ファンキー・ジャズ(英:funky Jazz)は、ビバップ、ハード・バップから派生したモダン・ジャズのジャンル。ソウル・ジャズ(Soul jazz)と呼ばれる場合もある。1950年代後半から1960年代前半ごろまで流行した。
ファンキー・ジャズ(ソウル・ジャズ)は、ブルースのフィーリングを強調し、ゴスペルの要素も加わった演奏形態である。黒人ジャズ的要素が強く、ビバップやハード・バップに共通した要素である、コードを分解し、旋律を再構成する際に、「ペンタトニック」(五音階)や黒人音楽を意識したスケールを意図的に用いたものも多い。
1960年代、教会音楽(ゴスペル)の影響が強く、ブルー・ノート・スケールやそれに近い音階や進行を使用し、オルガンやギター、ヴィブラフォンなどもフィーチャーされているジャズの総称が、ファンキー・ジャズ(ソウル・ジャズ)とされている。ファンキー・ジャズの代表的なミュージシャンには、ホレス・シルヴァー、キャノンボール・アダレイ、ナット・アダレイやラムゼイ・ルイスらがいる。また、オルガン・ジャズのジミー・スミス、ベイビー・フェイス・ウィレット、ブラザー・ジャック・マクダフ、ジミー・マクグリフらも、このジャンルに含まれる。
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