タイの鉄道(タイのてつどう)では、タイにおける鉄道について記す。
タイ国有鉄道(SRT)が総延長4,041 km(2020年現在)の路線網を保有している。路線は大きく以下に分けられる。
その他、スワンナプーム国際空港とバンコク中心部を結ぶエアポート・レール・リンク(ARL)、バンコク中心部で2021年に開業したレッドラインの路線設備を保有する。
バンコクではSRT保有路線の他に、高架鉄道であるバンコク・スカイトレイン (BTS)、地下鉄であるバンコク・メトロ (MRT) が運行されている。
2023年には、タイ初のモノレール2路線が開業予定。
19世紀後半より欧米諸国主導のもと鉄道建設が各地で計画されたが、1899年、外国資本による長距離路線の建設が禁止された。さらに1906年には民営鉄道の建設自体が禁止された。それまでに免許交付された路線も、完成に至ったのはわずかであった。いずれも廃止あるいは官営鉄道に吸収され、民営鉄道(私鉄)としては現存しない。
太平洋戦争下において旧日本陸軍により敷設された。泰緬鉄道の一部はイギリスによる接収ののち、タイ政府に売却された。
サトウキビ運搬に代表される産業用、あるいは観光施設の一部として軽便鉄道が各地に建設された例があるが、いずれも小規模に留まる。
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