『耳をすませば』(みみをすませば、英題:Whisper of the Heart)は、柊あおいの漫画作品。『りぼん』(集英社)の1989年8月号 - 11月号にて連載された。略称は「耳すま」。
耳をすませば | |
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ジャンル | 青春、恋愛 |
漫画:耳をすませば | |
作者 | 柊あおい |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | りぼん |
レーベル | りぼんマスコットコミックス |
発売日 | 1990年2月 |
発表号 | 1989年8月号 - 1989年11月号 |
巻数 | 全1巻 |
漫画:耳をすませば-幸せな時間 | |
作者 | 柊あおい |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | りぼんオリジナル |
レーベル | りぼんマスコットコミックス |
発売日 | 1996年2月 |
巻数 | 全1巻 |
漫画 | |
作者 | 柊あおい |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | りぼん、りぼんオリジナル |
レーベル | 集英社文庫 |
発売日 | 2005年7月 |
発表期間 | りぼん1989年8月号 - りぼんオリジナル1995年8月号 |
巻数 | 全1巻 |
その他 | りぼんマスコットコミックスの2冊を纏めた文庫版 |
小説 | |
著者 | 田中雅美(著) 柊あおい(原作) |
出版社 | 集英社 |
レーベル | コバルト文庫 |
発売日 | 1995年6月 |
巻数 | 全1巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画、アニメ |
ポータル | 漫画、アニメ |
1995年にアニメーション映画化(#アニメ映画参照)、2022年に実写映画化された(#実写映画参照)。
続編に『耳をすませば〜幸せな時間〜』がある。
同作は『りぼん』の1989年8月号 - 11月号にて連載され、1990年、りぼんマスコットコミックスにて単行本化。続編の『耳をすませば〜幸せな時間〜』は『りぼんオリジナル』1995年8月号に掲載され、1996年にりぼんマスコットコミックスにて「桔梗の咲く頃」同時収録により単行本化された。2005年には、同作の文庫本(コミック版)が『耳をすませば〜幸せな時間〜』と同時収録されて発売された。全1巻。
1995年にスタジオジブリにて、アニメーターの近藤喜文の初監督作品としてアニメーション映画化(#アニメ映画参照)。原作漫画版とアニメ映画版では設定や展開が異なる。アニメ映画版では、背景美術として東京都の多摩市・日野市・武蔵野市を描写した絵柄が多く見られる。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
読書が大好きな中学1年生の少女月島雫は、図書貸し出しカードに天沢聖司という名がたびたびあることに気が付き、顔も知らない彼への思いを巡らす。そんなある日、電車の車内で出会った猫に導かれ、地球屋という不思議な店に迷い込む。
中学生最後の夏休み、「受験生」という立場を持てあまし気味の雫はちょっと憂鬱である。そんなとき、空から降ってきた不思議な羽を拾う。その本体である翼について調べるうちに「猫の図書館」に行き着く。
漫画を田中雅美が小説化したもので、1995年6月に集英社コバルト文庫より上下2巻で出版。1997年に『耳をすませば : ロマンチック・ラブ・ポエム』(ISBN 4-08614086-1)に改題のうえ全1巻で再版されたが、現在はどちらも絶版。また、映画の公開に因んで執筆されたものであるため、内容は原作版と映画版が混在したような作風である(登場人物とその身分、夢などの設定は原作版をベースとし、ストーリーの展開は映画版をベースとしている)。
耳をすませば | |
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Whisper of the Heart | |
監督 | 近藤喜文 |
脚本 | 宮崎駿 |
原作 | 柊あおい 『耳をすませば』 |
製作 | 鈴木敏夫 宮崎駿 |
製作総指揮 | 徳間康快 |
出演者 | 本名陽子 高橋一生 立花隆 室井滋 露口茂 小林桂樹 |
音楽 | 野見祐二 |
主題歌 | 本名陽子 「カントリー・ロード」 オリビア・ニュートン=ジョン 「Take Me Home, Country Roads」 |
撮影 | 奥井敦 |
編集 | 瀬山武司 |
制作会社 | スタジオジブリ |
製作会社 | 徳間書店 日本テレビ 博報堂 スタジオジブリ |
配給 | 東宝 |
公開 | 1995年7月15日 1996年12月13日 |
上映時間 | 111分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 31.5億円 |
配給収入 | 18.5億円 |
『耳をすませば』(みみをすませば、英題: Whisper of the Heart)は、1995年7月15日にスタジオジブリが公開したアニメーション映画作品。1989年に『りぼん』に連載していた柊あおいの同名漫画を原作とする。キャッチコピーは「好きなひとが、できました。」。同時上映は『On Your Mark』。
足掛け13年にわたる『風の谷のナウシカ』の連載を終え、別の長編アニメーションの構想をしていた宮崎駿だったが、それとは別に新しいスタッフおよび挑戦に挑むために、本作の企画をスタートさせた。
宮崎は毎夏の休暇に義父が建てた山小屋に通っており、そこに彼の姪たちが残した少女マンガ雑誌を読むのが習慣であった。1989年の夏、雑誌がボロボロになったため、宮崎が農協のスーパーで新しいものを買ったところ、2度目に購入した『りぼん』に、原作の連載2回目が掲載されており、これに興味を持ったのが制作のきっかけとなった。一方、『耳をすませば』文庫版に掲載されているプロデューサーの鈴木敏夫の解説によれば、山小屋とは宮崎の義父のアトリエであり、雑誌は宮崎の姪らが昔に読んだものだったという。休暇をともにした鈴木や押井守、庵野秀明らと一緒に作品の一部から、全体がどんな話なのかを膨らませていったといい、その後宮崎が原作を全編通して読んだとき「ストーリーが違う」と怒ったという。
本作での宮崎の役割は、物語構想および脚本と絵コンテ、スタッフのスケジュール管理で、監督には自身と高畑勲監督の元キャラクターデザイン・作画監督を務め、両監督を支えてきた近藤喜文が宮崎の推薦により就任した。近藤は本作について、思春期の年頃の子供を主人公に、「トトロのいないトトロ」みたいなものを作りたいと前々から思っていて、大人の縮図のような彼らの肩から、何とか荷をおろさせて楽にしてやれたらなと思い、その意味で本アニメ映画を作れるのは本当に幸せですね、と述べている。近藤は発表後の1998年に死去したため、結果的に本作が唯一の長編映画監督作となった。
宮崎は本作のもう1つの原作として、映画の主題歌に『カントリー・ロード』の使用を決定。これに合わせて原作では聖司が打ち込んでいるのは絵画だったのを、ヴァイオリン製作に変更。さらに作中にはいくつかの古楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リコーダー、コルネット(ツィンク)、リュートなどが登場する。作中の「牢獄でヴァイオリンを作る職人」の挿絵は、宮崎の次男である宮崎敬介の作品である。さらにヒロイン・雫が描く「バロンのくれた物語」を構想し、背景画にイラストレーターの井上直久を起用して、新たな映像作りに成功する。これにより当初90分だった時間が110分以上の長編となった。
もう1つの特徴はデジタル技術の使用で、宮崎は最初はこれに反対だったが、鈴木が彼にパソコンへの興味を待たせて使用を決定させた。本作での使用は3つあり、1つめは色指定をコンピューターで行ったこと、2つめはデジタル合成で、前作『平成狸合戦ぽんぽこ』に参加した日本テレビの菅野嘉則の協力の下、「バロンのくれた物語」に今までと違う撮影形式を行った。3つめはドルビーデジタルの使用で、邦画における使用は『ゴジラVSメカゴジラ』に続き2作目である。1994年10月にアメリカ・ドルビー・ラボラトリーの副社長がジブリを訪ね、宮崎に「日本のスピルバーグといったらあなたでしょう。あなたが音をよくしようと思わなければ、日本の映画の音は一向によくならない。」と言い、宮崎は「よし、じゃあ今回はぜひ、そのドルビーデジタルを使ってみよう。それだけじゃなく音作りの面にたっぷり時間をかけて、今までにない、いい音を作っていこう。」と答え、東宝サウンドスタジオの西尾昇を加え、専用の作業場「スタジオ/ムーン」も開設した。日本のアニメーションで初のドルビーデジタル作品となったが、当時同システムに対応した映画館はごく少数しかなかった。
原作者の柊あおいは、以前から宮崎のファンであったが、彼が本作品の映画化を希望しているという話を担当からの電話で聞いた際、それが信じられず、思わず「冗談でしょ」と返事をしたという。
読書が好きな中学3年の月島雫はある日、父の勤める図書館で自分が借りた本の読書カードにいずれも「天沢聖司」という名前があることに気がついたことから、自分の中で存在感が膨らんでいき、どんな人なのか思いを馳せる。夏休み、雫は親友の夕子から相談を受けて学校にやって来たついでに、宿直の高坂先生に頼み込んで図書室を開けてもらいある本を借りるが、その本を寄付したのも「天沢」という名前の人物だった。雫は寄贈者について尋ねてみるが、高坂先生は知らないと答えたうえに、待ちぼうけにされて怒った夕子がやって来たためうやむやになってしまった。その後2人は校庭のベンチに移動すると、雫は依頼されていた「カントリー・ロード」を和訳した歌詞を渡すが、ありきたり過ぎると納得がいかない。さらに遊び半分で作った「コンクリートロード」という替え歌風の歌詞も見せ笑い合う。そんな夕子の「相談」とは、他のクラスの男子からラブレターをもらったがどうしたらいいのかわからないという内容だった。雫がなぜ返事に詰まっているのか聞いてみると、夕子は雫の男友達でもある野球部の杉村が好きだと告げる。その後、雫と夕子は2人で帰ろうとするが、本を忘れたことに気づいた雫がベンチに引き返すと、見知らぬ男子生徒が雫の本を読んでいた。彼はなぜか雫の名前を知っており、さらに「コンクリートロードはやめたほうがいいと思うよ」と、歌詞を揶揄する言葉を残して去っていく。怒った雫は「やな奴!」と連呼しながら家に帰るとコンクリートロードの歌詞を丸めて捨てる。
またある日、雫はいつものように図書館へと向かう途中、電車の中で不思議な太った猫を見つけ、追いかけているうちにロータリーの前にある小さな古道具屋「地球屋」に辿り着く。雫は店内で猫の男爵の人形「バロン」や古いからくり時計など、さまざまな品物を店主の老人・西司朗に紹介してもらい喜ぶが、12時の時計の音でついでに父親へ弁当を届けるように頼まれていたことを思い出し、慌てて図書館へと戻る。その後、雫が忘れた弁当を届けにやってきたのはまたしてもあの男子生徒で、今度は弁当箱の大きさを揶揄されてふてくされる。
新学期が始まり、雫は昼休みに職員室で年配の先生から本を寄付した「天沢」について聞いてみると、昔学校のPTA会長をしていたこと、彼の孫が学校の同じ学年にいることを知り、思わず職員室を飛び出してしまう。そのことを夕子たちにからかわれるなか、新しく和訳した「カントリー・ロード」を見せると高評価を受け喜ばれる。そして皆がコーラス部の後輩たちに歌詞を見せに行くのを図書館に行くからと断り、途中で気が変わって「地球屋」に向かうと、店は閉まっていて男爵の人形もなくなっており、雫は売られてしまったのだと思いがっかりして帰っていく。
その夜、雫のもとに夕子から突然電話がかかってくる。夕子は杉村が、ラブレターを夕子に渡した男子から返事を聞いてくれと頼まれたと言われてショックを受けたことと、泣きはらした顔では学校に行けないから明日は休むと告げる。翌日、夕子が学校を休んだことを訝しんだ杉村は、放課後雫を呼び止めて神社で何があったのか尋ねる。自分は野球部の友達から頼まれただけだと言う杉村のあまりの鈍さに雫は腹を立て、つい夕子は杉村のことが好きなのだと言ってしまう。すると杉村は、自分はずっと雫が好きだったと告白する。動揺した雫は急にそんなことを言われても困ると言って逃げようとするが、はっきり返事が聞きたいという杉村の問いかけに、自分は杉村のことをずっと「友達」としか見たことなかったし、それはこの先も変わらないとだけ告げて自宅に帰り、自分の鈍感さに自己嫌悪に陥ってしまう。
雫はそのまま思いつめたように「地球屋」に向かうが、相変わらず店は閉まっている。店の前で途方に暮れたままあのときの太った猫に話しかけていると、あの男子生徒がやって来る。彼は猫をムーンと呼んでいると話し、雫を店の中に案内した。この店の持ち主は自分の祖父で、店は開いている方が少ないことと、元々は古美術品の修理を請け負っており地下ではヴァイオリン制作の教室を開いていること、そしてあの「バロン」の人形が祖父の宝物であることを教えられる。日が沈むまでバロンを眺めていた雫が地下に降りると、彼は工房でヴァイオリンを作っていた。その様子とできあがったヴァイオリンを見ていた雫が演奏を頼むと、彼から弾く代わりに歌うように言われ、知っている曲を弾いてやるからと弾き始めた「カントリー・ロード」の演奏に乗せられて、恥ずかしがりながらも自分が和訳した歌詞で歌う。そこへ西老人とその仲間が帰ってきて小さな合奏が始まる。そこで彼の名字が西だと思い込んでいた雫は、彼があの「天沢聖司」だと知る。そのことで軽く言い争いになる2人だったが和解し、雫の家の近くまで見送る途中聖司はヴァイオリン職人になるためにイタリアのクレモーナへ留学したいという夢を雫に語る。
その翌日、聖司は学校で「2か月間西老人の知り合いの工房で見習いをする」という条件でイタリア留学の許しを親に得たと雫に話す。同時に前々から図書カードで雫のことを知っていたと言う。確固たる夢に向かって進んでいく聖司と目標のない自分を比べて劣等感を覚える雫だったが、夕子に相談して自分も実力を確かめるためにずっと前からやりたかった「物語」を書こうと決心する。そして、人形のバロンを主人公にした物語を書きたいので許可を得たいと言う雫に、西老人は物語ができあがったら最初に読ませて欲しいという条件で許可する。その後、図書館で調べ物をしながら執筆を始める雫に会いにきた聖司は、「明日行く」と告げる。そして、雫に見送られた翌日、聖司はイタリアに旅立つ。
しかし、雫は物語の執筆に没頭したせいで中間試験の成績を落とし、姉に説教され、母親からもなにも「受験」という大事なときに勉強を後回しにしてまでやることではないのではと咎められる。そんな中、雫が図書館で没頭している姿を見ていた父親だけは「人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね。」と念を押したうえで、雫のやりたいようにやらせようと後押しし、姉も雫に激励の言葉をかけた。やがて物語を書き終えた雫は、最初に読ませて欲しいという約束通り西老人に渡して読んでもらう。それは到底納得のいかない、まとまりのまったくない作品で、雫自身もそれを認めていた。泣き崩れた雫を見てすべてを察した西老人は、くじけそうになるなか作品を書き終えたことを讃え、バロンにまつわる物語を話す。それは偶然にも雫が書いた物語と酷似していた。
翌朝、雫がアパートの窓を開けて何気なく下を見ると、1日早く帰国した聖司が手を振っていた。雫は見せたいものがあると言う聖司の漕ぐ自転車の後ろに乗って街を見渡せる高台に行き、2人で夜明けを眺める。聖司は西老人から雫の物語の話を聞いて何も知らなかったことを謝るが、雫は自分の才能に挑戦して良かったことと、先へ進むためにまずは高校へ進学し、勉強に励むことを目標にすると決める。それを聞いた聖司は、自分が一人前のヴァイオリン職人になったら結婚してくれないかと言い、雫は小さく頷いて「嬉しい、そうなれたらいいと思ってた」と答える。そして、聖司は「大好きだ!」と言って雫を抱きしめるのであった。
そのほか、アニメ映画版では、先生役に岸部シローや笛吹雅子(数学担当の教師)、作中のテレビの野球放送で解説者として江川卓、実況アナウンサーとして小川光明が出演している。
なお、聖司と雫が自転車で2人乗りして帰るシーンがあるが、この時に江川と岸部の名前がエンディングテロップに表示される。
製作 | 徳間康快 | |
原作 | 柊あおい | |
絵コンテ | 宮崎駿、近藤喜文 | |
音楽 | 作曲 | 野見祐二 |
指揮 | 中谷勝昭 | |
ピアノ | 平野義子 | |
ハープ | 斎藤葉 | |
プサルテリウム コルネット リコーダー タンバリン | 濱田芳通 | |
バイオリン | 桑野聖、植村薫 | |
リュート | 永田斉子、竹内太郎 | |
クラリネット | 星野正 | |
フルート | 高桑英世 | |
オーボエ・ダモーレ | 柴山洋 | |
イングリッシュ・ホルン | 森明子 | |
チェロ | 堀沢真己 | |
ヴィオラ | 大沼幸江 | |
ヴィオラ・ダ・ガンバ | 福沢宏 | |
作画監督 | 高坂希太郎 | |
原画 | 石井邦幸、二木真希子、安藤雅司、小西賢一、賀川愛、粟田務、稲村武志、吉田健一、遠藤正明、森友典子、野田武広、芳尾英明、河口俊夫、大谷敦子、松瀬勝、笹木信作 箕輪博子、斎藤昌哉、山田憲一、井上博之、篠原征子、百瀬義行、大塚伸治 テレコム・アニメーションフィルム 田中敦子、矢野雄一郎、青山浩行、滝口禎一、横堀久雄 | |
動画チェック | 大村まゆみ、手島晶子、中込利恵 | |
動画 | 舘野仁美、藤村理枝、北島由美子、柴田和子、中村勝利、柴田絵理子、小野田和由、倉田美鈴、桑名郁朗、沢九里、鈴木麻紀子、鈴木まり子、松尾真理子、山森英司、菊地華、鶴岡耕次郎 横山和美、アレクサンドラ・ヴァイラウフ、東誠子、山浦由加里、西戸スミエ、槇田喜代子、長嶋陽子、末田久子、コマサ、新留理恵、富沢恵子、坂野方子、松下敦子、岩柳恵美子 近藤梨恵、常木志伸、椎名律子、宮林英子、片山雄一、山本まゆみ、太田久美子、伊藤由美子、真野鈴子、安達晶彦、古屋浩美 テレコム・アニメーションフィルム 高橋夏子、藤森まや、矢沢真由、浜田陽子、松崎正、式部美代子、木村豪、鈴木貴大、菅谷直子、小高雅子、板垣伸、平井和子、高谷博子、与沢桂子、丹治寛幸 | |
作画協力 | アニメトロトロ、OH!プロダクション、スタジオコクピット、グループどんぐり、スタジオたくらんけ | |
美術監督 | 本篇 | 黒田聡 |
バロンのくれた物語 | 井上直久 『イバラード博物誌』(架空社)より | |
背景 | 男鹿和雄、久村佳津、武重洋二、田村盛揮、山川晃、伊奈涼子、太田清美、長縄恭子、平原さやか、田中直哉、春日井直美、福留嘉一、山本二三 | |
「牢獄でヴァイオリンを作る職人」 木口木版制作 | 宮崎敬介 | |
特殊効果 | 谷藤薫児 | |
色彩設計 | 保田道世 | |
色指定 | 小野暁子、大城美奈子 | |
仕上 | 井関真代、森奈緒美、守屋加奈子、熱田尚美、田口知、片山由里子 IMスタジオ 伊勢田美千代、成田照美、高山恭代、福間栄子 柴田美知子、谷田陽子、原慶子、中畑ひとみ、古沢和美、殖木さゆり、森田薫、鍋谷恒、前原きぬよ、池上道子、尾崎みと、小林一夫 スタジオキリー 高橋直美、森沢千代美、宮本智恵美、藤田淳子、柚木脇達己、新井常隆、渡辺信子、水上泰子、秦野君子、尾原ヨシ子、石黒静、常富聡子 トレース・スタジオM 渡辺芙美子、醍醐玲子、吉田さよ子、前野泉、本橋恵美子、相原明子、金内順子、杉山和歌子 スタジオアド 沢目まゆみ、渋沢静江、小島登美子、芳野紀代子 スタジオOZ 田中奈緒美、篠田十紀、細谷明美、磯崎昭彦 | |
デジタル合成制作 | DIGITAL IMAGE CREATING ROOM FLAMINGO 越智武彦 日本テレビ編成局美術センターCG制作部 菅野嘉則 DIGITAL FILM SERVICES BY CINESITE | |
技術協力 | ムラオ スタック 斉藤芳郎 太陽色彩 北村繁治 | |
撮影監督 | 奥井敦 | |
撮影 | 籔田順二、高橋わたる、古城環 | |
音響制作 | スタジオムーン 稲城和美、今井康之 | |
音響監督 | 浅梨なおこ | |
整音 | 井上秀司 | |
整音助手 | 浅倉務、高木創 | |
音響効果制作 | E&Mプランニングセンター | |
音響効果 | 伊藤道廣 | |
音響効果助手 | 石野貴久 堀内智浩 | |
キャスティング | BE WITCH 山中歌子 | |
音楽制作 | メイル | |
音楽プロデューサー | 長野道徳、高木智右 | |
音楽コーディネーター | 長井幸司 | |
エンジニア | イーフ | 大野映彦 |
ミキシング | 森本八十雄、小野誠彦 | |
レコーディング | 広兼輝彦、福田政賢 | |
マスタリング | 小泉由香 | |
アシスタント | 斉藤敬興、森崎雅人、日高俊之 | |
録音スタジオ | 東京テレビセンター | |
タイトル | 真野薫、道川昭 | |
編集 | 瀬山武司 | |
編集助手 | 水田経子、内田恵 | |
編集所 | 瀬山編集室 | |
監督助手 | 大塚雅彦、伊藤裕之 | |
制作担当 | 高橋望 | |
制作チーフ | 川端俊之 | |
制作デスク | 田中千義、西桐共昭、佐藤由紀 | |
制作進行 | 有富興二、大塚浩二、長澤美奈子 | |
制作総務 | 山本珠実、山田尚美 | |
キャラクター商品開発 | 今井知己、浅野宏一 | |
出版担当 | 野崎透 | |
学校取材 | 小金井市立小金井第一中学校 | |
バイオリン取材 | 小茶位幸信バイオリン・ギター工房、カメオインタラクティブ | |
アンティーク取材 | アピス、ノフ・アンティークス・シェルマン | |
楽器監修 | 磯貝憲男、橋本剛俊 | |
DOLBY DIGITAL技術協力 | コンチネンタルファーイースト株式会社 森幹生 | |
現像 | IMAGICA | |
タイミング | 平林弘明 | |
オプチカル | 関口正晴 | |
SR・Dリレコ | 西尾昇、阿部耕二 | |
アニメーション制作 | スタジオジブリ | |
プロデューサー | 鈴木敏夫 | |
製作プロデューサー 脚本 | 宮崎駿 | |
監督 | 近藤喜文 |
総指揮 | 徳間康快 |
代表 | 氏家齊一郎、東海林隆 |
代表委員 | 山下辰巳、瀬木博雅 |
推進指揮 | 小金井道宏、漆戸靖治、間部耕苹、宮川智雄 |
推進委員 | 大塚勤、萩原敏雄、佐藤孝 |
広報 | 立柗典子 |
プロデューサー | 菊川幸夫、武井英彦、伊藤響、森江宏 |
実行委員 | 徳間書店 金子彰、西沢正彦、鈴木正誼、筒井亮子、青戸康一、伊藤純子 日本テレビ 保坂武孝、高橋博、藤本鈴子 博報堂 澤田初日子、大野茂、齊藤久臣、藤巻直哉、西田富士雄 スタジオジブリ 古林繁、柳沢因、荒井章吉、野中晋輔、一村晃夫、洞口朋紀 |
製作担当 | 奥田誠治、鈴木伸子 |
企画協力 | アニメージュ編集部 荒川進、山平松夫 |
宣伝プロデューサー | 矢部勝 |
宣伝 | 東宝 西野尾貞明、原田理恵子 メイジャー 脇坂守一、岡村尚人、山形里香、和田幸子、藤居菜絵子、小柳道代、原美恵子、渡辺美佳 |
キャッチコピー | 糸井重里 |
特別協賛 | JA共済 |
特別協力 | 読売新聞 |
配給 | 東宝 高井英幸 |
製作 | リック・デンプシー |
翻訳 | シンディ・デイビス、ドナルド・H・ヒューイット |
整音 | ランディ・コッピンガー |
音楽編集 | トム・E・ダール |
制作担当 | コリー・ハンセン |
プロデューサー | ネッド・ロット |
監督 | ペトラ・バッハ |
(日本国内)
内容 | 記録 | 補足 |
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配給収入 | 18.5億円 | 84日間 |
観客動員数 | 208万8967人 | 84日間 |
VHS(ブエナビスタ) | 40万本 |
回数 | 放送日 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 1996年10月11日(金) | 18.5% | |
2 | 1998年10月23日(金) | 17.9% | |
3 | 2000年11月10日(金) | 19.6% | |
4 | 2002年 | 7月19日(金)20.5% | |
5 | 2004年 | 3月12日(金)18.9% | |
6 | 2006年 | 3月10日(金)15.2% | |
7 | 2008年 | 2月22日(金)15.1% | |
8 | 2010年 | 7月 9日(金)16.7% | |
9 | 2013年 | 7月 5日(金)13.3% | |
10 | 2017年 | 1月27日(金)14.5% | |
11 | 2019年 | 1月11日(金)11.4% | |
12 | 2022年 | 8月26日(金)10.6% |
英訳タイトルの Whisper of the Heart について、米文学者の舌津智之は「実は、“耳をすます”という日本語は、英訳できないのである。strain one’s ears という表現はあるが、無理矢理感・嫌々感のにじむ strain という動詞では、“すます”という日本語の清々しさは伝わらない。そこで、耳をすませば聞こえるのは「心のささやき」だと訳すなら、この映画が繊細に描くほのかな初恋の主題とも美しく響きあう。『耳をすませば』が If You Listen Carefully と「正しく」英訳されたなら、原題に宿る透明感や清澄感が失われてしまう」としている。
作中で雫は、図書館の貸出カードに残された名前から聖司に興味を持ち、そこから物語が進むという設定になっているが、この貸出方式(ニューアーク方式)は、プライバシー保護の観点から、映画や原作の制作当時、および作中の時代には、すでに東京都内の公共図書館では使用中止されていた。こうした描写が事実に反するとして、日本図書館協会から抗議を受けたことから、DVD化の際にはテロップが挿入されることとなった。
耳をすませば | |
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WHISPER OF THE HEART | |
監督 | 平川雄一朗 |
脚本 | 平川雄一朗 |
原作 | 柊あおい |
製作 | 西麻美 新垣弘隆 長澤佳也 |
製作総指揮 | 吉田繁暁 上木則安 |
出演者 | 清野菜名 松坂桃李 山田裕貴 内田理央 安原琉那 中川翼 荒木飛羽 住友沙来 音尾琢真 松本まりか 中田圭祐 小林隆 森口瑤子 田中圭 近藤正臣 |
音楽 | 髙見優 |
主題歌 | 杏「翼をください」 |
撮影 | 中山光一(J.S.C.) |
編集 | 山口牧子 |
制作会社 | オフィスクレッシェンド |
製作会社 | 映画「耳をすませば」製作委員会 |
配給 | ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 松竹 |
公開 | 2022年10月14日 |
上映時間 | 115分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 5億6000万円 |
2022年10月14日に公開。監督は平川雄一朗、主演は清野菜名と松坂桃李。アニメ映画を再現した「あの頃」とオリジナルストーリーの「10年後」の二重構成で描かれる。当初は2020年9月18日に公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大によって海外への渡航および撮影が困難となったため、公開延期が同年4月21日に発表された。撮影は神戸市で行われたほか、作中で描かれるイタリアのシーンは和歌山県のポルトヨーロッパで撮影された。
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