このガイドにはウィキボヤージュの標準的な記事スケルトンごとに、それぞれが備えるべき情報は何か述べます。もし特別な事柄を書こうとしていてそれを書く項目名を調べるには、どこに書けばよいか (英語版地理的階層を参照してください。書きたい記事の分野が決まっているなら、その記事がそなえるべき節の一覧は記事のスケルトンのテンプレート集にしたがいます。また、個別の記事スケルトンにも、それぞれの記事固有の情報が詳しく示してあります。なお、個別の記事スケルトンを見ない場合で、今まで作成されていない分野の記事を作成する際はあらかじめ水茶屋などで合意を取りましょう。そうすることで1つだけ分野の異なる異質な記事が存在してしまうことを防ぐことができます。

導入部 編集

これは1つの節ではなく、記事の一番初め、つまりバナーの直下、1番目のセクションとの間に書かれる文です。

目的地の記事には、行き先の特徴を示す情報を簡潔に書き、旅行者に記事の主題が伝わるようにします。その記事を地理的階層で調べ、親階層へリンクを置きます—たとえば「地方」の記事ならば「国」の記事にリンクを書きましょう。

当該の区域の大まかな東西南北の境界など、詳細な情報を示すと、やはり文が増えます。興味を引きつけるいろいろな情報を書くのもよいですが、歴史や文化その他の詳しい情報は「知る」節をメインに記しましょう。導入部にはあくまでも簡単な「概略」を書くのみに。


検索エンジンの多くは、記事の導入部分の文章をヒットした記事名の下に表示させます。

地域 編集

記事の分野によってセクションの名前が変わります。原則として、大陸の記事では「地域」、大陸の区分(名称変更の可能性あり)の記事では「国と地域」、国の記事では「地方」、地方の記事では「県」、県の記事では「都市」となります。ただし、「州」「県」「郡」「province」「小郡」など地理区分に例外がある(例えば国の子階層が地方ではない)場合もありますので、Wiki Travel:地理的階層/各国の地域区分をご覧の上、記事の一つ下の階層になるものを列挙しましょう。

ただし、子階層が1つしかない場合、このセクションを設ける意味はありません。

詳細な情報はそれぞれの地域の記事に書いてください。また地域をさらに細分化するほうが適することもあります。

特定の地域 (area) を一般的な地方に分ける場合、指標になるページは「地理的階層」です。当セクションに地方の記事についての概要を書き、詳細は張ってあるリンク先に書くようにします。

それぞれの地方ごとに簡単な説明文を添えてください。書き方はWiki Travel:単文の箇条書きのヒント((英語))を参照してください。その際に、Template:Regionlistが役立つでしょう(外観統一のため、特に理由がない場合はこのテンプレートを使用すること)。


都市 編集

国・地方・県など、国以下県以上の階層の記事にのみ適用。定住地が一つもない場所の記事を除いてこのセクションは必須です。

国或いは国の中の地域には、都市はあれど地方はないという場合があります。その場合は無理に地方やその子孫階層を作ったりせず、国の記事にこのセクションを設けて一覧にしましょう。そうしない場合には、その地域の都市を国の記事にすべて書き出すのはやめてください。この場合、主要都市を★ABC順に一覧にしてください。並び順について、行政上の国・国以下の地域下層(例:アメリカの州)に従う場合は1件目に首都を記します。

国以下都市以上の階層で最下の階層の記事では(例:アディロンダック (英語))、ページ内の「都市」節を地理ごとに分割してレベル3見出しを書く方法があります。これにより下位分類ごとに別ページを立項せずに済み、一覧の管理の手間を省けます。そうでない(国以下県以上で最下層でない)記事については、主要な都市のみを挙げ、一覧が煩雑にならないようにしてください。

それぞれの都市には忘れずに簡潔な説明文を添えます、その書き方はWiki Travel:単文の箇条書きのヒント (英語版を参照してください。


その他の目的地 編集

国と地方の記事にのみ適用。オプションですが、「他の目的地」 Other Destinations の記載がひとつもない場合のみ作成。

地域によっては、目的地はあっても都市ではない場合があります。例をあげるなら、広大な国立公園のグランドキャニオン(英語)あるいは考古学的な遺跡アンコールワット(英語)などです。これらの目的地を★ABC順に一覧にするについて、上限は9件とします(英語)

それぞれの目的地ごとに忘れずに 1–5 文の説明文を添え、書き方はWiki Travel:単文の箇条書きのヒント(英語)を参照してください(上位の項目の説明は簡略に。)

地区 編集

特別都市 Huge City の子階層記事で、他の記事の子階層でこのセクションは用いないでください。

個別の特別都市 huge city の具体的な目的地の情報は、その子階層の地区 individual district 記事に詳しく書きます。この節には地区の一覧をまとめ、それぞれ個別に短い解説文を添えましょう。旅行先としてどんな特徴があるか、その地域はどんな居住圏で構成されるか、どんな文化があるかなどなど、旅行先を選ぶ際に旅行者に最も参考になる情報を書きます。一覧に載せた地区 district は原則、地域の境界に従い、Wikivoyage独自の区分を作ることは推奨されません。そうする場合には事前にノートで合意形成を行ってください。すると、他のウィキボイジャーが新しい記事を作るとき、迷わず作成するのに役立つからです。地区の記事のレイアウトを理解するには、地区のテンプレート(英語)を参照してください。また、地区階層の記事がどのようなものか知るために、地理的階層も役に立つでしょう。

知る 編集

目的地・国・地方・小都市・大都市・特別都市・公園の記事には必ず書いてください。

この節には目的地についての事前に知っておくとよい情報を詳しく記述します。特にこの目的地特有の特徴は是非ともここに書くべきでしょう。

レベル3見出しを設け内容を分けますが、内容は記事の種類により変わります。国ならば文化・民族・宗教・外交が設置してあれば親切でしょう。記事の種類に関わらずあるべき情報は、気候・歴史などでしょう。ただし他の節から情報を写してはいけません。また、下位レベルに書く情報は詳しく書きすぎると下位階層の記事とかぶってしまいます。詳細な内容は下位階層に譲りましょう。

知る節の主なレベル3見出しは以下のとおりです :

  • 地理(Orientation)
  • 歴史
  • 民族(People / 国と地方の記事用)
  • 気候
  • 祝日(国の記事用)
  • 読書(Read / 旅行ガイド以外の書籍。記事の主題独特の文化を感じられる = 地元独特の本を紹介する場。)
  • 観賞(旅行のドキュメンタリー番組、映画、シリーズ番組。動画サイトへのリンクは除外。)

これらは絶対ではなく、必要があれば他の節も追加してください。なお、独立した節を設けるほど内容がないのであれば知る節の冒頭に小見出しを設けずに書いてください。

どの情報も基準は旅行者にとって便利かどうかという点に留意します。一例として「歴史」節は百科事典であるウィキペディア並みの詳しさを求めず、特定の場所やイベントが旅行者の中で大きな歴史の区切りと結びつくように配慮します。「気候」は気象学者の目線ではなく、旅行者が知っておくべき情報、つまりは旅行に適した季節や旅行に必要な用具などを知ることのできる情報のみを書いてください。

言語や観光案内所、学校などについてはそれぞれ「話す」「困ったときは」「学ぶ」などで書くため、知る節には書かないようにしてください。

話す 編集

国と地方の記事に使い、国の記事では必須です。都市、郊外 rural area の記事での使用はごく稀です。

その土地で話されているローカル言語について説明を書きましょう(複数あればそれぞれ)。英語や日本語の通用度も書いておくといいでしょう。(例:ベトナムにおける日本語の通用度)また、「書く」事についての説明も需要があるでしょう—旅行者はバイリンガル地図が必要なのか。言語が複数あるなら、会話集へのリンクはしばしば便利です。英語しか公用語がないなら、そう記せば十分です。

国の記事以外の場合、公用語とは異なる言語のみ話題にしてください。特筆すべきことがないなら、見出しを作らないでください。

逆に、長い説明も煩雑になり見にくくなります。その場合は会話集へのリンクと要約された説明だけを書き、、詳細な説明は会話集に任せてください。

着く 編集

目的地の記事すべてに使えます。

目的地に行くための方法について、情報を書く節です。

国や地域で個別の出入国管理制度がある場合、ビザ(英語)やその他の入国・入域に関する法律の情報を書くべきです。また国境を越える(英語)際に守るべきことも記してください。

ここに書く情報は、基本的にひとつ上位の同じ階層にある場所を取り上げます。一例として行く先をカリフォルニア州(英語)にするのは、陸路のルートをたどって到着できるアメリカ(英語)国内の各地(オレゴン州(英語)、ネバダ州(英語)、アリゾナ州(英語))と国境を接するメキシコ(英語)に限定します。特定の都市へ着く場合は、国内のどこか遠隔地ではなく、近隣からの方角を示すことと、出入国管理所を通過するなら概要だけ書き、詳細は省きます(内容を書くのは「国」の記事だからです)。

「着く」節は必要に応じ小見出しを設けて下記項目をまとめ、目的地へ通じる交通手段を以下に書かれている順に並べます。小見出しの名前は以下に統一してください。

  • 飛行機で
  • 船で
  • 鉄道で
  • バスで
  • タクシーで
  • 車で(公共交通機関ではないエンジンがついた乗り物すべて)
  • 路面電車でフランス語版の事例。英語版では確認できず。
  • ヒッチハイクで
  • 自転車で
  • 徒歩で(ウォーキングのこと)

料金と入国証 編集

公園の記事では必ず使用してください。他に、国の記事や国と同階層の地域の記事でも必要に応じてこの節を設けてください。

移動する 編集

目的地内を移動する際の情報を書く節です。全地理的階層上の記事に必須で、例外は地区 District の記事のみです(地区の記事では必須ではなく推奨されます)。

地域内の移動で利用できる交通機関をまとめてください。必要に応じてレベル3小見出しを設けますが、その際の小見出しの名前および順番は着く節の規定に従ってください。記事の主題の範囲が広い場合は、概括情報のみを書くようにして、個別の詳細な情報は子孫階層(英語)の記事にて述べます。

見出しの名前は必ず移動するに統一してください。

困ったときは 編集

どの目的地にも使えますが、通常は地理的階層の下位階層に使用します。任意です。

この節には緊急事態以外の際に旅行者が利用できると便利なサービスをまとめますが、他のセクションに当てはまらない物のみを書いてください。例えば、理髪店や美容院、ベビーシッター、ペット用品やペットホテル、大使館や領事館、宗教施設や礼拝所などです。また、観光案内所などもよくこの節に記述されます。

もしも小見出しを設けるのであればその名前はおおよそ以下のようになるでしょう :

  • "領事業務" - 欄には詳細情報を記した都市の記事へのリンクを書き、特に所在地がわかりにくい場合など、大使館領事館の一覧がどこにあるか示します。
  • "新聞" - 地元の英語や日本語の新聞
  • "ラジオ" - 地元の英語・日本語による放送、あるいは BBC やドイチェ・ヴェレなどの国際放送が聞けるのであれば一帯の AM/FM 局の周波数

観る 編集

すべての目的地の記事に必須な項目です。もし観る節とする節のどちらに書くのが適切か迷った場合には、節の統合も考えられますが、あまり推奨されません(例:遊園地や公園の場合。これらについてはWiki Travel・トーク:記事のスケルトンにてどの節に置くか議論がなされています)。

地域内の観光スポットを列挙します。見どころは本質的に話題性では書かず、季節や時代が変わっても見に行けるものを入れましょう。美術館や博物館、動物園や公園、名所旧跡/ランドマークなどがその例です。名勝地や展望台も「観る」に分類されます。

この項を書く際には必ずリスティングテンプレート(英語)を使いましょう。「観る」節の場合、{{see}}が適切でしょう。小都市、大都市、地区、公園の記事では短い要約文を書くのみとし、個別の観光スポットについては詳しく書かないでください。非常に有名で誰もが行きたがる観光スポットや見逃すべきではない見どころなら、必ず対象のページに(linkパラメータで)リンクを張り、詳しい情報をリンクを辿って見えるようにします。

目的地によっては、あまりにも観光スポットが多くて全てをリストにできないことがあります。その場合は複数のよく似たものを、概説するのもいいでしょう。ただしそうした場合であっても主要な目的地はリスティングテンプレートで紹介しておくべきです。また、リスティングテンプレートが多くなりすぎると煩雑になるため、醜いと感じた場合には小見出しを設けて構いません(例 : 「城塞」、「博物館・美術館」などなど)。


する 編集

地方記事以外のどの地理的階層上の記事でも必ず設けてください。なお地方記事でも設けることは強く推奨されます。もし「観る」節と「する」節のどちらに書けばいいか迷った場合は、「観る・する」としてもいいですが、あまり推奨されません(例 : 遊園地や公園の場合。これらについてはWiki Travel・トーク:記事のスケルトンにてどの節に置くか議論がなされています)。

「する」節には地域内で行える活動を紹介します。活動は本質的に体を動かすもので、ほとんどの場合で日程がきまっています。一例としてスポーツ(参加も観戦も)、カジノや劇場、見学ツアー、祭りなどが挙げられます。ハイキングやボート漕ぎ、スキーなども「する」に分類します。ただし、地域内の移動を目的としたハイキングやボートは「移動する」節に書くので注意が必要です。

この項を書く際には必ずリスティングテンプレート(英語)を使いましょう。「する」節の場合、{{do}}が適切でしょう。国、地方、特別都市の記事では短い要約文のみを書き、個別の解説は子孫階層に預けます。非常に有名で誰もが行きたがる観光スポットや見逃すべきではない見どころなら、必ず対象のページに(linkパラメータで)リンクを張り、詳しい情報をリンクを辿って見えるようにします。

学ぶ 編集

任意で必要な際に設けましょう。主に国、大都市、地区の記事で使われます。

目的地が広域ならば、外国からの旅行者が関心を持ちそうな語学・カルチャー系の科目がある教室や学校について、必ず一般情報のみを記述します。都市や地区のガイドでは詳しい情報を載せ、学びの体験談などもあるといいでしょう。地元の大学をただ載せるだけでは不十分です。旅行者にとっての価値を説明し、それができない場合は載せるべきでないでしょう。

もし地元の大学の見どころが建築や音楽堂、付属博物館や大学美術館などならば、「観る」節に書く方がふさわしいかもしれません。

プロジェクトの趣旨(英語)ウィキボヤージュは何でないかも参照)を十分に意識してください。「学ぶ」節の対象は長期間の居住者や定住者ではなく、あくまでも旅行者向けです。

働く 編集

任意で必要な際に設けましょう。主に国の記事で使われます。

旅行者向けの、その一帯の働き先を紹介してください?職種・労働ビザ・ボランティア情報・相談場所。プロジェクトの趣旨(英語)ウィキボヤージュは何でないかも参照)を十分に意識してください。「働く」節の対象は長期間の居住者や定住者ではなく、あくまでも旅行者向けです。

買う 編集

国以下の階層の記事(ただし目的地の記事を除く)では必ず設けてください。それ以外の階層の記事では任意ですが、大陸や大陸の地方の記事などで設ける必要はほぼないでしょう。

この節では記事の階層(英語)によって内容が変わります。

  • 国のページでは、通貨・両替・値切り文化・関税・税金・母国からの送金などについての情報を書いてください。
  • 地方・州などの国以下都市以上の階層の記事では、その地域独特の購入品を紹介します。
  • 地方と特別都市の記事ではその範囲内に共通する地元の品を紹介します。
  • 都市や地区、公園やその他目的地の記事では具体的な店などもリスティングテンプレート({{buy}})を使って紹介し、とにかく詳しく説明してください。


別の施設内(空港、テーマパークなど大規模施設)にある店舗、美術館や博物館のショップは、その店舗を目当てに行く価値のあるもののみ、リスティングテンプレートで記してください。

特定の通り沿いあるいは一角に同じ種類の店が数軒集まっているなら、1項目にまとめて記述してもいいです。

通常、大都市や地区のページでは店舗が多く書ききれないです。リスティングテンプレートで個別に紹介する店舗の基準として、以下を参考にしてください :

  • 建物そのものが何らかの理由で、特筆性がある
  • 店舗の規模が大きい(デパート、大型商業施設その他)
  • 独自性がある(地元の独立店舗で郷土的な特徴のある商品を提供していて、全国展開していて品揃えも代わりばえしないチェーンストアなど平凡な場所(英語)でない)
  • その都市または地区で、その業種の店舗が1軒しかない
  • (特筆すべき程に)値段がお得、品揃えがよい、場所が便利、営業時間が長い(ただしコンビニは除きます)

上記の内1つでも満たしていれば、リスティングテンプレートを使って紹介する価値があると言えるでしょう。なお、上記は参考であり、上記条件は満たしていなくとも書くべきであると判断したのであれば書いて構いません。

対照的に、人口が非常にまばらな田舎の場合、食料や燃料などの必需品を入手するための店が近くに一軒しかないのであればその店を絶対に書くべきで、その際には唯一の店であることを併記する可きです – 大都市ならば必需品の店は多く、わざわざ記す必要はない所が多いでしょう。

食べる 編集

地方以外の全記事で必須で、地方のページでは強く推奨されます。上位階層の記事ではできるだけ地域内の共通部分の解説だけを書きますが、下位階層の記事では個別の飲食店の情報を載せるべきです。

その場所でしか味わえない食文化を紹介します。一般論として、旅行者が期待するべき(あるいは避けるべき)飲食店のタイプを示しましょう。国の代表的な料理、地方料理、郷土料理をはじめ、菜食主義者などの特別な食事制限のある人々向けの情報も書いてあるといいでしょう 。

飲食店のリスティングテンプレート(英語)({{eat}})は、必要に応じて価格帯や所在地または料理の種類で分類します。

惣菜やイートイン、デリを提供するなら、あるいはその一帯にほかに食事をできる場所がないなら、スーパーや食品店も記載してかまいません。

記事によっては食事処や食料品店が1軒もない自然公園や遠隔地があるかもしれません(例:(英語))。この場合「食べる」節には、弁当を用意するように書きましょう。非常に沿革な場所にはさらに特記事項を添え、食料品をクマ(英語)から守る方法などを示します。

大都市や地区では飲食店や食料品店が多すぎて書き切れないかもしれません。リスティングテンプレートで個別に紹介する店舗の基準として、以下を参考にしてください :

  • 建物そのものが建築的、眺めがすばらしい、生演奏を提供するなどの理由で店そのものに特筆性がある
  • グルメの権威のお墨付きがある(例:『ミシュランガイド』の星が付いた場合は明白)
  • その都市または地域で、その料理またはコンセプトを提供する唯一の店である
  • 面積が広くメニューの種類が多い(例:スーパーや商業施設内のフードコート、市場の中など)
  • 値段がお得、品揃えがよい、場所が便利、営業時間が長いなど

上記の内1つでも満たしていれば、リスティングテンプレートを使って紹介する価値があると言えるでしょう。なお、上記は参考であり、上記条件は満たしていなくとも書くべきであると判断したのであれば書いて構いません。

別の施設内(空港、テーマパーク、大規模商業施設、ホテルなど)にある飲食店や食料品店は通常、個別に記述しないでください。ただしその店舗が目当てとして行く価値があるのならば、例外とします。

飲む 編集

全記事で任意です。

通常、場所ごとに固有の「飲」に関するナイトライフを紹介します。上位階層の記事ではできるだけ地域内の共通部分の解説だけを書きますが、下位階層の記事では個別の飲酒店の情報を載せるべきです。この節ではナイトライフの充実している一帯、またはその土地ならではの店舗などについて情報をご提供ください。また、周辺の地域と異なるのであれば、地元のバーやクラブでの常識とされるローカルマナーを説明します。

飲食店のリスティングテンプレート(英語)({{drink}})は、必要に応じて価格・対象の観衆・サービスのタイプで右記を例に分類します — ピアノバー、コーヒーショップ、ダンスクラブなど

大都市や地区では飲食店や食料品店が多すぎて書き切れないかもしれません。リスティングテンプレートで個別に紹介する店舗の基準として、以下を参考にしてください :

  • 建物そのものが建築的、眺めがすばらしい、生演奏を提供するなどの理由で店そのものに特筆性がある
  • そのお店の質について明確なお墨付きがある
  • その都市または地域で、そのアルコール類を提供する唯一の店である
  • 面積が広く種類が多い
  • 値段がお得、品揃えがよい、場所が便利、営業時間が長いなど

上記の内1つでも満たしていれば、リスティングテンプレートを使って紹介する価値があると言えるでしょう。なお、上記は参考であり、上記条件は満たしていなくとも書くべきであると判断したのであれば書いて構いません。「食べる」節の分類がガイドラインになります。1本の通りや飲み屋街に並んだ小規模な店は、1つの項目にまとめてもいいでしょう。

なお、場合に応じてカフェなどの他の「飲む」動作を伴うものも書けます。

泊まる 編集

地方以外の全記事で必須で、地方のページでは強く推奨されます。上位階層の記事ではできるだけ地域内の共通部分の解説だけを書きますが、下位階層の記事では個別の飲食店の情報を載せるべきです。

宿泊施設の種類別の情報(下宿屋、ゲストハウス、ホステル、ドライブイン、民宿(英語)、別荘(英語)等)を旅行者に有益なもののみ揃え、おおまかな価格帯をそえます。関連の法規制も必ず説明してください(例 : 外国籍の人は夏の別荘の所有が禁止されている、ホテルに宿泊する外国籍の客は当局に登録が必要etc...)

リスティングテンプレート(英語)({{sleep}})は、小都市、大都市、郊外、公園、地区の記事にて必要に応じて価格・対象の宿泊客・サービスのタイプで分類します。一例としてキャンプ場、オートキャンプ場、ベッド・アンド・ブレックファスト(朝食付きの素泊まりの民宿)はそれぞれ別に分類し、一般的なホテルやドライブイン、旅館とは区別することができます。その他の階層では全国フランチャイズや地域チェーンのホテル、割引プログラムの説明を限度としてください。

リストが多い場合にはその値段に依って3つの節を設けることも可能です。その際、節名は夫々「安宿」「中級宿」「高級宿」としましょう。

安全を確保する 編集

全記事で任意です。

目的地の気象・文化・治安に詳しくない旅行者に向けた注意事項を伝える欄です。犯罪と治安状態、自然災害や戦闘地帯や政情不安の地域その他、身に危険が及ぶことを書きます。緊急時に対応する国家レベルのホットラインや、地元で一般化している救急や警察・消防の緊急通報用電話番号はここに一覧にします。(日本の救急・消防の119番と警察110番、ヨーロッパの救急・警察・消防の112番、アメリカの救急・警察・消防の911番など)

健康を維持する 編集

国以外の全記事で任意で、国のページでは強く推奨されます。

この節には医療情報として地域の健康上の危険や診療所など医療機関、薬局などを記します。注意事項として、その国で感染症が明白に流行しているか、推奨される予防接種、医療機関の受診や医薬品を入手するために欠かせない書類などを書いてください。医療に関する緊急時に対応する国家レベルのホットラインや、地元で一般化している緊急通報の電話番号(ヨーロッパの112番、アメリカの911番など)は、ここに一覧にします。なお、国際的なパンデミックに関しては、もっと目立つ部分に書くべきかもしれませんが、それに対する医療体制はここに書きましょう。

一般に、警戒すべき事項は安全を確保する節に書いて、また地元の診療所や薬局は困ったときは節に書くことも検討してください。

Respect 編集

国以外の全記事で任意で、国のページでは強く推奨されます。通常、地理的階層で使われます。

ここには対象となる一帯でよくある旅行者の失敗を記します。世界の多くの地方では、身体や建造物、人物あるいはその他の事物の特定の部位や部分に関する独自の習慣やマナーがあり、それは多くの場合旅行者の出身地のルールとは異なります。「半袖シャツやショートパンツ姿で協会や社寺を訪れてはいけない」「食事のとき左手を使ってはいけない」「お年寄りや子どもを大切にする」「政府の役人に対する敬意の示し方」などが内容の典型例です。

旅行者の大部分がすでに知っている情報や、多くの文化における共通点、さらには日本でも一般的に存在するルールについては省略します。それらは全ての国の記事で繰返すのは甚だ無駄労だからです。

LGBT(英語)に関して小見出しを設ける場合もあります。

繋がる 編集

国以外の全記事で任意で、国のページでは強く推奨されます。

この節は地理的階層のどこを対象するかによって内容が変わります。ここには他者と連絡をとるための情報を書きます。

  • 国の記事においては、電話回線と国際電話の国番号を記し、郵便事情やインターネットの接続状態を述べます。
  • 下位階層の記事ではもっと詳しく、たとえば Wi-Fi のホットスポット、その地元のスマホや携帯電話用の SIM カードや安売り店、インターネットカフェ、市外局番などを説明します。
  • 都市の記事にはしばしば公衆インターネット回線のアクセスポイントを羅列しますが、郵便局や小包の国際配送業者の説明をする場合もあります。図書館は公衆 Wi-Fi や共用のパソコンその他、通信用のインフラが使える場合に述べます。

遠隔地で携帯電話の圏外、あるいはその他、通信手段に関する障害がある場合は、ここに示します。


出かける 編集

地方と都市以外の全記事で任意で、地方と都市のページでは強く推奨されます。

ここには「次の行き先」として行くといいであろう近隣の場所・目的地の情報を書きます。その他の近隣のお勧めの行き先については概略のみ記し、隣の都市もしくは日帰り旅行の目的地などが該当します。

この節には路線情報ボックスを書いたり、ウィキボヤージュに記事が載っている近隣の行き先のページへリンクを張ります。ただしそれぞれの目的地に関する詳細な説明は書かないでください。詳細な説明はリンク先の目的地の記事に任せましょう。交通機関の会社や地元のターミナル駅やバス・ターミナルなどのリスティングは「着く」節で述べるので、情報が重複しないよう気を付けてください。

より広大な地方の場合、お勧めの近隣地を書いてもまったく無意味な場合はこの節を省略できますが、判断には注意が必要です。

英語版にはNearbyというセクションがこのセクションとは別に設けられていますが、日本語版ではNearbyの担う機能についても「出かける」節が担います。Nearbyとは特記すべきこともないような小さな都市を書くセクションで、日本語版では前述の通り出かける節がこの機能を担っていますが、必要であれば出かける節の中に小見出しで「小都市」などとしてもいいかもしれません。