『ジョン・ウィック:チャプター2』(原題: John Wick: Chapter 2)は、2017年に公開されたアメリカ合衆国のネオ・ノワール・アクション・スリラー映画。前作同様R15+指定。監督はチャド・スタエルスキ、脚本・原作はデレク・コルスタッド。
ジョン・ウィック:チャプター2 | |
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John Wick: Chapter 2 | |
監督 | チャド・スタエルスキ |
脚本 | デレク・コルスタッド |
原作 | キャラクター創造 デレク・コルスタッド |
製作 | ベイジル・イヴァニク エリカ・リー |
製作総指揮 | ジェフ・ワックスマン ロバート・ベルナッキ デヴィッド・リーチ ケヴィン・フレイクス ヴィシャル・ルングタ |
出演者 | キアヌ・リーブス コモン ローレンス・フィッシュバーン リッカルド・スカマルチョ ルビー・ローズ ジョン・レグイザモ イアン・マクシェーン ランス・レディック フランコ・ネロ ピーター・ストーメア |
音楽 | タイラー・ベイツ ジョエル・J・リチャード |
撮影 | ダン・ローストセン |
編集 | エヴァン・シフ |
製作会社 | ライオンズゲート サンダー・ロード・ピクチャーズ 87イレブン・プロダクションズ |
配給 | サミット・エンターテインメント ポニーキャニオン |
公開 | 2017年2月10日 2017年7月7日 |
上映時間 | 122分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $40,000,000 |
興行収入 | $92,029,184 $171,539,887 3億1500万円 |
前作 | ジョン・ウィック |
次作 | ジョン・ウィック:パラベラム |
『ジョン・ウィック』の続編であり、前作から5日後に起こった出来事を描く。キアヌ・リーブス、コモン、ローレンス・フィッシュバーン、リッカルド・スカマルチョ、ルビー・ローズ、ジョン・レグイザモ、イアン・マクシェーンが出演する。キアヌ・リーブスとローレンス・フィッシュバーンが共演するのはマトリックス3部作以来である。
日本版のポスター等で使われたキャッチコピーは「伝説の殺し屋VS世界中の殺し屋」。
続編『ジョン・ウィック:パラベラム』が2019年に公開された。
前作から5日後。アブラム・タラソフのアジトから愛車を取り戻したジョン・ウィックは、かつての借り(「誓印」)があるイタリア系犯罪組織カモッラの幹部サンティーノ・ダントニオから暗殺の依頼を受ける。今度こその引退を決意していたジョンは断るが、その代償として亡き妻との想い出が残る家が爆破される。ジョンは、ウィンストンの助力を得ようとするも、誓印の掟は絶対だとし、サンティーノの依頼を受けることを勧める。諦めたジョンは、サンティーノより父の跡を継いだ実の姉ジアナの抹殺を要求される。
ローマへやってきたジョンは、当地で準備を行い世界各地の犯罪組織たちを束ねる「主席連合」に就任しようとしているジアナを殺す。カシアンら彼女の護衛らと戦い地下墓地へ逃げ込んだジョンは、今度は口封じを狙うサンティーノの部下アレス率いる一団に襲われる。アレスを振り切り再度カシアンと殺し合うジョンは、偶然コンチネンタル・ホテルに飛び込み停戦状態となる。そしてバーでカシアンと再戦を誓いあったジョンはローマを後にする。
サンティーノはジョンに700万ドルの賞金を掛け、ニューヨーク中の殺し屋に公示する。サンティーノを狙いニューヨークへ戻って来たジョンは、次々と殺し屋らに命を狙われるが返り討ちにしていく。その中のカシアンとは地下鉄での死闘の果てにジョンが勝利する。ジョンは主席連合には属さないニューヨーク地下犯罪組織の王であるバワリー・キングを頼る。ジョンはキングにサンティーノを殺す利益を説き、キングは一丁の拳銃と弾丸7発、そしてサンティーノの居場所の情報をジョンに与える。
美術館へ乗り込んだジョンは、迎撃に現れたサンティーノの部下達を葬っていく。アレスも駆けつけサンティーノを護衛しながら、最期はジョンとの一騎打ちに臨むが返り討ちにされる。美術館を脱したサンティーノはコンチネンタル・ホテルに逃げ込み、ホテル内では殺しをしてはいけない掟を盾にジョンを挑発する。しかし、ウィンストンが止めようとする中、ジョンは躊躇なくサンティーノを射殺する。
焼け落ちた自宅に戻り思い出の品を見つけたジョンはウィンストンから公園へ呼び出しを受ける。ウィンストンはジョンが主席連合によって世界中の殺し屋から命を狙われること、掟を破ったためにコンチネンタルのサービスを今後利用できなくなることを伝える。そして長年の友情に対する餞別として聖印を渡し、暗殺指令を1時間差し止めるのでその間に逃げろという。ジョンは誰が殺し屋かもわからない雑踏の中を愛犬と共に走り去る。
2015年2月、監督のチャド・スタエルスキとデヴィッド・リーチは『ジョン・ウィック』の続編の制作を始めた。同月 ライオンズゲートのCEOジョン・フェルサイマーは、会議で「ジョン-ウィック はフランチャイズとして色んなアクション映画に展開できる」と述べた。 またコルスタッドが再び脚本を書くことも付け加えた。 2015年5月に撮影されることが確定し、ライオンズゲートはフィルムをカンヌ国際映画祭で販売することとした。
主要撮影はニューヨークで2015年10月25日に開始された。
2016年に、タイラー・ベイツ 、ジョエル・J・リチャードにより映画のサウンドトラックが作曲されると報道された。
また、アリス・イン・チェインズのギタリスト・ボーカリストである ジェリー・カントレル が"為すべき仕事"("A Job To Do")、前作において、"Who You Talkin' to Man"を歌ったシスカンドラ・ノスタルジアが劇中とエンドクレジットにて"Coronation"と"Plastic Heart"を歌っている。
ロサンゼルス で2017年1月30日にプレミア公開された。米国では2017年2月10日に映画館での上映が始まり、映画評論家から高い評価を得た。Rotten Tomatoesでは89%の数値を記録している。ローリング・ストーン誌のピーター・トラヴァースは星3.5(星4つ満点)と評し、「キアヌ・リーブスが狂乱と混乱に満ちた続編に戻ってきた。最も恐ろしい殺し屋のバイオレンス、ガンフー、アクションの混沌さを更に増しての復帰だ」と語っている。
全世界興行収入は前作の8800万ドルを大幅に上回り、1億ドルを突破した。
2016年10月に第3作の制作を開始し、2017年6月にコルスタッド(本作の脚本家)が第3作の脚本に取り掛かったと報道された。
2018年4月より撮影を開始し、米国では2019年5月(日本では同年10月)に第3作となる『ジョン・ウィック:パラベラム』が公開された。
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