ケルビン川: スコットランドの川

ケルビン川 River Kelvin
ケルビングローブ公園（英語版）の敷地内の橋の下を流れるケルビン川
所在
国家	イギリス
カントリー	スコットランド
特性
水源
• 所在地	バントン村（英語版）
河口・合流先	クライド川
• 所在地	グラスゴー
• 座標	西経4度18分29秒 / 北緯55.86518度 西経4.30815度 / 55.86518; -4.30815
延長	35 km (22 mi)
流域

グラスゴー大学はこの川沿いにある。この大学の教授で物理学者・工学者のウィリアム・トムソンが1892年に連合王国貴族に序され、この川の名前からとられた新たな爵位「ケルビン男爵」が創設された。温度の単位のケルビンはこの爵位名から取られたものであり、間接的にこの川の名前に由来する。

「ケルビン」という名前は共通ブリソン語（英語版）の *celeμïn に由来するものとみられ、ウェールズ語の同族語の celefyn は「茎」を意味する。あるいは、インド・ヨーロッパ語族の語根 *kl̥h1-（立ち上がる）のゼロ階級が関係している可能性がある。

全長は約35キロメートルである。水源はキルサイス（英語版）の東、バントン村（英語版）の南東の湿原である。そこから南に流れて、デュラトゥール・ボグで人工の水路を通り、90度曲がってストラスケルビン（英語版）谷を西に流れ、フォース・アンド・クライド運河（英語版）と平行に沼の北の境界に沿って流れる。グラスゴー市内のヨークヒル・ベイスンでクライド川に合流する。

ストラスケルビン沿いには、野生のハイイロリス、 カササギ、アオサギ、カワガラス、カワウ、アオガラ、シジュウカラ、ズアオアトリ、タシギ、アカゲラ、クロウタドリ、ワキアカツグミ、ハシボソガラス、カワセミ、マガモ、カワアイサ、ノロジカ、アカギツネ、カワウソ、ミズハタネズミ、ミンク、ドブネズミなどが生息する。

水質改善が行われた結果、サケが遡上するまでになった。この川にはブラウントラウトも生息しており、許可を取得すれば、どちらの魚種も釣ることができる。

 

グラスゴー市内には、ケルビン川に架かるいくつかの橋がある。最も有名なのは、ウェスト・エンドのグレート・ウェスタン・ロードにあるグレート・ウェスタン・ブリッジである。この橋の下にはグラスゴー地下鉄のケルビンブリッジ駅があり、この一帯も「ケルビンブリッジ」と呼ばれている。その他に、バルミュルディ（英語版）のアントニヌスの長城近くの橋、ダンバートン・ロードのパーティック橋、クイーン・マーガレット・ドライブの橋、ハペニー橋、ケルビングローブ公園（英語版）の敷地内の橋などがある。

フォース・アンド・クライド運河がこの川を横切る箇所にはケルビン水道橋（英語版）がある。建設当時はイギリス最大だった。運河からあふれた水はケルビン川に流れるようになっている。

History of Banton; William Gracie, 1995 pub. Stratkelvin district council. (Kilsyth Library, local studies)

• Friends of the River Kelvin River Kelvin based charity
• River Kelvin Angling Association River Kelvin Angling Association
• Kelvin Walkway - Glasgow West End Illustrated guide to riverside walk
• Kelvin Bridges Heritage Trail by Institute of Civil Engineers Scotland