『いじわる看護婦』(いじわるかんごふ)は、長谷川町子による日本の4コマ漫画作品。また、この漫画を原作とするテレビドラマ。
いじわる看護婦 | |
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ジャンル | 4コマ、ファミリーギャグ |
漫画 | |
作者 | 長谷川町子 |
出版社 | (単行本)姉妹社 (文庫・全集)朝日新聞社 (復刻版)朝日新聞出版 |
発表期間 | 単行本収録は1968年3月 |
その他 | 『いじわるばあさん』単行本に併載 |
ドラマ:いじわる看護婦 | |
原作 | 長谷川町子 |
制作 | テレパック |
放送局 | フジテレビ |
放送期間 | 1982年11月4日 - 1985年3月18日 |
話数 | 全8話 |
その他 | パート1は『木曜ファミリーワイド』、 パート2 - 8は『月曜ドラマランド』で放送 |
ドラマ:新・いじわる看護婦 | |
原作 | 長谷川町子 |
制作 | テレパック |
放送局 | フジテレビ |
放送期間 | 1985年9月23日 - 1985年12月23日 |
話数 | 全2話 |
その他 | 『月曜ドラマランド』枠 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画, テレビドラマ |
ポータル | 漫画, テレビ |
同作者の代表作『いじわるばあさん』の事実上の姉妹編的な作品で、1965年(昭和40年)に『文芸春秋漫画読本』新春特別号に掲載され、1968年(昭和43年)に姉妹社から刊行された『いじわるばあさん』第3巻の巻末に『いじわる.タンペン』と題して『いじわるクッキー』『まんが幸福論』とセットで収録されている。姉妹社の廃業後には、朝日新聞社から刊行された朝日文庫版『いじわるばあさん』第2巻および長谷川町子全集第24巻において姉妹社版と同様に巻末掲載となっており、2014年(平成26年)に朝日新聞出版(朝日新聞社の出版部門より分社)が旧姉妹社版(全6巻)を復刻した際には、雑誌掲載時の2色刷りが復元されている。以上の掲載単行本の書誌情報については、いじわるばあさん#単行本を参照のこと。
とある病院を舞台に、いじわるばあさんばりの意地悪で医師や患者を困らせる看護婦(連載当時の女性看護師の呼称)を主人公とする全7本の4コマで、登場人物の名称や勤務先の病院の設定などは作中では明示されていない。
1982年(昭和57年)11月からは、フジテレビがこの4コマを原作にした中原理恵主演のスペシャルテレビドラマを主に『月曜ドラマランド』枠で8本放送。また1984年(昭和59年)には、同じくフジテレビが長谷川町子作品を原作とするサザエさん(星野知子)・意地悪ばあさん(青島幸男)と共演するクロスオーバー作品『サザエさんVS意地悪ばあさんVSいじわる看護婦』を開局25周年記念特番として放送した。1985年(昭和60年)9月に放送の通算9本目からは『新・いじわる看護婦』と題し、主演が三原じゅん子に交代しているが、こちらは同年12月に放送の2本目で終了している。
※以下はテレビドラマ版の設定であり、原作漫画では人物や病院に関する設定は特に明示されていない。
東京都武蔵野市にある徳川総合病院の若手看護婦・千本さくらは、医師や同僚、そして患者を相手に意地悪を仕掛けるのが趣味の「いじわる看護婦」として恐れられている。患者のお小水をビールとすり替えたり、雁の写真を検診医に見せてガンの検診を受けに来た患者に聞こえるように感想を求めたり(『いじわるばあさん』の原作にも医師に胃炎をがんと診断させる描写がある)、骨格標本と抱き合いながらレントゲン写真を撮って密会写真に見せかけたり……。さくらが巻き起こす騒動で終始ドタバタが絶えない病院の日常を描く。
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