福山 哲郎(ふくやま てつろう、1962年〈昭和37年〉1月19日 - )は、日本の政治家。立憲民主党所属の参議院議員(5期)、立憲民主党京都府連合代表、学校法人瓜生山学園京都芸術大学(旧:京都造形芸術大学)教授(政治学)、学校法人瓜生山学園理事、学校法人龍谷大学理事。
福山 哲郎 ふくやま てつろう | |
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内閣広報室より公表された肖像 | |
生年月日 | 1962年1月19日(62歳) |
出生地 | 日本 東京都 |
出身校 | 同志社大学法学部卒業 京都大学大学院法学研究科修士課程修了 |
前職 | 大和證券従業員 |
所属政党 | (旧民主党→) (民主党→) (民進党(前原G)→) (旧立憲民主党→) 立憲民主党 |
称号 | 修士(法学)(京都大学・1995年) 参議院永年在職議員 |
配偶者 | 有 |
公式サイト | 福山哲郎 公式サイト |
内閣官房副長官(政務担当) | |
内閣 | 菅直人内閣 菅直人第1次改造内閣 菅直人第2次改造内閣 |
在任期間 | 2010年6月8日 - 2011年9月2日 |
選挙区 | 京都府選挙区 |
当選回数 | 5回 |
在任期間 | 1998年7月26日 - 現職 |
その他の職歴 | |
初代 立憲民主党幹事長 (2020年9月15日 - 2021年12月2日) |
参議院環境委員長、外務副大臣(鳩山由紀夫内閣)、内閣官房副長官(菅直人内閣・菅直人第1次改造内閣・菅直人第2次改造内閣)、参議院外交防衛委員長、民主党政策調査会長(第14代)、民主党幹事長代理、民進党幹事長代理、旧立憲民主党幹事長(初代)、立憲民主党幹事長(初代)、参議院東日本大震災復興特別委員長を歴任した。
東京都出身。トキワ松学園小学校、京都府立嵯峨野高等学校、同志社大学法学部卒業。1986年に大和証券に入社し、1990年退社。同年、松下政経塾に入塾(第11期生)。政経塾在籍中の1991年にスリランカを訪れ、アリヤラトネの主催する社会運動・サルボダヤ運動に参加していた。
1992年、松下政経塾の「地域から日本を変える運動」で、最初に設立された同塾の地域政経塾である京都政経塾の塾頭に就任。その後、東京政経塾塾頭、松下政経塾政策調査室長等を務める。1995年、京都大学大学院法学研究科修士課程修了。
1996年、第41回衆議院議員総選挙において、当初新党さきがけから立候補を検討していたが、総選挙直前にさきがけ、社会民主党を離党した議員らで結成された旧民主党公認で京都1区から出馬し落選。
1998年、第18回参議院議員通常選挙に京都府選挙区から無所属で出馬し、初当選。この選挙では、京都府選挙区で福山、西山登紀子(日本共産党)が当選し、非自民系候補で2議席を独占した。当選後、民主党に入党し、5回連続当選。2005年、参議院環境委員長に就任。
2009年9月、鳩山由紀夫内閣で外務副大臣に任命される。翌2010年6月、菅直人内閣で内閣官房副長官に就任し、2011年9月の菅直人内閣総辞職まで務める。在任中は東日本大震災発生時の陣頭指揮を執り、菅直人首相が出席する国際会議にもしばしば随行した。官房副長官退任後、参議院外交防衛委員長に就任。
2012年4月、民主党社会的包摂PT会長に就任。同年6月、一般社団法人 京都府身体障害者団体連合会会長に就任。
2012年12月、民主党「次の内閣」でネクスト経済再生・科学技術・宇宙政策・情報通信技術 (IT)・海洋政策担当に就任。
2013年5月、学校法人龍谷大学理事、学校法人瓜生山学園理事に就任。
2017年7月27日、民進党代表の蓮舫が、同月の東京都議会議員選挙の結果を受けて辞任を表明。蓮舫の辞任に伴う代表選挙(9月1日実施)では、自身が所属する凌雲会(前原グループ)会長の前原誠司ではなく、枝野幸男を支持した。
2017年9月28日、民進党は第48回衆議院議員総選挙へ向けて、希望の党への合流を決定。9月29日、希望の党代表の小池百合子は「リベラル派排除」を宣言。記者団に「全員を受け入れるということはさらさらありません」と語る姿、記者会見でにこやかに「排除されない、ということはございませんで、排除いたします」と答える姿が何度もテレビに流れた。
同年9月30日未明、共同通信が「枝野幸男が無所属で出馬する方向で検討に入った。考え方の近い前議員らとの新党結成も視野に入れている」と報道。同日中に民進党の前職、元職計15人の「排除リスト」が出回る。同日夜、枝野、長妻昭、辻元清美、近藤昭一、福山らは都内のホテルの一室に新党設立を前提として集まり、協議した。10月1日の夜、再び枝野、長妻、近藤、福山の4名が集まる。翌2日に枝野が1人で結党の記者会見を行うことが決まり、党名は「民主党」「新民主党」「立憲民主党」の3案から枝野が選ぶこととなった。福山はすぐに知人のデザイナーに3案のロゴ作成を依頼した。
同年10月3日午前、立憲民主党が設立される。10月5日、民進党を離党して立憲民主党に入党すると表明した。その際、同党代表の枝野から直々に指名を受け、初代の党幹事長に就任することが決まった。10月30日に民進党会派を退会し、翌2018年1月17日に参議院の立憲民主党会派を結成し参議院議員団会長に就任した。
2019年8月5日、党参議院議員団会長を辞任する意向を表明した。
2020年9月15日、旧立憲民主党と旧国民民主党は、2つの無所属グループを加えた形で新「立憲民主党」を結成。同党の初代幹事長に就任。
2021年11月1日、第49回衆議院議員総選挙での敗北を受けて党幹事長を辞任する意向を表明した。
2022年7月10日、第26回参議院議員通常選挙で5選。20数年以上現職であるベテランながら、国民民主党の前原誠司から全面支援を受けた日本維新の会の新人楠井祐子に約17,000票差まで猛追されるも競り勝った。
2023年2月8日、在職25年となり、参議院より永年在職議員の表彰を受けた。
以下は公式プロフィールによる。
加計学園の獣医学部新設問題では、佐川宣寿前国税庁長官を証人喚問で質問し、2018年3月27日の会見で「まったく不誠実な答弁で疑惑はますます深まったと言わざるを得ない」と批判した。
産経新聞によると首相主催の桜を見る会の招待者名簿が破棄されていた事について、「安倍政権になってどういう方に招待が行き、総理大臣の『枠』は800人あるのか、という話だ」と批判した。一方で民主党政権下の2010年4月に行われた同会の名簿の管理状況については、「承知していない」「われわれは立憲民主党だ。普通は把握しない」と述べ、立憲民主党は旧民主党と「別物」だとして把握する必要はないとの認識を示した。
先生は、自らの死期を悟られていたのでしょう。私に一本のお酒を下さいました。先生の大好きだった「義侠」という日本酒です。先生、このお酒を一体誰と飲めというのでしょうか。先生と御一緒に飲む「義侠」だからこそ、味わいが深くなるのではないでしょうか。とても寂しい。 — 『議員鴻池祥肇君逝去につき哀悼の件』福山哲郎
2017年1月30日の参議院予算委員会で質疑に立ち、共謀罪の構成要件を改めてテロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案を巡って、「(前略)……私が冒頭説明したテロ条約に関連する航空機の強取というものに対して、これは予備罪があるといって、もう私は正直言って共謀は要らないと思っていますが、その判例しかありません。これ、実は、当時政治犯だった三十一歳の若者がヘリを、まあ乗って、ヘリを奪って、ある労働組合の大きい集会の上からチラシをまこうという犯罪です。ある意味でいうと、大した犯罪じゃありません。この判例には……(後略)」と発言した。
2018年5月23日、加戸守行前愛媛県知事が自民党のインターネット番組『カフェスタ』に出演し、民主党政権時代に福山や玉木雄一郎(国民民主党代表)などが、獣医学部新設に反対している日本獣医師会から100万円の政治献金を受けた後、獣医学部新設の動きにブレーキがかかったと述べた。福山は5月24日の記者会見で、民主党時代の2010年に献金を受けたことは認めつつも、以降は一切受け取っていないとし、日本獣医師会の政治団体である日本獣医師連盟から陳情を受けたことも無いとして、加戸への法的措置を検討していると述べた。また、加戸を出演させた自民党に対しても抗議の意思を示した。
日本大学法学部教授の岩井奉信は「売り言葉に買い言葉の状態だが、そもそも政治家が法的措置をとるという言葉を軽々に言うものではない」と批判した。産経新聞政治部記者の今仲信博は、「森友学園や加計学園の問題で何度も自身の関与を否定している安倍首相に「説明責任」を求めるならば、政治献金をもらった事実がある玉木、福山両氏は法廷の場に持ち込む前に、発言ができる場を持つ政治家として何度でも自らの潔白を示すのが筋ではないだろうか」と述べた。
公職 | ||
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先代 松井孝治 | 内閣官房副長官(政務担当・参議院) 2010年 - 2011年 | 次代 長浜博行 |
先代 伊藤信太郎 橋本聖子 | 外務副大臣 武正公一と共同 2009年 - 2010年 | 次代 武正公一 藤村修 |
議会 | ||
先代 桜井充 | 参議院東日本大震災復興特別委員長 2017年 | 次代 那谷屋正義 |
先代 佐藤公治 | 参議院外交防衛委員長 2011年 - 2013年 | 次代 加藤敏幸 |
先代 郡司彰 | 参議院環境委員長 2005年 - 2006年 | 次代 大石正光 |
党職 | ||
先代 結成 | 立憲民主党幹事長 初代:2020年 - 2021年 | 次代 西村智奈美 |
先代 結成 | 旧立憲民主党幹事長 初代:2017年 - 2020年 | 次代 新立憲民主党へ |
先代 結成 | 旧立憲民主党参議院議員会長 初代:2018年 - 2019年 | 次代 長浜博行 |
先代 桜井充 | 民主党政策調査会長 第14代:2014年 - 2015年 | 次代 細野豪志 |
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