ジョー・ハート: イングランドのサッカー選手

チャールズ・ジョセフ・ジョン・ジョー・ハート(Charles Joseph John Joe Hart、1987年4月19日 - )は、イングランド・シュルーズベリー出身のサッカー選手。元イングランド代表。セルティックFC所属。ポジションはゴールキーパー。

ジョー・ハート ジョー・ハート: クラブ経歴, 代表経歴, 個人成績
ジョー・ハート: クラブ経歴, 代表経歴, 個人成績
マンチェスター・シティFC時代のハート (2014年)
名前
本名 チャールズ・ジョセフ・ジョン・ハート
Charles Joseph John Hart
ラテン文字 Joe Hart
基本情報
国籍 イングランドの旗 イングランド
生年月日 (1987-04-19) 1987年4月19日(37歳)
出身地 シュルーズベリー
身長 196cm
体重 89kg
選手情報
在籍チーム スコットランドの旗 セルティックFC
ポジション GK
背番号 1
利き足 右足
ユース
-2003 イングランドの旗 シュルーズベリー
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2003-2006 イングランドの旗 シュルーズベリー 52 (0)
2006-2018 イングランドの旗 マンチェスター・シティ 266 (0)
2007 イングランドの旗 トレンメア (loan) 0 (0)
2007 イングランドの旗 ブラックプール (loan) 5 (0)
2009-2010 イングランドの旗 バーミンガム (loan) 36 (0)
2016-2017 イタリアの旗 トリノ (loan) 36 (0)
2017-2018 イングランドの旗 ウェストハム (loan) 19 (0)
2018-2020 イングランドの旗 バーンリー 19 (0)
2020-2021 イングランドの旗 トッテナム 0 (0)
2021- スコットランドの旗 セルティック 72 (0)
代表歴
2005-2006 ジョー・ハート: クラブ経歴, 代表経歴, 個人成績 イングランド U-19 6 (0)
2007-2009 ジョー・ハート: クラブ経歴, 代表経歴, 個人成績 イングランド U-21 21 (0)
2008-2017 イングランドの旗 イングランド 75 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2023年6月14日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj

クラブ経歴

マンチェスター・シティ

2003年から地元のシュルーズベリー・タウンFCでキャリアをスタートした。シュルーズベリーでの活躍の後、2006年夏に約150万ポンドでディビッド・ジェームスの後釜としてマンチェスター・シティFCに移籍した。レンタル移籍でのプレーやイングランドU-19とU-21代表での活躍から2007-08シーズン前にスヴェン・ゴラン・エリクソン監督に印象を与え、アンドレーアス・イサクソンカスパー・シュマイケルを差し置いてレギュラーに抜擢された。続く2008-09シーズンからは背番号を1番に変更したが、不安定なパフォーマンスが続き、2009年冬の移籍市場においてニューカッスル・ユナイテッドFCから加入したアイルランド代表シェイ・ギヴンにレギュラーを奪われた。

シーズン終了後の2009年6月24日に、プレミアリーグ昇格を果たしたバーミンガム・シティFCへレンタル移籍。降格候補筆頭とも言われたバーミンガムで12試合無敗を達成するなどシーズンを通して安定したプレーをみせ、クラブの9位躍進に貢献。PFA年間ベストイレブンにも選出された。

バーミンガムでの活躍が評価されシティに復帰すると、2010-11シーズン開幕戦のトッテナム・ホットスパーFC戦では、ギヴンに代わってスタメンに選ばれた。この試合で好セーブを披露し無失点で試合を終えたことをきっかけに正GKの座を掴むと、リーグ戦全38試合に出場し、リーグ最多の18のクリーンシートを記録した。ギヴンがアストン・ヴィラFCへ移籍した2011-12シーズンも全38試合出場でリーグ最少の29失点と安定した守備をみせ、44年ぶりのリーグ優勝に貢献した。2013-14シーズンの中盤には調子を落とし、一時はコステル・パンティリモンに正GKの座を奪われたが、カップ戦の出場から調子と信頼を取り戻し、レギュラー復帰後は安定した守備を見せチームの王座奪還に貢献した。2014年12月19日、マンチェスター・シティとの契約を2019年まで延長した。しかし、2016年に監督に就任したジョゼップ・グアルディオラはGKの足元の技術を重視し、監督の古巣のFCバルセロナからGKクラウディオ・ブラーボが加入すると、2016-17シーズンの開幕3試合をベンチで過ごした。

イタリア・イングランド復帰

2016年8月31日、出場機会確保のためイタリアセリエAトリノFCへ1年契約でレンタル移籍。1929年にセリエAがイタリア全土で開催されるようになって以来、イングランド人GKがセリエAでプレーするのは初めての例となった。2016年9月11日のアタランタBC戦でイタリアデビューを果たしたものの、自身のミスもあり1-2で試合に敗れた。その後もたびたびミスを見せ、安定感のなさを指摘されたが、シーズン終了までゴールマウスを守り抜き36試合に出場。シーズン終了後にレンタル契約満了で退団した。

2017年7月18日、ウェストハム・ユナイテッドFCへレンタル移籍することが発表された。8月17日に行われた開幕戦のマンチェスター・ユナイテッドFC戦で初出場を果たしレギュラーを確保。しかし、12月3日に行われたマンチェスター・シティFC戦にて、契約条項によって出場が不可能なハートの代わりに出場した第2GKのアドリアンが好セーブを連発し、以降はアドリアンに正GKの座を譲ることとなった。

マンチェスター・シティへのレンタルバック後もグアルディオラ監督の考えは変わらなかったため、ハートは完全移籍でクラブを退団することを望んだ。2018年8月7日、バーンリーFCへ完全移籍することが発表され、レンタル期間を含めて12年間在籍したマンチェスター・シティを退団した。契約は2年間。ニック・ポープの負傷に伴い正守護神を任されたが、ウェストハム時代と続いてやはりパフォーマンスは不安定だった。第20節から2年前の正守護神であるトム・ヒートンがスタメンに返り咲き、ハートは第2GKに序列を下げた。そのままシーズン終了までヒートンがゴールマウスを守った。

2019-20シーズンはポープが復帰し、ハートはベンチ要員が続き、同シーズン終了後に契約満了で退団した。

2020年8月18日、トッテナム・ホットスパーFCに加入し、2022年までの契約を締結した。加入直後から第2GKとしてELグループステージなどに出場。トッテナムの決勝トーナメント進出に貢献した。しかし、ELラウンド16のNKディナモ・ザグレブ戦の2ndレグに控えGKとして同行したが、チームは逆転敗退し、その試合直後に自身のインスタグラムにて"Job Done."(任務完了)などと投稿しファンの反感を買った。これは彼のソーシャルメディアスタッフのミスであり、翌朝に投稿された動画内でハート自身が説明・謝罪を行なう羽目になった。

セルティック

2021年8月3日、セルティックFCに加入し、3年契約を締結した。

代表経歴

イングランドU-19、U-21代表を経て、2008年6月1日のトリニダード・トバゴ戦でイングランド代表初キャップを記録。3-0での勝利に貢献した。以降は代表に定着するもロバート・グリーンデイヴィッド・ジェイムズの両ベテランの前に出場機会に恵まれず2010 FIFAワールドカップでは第3GKに選出されたが出番なしに終わった。

UEFA EURO 2012では全試合に出場。グループリーグを首位で通過し、準々決勝のイタリア戦では120分をスコアレスドローで終える好守を披露したが、アンドレア・ピルロチップキックを決められ、PK戦に敗れた。

2012年11月14日にフレンズ・アレーナでこけら落としとして行われたスウェーデンとの国際親善試合では、試合終了間際にハートがペナルティエリア外へ飛び出してヘディングでクリアしたボールを、この日すでにハットトリックを達成していたズラタン・イブラヒモビッチバイシクルキックで合わせられ4点目を許した。なおこのゴールでイブラヒモビッチは2013年のFIFAプスカシュ賞を受賞した。

2014 FIFAワールドカップでは全3試合に出場するも5失点を喫し、チームはグループリーグで敗退した。続くUEFA EURO 2016では、グループ最少失点となる2失点で抑えグループリーグを突破したが、ラウンド16のアイスランド戦で敗れ、大会を去った。

2018 FIFAワールドカップヨーロッパ予選では、2016年10月のスロベニア戦を始めチームが低調な時期にもビッグセーブを連発し、予選突破に貢献したが、本大会直前にクラブでポジションを失っていたこともあり、メンバーから落選した。

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
イングランド リーグ戦 FLカップFAカップ 期間通算
2003-04 シュルーズベリー - 4部 2 0 2 0
2004-05 6 0 6 0
2005-06 46 0 46 0
2006-07 マンチェスター・シティ 25 プレミア 1 0 0 0 0 0 1 0
トレンメア - 3部 6 0 0 0 0 0 6 0
ブラックプール 2部 5 0 0 0 0 0 5 0
2007-08 マンチェスター・シティ 25 プレミア 26 0 3 0 3 0 32 0
2008-09 1 23 0 0 0 1 0 24 0
2009-10 バーミンガム 25 36 0 0 0 5 0 41 0
2010-11 マンチェスター・シティ 38 0 0 0 8 0 46 0
2011-12 38 0 2 0 0 0 40 0
2012-13 1 38 0 0 0 1 0 39 0
2013-14 31 0 1 0 0 0 32 0
2014-15 36 0 0 0 0 0 36 0
2015-16 35 0 0 0 0 0 35 0
通算 イングランド プレミア 302 0 6 0 18 0 326 0
総通算 367 0 6 0 18 0 391 0

代表歴

出場大会

試合数

国際Aマッチ 75試合 0得点(2008年-2017年)


イングランド代表国際Aマッチ
出場得点
2008 1 0
2010 6 0
2011 9 0
2012 11 0
2013 11 0
2014 10 0
2015 9 0
2016 11 0
2017 7 0
通算 75 0

タイトル

クラブ

個人

脚注

出典

関連項目

外部リンク

Tags:

ジョー・ハート クラブ経歴ジョー・ハート 代表経歴ジョー・ハート 個人成績ジョー・ハート 代表歴ジョー・ハート タイトルジョー・ハート 脚注ジョー・ハート 関連項目ジョー・ハート 外部リンクジョー・ハート1987年4月19日イングランドゴールキーパー (サッカー)サッカーイングランド代表シュルーズベリーセルティックFCプロサッカー選手

🔥 Trending searches on Wiki 日本語:

壇蜜HUNTER×HUNTER上坂すみれINILE SSERAFIMBTS (音楽グループ)花澤香菜梶裕貴福岡ソフトバンクホークスデッドデッドデーモンズデデデデデストラクション千賀健永倫子女王相田周二佐倉綾音瀧川剛史ヒロド歩美藤井貴彦転生したらスライムだった件阿部慎之助真風涼帆それって!?実際どうなの課西脇亨輔ブックメーカー張込み天照大神BiSH水田信二羽佐間道夫キスカ島撤退作戦容疑者Xの献身間下このみ所村武蔵三江彩花十角館の殺人川人博張型川栄李奈伊藤みゆきONE PIECEのアニメエピソード一覧悠仁親王SAND LAND志村けん柄本佑津田健次郎西丸優子クリスティアーノ・ロナウド田口壮島津有理子うる星やつら (アニメ)女性器イ・ソンギュン龍が如くシリーズの登場人物ウィル・スミス (捕手)水嶋凜サグラダ・ファミリアヒコロヒーKing Gnuロータリーエンジン黒田清子プロジェクトX〜挑戦者たち〜亀梨和也キングダム (漫画)明仁井上尚弥藤井風長谷川岳花咲れあ青の祓魔師八代亜紀Kis-My-Ft2トゥルーマン・ショー東京都第二次世界大戦竹野内豊藤咲凪イチローキニマンス塚本ニキ松本友🡆 More