西伊豆スカイライン(にしいずスカイライン)とは、静岡県伊豆市の戸田峠から達磨山・伽藍山を通り土肥峠(船原峠)を結ぶ西伊豆の稜線上を走る延長約10.8キロメートル (km) の道路である。
静岡県道18号修善寺戸田線の戸田峠から南へ向かい、国道136号の土肥峠(といとうげ)まで西伊豆の山稜を走る、伊豆半島を代表する山岳観光道路のひとつ。富士山と駿河湾を望む景観の良いワインディングロードで、高原の稜線上を通るため見晴らしも良く、ドライブ・ツーリングコースとしても名高い。かつては有料道路であったが静岡県に有償譲渡され、無料化された現在は、静岡県道127号船原西浦高原線の一部区間として扱われている。途中数箇所に駐車場が備えられており、その中の1つからは達磨山(だるまやま)への登山道もある。
全線2車線。路面状況は良好で、適度なアップダウンとカーブがあり、伊豆スカイラインと比べて交通量の非常に少ない快走路となっている。終点の土肥峠は国道136号の取付道路で終わるが、ここを道なりにそのまま過ぎると、静岡県道411号西天城高原線(西天城高原道路)につながり仁科峠まで快適なワインディングロードが続く。有料道路時代の料金所は、土肥峠付近に設けられていた。
ここに記述しているものは無料開放される直前の通行料金である。2004年7月の無料開放後の現在は以下の料金は発生しない。
道路線形はバリエーションに富んだカーブとアップダウンが続く。ルート中盤の沿線は高い木々や土手が少なく、クマザサやツツジなどの低木で覆われており、標高900 mの尾根沿いを走るため富士山のほか駿河湾や相模灘を一望できるロケーションを楽しめる。さらに天候に恵まれれば、南アルプスの山並みも遠望できる 。道路沿いに達磨山(標高982 m)や伽藍山(標高867 m)があり、伽藍山の近くの太平洋展望台では、富士山を展望することができる。
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