金メダル(きんメダル、英語: Gold Medal)は、イギリスの王立地理学会 (the Royal Geographical Society, RGS) が授与する最も権威ある賞。金メダルには、1830年に制定された創立者メダル (the Founder's Medal 1830) と、1838年に制定されたパトロンズ・メダル (the Patron's Medal 1838) の2種類がある。この賞は、「地理的科学及び発見の奨励、推進 (the encouragement and promotion of geographical science and discovery)」のために授与されるものであり、受賞者の決定に際しては、国王の裁可を要するものとされている。
この賞の起源は、「地理的科学及び発見の奨励、推進のための奨励金」として、当時の国王ウィリアム4世が1831年から毎年50ギニーを下賜したことにある。最初期には受賞者には賞金として下賜金が与えられたが、1836年から1838年には、ロイヤル・メダルとして金メダルが与えられるようになり、1839年以降は、等しく価値をもつとされるふたつのメダル、創立者メダルとパトロンズ・メダルが与えられることとなった。創立者メダルの表面にはウィリアム4世、パトロンズ・メダルの表面には、1837年に即位したヴィクトリア女王の肖像が刻まれている。
この賞は、著名な地理学者たちに与えられてきており、受賞者の中には、デイヴィッド・リヴィングストン(1855年受賞)、ナイン・シン・ラワット:1877年)、フェルディナント・フォン・リヒトホーフェン男爵(1878年)、アルフレッド・ラッセル・ウォレス(1892年)、ウィリアム・ウッドヴィル・ロックヒル(1893年)や、20世紀以降では、ウィリアム・モーリス・ディヴィス教授(1919年)、サー・ハルフォード・ジョン・マッキンダー(1945年)、リチャード・チョーリー教授(1987年)、デヴィッド・ハーヴェイ教授(1995年)らが含まれている。
以下のリストには、王立地理学会の資料に準じ、下賜金として50ギニーが授与された最初期の受賞者、およびロイヤル・メダルが授与された受賞者(いずれも創立者メダル受賞者として扱われている)、および、例外的にクロノメーターが贈られた例を含んでいる。氏名の後には、おもな業績、または、活動領域を記し、さらに必要に応じて特記事項を追加した。氏名の称号、階級等は参照しているRGSの資料に準拠している。
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