『アバター』(原題: Avatar)は、ジェームズ・キャメロンが監督・脚本・製作・共同編集を務めた、2009年のアメリカの叙事詩的SF映画。サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、スティーヴン・ラング、ミシェル・ロドリゲス、シガニー・ウィーバーらが出演する。20世紀フォックス映画とキャメロンのライトストーム・エンターテインメントによって製作され、フォックスから配給された。アバターシリーズの第1作目。
アバター | |
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Avatar | |
監督 | ジェームズ・キャメロン |
脚本 | ジェームズ・キャメロン |
製作 | ジェームズ・キャメロン ジョン・ランドー |
製作総指揮 | コリン・ウィルソン レータ・カログリディス |
出演者 | サム・ワーシントン ゾーイ・サルダナ シガニー・ウィーバー スティーヴン・ラング ミシェル・ロドリゲス ジョヴァンニ・リビシ ジョエル・デヴィッド・ムーア ディリープ・ラオ ラズ・アロンソ ウェス・ステュディ CCH・パウンダー |
音楽 | ジェームズ・ホーナー |
主題歌 | レオナ・ルイス 「I See You」 |
撮影 | マウロ・フィオーレ |
編集 | ジェームズ・キャメロン ジョン・ルフーア スティーヴン・E・リフキン |
製作会社 | 20世紀フォックス映画 ライトストーム・エンターテインメント |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
公開 | 2009年12月18日 2009年12月23日 |
上映時間 | 162分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $237,000,000 |
興行収入 | $760,507,625 $2,789,968,301 159.0億円 |
次作 | アバター:ウェイ・オブ・ウォーター |
12年間記録を保持していたキャメロンの『タイタニック』(1997年)を上回り、興行収入世界歴代1位の作品となった。その後、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)に抜かれるも、2021年に中国での再公開によって興行収入が上乗せされ、歴代1位を奪還した。
批評家たちはその画期的な視覚効果を高く評価した。いくつかの興行記録を更新し、当時、アメリカとカナダで最高の興行収入を記録した。また、『風と共に去りぬ』(1939年)に次いでインフレーション調整後の歴代2位の興行収入を記録しており、その額は30億ドルを超えている。また、20億ドル以上の興行収入を記録した初の映画となった。アカデミー賞では作品賞、監督賞を含む9部門にノミネートされ、美術賞、撮影賞、視覚効果賞の3部門を受賞した。
映画の成功を受けて、キャメロンは20世紀フォックスと契約し、4本の続編を製作している。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は2022年12月16日に公開され、その後の続編は2024年12月20日、2026年12月18日、2028年12月22日に公開予定である。
アルファ・ケンタウリ系惑星ポリフェマス最大の衛星パンドラ。地球の熱帯雨林を思わせる密林に深く覆われ、特異な磁力による地形が神秘的な美しさを湛えるこの星の地下には、希少鉱物アンオブタニウム の莫大な鉱床が眠っていた。地球のエネルギー問題の解決の鍵となる希少鉱物を採掘するため人類はパンドラに進出するが、パンドラにはナヴィという先住民族が住んでいた。RDA社(資源開発公社)は資源の採掘を願い出るも、ナヴィ達は地球側の提示する条件にまったく関心を示さなかった。資源開発の目的を果たすべく、RDA社は地球人とナヴィそれぞれのDNAを掛け合わせた人造生命体を作り、神経を接続する操作員の意識を憑依させたアバターとしてナヴィとの接触を図る「アバター計画」をスタートさせる。しかし、それでもナヴィ達はどのような申し出にも興味を抱かず、地球人から見れば未開で原始的な生活に満足するのみで、交渉は一向に進まなかった。
元海兵隊員のジェイク・サリーは、アバターの操作員だった兄が急死したことにより、RDA社から兄の仕事を引き継いでほしいとの誘いを受ける。アバターは操作員各自のDNAに合わせて作られているために新たな操作員を使うとなると高額なアバターをもう一度作り直さねばならないが、ジェイクは一卵性双生児の兄とDNAが一致するため、兄のために作られたアバターを利用することが可能なのだった。戦傷で下半身不随になっていた身体を治す治療代を得るため、ジェイクはRDA社の誘いに応じることにする。
西暦2154年、およそ6年の冷凍睡眠を経てパンドラに辿り着いたジェイクは、ナヴィ研究の権威でアバター計画の責任者であるグレイス・オガースティン博士の下で操作員としての任務に就くこととなった。兄のアバターは問題なくジェイクの神経に適合した。仮の肉体とはいえ、久々に自身の足で自由に動けることにジェイクは大きな喜びを感じる。アバターとのリンクに慣れ始めた頃、ジェイクは地球人居留地を警護する傭兵部隊の隊長・クオリッチ大佐から、グレイスの下で働きながら自分にも重要な情報を入れてほしいと持ちかけられる。新参者のジェイクは知らなかったが、具体的な進展のないアバター計画に苛立つRDA社の責任者・パーカーと、地道に交渉を続けるべきとするグレイスの間には確執が存在した。そして、ナヴィを蔑視するクオリッチが、交渉がうまくいかないならば強硬手段もやむなしと、何かにつけてパーカーを焚きつけていたのだった。
ある日、アバターを使ってのフィールドワークに参加していたジェイクは、不意なアクシデントから仲間とはぐれてしまい、危ういところをネイティリというナヴィの若い娘に助けられる。やがて現れたネイティリの部族・オマティカヤ族の村人達に捕えられたジェイクは彼らの村へ連行され、そこで部族のリーダーであるネイティリの父母に引き合わされる。元海兵隊員であるためにこれまで接触を図ってきた科学者達と異なる印象を持たれたジェイクは、ネイティリからナヴィの生き方を学ぶよう勧められる。
ジェイクはハンターとしての修行を積む過程を通して、ナヴィの生き方を学んでゆくこととなった。埋葬した死者の魂が死後も大地に戻って生きてゆくと考え、狩りでしとめた獲物の死骸にも祈りを捧げるナヴィの自然観では、自らの命も含めたすべての生命エネルギーが大自然の中を循環してゆくものと考えられていた。星全体を取り巻く雄大な連鎖の中で各々の生を位置づけるその生き方は、環境破壊によって母星を瀕死の状態にまで追い込んでしまった地球人とはまるで異なるものだった。一人前のハンターの証として手に入れることのできる翼竜・イクランも、家畜や乗り物として扱うのではなく、あくまでフィーラー(触覚)を介して心を通わす友人として彼らは扱っていた。ある日、イクランを駆っての飛行の最中、ジェイクは巨大な翼竜トゥルークを目撃する。『空の王者』の異名をとるこの翼竜に受け入れられた者は、永いナヴィの歴史の中でも数えるほどしかいない。トゥルーク・マクトと呼ばれる乗り手は、その偉容をもってすべての部族を糾合し、ナヴィの指導者として尊崇を受けたのだという。
「ナヴィは二度生まれる」という言葉は、厳しい修行を経た後に一人前のハンターとして認められた者を迎えるためにナヴィに古くから伝わる言葉である。ハンターの修行を終えてオマティカヤ族の信頼を得たジェイクは、正式に部族の一員として、彼らの『兄弟』として認められることとなった。そして、一緒に時を過ごしたネイティリとの間にも愛情が芽生え、二人は互いに深く愛し合うようになっていた。
その一方で、RDA社の苛立ちは頂点に達していた。遅々として進まぬ交渉に業を煮やしたパーカーとクオリッチはついに強硬手段に訴え、莫大な地下資源を地蔵するオマティカヤの村への襲撃に乗り出そうとする。強引なやり方に驚いたジェイク達は彼らを制止しようとするが、二人はさらに魂の木への攻撃までをも考えていた。魂の木はナヴィの神であるエイワの意思の宿る神聖な場所と考えられ、その信仰を一身に集める聖地である。グレイスの見立てでは、パンドラに生息する植物は電気信号を出して交信し合い、それらが巨大なネットワークを形成して星全体を覆っている。それらの生命エネルギーの情報のネットワークが総体としてさながら巨大な脳細胞を構成して星の生態系を維持する意思を持っており、ナヴィを始めとするパンドラの生物はフィーラーを介してその意思にアクセスすることができる。ナヴィ達が崇める「母なる女神・エイワ」こそがそれであり、空想や迷信などではなく自然現象の一種として彼らの神は実在するのだった。グレイスはこのような貴重な生態系を破壊すべきではないと懸命に説くが、パーカーとクオリッチは全く理解を示さない。結局攻撃は断行され、焼夷弾とミサイルの雨がオマティカヤの村を壊滅させてしまう。
オマティカヤ族と共に暮らすことで彼らを愛し、自身がナヴィの生き方を心の底から愛していることに気づいたジェイクは、地球人達に背を向け、パンドラのために戦うことを決断する。同様に悪辣なやり方に反発した少数の仲間と共に居留地を出奔するが、逃走の際にグレイスが重傷を負ってしまう。彼女を救うには超常的な治癒能力を持つというエイワに頼るほか無かったが、ナヴィ達が侵略者の片割れを助けてくれるとは到底思えなかった。ジェイクは一か八かの賭に出て空の王者・トゥルークを手懐け、トゥルークに受け入れられた伝説のトゥルーク・マクトとしてオマティカヤの村人達の前に現れ、再び彼らの信頼を取り戻すことに成功する。グレイスの治療は間に合わなかったが、村人達はジェイクの下で戦うことを決意してくれた。そしてオマティカヤ以外の部族も、トゥルーク・マクトの号令によって魂の木に結集し、ナヴィ達は一致団結して侵略者に対抗することとなった。
一方、ナヴィ達の決起計画を察知したクオリッチも、これに先制攻撃をかけるべく魂の木への侵攻作戦を準備し始めた。信仰の大本である魂の木もろともナヴィを蹂躙しようとするその企みを知ったジェイクは、決戦を前にして魂の木の下でエイワの助力を得るべく祈りを捧げる。誰の味方もせずに自然のバランスを保つだけというエイワが果たして力を貸してくれるか心許なかったが、ジェイクはフィーラーを介して母なる女神に一心に祈りを捧げた。
クオリッチの攻撃が始まった。歩兵と巨人ロボット兵器・AMPによる地上部隊、攻撃ヘリによる空挺部隊、そして聖地のすべてを焼き尽くすべく大量の爆薬を積載した大型輸送機が、一丸となって魂の木を目指して進行してゆく。ナヴィ達はジェイクの指揮の下でこれに対峙するが、地球側の圧倒的な軍事力の前には果敢な抵抗も無力だった。しかし、激闘の渦中で次々に仲間が倒れてゆく中、奇跡が起こった。地上には地鳴りのような足音を立てて無数の獣たちが殺到し、空には天を覆い尽くさんばかりのイクランの群れが現れ傭兵部隊を襲い始める。ジェイクの捧げた祈りをエイワが受け入れ、パンドラの生物たちに星を護る戦いに参集するよう呼びかけてくれたのだった。星中から集まったかと思えるほどの数多の生物が天地を問わずに襲いかかり、戦況はにわかに逆転した。勢いに乗ったジェイクは爆薬を積んだ輸送機を爆散させ、クオリッチの乗る隊長機をも墜落させることに成功する。が、クオリッチは積載されていたAMPに乗って間一髪で脱出する。
AMPの落着した先は、ジェイクのリンク装置のあるコンテナハウスの目と鼻の先だった。妨害しようとするネイティリをはね除け、クオリッチはジェイクの眠るカプセルを破壊しようとするが、そこへジェイクが駆けつけ、二人はついに正面切って対決することとなる。鋼鉄の巨人を相手にジェイクはひるむことなく戦うが、激闘の最中クオリッチはわずかな隙を狙ってカプセルを攻撃し、ジェイクはアバターとの神経接続を断たれてしまう。クオリッチは行動不能になったアバターを捕らえるが、しかし直後に死角を突いて放たれたネイティリの矢がその胸に突き立った。クオリッチは苦悶の声をあげて絶命し、主を失ったAMPは轟音と共に地に伏した。
戦いは終わった。傭兵軍の残党も、RDA社の面々も、地球人達はナヴィと共に戦った一部の人間達を残してパンドラを退去することとなった。侵略者達が去っていった後、ジェイクもまた居留地を後にする。無人になった居留地を去ってジェイクが赴いたのは、あの魂の木の下。今度こそ本当に部族の一員としてジェイクを迎えるべく、オマティカヤの兄弟達が彼を待ってくれているのだった。魂の木の下、アバターと共に静かに横たわるジェイクは、エイワの力によってその意識をアバターの肉体に移される。ネイティリや大勢の同胞達に祝福される中、ジェイクの意識を宿したアバターは力強くその瞳を開いた。さながら「ナヴィは二度生まれる」という言葉をなぞるかのように、ジェイクはナヴィとして新たな生を受けたのだった。
()内はパンドラ側の呼称。ゲーム作品のみ登場の生物は除く。
ジェームズ・キャメロンは特別映像で「磁場が強いこの星では21世紀半ばの技術が最高水準の機能を発揮する」と語っており、パンドラに展開した装備の多くはアンオブタニウムの強力な磁場の影響を受けない旧式であったと思われる。兵器はすべて有人で軍事用ロボットは登場しないが、ブルドーザーなどの重機は遠隔操縦で無人化されている。
人間が搭乗する兵器はコックピット部分に気密性があり、エグゾパックを装着せずに操縦が可能だが、緊急用にエグゾパックを搭載している(ドラゴンのみ固定式の酸素マスクである)。
1994年、ジェームズ・キャメロン監督は、子供の頃に読んだ「あらゆるSFの本」や、エドガー・ライス・バローズやH・ライダー・ハガードの冒険小説からインスピレーションを得て、『アバター』のために80ページの脚本を書いた。 1996年8月、キャメロン監督は、『タイタニック』を完成させた後に、合成か、CGを使った『アバター』を撮影すると発表した。 キャメロンがパートナーシップを結んでいる視覚効果会社のデジタル・ドメインがこのプロジェクトに参加し、1999年の公開に向けて1997年半ばに制作を開始する予定だった。 しかし、キャメロンは、自分が伝えようとするストーリーやビジョンにテクノロジーが追いついていないと感じ、今後数年間はドキュメンタリー映画の制作とテクノロジーの改良に専念することを決めた。ブルームバーグ・ビジネスウィークのカバーストーリーで、20世紀フォックスがキャメロンに1,000万ドルを提供して『アバター』の概念実証映像を撮影させ、キャメロンは2005年10月にフォックスの幹部に見せたことが明らかになった。
2006年2月、キャメロンは自分の映画『プロジェクト880』が、何年も前に作ろうとしていた『アバター』の再編集版であることを明らかにした。その理由として、コンピュータで作られたキャラクターであるゴラム(ロード・オブ・ザ・リング)、キングコング(キング・コング)、デイヴィ・ジョーンズ(パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち)の制作における技術的な進歩を挙げている。
2006年1月から4月にかけて、キャメロンは脚本に取り組み、映画に登場する異星人、ナヴィの文化を開発した。ナヴィ語は南カリフォルニア大学の言語学者であるポール・フロマー博士によって作られた。ナヴィ語の語彙は約1000語で、キャメロンが30語ほど追加した。舌の音素には、エチオピアのアムハラ語に見られる放出型子音(「skxawng」の「kx」など)や、キャメロンがニュージーランドのマオリ語から取ったと思われる頭文字「ng」などがある。ジョディー・S・ホルト(カリフォルニア大学リバーサイド校の植物生理学教授)に会い、植物学者が植物を研究してサンプルを採取する方法を学び、映画で描かれているパンドラの生物間のコミュニケーションを説明する方法について議論した。
2005年から2007年にかけて、キャメロンは、有名なSFイラストレーターのウェイン・バロウや有名なコンセプト・アーティストのジョルジュ・シェルを含む数少ないデザイナーと協力して、ナヴィのデザインを絵画や物理的な彫刻で形作り、キャメロンが3Dブラシ・レンダリングでは彼のビジョンを表現できないと感じたときには、しばしばキャメロンのマリブの家のキッチンで一緒に作業をした。2006年7月、キャメロンは2008年半ばの公開を目指して『アバター』を撮影することを発表し、2007年2月までにキャストを固めて主撮影を開始する予定だった。翌8月、視覚効果スタジオのWETAデジタルがキャメロンの『アバター』製作に協力することになった。過去にキャメロンとコラボレーションしたことのあるスタン・ウィンストンが、映画のデザインを手伝うために『アバター』に参加した。映画のプロダクション・デザインには数年がかかったという。2006年9月、キャメロンは3D撮影のために独自のリアリティ・カメラ・システムを使用することを発表した。このシステムは、1つのカメラボディに2つの高解像度カメラを使用して、奥行き知覚を作り出すというものである。
これらの準備が進められている間、20世紀フォックスはキャメロンの前作『タイタニック』でのコスト超過と遅延の経験から、『アバター』への関与を揺るがし続けていた。キャメロンは複数のキャラクターを組み合わせるように脚本を書き直し、映画が失敗した場合にはギャラを下げると申し出た。キャメロンは、共同プロデューサーのジョン・ランドーのオフィスの外に、この映画の先行きが不透明であることを表すために、アンバーの信号が点灯している信号機を設置した。2006年半ば、フォックスはキャメロンに「はっきりとした言葉で、この映画を見送る」と告げたため、キャメロンは他のスタジオにこの映画を売り込み始め、ウォルト・ディズニー・スタジオにアプローチし、当時の会長であったディック・クックにコンセプトの証明を見せた。しかし、ディズニーが買収しようとすると、フォックスは第一拒否権を行使した。2006年10月、フォックスは、インジェニアス・メディアが映画をバックアップすることに同意したことで、最終的に『アバター』の製作に関与することになった。フォックスが『アバター』を受け入れた後、懐疑的なフォックスの重役の一人は首を振りながらキャメロンとランドーに「君たちにこれをやらせることが我々の頭がおかしいのか、それともこれができると考えることが君たちの頭がおかしいのかわからない......」と言った。
2006年12月、キャメロンは『アバター』を「200年後の星を舞台にした未来的な物語......環境に対する良心を持った昔ながらのジャングル・アドベンチャー(神話的なレベルのストーリーテリングを目指す)」と表現した。2007年1月のプレスリリースでは、この映画を「贖罪と革命の感動的な旅」と表現し、ストーリーは「傷ついた元海兵隊員が、生物多様性に富んだエキゾチックな星への入植と開発の取り組みに不本意ながらも参加することになり、最終的には生存のための戦いで原住民族を率いるために渡る」と述べた。物語は、幻想的な植物や生物の生態系、豊かな文化と言語を持つ先住民を完備した世界全体のものになる。
推定では、この映画の製作費は約2億8千万~3億1千万ドル、マーケティング費用は約1億5千万ドルとされているが、約3千万ドルの税額控除により、スタジオとその資金提供者への財政的な影響は軽減されると指摘されている。 スタジオの広報担当者は、予算は「2億3700万ドル、プロモーション費用は1億5千万ドル、以上」と述べている。
『アバター』は主に、帝国主義、ディープエコロジーという文脈での、自分探しのアクション・アドベンチャーの旅である。キャメロン監督は、インスピレーションの源は「子供の頃に読んだSF本のすべて」であり、特にエドガー・ライス・バローズの『ジョン・カーター』シリーズのスタイルを更新しようと努めていたと語り、パンドラの深いジャングルは、ディズニーのアニメーション映画『ターザン』から視覚化したという。 彼は、『アバター』が、文化や文明の衝突を描いた映画『アット・プレイ・イン・ザ・フィールズ・オブ・ザ・ロード』、『エメラルド・フォレスト』『もののけ姫』や、傷ついた兵士が最初に戦っていた文化に惹かれていく『ダンス・ウィズ・ウルブズ』とテーマを共有していることを認めている。 彼はまた、宮崎駿のアニメ映画がパンドラの生態系に影響を与え、『もののけ姫』にオマージュを捧げていることを明かし、宮崎作品の世界観と重ねて見る声にも、「(自分は)宮崎アニメのファン」であり「そう言って頂いて嬉しい」と応えている。
2007年のタイム誌のインタビュー、キャメロンは「アバター」という言葉の意味を聞かれ、「ヒンドゥー教の神々の一つが肉の形をとった化身のことです。この映画では、それが何を意味するかというと、未来の人類のテクノロジーは、遠隔地にある体、つまり生物学的な体に人間の知能を注入することきるということです」。キャメロンはまた、人間が遠隔操作して、自分の人格をエイリアンの体に移すことができるという点で、日本のサイバーパンク漫画・アニメの「攻殻機動隊」を引き合いに出している。
パンドラの原住民であるナヴィの外見は、キャメロンが『アバター』の制作を始めるずっと前に、母親が見た夢からヒントを得ている。その夢の中で、母親は身長12フィート(4メートル)の青い肌の女性を見たそうで、キャメロンはそれを「ちょっとクールなイメージ」だと思った。「それは良い色だ......それにヒンドゥー教の神々とのつながりもあるし、コンセプト的にも好きなんだ」。彼は最初の脚本(1976年か1977年に書かれたもの)に同じような生物を登場させており、「ゴージャスな」背の高い青い宇宙人が住む星を描いていた。ナヴィ族は彼らをベースにしたもの。
登場人物のジェイクとネイティリの間のラブストーリーに、キャメロンはスター・クロス・ラブのテーマを適用し、彼の映画『タイタニック』のジャックとローズのペアに類似していることを認めた。インタビューでは、「どちらのカップルも、自分たちの関係を軽蔑するような全く異なる文化を持っていて、対立するコミュニティの間でどちらかを選ばなければならない」と述べている。キャメロンは、ジェイクとネイティリのラブストーリーが信憑性のあるものとして認識されるかどうかは、ネイティリのエイリアンとしての外見の物理的な魅力にかかっていると感じており、それは男性ばかりのアーティストのクルーに対する彼女の魅力を考慮して開発されたものである。 キャメロンは、ジェイクとネイティリはすぐには恋に落ちないと感じていたが、彼らが演じた役者(ワーシントンとサルダナ)は、キャラクターが恋に落ちたと感じていた。キャメロンは、2人の俳優が撮影中に「素晴らしい化学反応でを起こした」と語っている。
キャメロン監督は、「アクションやアドベンチャーなど、砂糖をひとさじ加えたような作品」でありながら、「自然や仲間との関わり方について、楽しむ中で少し考えさせられるような」良心を持った作品にしたかったと語っている。さらに、「ナヴィは、私たちの高次の自己、あるいは私たちがそうであると思いたいような願望のある自己を表している」とし、映画の中には善良な人間も登場するが、人間は「私たちの世界を荒廃させ、厳しい未来を宣告していると私たちが知っている部分を表している」と述べている。
キャメロンは、『アバター』がイラク戦争におけるアメリカの役割や、機械化された戦争の非人間的な性質を暗に批判していることを認めている。映画の中で「shock and awe(衝撃と畏怖)」という言葉が使われていることに関連して、キャメロンは次のように述べている。「私たちは、ミサイルを発射することがどんな感じなのか知っている。アメリカではなく、私たちの故郷にミサイルが着弾する気持ちはわからない」と語っている。また、後のインタビューでは、「抑制すべきシステムに疑問を持つことは、とても愛国的なことだと思う」、「この映画は絶対に反米ではない」と語っている。映画の中では、そびえ立つナヴィのホームツリーが激しく破壊されるシーンが描かれている。このシーンが9月11日の世界貿易センタービルへの攻撃に似ていることを聞かれたキャメロン監督は、「9月11日に似ていることに驚いた」と答えている。
海兵隊の大佐役、スティーヴン・ラングは、キャメロンの『エイリアン2』(1986年)でオーディションに失敗し、起用されなかった。だが、監督はラングを覚えていて、このたび『アバター』に起用した。 また、『エイリアン2』に登場したパワーローダーを彷彿とさせるAMPスーツが登場し、ラングが演じるSec-Opsの大佐も操縦する。
シガニー・ウィーバー演じるグレイス博士は、製作途中の段階では“シプリー”という名前だった。ちなみにウィーバーはこの役のために、髪を赤く染めている。本人いわく、グレイス博士は「ひどく熱心で、理想的」な部分がキャメロン監督自身に似ているとコメントした。
俳優のマイケル・ビーンが、2007年3月、キャメロン監督と映画出演に関して話し合いをしたが、彼の出演は確認されていない。
パンドラに人類の鉱山居留地を作るため、プロダクション・デザイナーは、2007年6月、メキシコ湾のノーブル・クライド・ボードロー掘削装置を取材した。彼らは掘削装置のあらゆる面を写真撮影、測定、フィルム撮影をした。これをフォトリアルなCGIでスクリーン上に復元するまでに、約1000人が、製作にかかわった。
作曲家のジェームズ・ホーナーが映画の音楽を手掛ける。彼がキャメロンと協力するのは、『エイリアン2』、『タイタニック』に続いて、3度目となる。
予告編で使用された合唱曲は、スティーヴ・ジャブロンスキーが映画『アイランド』で作曲した「My Name is Lincoln」である。サウンドトラックCDには未収録
2009年12月10日にロンドンでプレミア上映され、12月16日から18日にかけて全世界で劇場公開された。当初、撮影中の2009年5月22日に公開される予定だったが、ポストプロダクションに時間をかけ、世界中の映画館が3Dプロジェクターを設置するための時間を確保するために延期された。 キャメロン監督は、この映画のアスペクト比は3D上映では1.78:1、2D上映では2.39:1の映像を抽出すると述べていた。 しかし、3Dの2.39:1の映像は、コンスタント・イメージ・ハイト・スクリーン(2.39:1の映画を表示するために幅を広げるスクリーン)での使用が承認された。 12月16日にドイツで行われた3Dプレビュー上映では、映画のデジタル著作権管理の「保護」システムが故障し、配信された一部のコピーは映画館で全く見ることができなかった。この問題はパブリックプレミアに間に合うように修正された。『アバター』はアメリカで合計3,457館で公開され、そのうち2,032館で3D上映が行われた。アバター』の前売り券の総売上の90%は3D上映のものだった。
国際的には、『アバター』は106の地域の14,604スクリーンで公開され、そのうち3,671スクリーンで3D上映された(最初の週末の興行収入の56%を生み出した)。 この映画はIMAX 3Dフォーマットでも同時に公開され、12月18日に米国の178の劇場で公開された。国際的なIMAX公開では、12月16日から58の劇場が含まれており、今後数週間でさらに25の劇場が追加されることになっていた。IMAX公開は、同社のこれまでの最大規模であり、全世界で合計261の劇場があった。それまでのIMAXの記録的なオープニングは『ハリー・ポッターと謎のプリンス』で、全米で161のIMAXシアターで公開され、海外では約70のIMAXシアターで公開された。
2021年3月21日、中国で再上映別版として大規模上映された。新型コロナウイルスによる影響から、映画館に観客を戻す施策の一つとして公開された。
北米では、最初の3D公開が2,200スクリーンに限定されたため、深夜上映で3537万ドルを稼いだ。初日の興行収入は2,675万2,099ドル、週末の興行収入は7,725万5,481ドルとなり、『アイ・アム・レジェンド』に次いで12月の公開としては史上2番目の興行収入を記録した。フランチャイズを原作としない映画としては北米最高の公開週末の映画興行収入(『インクレディブル・ファミリー』を上回る)、全編3Dの映画としては最高の公開週末の映画興行収入(『カールじいさんの空飛ぶ家』の記録を破る)となった。 アメリカ東海岸が吹雪に覆われ、オープニング週末の成績が悪化したと報じられたにもかかわらず、北米で40番目の公開週末の映画興行収入を記録した。 また、本作はIMAXの公開週末の映画興行収入記録を樹立し、178館のスクリーンで約950万ドルを売り上げた。これは本作の北米興行収入7,700万ドル(当時)の12%に相当し、スクリーン数は3%未満だった。
第2週末の興行収入は、わずか1.8%の減少にとどまり、7,561万7,183ドルを稼ぎ出して首位を維持し、当時の史上最大の第2週末を記録した。 第3週末の興行収入もわずかに減少し、国内では9.4%減の6,849万7,688ドルとなり、首位を維持して第3週末の記録を更新した。
第4週目の週末、北米での興行成績を引き続きリードし、第4週目の週末に5,030万6,217ドルの新記録を樹立し、2009年に公開された映画の中で最も高い興行収入を記録した。第5週目の週末には、キング牧師記念日の週末記録を更新 し、興行収入5,440万1,446ドルを記録 し、第5週目の週末記録として4,278万5,612ドルを記録した。第6週目の週末記録として3,494万4,081ドル、第7週目の週末記録として3,128万0,029ドルをそれぞれ獲得し、トップを維持した。また、公開47日目にして、6億ドルの興行収入を達成した最速の作品となった。
最終的に、北米で7億6,050万7,625ドルを売り上げた。
初週末の興行収入が1,000万ドルを超えた海外市場は、ロシア(1,970万ドル)、フランス(1,740万ドル)、イギリス(1,380万ドル)、ドイツ(1,330万ドル)、韓国(1,170万ドル)、オーストラリア(1,150万ドル)、スペイン(1,100万ドル)だった。全世界での興行収入は、5日後に2億4160万ドルとなり、歴代の公開週末の映画興行収入の第9位、非フランチャイズ作品、非続編、オリジナル作品としては最高となった。
全世界で公開されてから19日目に10億ドルの大台に乗り、わずか19日間でこの大台に到達した初の映画となった。 全世界で10億ドル以上の興行収入を記録した5番目の映画であり、2009年にこのような記録を残した唯一の映画となった。
1月31日には全世界で20億ドルを超えた最初の作品となり、2月27日には公開72日目にして北米で7億ドルを超えた最初の作品となった。北米興行収入で7週連続1位を維持したが、これは1997年と1998年に『タイタニック』が15回の週末1位を獲得して以来、最も多くの連続1位を獲得した作品となった。また、北米以外の地域では11週連続で興行成績1位を獲得し、『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』が記録した9週連続の記録を更新した。
延長された映像を収録した「アバター」の再上映による収益を含めると、「アバター」の全世界における興行収入は、北米で7億6,050万7,625ドル、その他の国で20億2,917万2,169ドル、全世界合計で27億8,967万9,794ドルとなり、全世界総興行収入の72.7%が海外市場でのものだった。公開中に数々の興行記録を樹立した。2010年1月25日、『タイタニック』の全世界での興行収入を上回り、海外での興行記録を取ってからわずか2日後の41日目に全世界での歴代最高興行収入を達成した。国内公開から47日後の2月2日、『アバター』は『タイタニック』を抜いて、北米で歴代最高の興行収入を記録した。その他少なくとも30カ国で史上最高の興行収入を記録 し、海外での興行収入が20億ドルを超えた初めての作品となった。IMAXチケットの売上は、全世界の興行収入のうち2億4330万ドルを占め、これまでの記録の2倍以上となった。
興行収入が上映開始からわずか35日で20億ドルに達した際、デイリー・テレグラフ紙は、2010年の価格にインフレーションを調整した後、『風と共に去りぬ』(30億ドル)、『タイタニック』(29億ドル)、『スター・ウォーズ』(22億ドル)を上回る興行収入になったと推定していたが、最終的に28億ドルに達した。 2015年版のギネス世界記録では、調整後の世界累計興行収入で『アバター』は『風と共に去りぬ』に次ぐものとされている。
2019年7月23日に『アベンジャーズ/エンドゲーム』(27.9億ドル)に抜かれるまで、約10年間1位を維持し続けた。
2021年3月12日、中国で大規模再上映され、初日で350万ドルを稼いだ。 次の日の土曜日、現地時間午後5時までに890万ドルを売り上げ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』との782万ドルの差を上回り、興行収入1位の座に返り咲いた。
日本では公開5日間で約13億円を稼いだ。週末動員ランキングでは2010年2月第4週に『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』に敗れるまでの9週間、興行収入では3月第1週に『ドラえもん のび太の人魚大海戦』に抜かれるまでの10週間連続で1位だった。また109シネマズのIMAXデジタルシアターではIMAX3D上映が行われ、その高画質が好評を博して4館のみで計7億円以上の興行収入を上げている。
本作の好評により3Dに対する注目度が一気に高まる結果となり、各映画会社は2010年以降相次いで3D映画の公開を発表している。しかし、大半の作品はコンピュータによる2D映像からの変換であり、『タイタンの戦い』や『エアベンダー』のように3D化した事で逆に低評価を受けた作品も多い。この件に関して制作のジョン・ランドーは「3Dで制作するなら初めから3Dカメラで制作するべき」と苦言を呈していた。
また、キャメロン監督や制作スタッフが劇中の「ハレルヤ・マウンテン」の主なモデル になったと述べている黄山や桂林などのある中国では、「アバター」のヒットによって中国の国産映画のシェアを奪うことを懸念して宣伝と上演を禁じて3D版のみ上映が許された。中国では関係者の大量の写真撮影を根拠に本作に影響を与えたと張家界市が主張してユネスコ世界遺産である武陵源の一部をアバター・ハレルヤ山に改称して中国で大きな議論を呼んだ。
プロ評論家によるアメリカの映画レビューサイトのRotten Tomatoesでの支持率は82%だった。映画評論家のロジャー・イーバートは、満点となる4つ星を与え、「1977年に『スター・ウォーズ』を見たときと同じような感覚」、「『スター・ウォーズ』や『ロード・オブ・ザ・リング』のように新世代の特殊効果を採用している」と評した。スティーヴン・スピルバーグは「『スター・ウォーズ』以来の刺激的で驚くべきSF映画」と絶賛し、クエンティン・タランティーノは本作を2009年のベスト1位とした。また、押井守はCGスタッフと共に鑑賞し、「10年かけても追いつけない。笑えるほど完敗でした」と述べた。蓮實重彦は画面の暗さに関連して「これは人に見せちゃいけない画面ではないか。この程度でいいと思っているなら、人類に進歩はない」と否定的に語っている。
アメリカの保守・右派は反米・反軍・反キリスト教の映画だと批判している。ネオコンの論客であるジョン・ポドレツは自身のサイトで「観客は米兵の敗北に声援を送るようになる。強烈な反米的内容だ」と非難。現役海兵隊員のブライアン・サラス大佐は隊員向け新聞に「軍の未熟さや凶暴さが異常に強調され、誤解を与える。ひどい仕打ちだ」と記した。アフガニスタンやイラクでの長期化する戦争から人心が離れている現状への焦りも反発の原因となっている。
更に、キリスト教などの一神教とは相容れない「自然の中に神が宿る」というナヴィの信仰に対しても、保守派コラムニスト、ロス・ドーサットはニューヨーク・タイムズ紙で、「映画は、神と世界が同一という汎神論的な考えに共鳴するキャメロン監督の長い弁明」と指摘。カトリック教会の一部からも汎神論の思想が広まることへの懸念の声が出ている。
キャメロン監督は、『ロサンゼルス・タイムズ』紙のインタビューで、「この映画は我々が戦っている戦争を反映している。兵士は不当に戦場に送られている。この映画で目覚めてほしい」と語り、ふたつの戦争に反対するメッセージを込めたことは認めた。一方で、米軍批判との指摘には、「心外だ。私の弟は海兵隊員だが、彼らを心から尊敬している」とテレビ番組で反論している。
第67回ゴールデングローブ賞において作品賞(ドラマ部門)と監督賞を受賞した。
第82回アカデミー賞において9部門にノミネートされたが、期待されていた作品賞、監督賞などの主要部門はキャメロンの元妻でもあるキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』に敗れて受賞ならず。撮影賞、美術賞、視覚効果賞の3部門のみ受賞となった。2010年2月28日には、『ハート・ロッカー』のプロデューサーが、選考委員の知人らに作品賞はアバターではなくハート・ロッカーに投票してほしいと呼びかけた電子メールを送っていたことが判明し謝罪している。
2012年2月17日、日本テレビが『金曜特別ロードショー』にてノーカット地上波初放送を実施した。
2013年1月13日、テレビ朝日が『日曜洋画劇場』にてテレビ放送を実施した。
Blu-ray版とDVD版が北米では2010年4月22日、日本では同23日に発売された。公開を続けている映画館がある中での発売は極めて異例。キャメロン監督によれば、「アースデイに合わせて発売し、環境問題への思いを訴えたかった」と語っている。画面サイズは上下がカットされたシネマスコープサイズで公開された劇場版(IMAXではフルサイズ)と異なり、映像ソフトではオリジナル比率のハイビジョンサイズ(ビスタ)での収録となっている。
また同年11月26日には未公開映像等を含んだ「エクステンデッド・エディション」が発売された。
またパナソニックは3D対応VIERA・DIGA購入者を対象に、本作Blu-ray3D版(非売品)のプレゼントキャンペーンを行っている。
2012年11月23日、Blu-ray3D版が一般発売(劇場公開版のみ)。
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパンより発売。
「エクステンデッド・エディション」には、オリジナル版(162分)、特別編(171分)、エクステンデッド・エディション(178分)の3バージョンを収録。エクステンデッド・エディションにも収録しきれなかった28種の未公開シーンを収録。さらに、約10時間に及ぶ特典が収録。
公開前からキャメロンは本作が成功したら続編を製作したいと語っており、また、主演のサム・ワーシントンが続編2作分の出演契約を済ませていることを明かしている。2013年8月、20世紀フォックスは続編として3作品を同時に撮影、2016年-2018年の各12月に公開予定とした が、2作目は2018年または2019年のクリスマス公開予定と更に延期され、2017年4月22日に続編4本の全米公開日が発表された。2019年、さらに全米公開日が再設定された。詳しくは以下の通り。
作品名 | 全米公開日 |
---|---|
アバター:ウェイ・オブ・ウォーター | 2022年12月16日 |
アバター3(仮) | 2024年12月20日 |
アバター4(仮) | 2026年12月18日 |
アバター5(仮) | 2028年12月22日 |
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