妻や夫を心から愛していることを示す方法

新しい恋が始まってウキウキしている時期は、誰もが好きな人への愛情表現を簡単に、そしてごく自然にできるものです。しかし、結婚すると、やがて夫婦のどちらか一方が、あるいは両者が共に相手から「いて当然の存在」だと思われていると感じ始めることが往々にしてあります。妻や夫への愛情表現を強めないまま、これ以上時間を無駄にするのは止めましょう。以下のステップを参考にすれば、自分がいかに相手を心から愛しているかを示せるようになるでしょう。

パート 1
パート 1 の 3:

行動で愛情を表現する

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    小さなことから始めましょう。少し頭を使い、気持ちを込めれば、小さなことでも大きな違いを生み出します。究極的に言えば、妻や夫というのは、自分の配偶者がいつも一日の終わりに自分のことを思い浮かべていて欲しいと願っているのです。[1] 以下の事柄は少額で、あるいはお金をかけず実践可能なものばかりです。
    • 夕食後に近所を散歩することを提案しましょう。
    • 家の一部屋をダンスフロアに見立てて、相手をダンスに誘います。
    • 家の裏庭でキャンプをしましょう。
    • 寝る前にベッドで相手に本を読み聞かせるのも手です(面白い解説を入れても入れなくても問題はありません)。
    • 夫婦でジムに行ってみましょう(世の中には、ジムに行った後にするセックスが最高だと主張する夫婦もいます)。
    • ロマンチックな旅行の案を出し合い、詳細をしっかり覚えておきましょう。
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    徐々に大きなことに挑戦しましょう。平凡で小さな愛情表現の中に有意義で大きな愛情表現を織り交ぜると、相手も喜ぶはずです。大きな愛情表現には、小さな愛情表現よりも労力と(高額ではありませんが、多少の)金がかかります。しかし、相手が興奮のあまり叫んだり、喜びのあまり身悶えたりする姿を見られるのであれば、頑張る価値はあるはずです。
    • 二人の結婚式の日のモンタージュ映像を作りましょう。
    • 相手の両親と連絡を取り、相手の誕生日会をサプライズとして企画するのも妙案です。
    • 二人の初デートやファーストキス、初喧嘩を再現してみましょう。
    • 相手のためにラブソングを書いて、録音してみましょう(真剣な内容でも冗談めいたものでも問題はありません)。
    • 二人の馴れ初めを小説化した本を作ってみます。
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    思いやりのある行動で自分の愛を表現しましょう。風呂を沸かす、マッサージを施す、食器を洗う、詩を書くなど、シンプルなことで結構です。妻や夫が必ず喜ぶことをしてあげましょう。相手のために自制するのは、決して渋々何かをすることではありません。嫌々思いやりのある行動を取るくらいなのであれば、最初からやめた方がよいでしょう。
    • 相手のために何かを買うのは、相手が確実に「それ」を欲しがっている時にしましょう。例えば、夫がクラフツマンの工具セットを欲しがっている、あるいは妻がフェンディのハンドバッグを欲しがっている時に、良かれと思って似たようなものを買ったり作ったりすると、逆に相手を怒らせてしまうかもしれません。
    • 努力していることを示すには、相手のために何かを手作りしましょう。相手が欲しがっている物を買うのにはさほど労力はかかりませんが、詩を考え、書き出し、額縁に入れるのには確実に労力がかかります。手作りの物にこそ相手への奉仕の心が表れます。
    • 一つの大きな行動よりも、たくさんの小さな行動を実践する方が簡単です。普段の相手への冷たい態度を一度の大きな思いやり溢れる行動ですぐに挽回できると考えているのであれば、それは不可能です。ごくたまに盛大なことをするよりも、相手のために定期的に小さなことをしてあげる方がよっぽど簡単でしょう。小さなことをコツコツとこなしていきましょう。
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    妻や夫のそばにいる時間を大切にしましょう(これは、忘れられがちですが、最も効果的な愛情表現です)。携帯電話やテレビ、パソコン、ラジオなどを切り、相手の存在だけを感じられるように隣に座ります。妻や夫と一緒にいれば、その分相手に尽くす機会ができるのは明白です。相手に愛情を注ぐために、相手のそばにいましょう。
    • 最低でも月に一度はデートに行きましょう。子供の面倒や忙しいスケジュール、気持ちの冷めなどが妨げになることもあるかもしれませんが、最低でも月に一度は二人きりでディナーや映画鑑賞に出かけられるように努力します。デートを楽しんでいる時間が、夫婦の愛の炎を再び燃え上がらせるのに非常に効果的なはずです。
    • どうすべきかが分からなくなった場合は、相手にたくさん質問をしましょう。人は、自分のことを話すのが大好きです。あなたの妻や夫も例外ではありません。単純に「はい」か「いいえ」で答える質問ではなく、「いつ」、「何が」、「どのようにして」という内容の面白い質問を相手にたくさん投げかけてみます。有意義な会話は、有意義な質問から始まるものです。通な質問をしてみましょう。[2]
    • 相手の過去を深く掘り下げましょう。世の中には、何年も連れ添ってから初めて相手の過去の生活について知る夫婦もいます。妻や夫の過去に対して強い関心を示せば、それだけ相手について自分が興味を持っていることが伝わるはずです。嘘はつかずに、自分の過去の過ちも認めながら真実を話すことは、相手への信頼と自分が過去を受け入れていることの証明になります。
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パート 2
パート 2 の 3:

言葉で愛情を表現する

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    愛を語りましょう。明確なコミュニケーションを取れば、自分がいかに相手を愛しているかが相手に伝わるはずです。相手にきちんと気持ちを伝えるには、自分の経験から話すのが得策です。例えば、「君が部屋に入ってくる度に、ドキドキするよ」や、「あなたのことを毎日何度も考えては、笑顔になっているわ」というように、自分の気持ちを伝えます。何を伝えるにしろ、本心で語ります。
    • 相手の才能や業績を褒めましょう。まだ把握していないのであれば、まずは、相手が自分のどこに自分らしさや特別感を見出しているかを把握します。相手のそれらの要素を強化することに時間をかけましょう。例えば、夫が自分の知性に自信を持っている場合は、相手の賢さについて褒めます。妻が自分のことをお洒落に敏感な人間だと自負している場合は、相手のファッションを褒めましょう。[3]
    • 自分の感情について素直に話すことに慣れましょう。自分の今の感情について話すことを避けるのは禁物です。また、妻や夫が経験している感情について積極的に会話をするようにします。その日起こった些細なことについても話せば、相手はあなたの人生に深く関わっていることを実感できるはずです。[4]
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    正直な気持ちを話しましょう。妻や夫に真実を話すことは、相手への信頼と敬意の証になる愛情深い行為です。真実というのは、ポジティブな内容でなければ価値がないわけではありません。本当のことでさえあれば大丈夫です。妻や夫に対して示すのは、あくまでも無条件の愛であり、無条件の承認ではありません。また、どんな時も、相手からの訂正を受け入れる心を持ちましょう。そうすることで、互いに人間的に成長でき、絆を深められるでしょう。嘘や空想上の絆を築くこともなくなるはずです。
    • 声を荒げたり、含みのある物言いをする、あるいは、「いつも」や「常に」などの言葉を使って概括的に話すことは禁物です。これらのことを行うと、事実を伝える際に、必要以上に棘のある言い方になってしまいます。
    • 愛することは、相手の向上を決して手助けしないことだという啓発的な考えに捕らわれる必要はありません。妻や夫は、あなたが本当の気持ちを話すことを望んでいるのだと信じましょう。互いに切磋琢磨して、二人や二人の関係が向上する方法をどんどん見つけられるように努めます。
    • 妻や夫の弱点を指摘する際には優しい言葉を使い、それらの弱点を改善するための建設的な方法を提案します。相手が特に敏感な場合は、批判と称賛のバランスを保ちましょう。何を改善すべきかを相手にしっかりと理解させるには、そのままの相手が完璧であると嘘をついてはいけません。相手の改善すべき点を指摘し、前向きな方法で相手の成長を手助けしましょう。
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    相手が好む「愛の伝え方」を知りましょう。相手は、言葉で愛情表現をされると、愛されていることを実感するタイプですか?あるいは、尽くすような行動に愛を感じるタイプですか?ささやかなプレゼントをもらって愛を感じる人もいれば、優しいスキンシップに愛を感じる人もいます。本当の愛とは、自分の好みではなく、相手の好みに基準を合わせることです。
    • 女性について考える際に、男性側が考慮すべき点:少しのスキンシップが非常に役に立ちます。男性はあまりスキンシップを取らない傾向にありますが、時に女性が必要としているのは、首へのキスや男性からのハグなどのささやかな愛情表現だったりするのです。このような愛情表現は、女性を安心させる行為ではなく、女性に手を差し伸べる行為として捉えましょう。
    • 男性について考える際に、女性が考慮すべき点:男性によっては、スキンシップを不必要だと考えたり、うっとうしいとさえ思う人もいます。だからと言って、女性側から男性に愛情表現をしてはいけないという訳ではありません。ただ、相手にとっては、さほどスキンシップが重要ではない可能性があることはきちんと認識しておきましょう。相手が自分の感情をきちんと声に出せるようになるまで待ってあげます。そして、上手く言葉にできないからと言って、相手を責めるのは禁物です。
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パート 3
パート 3 の 3:

信頼を通して愛情を表現する

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    時に行動は言葉よりも雄弁であることを覚えておきましょう。ただ何かを言うのではなく、きちんとそれを実行します。あなたがいつも何かを「する」と言って、結局着手しないことが頻繁に続くと、相手はイライラしてくるはずです。あなたの言葉の裏に何の自発性も伴っていないと、その言葉はだんだんと相手の心に響かなくなり、相手からの信頼が薄れていくでしょう。
    • 言い訳するのは止めましょう。たとえ自分にとっては事実であっても、妻や夫にとっては単なる言い訳に過ぎません。自分の過去の失敗を現在の夫婦関係に持ち出すのも止めましょう。これも、相手にとっては言い訳に過ぎません。どのような状況、虐待、精神的苦痛、経済的困難を経験していても、過去の失敗を持ち出すのは禁物です。人は、時間をかければどのような問題でも乗り越えられ、克服することができます。妻や夫にきちんとそれらの過去について話したら、それは過去のこととして忘れましょう。その失敗をいつまでも自分の将来の拠り所にするのは止めます。めそめそするのは止め、自分の過ちを認めつつ、次回は失敗しないように努めましょう。妻や夫は、あなたの努力に必ず気付いてくれるはずです。
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    自分の努力に妻や夫が気付いてくれるということを信じましょう。愛とは、競争ではありません。何かの権利を得たり、相手と同等の立場になることでもありません。相手が自分と結婚できたことがいかに幸運なことかを認識していると信じましょう。
    • 常に相手からの承認を求めるのは止めましょう。承認されることは大切ですが、どれほど承認欲求が高まっても、相手からの承認がないことを流せるようになりましょう。例えば、妻のために最高のプレゼントを用意したにも関わらず、なぜか相手がそれほど嬉しい反応を示さなかったとします。そのような場合は、相手があなたの努力とプレゼントを心の中では喜んでいると信じ、相手からきちんとした評価を受けなかった事実を引きずらないようにします。
    • 相手が一人になることに対して、信頼しましょう。相手に浮気された過去がない限り、自分がいない場でも相手が責任感と思いやりのある判断を下せると信じてあげます。たとえ相手が友達と飲みに行ったり、結婚直前の独身お別れパーティーに参加したりしても、信頼しましょう。きちんと信頼の気持ちを示せば、相手は驚くほどその気持ちに応えてくれるはずです。
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    愛とは何かを思い出しましょう。愛することは、意志のある行為です。温かい感情や経験を表す上手い言い回しなどではありません。愛とは、人によって異なるものであり、その表現方法も人それぞれです。しかし、多くの場合、愛とは、自分を否定してでも、大切な相手のニーズに応える方法を見つけなければならないものです。
    • 自分の妻や夫が最後に自分を笑顔にしてくれたのがいつだったかを思い出しましょう。相手のどのような行為で、あなたは自分が世界一の幸せ者だと感じましたか?相手にも同じような気持ちになってもらうには、どのようなことができるでしょう?
    • 相手のために頑張ってみましょう。現代社会を生きる我々は、とても忙しい日々を送っています。誰もが常に何かの作業をしていて、いつも時間が足りない状況です。そんな中で、妻や夫がする必要のあること、したくないこと、あるいはただ単にされたら喜ぶことに力を尽くすのはいかがでしょうか? [5]
      • 例えば、妻の車のオイル交換をしたり、重要な仕事の日や面接日に備えて夫のシャツにプレスやアイロンをかけたりします。あるいは、夫婦水入らずな夜を過ごせるように、キッチンでの家事を手伝うのも妙案です。
      • 妻のためにギフト券を購入し、女友達と買い物に行くように勧めましょう。芝刈りや、排水路の掃除、木の刈り込みなども手伝います。
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ポイント

  • 奉仕の心と愛は本質的に繋がっていることを覚えておきましょう。相手が必要としていることこそが、相手を愛する上で自分のすべきことです。「自分の手法」や「自分が欲しいもの」を強く主張し始めた瞬間、それは相手への愛情表現ではなくなります。結婚や人間関係は、自分だけのことではありません。愛とは、共同作業です。つまり、相手のニーズを最優先することです。何よりもまずは、相手の面倒や保護、そして幸せの確保を優先する必要があります。
  • 結婚には努力が伴います。妻や夫の言うことを聞きましょう。話を遮ったり無視したりするのは禁物です。「話を聞く」とは、心から相手の発言を理解することです。頭の中で自分の次の発言を練っていては、聞いていることになりません。
  • 相手をディナーや映画、ピクニック、旅行など、あらゆる場所に連れて行きます。昔の恋人と行った場所に行くと双方が気まずくなってしまうので、止めておきましょう。新しい場所で新しい発見をしましょう。一緒に新しいことを学ぶと、絆が深まり、互いについてもっと知る良い機会になるはずです。
  • 男性のみなさんは、妻がお出かけ用にお洒落をした時には、何か新しい点を探し、それを褒めてあげることで相手の細部に注意を払っているという意思表示をしましょう。妻と買い物に行った際には、(相手の趣味に合った)選択肢をいくつか示します。そして、たとえ相手が選んだものを自分が気に入らなかったとしても、その気持ちを表してはいけません。
  • 時には相手を愛する中で、失敗することだってあります。したがって、結婚において、互いを許し合う気持ちは欠かせないのです。しかし、中には頻繁な不貞行為や嘘も失敗と認識している人がいます。不貞行為は、あくまで選択であり、失敗ではありません。失敗というのは、例えば、些細なことに関する喧嘩、思いやりの欠如、または、相手から頼まれていたことをし忘れるようなことを指します。嘘や不貞行為ではありません。相手を許す寛大な心を持ち合わせていれば、きっと相手からも許してもらえるはずです。
  • いついかなる時でも、妻や夫の味方でありましょう。常に相手の味方でいて、決して第三者から聞いた妻や夫の悪口を真に受けてはいけません。二人の関係に、外からの邪魔が入らないようにしましょう。
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このwikiHow記事について

Wiki 日本語: Allen Wagner, MFT, MA
共著者 ::
マリッジ・ファミリーセラピスト
この記事の共著者 : Allen Wagner, MFT, MA. アレン・ワグナーはカリフォルニア州ロサンゼルス市在住の認定マリッジ・ファミリーセラピストです。アレンは2004年にぺパーダイン大学にて心理学の修士号を取得しています。個人やカップルを対象に、人間関係や家族関係の改善を目標としたカウンセリングを専門的に行っています。また、妻のタリア・ワグナーと共に、自己啓発本「Married Roommates」を出版しています。 この記事は15,040回アクセスされました。
カテゴリ: 家庭生活 |

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新しい恋が始まってウキウキしている時期は、誰もが好きな人への愛情表現を簡単に、そしてごく自然にできるものです。しかし、結婚すると、やがて夫婦のどちらか一方が、あるいは両者が共に相手から「いて当然の存在」だと思われていると感じ始めることが往々にしてあります。妻や夫への愛情表現を強めないまま、これ以上時間を無駄にするのは止めましょう。以下のステップを参考にすれば、自分がいかに相手を心から愛しているかを示せるようになるでしょう。

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