2010年代において、写真がデジカメからスマホに移り変わる時代の中、デジカメメーカー各社がコンパクトデジカメ(コンデジ)を縮小して高級路線に舵を切る一方で、富士フイルムは逆にコンデジに力を入れ、2017年にはチェキにデジカメ機能を併せ持ったハイブリッドインスタントカメラ「instax SQUARE SQ10」を、2019年には「instax mini LiPlay」を発売。2021年に発売されたハイブリッドインスタントカメラ「instax mini Evo」は、フイルムカメラでありながら日本のデジカメ機種別販売台数シェアで1位となった。
「“チェキ” instax mini HELLO KITTY」など、他社の人気キャラクターとのコラボモデルも富士フイルム社から販売されている。タカラ(現・タカラトミー)の「めちゃハヤカメラ ポケピィ」など、他社から発売されたチェキのOEM製品も存在する。ライカのインスタントカメラ「ゾフォート」など、富士フイルムの商標である「チェキ」や「instax」を使用してはいないものの、同一のinstaxフィルムを使用するサードパーティ製品も市場に存在する。
初代「instax mini 10」が発売された1998年当時は「フジカラーのお店」(富士写真フイルム特約店)を中心として大々的なキャンペーンが行われ、当時若年層の男女に大きな人気があった滝沢秀明がイメージキャラクターとして起用された。2000年には後継機「instax mini 20」の発売に合わせ、赤塚不二夫の代表キャラクター「ニャロメ」とユースケ・サンタマリアがイメージキャラクターとして起用され、ニャロメのノベルティグッズを抽選でプレゼントする「チェキでChance!」キャンペーンが行われた。
2021年12月3日発売。mini LiPlayの後継(2023年現在も併売)。10種類のレンズエフェクトと10種類のフィルムエフェクトで合計100種類の撮影エフェクトを実現。2021年11月発売のプリンタ機種であるinstax Link WIDE同様、これまでの「instax-Naturalモード」に加え、色彩をより豊かに表現できる「instax-Richモード」を新たに搭載。専用アプリをスマホにインストールすることで、スマホプリンターとしても利用できる「ダイレクトプリント機能」も搭載する。本機でプリントした写真を、instaxフレーム付き画像としてスマホに保存することができる「プリント画像保存機能」を初めて搭載した。
2022年7月28日発売。instax mini Linkの後継。Linkとの主な違いとして、専用アプリを使用してスマホで撮影する際に、ARエフェクトを重ね合わせて空間に絵や文字を描く空間描画機能「instaxAiR」を搭載した。当該機能を応用して描画する様子を動画として保存する機能が搭載され、TikTokやその他SNSでかんたんに共有できる。相性診断機能「Match Test(マッチテスト)」には「直感診断」がメニューに追加された。Link同様、「FUJIFILM Camera Remote」と併用することで、一部のXシリーズ及びGFXシリーズで撮影した画像もプリント可能。
instax SQUARE Link
2022年11月17日発売。SHARE SP-3の後継。本機のみの新機能として、専用アプリを用いて出力したチェキプリントをARエフェクトで彩りARエフェクトを重ねたプリントを表示したり、その画面を動画や静止画として保存してSNSで共有できる「AR Print」、スマホの画像にチャットメッセージを重ね合わせてプリントする「INSTAX Connect」を搭載した。但し、mini Link 2に採用された「instaxAiR」は搭載しない。
instax Link WIDE
2021年10月22日発売。instax mini Linkの姉妹機種。従来のチェキフォーマットの倍となるWIDEフォーマットに対応する。専用アプリには、従来の「instax-Naturalモード」に加え、色彩をより豊かに表現できる「instax-Richモード」を新たに搭載。音声メッセージやテキストメッセージ、地図の位置情報、お気に入りのWEBページのURL等をQRコードに変換し写真と一緒にプリントすることも可能。イベントに最適なテンプレートを使い、色や文字を自由に編集してグリーティングカードを作成できる「エディタブルテンプレート」も搭載した。カラーはアッシュホワイトとモカグレイの2色。
すみっこぐらしは2023年11月3日、ちいかわは2023年12月9日発売。本品は発売が富士フイルムでは無くタカラトミーになっている。同社が発売している前述のPixtossやプリントスと異なり、instax mini 12のバリエーションモデルとなっている。それぞれ各キャラクターをボディにデザインし、専用ストラップとシールが付属したもの。
2014年2月15日発売、愛称「スマホ de チェキ」。スマートフォンのカメラで撮った後、専用アプリを使い無線LANで転送して印刷する、使用方法を想定した製品。専用アプリにはその場の情報等を同時に印刷するリアルタイムテンプレート、限定感のあるプリントを出力するリミテッドテンプレート等が設定されている。FinePix F1000EXR、FUJIFILM Xシリーズの2013年以降の製品からの直接印刷にも対応する。富士フイルム創業80周年記念製品でもある。
instax SHARE SP-2
2016年7月15日発売。instax SHARE SP-1の後継で、SP-1同様「スマホ de チェキ」の愛称を持つ。有機EL露光ヘッド採用によってプリント画質が大幅に向上し、出力にかかる時間も短縮された。専用アプリにはコントラスト等を自由に調整出来る「カスタムフィルター」、2〜4枚の写真を一つの写真にする「分割写真テンプレート」、1枚の画像を2枚に分割して出力することで、2枚分の大サイズプリントのように飾って楽しめる「組み写真テンプレート」等が搭載された。
2019年10月11日発売。SP-2の後継だが、これまでの「instax SHARE」ではなく「instax mini Link」ブランドを冠する。スマホで撮影した静止画や動画から専用アプリでプリント、フィルターを掛けることが出来る。専用アプリには映像からベストショットを切り出してプリントする「Video Print」、プリント前にクイズを出し、正解がプリントされるまで分からない相性診断「Match Test」、最大5人で一つの画像を作る「Party Print」を搭載した。専用アプリ使用中はプリンタ本体を傾けたり振ったりすることで、ズームイン/アウトや撮影、再プリントが指示できる。「FUJIFILM Camera Remote」と併用することで、一部のXシリーズ及びGFXシリーズで撮影した画像もプリント可能。
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