングルス | ||||
全豪 | 優勝(2024) | |||
全仏 | ベスト8(2020) | |||
全英 | ベスト4(2023) | |||
全米 | ベスト8(2022) | |||
優勝回数 | 1(豪1) | |||
国別対抗戦最高成績 | ||||
デビス杯 | 優勝(2023) | |||
ATP杯 | ラウンドロビン(2022) | |||
キャリア自己最高ランキング | ||||
シングルス | 2位(2024年4月1日) | |||
ダブルス | 124位(2021年9月27日) | |||
2024年4月1日現在 |
2歳半で初めてラケットを握り、3歳の頃にテニスを始めた。しかし、幼少期はイタリアスキーのジュニアチャンピオンに輝いた功績を持つほどスキーに熱中し、テニスに本格的に取り組むのは13歳になってからであった。
2月のベルガモ・チャレンジャーの決勝で、ロベルト・マルコーラを2-0で下し、2001年生まれ以降では初めてとなるATPチャレンジャーツアーシングルス初優勝を達成。3月にはITFフューチャーズのトレントとプーラで優勝した。
4月のハンガリー・オープンで予選を勝ち上がり本戦入りし、ATPツアーデビューを果たした。初戦はマーテー・ヴァルクスを2-1で下しATPツアー初勝利。2回戦ではラスロ・ジェレ相手に0-2で敗れた。翌週のオストラヴァ・チャレンジャーでキャリア2度目となるチャレンジャー決勝進出となったが、カミル・マイフシャクにストレート負けし準優勝となった。
5月のBNLイタリア国際でワイルドカードで本戦入りし、マスターズ1000初出場。1回戦でスティーブ・ジョンソンを2-1で下しマスターズ初勝利。2回戦でステファノス・チチパスに0-2で敗れた。ウィンブルドン選手権は予選1回戦でアレックス・ボルトに1-2で敗れ初戦敗退となった。8月初旬のレキシントン・チャレンジャーの決勝でボルトに2-1で勝利し、2回目のチャレンジャー優勝を果たした。同月下旬の全米オープンでは予選3試合を勝ち上がり、グランドスラム本戦初出場を果たした。1回戦で第23シードのスタン・ワウリンカに1-3で敗れた。
10月のヨーロピアン・オープンでは2回戦でガエル・モンフィスを2-0で破り、対トップ50初勝利を挙げた。この大会では準決勝進出を果たしたが、ワウリンカにストレート負けした。翌週のエルステ・バンク・オープン1回戦でフィリップ・コールシュライバーを下したことにより、シングルス世界ランクトップ100入りを果たした。
11月初旬のNext Gen ATPファイナルズではワイルドカード出場し、決勝進出。決勝ではアレックス・デミノーをストレートで下し優勝した。
全豪オープンでは初戦のマックス・パーセルをストレート勝ちし、グランドスラム初勝利を挙げた。2回戦はマートン・フチョビッチにストレート負けした。2月のABNアムロ世界テニス・トーナメントでは2回戦でダビド・ゴファンを2-0で下し対トップ10初勝利を挙げた。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行によるツアー中断中、7月のbett1 ACES(エキシビション)に参加。第一トーナメントでは、準々決勝のトミー・ハースを2-1で下したが、準決勝のドミニク・ティームに0-2で敗れた。続く第二トーナメントでは、準々決勝のカレン・ハチャノフ、準決勝のロベルト・バウティスタ・アグートをともに2-0で下したが、決勝で再びティームと対戦して0-2で敗れた。
9月の全米オープン、1回戦のハチャノフにセットカウント2-0でリードしていたものの、逆転負けを喫した。BNLイタリア国際の2回戦では当時6位のステファノス・チチパスにフルセットで勝利、同大会は3回戦のグリゴール・ディミトロフにフルセットで敗れた。
10月の全仏オープンでは、1回戦で第11シードのゴファンを、4回戦で世界ランク7位のアレクサンダー・ズベレフを破り、ベスト8進出を果たした。この全仏ベスト8入りは2006年のノバク・ジョコビッチ以来の若さである。また全仏初出場ベスト8も2005年のラファエル・ナダル以来である。準々決勝では第2シードのナダルにストレートで負けた。同月行われたbett1HULKS選手権では準決勝アレクサンダー・ズベレフに0-2で敗れベスト4。
11月のソフィア・オープンではヒュースラー、デミノー、マナリノらを下し、ATPツアーで初めて決勝進出。決勝ではバセク・ポスピシルにフルセットの末勝利し、ツアー初優勝を達成した。
1月にアデレードのエキシビジョンマッチに参加。クライノビッチとジョコビッチとそれぞれ1セットマッチで対戦したが、それぞれ3-6, 3-6で敗れた。2月にメルボルンで行われたグレート・オーシャン・ロード・オープンではブキッチ、ベデネ、ケツマノビッチを全て2-0で下すと、準決勝はハチャノフと対戦。3時間を超えるフルセットゲームの末、7-6, 4-6, 7-6でシナーが勝利した。決勝ではトラヴァーリャを7-6, 6-4で下し、ATPツアー2勝目を挙げた。19歳でのツアー2勝目はアレクサンダー・ズベレフ以来である。
全豪オープンでは1回戦で第11シードのデニス・シャポバロフと初対戦して、フルセットの末に敗退。マッチ連勝が10でストップした。3月のマイアミ・オープンではカレン・ハチャノフらを敗った後、準決勝でロベルト・バウティスタ・アグートを下し、初のATPマスターズ1000決勝進出を果たした。しかし、決勝ではフベルト・フルカチュに6-7(4), 4-6で敗れ、準優勝に留まった。
全仏オープンでは4回戦まで進出したが、ラファエル・ナダルに敗れた。ウィンブルドンでは初の本戦入りを果たしたが、1回戦でマートン・フチョビッチに敗れた。ライリー・オペルカと組んだアトランタ・オープンでは決勝でスティーブ・ジョンソン (テニス選手) /ジョーダン・トンプソン組を破り、ダブルスツアー初優勝を果たした。シティ・オープンでは第5シードとして決勝までにエーミル・ルースヴオリ、セバスチャン・コルダ、ジェンソン・ブルックスビーなどの他の若手を下した。決勝でマッケンジー・マクドナルドを破り、ツアー3勝と初のATPツアー500タイトルを獲得。同トーナメント史上初のイタリア人優勝者であり、最年少のATPツアー500と最初の10代のチャンピオンを記録。2021年8月9日に世界ランキング15位を更新。
全米オープンでは3回戦でガエル・モンフィスを7-6(1), 6-2, 4-6, 4-6, 6-4のフルセットで下し、初の4回戦進出。4回戦ではズベレフに6–4, 6–4, 7–6(7)のストレートで敗れた。昨年ツアー初優勝を飾ったソフィア・オープンでは第1シードで出場し、決勝で全米オープンで対戦したモンフィスと再戦して勝利。同大会2連覇を達成し、ツアー4勝目を挙げた。
BNPパリバ・オープンでは3回戦でテイラー・フリッツにストレートで敗れた。ヨーロピアン・オープンでは第1シードとして出場し、1回戦で同郷のムゼッティをストレートで下すと、決勝まで1セットも落とさず勝ち上がり、決勝ではディエゴ・シュワルツマンを6-2, 6-2と圧倒しツアー5勝目を挙げた。11月になると世界ランキング9位を記録し、初のトップ10入りを果たした。パリ・マスターズでは初戦でスペインの新鋭カルロス・アルカラスに敗れた。
Nitto ATPファイナルズはレースランキングで9位になり、出場資格を獲得できなかったが、同ランキング6位の同胞マッテオ・ベレッティーニが第1試合を途中棄権したのちに大会を棄権したため、代役として初出場を果たした。「レッド・グループ」に入り、フベルト・フルカチュに勝利したが、ダニール・メドベージェフに敗れ、1勝1敗でラウンドロビン敗退。年間最終ランキングは10位。
デビスカップ・ファイナルズにイタリア代表として出場。ラウンドロビンではアメリカのジョン・イズナー、コロンビアのダニエル・エラヒ・ガランをそれぞれストレートで下した。準々決勝でクロアチアと対戦し、マリン・チリッチに勝利するも、ファビオ・フォニーニと組んで出場したダブルスはニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ組に敗れ、ベスト8敗退となった。
ATPカップではイタリア代表として初出場。単複で活躍して、フランスとオーストリアに勝利するもロシア代表に敗れてラウンドロビン敗退で終わった。
全豪オープンでは第11シードで出場して、1回戦でジョアン・ソウザ、2回戦ではスティーブ・ジョンソン (テニス選手) 、3回戦ではダニエル太郎、4回戦では第32シードのアレックス・デミノーを破り、全豪オープン初のベスト8入り。準々決勝では第4シードのステファノス・チチパスに3-6, 4-6, 2-6のストレートで敗れた。
ドバイ・テニス選手権では準々決勝ではアンディ・マリーを下してホベルト・ホルカシュに敗れた。第11シードで迎えたBNPパリバ・オープンでは4回戦まで進出したがニック・キリオス戦を前に体調不良のために棄権したが、続くマイアミ・オープンでは4回戦でキリオスを下してリベンジを果たして、ベスト8入り。準々決勝ではフランシスコ・セルンドロ戦で1-4の時点で途中棄権。
クレーシーズンに入り、モンテカルロ・マスターズでベスト8入り。準々決勝でアレクサンダー・ズベレフに7-5, 3-6, 6-7(5)で敗れた。マドリード・オープンでは3回戦でフェリックス・オジェ=アリアシムに1-6, 2-6で敗退した。BNLイタリア国際ではベスト8入りするも、準々決勝でステファノス・チチパスに6-7(5), 2-6で敗退。第11シードとして迎えた2022年全仏オープンでは4回戦で第7シードのアンドレイ・ルブレフに6-1, 4-6, 0-2の時点で途中棄権をして、ベスト8入りを逃した。
芝シーズンに入り、イーストボーン国際ではトミー・ポールに初戦敗退。しかし2022年ウィンブルドン選手権では第10シードとして出場して、1回戦でスタン・ワウリンカを7-5, 4-6, 6-3, 6-2で破り、大会初勝利を挙げた。2回戦ではマイケル・イマーを6-4, 6-3, 5-7, 6-2で破り、3回戦では第20シードのジョン・イズナーを6-4, 7-6(4), 6-3で突破。4回戦ではお互い初のベスト8入りをかけて第5シードのスペインの新鋭カルロス・アルカラスと対決して、6-4, 6-1, 6-7(8), 6-3で勝利して、ウィンブルドン選手権初のベスト8入りを果たした。準々決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチと対決して、7-5, 6-2, 3-6, 2-6, 2-6の2セットを先取するも、フルセットの末に敗れた。
クロアチア・オープンでは決勝でアルカラスを6-7(5), 6-1, 6-1の逆転で下して、シングルスツアー6勝目を挙げた。ナショナル・バンク・オープンではパブロ・カレーニョ・ブスタ、ウエスタン・アンド・サザン・オープンではオジェ=アリアシムにそれぞれ3回戦で敗退した。そして迎えた全米オープンでは第11シードとして出場。準々決勝で第3シードのアルカラスと対決するも、3-6, 7-6(7), 7-6(0), 5-7, 3-6の5時間に及ぶフルセット熱戦の末に敗れた。今大会でベスト8入りしたことで、全グランドスラムでベスト8入りを記録した。
10月のソフィア・オープンでは準決勝でのホルガ・ルーネ戦中に足を捻ったことで7-5, 4-6, 2-5の時点で棄権した。同月末のエルステ・バンク・オープンで復帰してベスト8入り。準々決勝でダニール・メドベージェフに4-6, 2-6で敗れた。パリ・マスターズではマルクアンドレア・ヒュースラーに2-6, 3-6のストレートで初戦敗退。年間最終ランキングは15位。
1月、全豪オープンでは第15シードとして出場。1回戦ではカイル・エドマンドを6-4, 6-0, 6-2、2回戦ではトマス・マルティン・エチェベリを6-3, 6-2, 6-2とそれぞれストレートで破り、3回戦でのマートン・フチョビッチ戦では4-6, 4-6, 6-1, 6-2, 6-0のフルセットで下す。4回戦では第3シードのステファノス・チチパスと対決して、4-6, 4-6, 6-3, 6-4, 3-6のフルセットで敗れた。
2月、南フランス・オープンでは決勝でマキシム・クレッシーを7-6(3), 6-3のストレートで下して、ツアー8勝目を挙げた。翌週のABNアムロ・オープンでも決勝進出。決勝ではダニール・メドベージェフに7-5, 2-6, 2-6で敗れ、準優勝。
3月、BNPパリバ・オープンでは4回戦でスタン・ワウリンカを6-1, 6-4、準々決勝ではテイラー・フリッツを6-4, 4-6, 6-4で下してベスト4進出。準決勝ではカルロス・アルカラスに6-7(4), 3-6のストレートで敗れたが、続くマイアミ・オープンでの準決勝ではアルカラスを6-7(4), 6-4, 6-2の逆転で下して、ATPマスターズ1000では2年ぶり2度目の決勝進出して、決勝でメドベージェフに5-7, 3-6のストレートで敗れ、準優勝。
4月、モンテカルロ・マスターズでは3回戦でホベルト・ホルカシュを3-6, 7-6(6), 6-1、準々決勝でロレンツォ・ムゼッティを6-2, 6-2で下して初のベスト4進出。準決勝ではホルガ・ルーネに6-1, 5-7, 5-7で敗れた。バルセロナ・オープンでは体調不良のため準々決勝の試合前に棄権した。
5月、BNLイタリア国際では4回戦でフランシスコ・セルンドロに7-6(3), 2-6, 2-6で敗れた。全仏オープンでは第8シードとして出場するも、2回戦でダニエル・アルトマイアーに7-6(0), 6-7(7), 6-1, 6-7(4), 5-7のフルセットの末に敗退。
6月、芝シーズンになり、リベマ・オープンとテラ・ヴォートマン・オープンでは両大会ともに準々決勝進出。
7月、ウィンブルドン選手権では第8シードで出場して、初のベスト4進出を果たす。準決勝では第2シードかつ前年度覇者のジョコビッチに3-6, 4-6, 6-7(4)のストレートで敗れた。
8月、ナショナル・バンク・オープンでは第7シードとして出場し、2回戦で同胞のマッテオ・ベレッティーニを6-4, 6-3、3回戦ではアンディ・マレー(不戦勝)、準々決勝でガエル・モンフィスを6-4, 4-6, 6-3、準決勝でトミー・ポールを6-4, 6-4で下して自身3度目となるATPマスターズ1000決勝進出を果たす。決勝ではアレックス・デミノーを6-4, 6-1のストレートで下してATPマスターズ1000初優勝を達成した。大会後には世界ランキングを自己最高の6位に更新。ウエスタン・アンド・サザン・オープンではドゥシャン・ラヨビッチに4-6, 6-7(4)のストレートで初戦敗退。
9月、全米オープンでは第6シードとして出場。2回戦ではロレンツォ・ソネゴを6-4, 2-6, 6-4、3回戦ではワウリンカを6-3, 2-6, 6-4, 6-2で勝利するも、4回戦では第12シードのアレクサンダー・ズベレフに4-6, 6-3, 2-6, 6-4, 3-6のフルセットで敗れた。
10月、チャイナ・オープンでは準々決勝でグリゴール・ディミトロフを6-4, 3-6, 6-2、準決勝でアルカラスを7-6(4), 6-1で破り、決勝進出。決勝ではメドベージェフを7-6(2), 7-6(2)のストレートで下して、ツアー9勝目を挙げた。上海マスターズでは4回戦でベン・シェルトンに6-2, 3-6, 6-7(5)で敗れたが、続くエルステ・バンク・オープンでは1回戦でシェルトンを7-6(2), 7-5のストレートで下して、リベンジを果たした。そのまま準決勝でアンドレイ・ルブレフを7-5, 7-6(5)で破り、決勝でメドベージェフを7-6(7), 4-6, 6-3で破り、ツアー10勝目を挙げた。
11月、パリ・マスターズでは3回戦のアレックス・デミノー戦を前に棄権した。レースランキング4位で迎えた2023年ATPファイナルズではグループステージで第1試合でステファノス・チチパスを6-4, 6-4、第2試合でジョコビッチを7-5, 6-7(5), 7-6(2)、第3試合でルーネを6-2, 5-7, 6-4で全勝で決勝トーナメント進出。決勝トーナメントではメドベージェフを6-3, 6-7(4), 6-1で下して、決勝進出。決勝ではジョコビッチに3-6, 3-6のストレートでリベンジされ、準優勝で幕を閉じた。
デビスカップ2023ではデビスカップイタリア代表として参戦して、決勝でデビスカップオーストラリア代表のデミノーを6-3, 6-0のストレートで下して、イタリアの47年ぶりの優勝に貢献した。年間最終ランキングは4位。
1月、5年連続5度目となる全豪オープンに出場。最高成績が2022年の8強となっていたが、今大会は好調を維持し、1回戦から準々決勝までセットを落とさず大会初の4強入りを果たすと、準決勝では第1シードのノバク・ジョコビッチに1セットおとすもののを3-1で破り、四大大会初の決勝に駒を進めた。決勝では第3シードのダニール・メドベージェフを3-6, 3-6, 6-4, 6-4, 6-3の大逆転で破り3時間半を超える試合を制して四大大会初優勝を飾った。さらにイタリア人として1968年のオープン化以降では初となる全豪オープンのシングルスタイトルを手にした。
2月、第1シードとして出場したABNアムロ・オープンでは決勝進出。決勝では第5シードのアレックス・デミノーを7-5, 6-4のストレートで下して、今季無傷の15連勝。ツアー12勝目を挙げ、イタリア人として史上初の世界ランキング3位を更新した。
コート上での冷静な様や、オールラウンドなプレースタイルは、ロジャー・フェデラーと比較されることもある。ジョン・マッケンローからは「10年間で最も才能のある若手の一人」と評され、クリス・エバートからは精神的な成熟を称賛されている。
スピン量の多いバックハンドストロークが武器の一つだが、これにはスキーの経験が活きているかもしれないと言及している。
W | F | SF | QF | #R | RR | Q# | LQ | A | Z# | PO | G | S | B | NMS | P | NH |
W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.
大会 | 2019 | 2020 | 2021 | 2022 | 2023 | 2024 | 通算成績 |
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全豪オープン | A | 2R | 1R | QF | 4R | W | 15–4 |
全仏オープン | A | QF | 4R | 4R | 2R | 11–4 | |
ウィンブルドン | Q1 | NH | 1R | QF | SF | 9–3 | |
全米オープン | 1R | 1R | 4R | QF | 4R | 10–5 | |
勝–敗 | 0–1 | 5–3 | 6–4 | 15–4 | 12–4 | 7–0 | 45–16 |
大会 | 成績 | 年 |
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ATPファイナルズ | F | 2023 |
インディアンウェルズ | SF | 2023, 2024 |
マイアミ | W | 2024 |
モンテカルロ | SF | 2023, 2024 |
マドリード | 3R | 2022 |
ローマ | QF | 2022 |
カナダ | W | 2023 |
シンシナティ | 3R | 2022 |
上海 | 4R | 2023 |
パリ | 3R | 2023 |
オリンピック | A | 出場なし |
デビスカップ | W | 2023 |
ATPカップ | RR | 2022 |
Next Gen ATPファイナルズ | W | 2019 |
結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 2024年 | 全豪オープン | ハード | ダニール・メドベージェフ | 3-6, 3-6, 6-4, 6-4, 6-3 |
結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 2023年 | トリノ | ハード (室内) | ノバク・ジョコビッチ | 3-6, 3-6 |
結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 2021年 | マイアミ | ハード | フベルト・フルカチュ | 6-7(4-7), 4-6 |
準優勝 | 2023年 | マイアミ | ハード | ダニール・メドベージェフ | 5-7, 3-6 |
優勝 | 2023年 | トロント | ハード | アレックス・デミノー | 6-4, 6-1 |
優勝 | 2024年 | マイアミ | ハード | グリゴール・ディミトロフ | 6-3, 6-1 |
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結果 | No. | 日時 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1. | 2020年11月14日 | ソフィア | ハード (室内) | バセク・ポシュピシル | 6-4, 3-6, 7-6(7-3) |
優勝 | 2. | 2021年2月7日 | メルボルン1 | ハード | ステファノ・トラヴァーリャ | 7-6(7-4), 6-4 |
準優勝 | 1. | 2021年4月4日 | マイアミ | ハード | フベルト・フルカチュ | 6-7(4-7), 4-6 |
優勝 | 3. | 2021年8月8日 | ワシントンD.C. | ハード | マッケンジー・マクドナルド | 7-5, 4-6, 7-5 |
優勝 | 4. | 2021年10月3日 | ソフィア | ハード (室内) | ガエル・モンフィス | 6-3, 6-4 |
優勝 | 5. | 2021年10月24日 | アントワープ | ハード (室内) | ディエゴ・シュワルツマン | 6-2, 6-2 |
優勝 | 6. | 2022年7月31日 | ウマグ | クレー | カルロス・アルカラス | 6-7(5-7), 6-1, 6-1 |
優勝 | 7. | 2023年2月12日 | モンペリエ | ハード (室内) | マクシム・クレシー | 7-6(7-3), 6-3 |
準優勝 | 2. | 2023年2月19日 | ロッテルダム | ハード (室内) | ダニール・メドベージェフ | 7-5, 2-6, 2-6 |
準優勝 | 3. | 2023年4月2日 | マイアミ | ハード | ダニール・メドベージェフ | 5-7, 3-6 |
優勝 | 8. | 2023年8月13日 | トロント | ハード | アレックス・デミノー | 6-4, 6-1 |
優勝 | 9. | 2023年10月4日 | 北京 | ハード | ダニール・メドベージェフ | 7-6(7-2), 7-6(7-2) |
優勝 | 10. | 2023年10月29日 | ウィーン | ハード (室内) | ダニール・メドベージェフ | 7-6(9-7), 4-6, 6-3 |
準優勝 | 4. | 2023年11月19日 | トリノ | ハード (室内) | ノバク・ジョコビッチ | 3-6, 3-6 |
優勝 | 11. | 2024年1月28日 | 全豪オープン | ハード | ダニール・メドベージェフ | 3-6, 3-6, 6-4, 6-4, 6-3 |
優勝 | 12. | 2024年2月18日 | ロッテルダム | ハード (室内) | アレックス・デミノー | 7-5, 6-4 |
優勝 | 13. | 2024年3月31日 | マイアミ | ハード | グリゴール・ディミトロフ | 6-3, 6-1 |
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結果 | 勝–敗 | 日時 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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準優勝 | 0–1 | 2018年8月 | サンタ・クリスティーナ | クレー | Peter Heller | 1–6, 3–6 |
優勝 | 1–1 | 2019年2月 | ベルガモ | ハード (室内) | ロベルト・マルコーラ | 6–3, 6–1 |
優勝 | 2–1 | 2019年3月 | イタリア トレント | ハード (室内) | ジェレミー・ヤーン | 6–3, 6–4 |
優勝 | 3–1 | 2019年3月 | プーラ | クレー | アンドレア・ペッレグリーノ | 6–1, 6–1 |
準優勝 | 3–2 | 2019年5月 | オストラヴァ | クレー | カミル・マイフシャク | 1–6, 0–6 |
優勝 | 4–2 | 2019年8月 | レキシントン | ハード | アレックス・ボルト | 6–4, 3–6, 6–4 |
優勝 | 5–2 | 2019年11月 | オルティゼーイ | ハード (室内) | ゼバスティアン・オフナー | 6–2, 6–4 |
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結果 | 勝–敗 | 日時 | 大会 | サーフェス | パートナー | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 1–0 | 2018年8月 | サンタ・クリスティーナ | クレー | Giacomo Dambrosi | マキシム・モラ Nicolò Turchetti | 6–2, 7–6(7–4) |
結果 | 年 | 大会 | サーフェス | 対戦相手 | スコア |
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優勝 | 2019年 | ミラノ | ハード (室内) | アレックス・デミノー | 4–2, 4–1, 4–2 |
1位経験者は太字で表示
受賞 | ||
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先代 アレックス・デミノー | ATP年間最優秀新人賞 2019 | 次代 カルロス・アルカラス |
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