ザール川(ザールがわ、独:Saar、仏:Sarre)は、フランスとドイツを流れる河川である。ライン川水系モーゼル川の支流に属する。
ザール川 | |
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メトラッハのザール・ループ | |
延長 | 246 km |
平均流量 | 47 m³/s |
流域面積 | 7,431 km² |
水源 | ボージュ山脈 |
水源の標高 | 800 m |
河口・合流先 | モーゼル川 |
流域 | フランス ドイツ |
水源はフランスのボージュ山脈で、山脈で一番高いドノン山の近くから赤ザールと白ザールの二つの源流が発している。フランスのロレーヌ地域圏とドイツのザールラント州を流れ、ラインラント=プファルツ州のコンツでモーゼル川に合流する。全長246kmのうちフランス側が126km、ドイツ側が120kmである。
かつては、石炭、製鉄、鉄鋼といったザールラント州の産業にとって重要な役割を果たしていた。原材料や製品がモーゼル川やライン川を経由してルール地方やロッテルダム港に運ばれていた。
川沿いの重要な都市としては、フランスのサルグミーヌやドイツのザールブリュッケンがある。世界遺産に登録されたフェルクリンゲン製鉄所は、この川の岸に建っている。メトラッハには、有名な自然景勝地としてザール・ループ(de:Saarschleife)がある。
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