『バス174』(ポルトガル語: Ônibus 174、英語: Bus 174)は、ブラジルのドキュメンタリー映画。監督ジョゼ・パジーリャと、共同監督フェリペ・ラセルダ(Felipe Lacerda)のデビュー作。
バス174 | |
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Ônibus 174 | |
監督 | ジョゼ・パジーリャ |
脚本 | ジョゼ・パジーリャ |
製作 | ジョゼ・パジーリャ Rodrigo Pimentel Marcos Prado |
出演者 | Sandro Rosa do Nascimento |
編集 | フェリペ・ラセルダ |
配給 | アニープラネット |
公開 | 2002年12月6日 2005年6月4日 |
上映時間 | 111分 |
製作国 | ブラジル |
言語 | ブラジルポルトガル語 |
2000年6月12日、リオデジャネイロで起こったバスハイジャック事件を扱う。貧しい環境で育った若者、サンドロ・ド・ナシメント(Sandro do Nascimento)は強盗を企てるが失敗し、その後4時間にわたりバス乗客を人質に取る。事件はテレビで生中継された。
映画のテーマは、この事件の調査に加え、リオデジャネイロ貧民街(favela、ファベーラ)・スラムの実態、ブラジルの刑事司法制度がどのように貧困層を扱うかも取り上げている。
なお、この作品で警察の内情を語った元リオ州軍警察特殊部隊BOPE大尉のロドリゴ・ピメンタル、バスジャック事件の際に人質交渉官として事件に関わったアンドレ・バチスタ警部はジョゼ・パジーリャ監督の2作目の作品であり、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した『エリート・スクワッド』の登場人物の主役級クラスのキャラクターのモデルとなっており、主役の名前がナシメントであるところから、バスジャック事件の犯人であるサンドロの苗字からとったと思われる。
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