『カラーパープル』(The Color Purple)は、1985年制作のアメリカ映画。アリス・ウォーカー原作の同名小説の映画化。
カラーパープル | |
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The Color Purple | |
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
脚本 | メノ・メイエス |
原作 | アリス・ウォーカー |
製作 | スティーヴン・スピルバーグ キャスリーン・ケネディ クインシー・ジョーンズ フランク・マーシャル |
製作総指揮 | ジョン・ピーターズ ピーター・グーバー |
出演者 | ウーピー・ゴールドバーグ |
音楽 | クインシー・ジョーンズ |
撮影 | アレン・ダヴィオー |
編集 | マイケル・カーン |
製作会社 | アンブリン・エンターテインメント |
配給 | ワーナー・ブラザース |
公開 | 1985年12月16日 1986年9月13日 |
上映時間 | 154分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $15,000,000 |
興行収入 | $98,467,863 |
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第58回アカデミー賞で、作品賞を含む10部門で候補(助演女優賞で2人あがったので11候補)にあがった。しかし、無冠に終わっている。スピルバーグの監督賞候補入りにも至らなかった。一説には、娯楽映画を一貫して作り続けていたスピルバーグが賞狙いに走ったことに対する会員の拒否反応や、「黒人の心を理解していない黒人映画」という反感があったのでは…と言われている。しかし、映画の完成度は前述のアカデミー賞候補にあがったことからも見られるように、非常に高い。
ウーピー・ゴールドバーグはこの作品で映画デビュー。アリス・ウォーカーがサンフランシスコの舞台に立っていた彼女を見て主役に大抜擢した。明るく陽気なイメージとは正反対の静かな演技を披露し、演技力の高さと器用さを見せ、映画デビュー作にしてアカデミー賞の候補となった。また、司会者として知られるオプラ・ウィンフリーもこの作品が映画デビューである。
音楽はクインシー・ジョーンズが担当。その理由は、本作ではブラックミュージックが重要な要素となっているためである。スピルバーグは『E.T.』が大ヒットした後、次回作について問われると、ジョーンズと一緒にミュージカルを作る構想があると語っており、このことは『E.T.』のサントラ盤のライナーノートに記されている。その企画がこの映画に変わったという経緯もある。スピルバーグは劇場映画デビュー作『続・激突!/カージャック』以降、音楽はジョン・ウィリアムズが手がけてきたが、そのなかで本作は別の作曲家が手がけた例外となった。他に例外は『トワイライトゾーン/超次元の体験』のジェリー・ゴールドスミスだが、これはオムニバス映画の一挿話だけ監督したものである。
当初アリス・ウォーカーは白人であるスピルバーグに監督を任せることに難色を示していたが、クインシー・ジョーンズがスピルバーグを推挙したことで了承したという。
その他キャスト:石田彰/鈴木勝美/小島敏彦/星野充昭/さとうあい/牛山茂/金野恵子/松本梨香/安永沙都子/辻親八 テレビ初回放送日:1991/12/21(土) TBS 土曜シネマシアター 12:00~14:54(3時間拡大枠) 演出:福永莞爾 翻訳:岩佐幸子 日本語版制作:東北新社/TBS
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは126件のレビューで支持率は73%、平均点は7.60/10となった。Metacriticでは7件のレビューを基に加重平均値が78/100となった。
こちらも評価は高く、トニー賞の有力候補と言われている。
ブロードウェイでミュージカル化された作品を基にミュージカル映画としてリメイク。本作を監督したスティーヴン・スピルバーグや本作でソフィア役を演じたオプラ・ウィンフリー、本作で音楽を担当したクインシー・ジョーンズが製作している。
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