さらば青春の光(さらばせいしゅんのひかり)は、日本のお笑いコンビ。所属事務所はザ・森東(個人事務所)。
さらば | |
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メンバー | 森田哲矢 東ブクロ |
別名 | さらば |
結成年 | 2008年 |
事務所 | 松竹芸能(2013年3月まで) → ザ・森東 |
活動時期 | 2008年8月 - |
出会い | 松竹芸能養成所 |
旧コンビ名 | 森田 カサブランカ 東ブクロ フルハウス 119 ヤンバルクイナ |
現在の活動状況 | ライブ テレビ YouTube ラジオ |
芸種 | コント 漫才 |
ネタ作成者 | 森田哲矢 |
現在の代表番組 | さらば青春の光がTaダ、Baカ、Saワギ さらば青春の光の『青春デストロイヤー』 さらば人生の悩み など |
過去の代表番組 | さらば青春の光 ふぁいなる など |
同期 | 見取り図 金属バット ジャングルポケット ランジャタイ 村上(マヂカルラブリー)など |
公式サイト | 公式サイト |
受賞歴 | |
2010年 第11回笑わん会 優勝 2011年 第32回ABCお笑い新人グランプリ 優秀新人賞 2011年 第41回NHK上方漫才コンテスト 優秀賞 2014年 第1回コント新人大賞 優勝 |
さらば青春の光 | ||||||||||
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YouTube | ||||||||||
チャンネル | ||||||||||
活動期間 | メインチャンネル 2018年 - サブチャンネル(裏さらば) 2021年 - | |||||||||
ジャンル | コメディ、スポーツ、DIY、猫 | |||||||||
登録者数 |
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総再生回数 |
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YouTube Creator Awards
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2024年2月14日時点。 |
2008年8月結成。キングオブコント2012 - 2015、2017、2018ファイナリスト。M-1グランプリ2016ファイナリスト。
以下、2017年の東ブクロの芸名改名以前の出来事についても、便宜上「東ブクロ」で記述を行う。
2006年、松竹芸能タレント養成所の先輩・後輩として出会う(森田が半年先輩)。2008年にそれぞれ森田は「カサブランカ」、東ブクロは「ヤンバルクイナ」といったコンビの解散後、『キングオブコント』への出場を目指して結成。カサブランカの解散がヤンバルクイナ結成のわずか3日後であり、以前から「森田と組みたい」と思っていた東ブクロはそれに併せるかのようにヤンバルクイナも解散。森田へ「一緒にやりたい」思いを長文のメールにして伝えたが、森田は先輩と組んでいるのにも拘らずすぐさま乗り換えようとしていた東ブクロに不信感を抱き、その誘いをはぐらかしていたものの同時期に創設されたキングオブコントへ出てみようと結成に至ったという。当時の森田は西口という先輩に誘われていたが、東口(東ブクロ)の方を選んだ。コンビ名の名付け親はかつての事務所の先輩だったみなみかわ(元ピーマンズスタンダード)。その由来はイギリス映画『さらば青春の光』で、コンビ結成を報告するためみなみかわへ挨拶に行ったところ、「じゃあ俺が付けたるわ。昨日見た映画が2本あるからどっちか選べ」と言われてもう1本が『復讐するは我にあり』だったため、消去法でこちらを選んだという。キングオブコントの1回戦がコンビとしての初舞台となり、敗退したもののその後の事務所ライブで1位を獲り2009年の『NHK上方漫才コンテスト』にて本選進出を果たしたため、コンビとしての活動は継続する運びとなった。
『キングオブコント2009』3回戦では森田がインフルエンザに罹ったため出場を辞退、相方・東ブクロには「マジで申し訳ない。次のABCお笑い新人グランプリの決勝にいけるネタを作るから」とメールで謝罪した。実際にコンビは翌年、『第31回ABCお笑い新人グランプリ』の決勝進出を果たす。
2011年、初の単独ライブ『〜東京上陸大作戦〜』を開催。大阪から毎月東京に通い、バトルライブでの成績が良かったため事務所からのご褒美的なものだった。東京では無名だった彼らは客足すら不安だったものの、本番当日の客席は満席状態に近かった。それは色んな芸人がSNSで告知してくれたり、当時は面識の無かった囲碁将棋や屋敷裕政(ニューヨーク)など吉本興業所属の芸人が足を運んでいたりしたからだという 。
当時の森田はヒモ同然の生活で、東ブクロは月10万円ほどの小遣いを貰う実家暮らしで貧しい大阪時代を過ごした。それでもネタをすればウケたり、賞レースに引っかかったりと暗い気持ちはなかった。また大阪では仕事がなかったため、自腹で夜行バスに乗って東京のライブへ出演していた。非吉本ながら吉本主催の舞台に出て賞レースには食い込み、吉本芸人と親交を深めていきインディーズライブへ呼ばれるようになった。
『キングオブコント2012』にて初の決勝進出、準優勝という好成績を納めた。その時の優勝はバイきんぐで、森田はバイきんぐが演じた2本目のネタ「帰省」の序盤までは「(優勝)いけるんちゃうん?」と期待していたが小峠英二(バイきんぐ)の「なんて日だ!」で地響きのような爆笑が起こり、優勝は諦めた。東ブクロは「あの時以上にネタがウケてる現場を未だに見たことがない」と、2018年のキングオブコント回想ライブで語った。
以降は2015年まで4年連続、2017年から2年連続で決勝進出を果たしている。
結成2年目にして『M-1グランプリ』の準決勝まで進出、同期の中で出待ち客が多いなど成功を収めた反面調子に乗る要因となった。2人は事務所への不満を募らせ、吉本芸人が吉本の悪口を言う一種のお家芸を真似しライブで2人は松竹に対して悪口を吐く、森田は自分らに払う給料が無いのに養成所にて監視カメラを設置できる金はあることに腹を立て全裸で映り込んで中指を立てながら踊る、東ブクロはTwitterで給与明細をアップしようとするなど問題行動を起こしていった。「他の事務所なら評価してくれる」と思った2人は事務所移籍について話していた当時のマネージャーに引き留められていたが、聞く耳を持たなかった。
2013年1月22日、森田が自身のTwitterにて予定していた単独公演の中止を報告・謝罪した。松竹からの移籍がささやかれるも、26日に森田は「まだ松竹芸能に所属してますし、円満。移籍とかではないです」と否定した。だが、28日に松竹は「これ以上彼らの芸能活動を支えることが不可能」と判断したため専属契約を3月末日付で解除すると発表。これについて2人はTwitter上で、松竹退社後の4月から東京へ活動拠点を移しフリーとして活動を続ける旨を綴った。
後に2人は退社の1年前から事務所の上層部へその意向を伝えており、上層部からは「お前らを食わすようにするから。1年我慢してくれ」と引き留められるも大して状況が変わらなかったため2人は退社を決意、先述の単独ライブ中止騒動後に当時の松竹の社長から北千住の高級焼肉店へ連れて行ってもらい、退社する旨を伝えると応援してはもらったものの「当時は自分たちは全国区だって勘違いしていた」「ちょっとのちやほやで調子に乗り、現状に不満を持ち、他(の事務所)ならきっと評価してくれると思った」と一連の出来事を振り返り、当時は現場のマネージャーにしか退社の意向を伝えておらず松竹の上層部とは会ってもいなかったことや、呆れた松竹側からは何も言われなかったのもあり自らが「円満退社」と勘違いしていたことを明かしている。
退社については、後の2019年12月放送『家、ついて行ってイイですか?(明け方)』(テレビ東京)にて森田は「辞めないに越したことはない」と回想した。また、2020年4月7日放送『ロンドンハーツ』(テレビ朝日)では、森田が木下隆行(TKO)の退所騒動を引き合いに出し「退所って言うてんのただのクビ。俺らの時もそう」と発言した他、「ネタ書いて、事務所作って、自分のピンで出てる仕事のギャラもマネージャー含めて3等分にして…」と独立後の厳しさを語っている。
退所騒動での話題性の高さ、以後の活躍・知名度から脱竹(だっちく)した芸人・脱竹組の筆頭として名を挙げられる機会が多い。
芸人仲間からの評判が良いマセキ芸能社への移籍を目指すも、最終的にマセキへの所属は叶わなかった。
2013年5月にスタートした冠番組『さらば青春の光 ふぁいなる』にて、企画として同年10月に個人事務所「ザ・森東」を設立。同年6月、東ブクロが他事務所の先輩芸人の妻と不倫していたことが週刊誌に報じられ前の事務所との騒動もあり、仕事は一切無くなりライブすらも出られない苦況に追い込まれたものの、コンビは解散せず継続した。ちなみに東ブクロ本人は、不倫報道への恐怖のあまり当時の記憶がほとんどない。それでも事務所の先輩だったTKOは引き続き仲良くしてくれたり、笑福亭鶴瓶は森田に「お前は絶対に東ブクロを見放すな」と激励してくれたりした。騒動直後の『THE MANZAI』の予選で初対面だった小沢一敬(スピードワゴン)は、東ブクロを週5程度のペースで食事に誘い東京の芸人との間を取り持ってもらった。しずるは、フリー転身後の全く仕事がなかった時期で一番最初にライブへ呼んでくれた。周りの支えがありながらも森田は新ネタに比重を置きライブを重ね、同年の『キングオブコント』ではフリーながら決勝に返り咲いた。
『キングオブコント2012』の準優勝直後の月収は8000円と貧しい大阪時代だったが、東京進出後も森田は友人に100万円の借金をする羽目になる。ギャラの未払いがいくつも発生し、「フリー転身後最初の仕事で、水着のお姉ちゃんたちと戯れるちょっとお色気番組の6本撮りで、朝から夜まで働いて貰ったギャラが5000円だった」「20万円のギャラだと聞いて引き受けた早朝からの丸2日の超人気バラエティ番組のロケのギャラが未払いで担当と連絡が付かない」など、フリーであるが故に苦い思いを味わったこともあった。
2016年9月23日、『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日)に出演(収録は2015年の暮れ)。事務所の脱退騒動・不倫騒動について語った。
『M-1グランプリ2016』では、コントに重きを置く芸人ながら決勝まで進出。「能みたいな話」を演じて最終結果は4位で終えた。
2017年5月からは、自らウェブCMを制作する「森東広告堂」も始めた。
その後は徐々にテレビ出演も増え、2017年の単独ライブ「会心の一撃」では600人、2018年の「真っ二つ」では2,700人、2019年の「大三元」では4,500人以上を動員するなど、着々と動員数を増やし続けた。創設当初、500万円だったザ・森東の年商は2019年に4400万円へ到達して一人当たりの月収は102万円となった。
コンビ結成後は毎年キングオブコントに挑み続け『キングオブコント2018』をラストイヤーとするも、ノーマークだったハナコが1点差でファイナルステージへ進出して優勝、結果は4位に終わった。そして2018年10月25日に自身が開催したキングオブコント回想ライブで卒業を宣言した。後に森田はこの決断がターニングポイントとなり、仕事が増えて単独ライブにより力が入れられるようになったという。2018年10月1日、自身のYouTubeチャンネルを開設。同チャンネルではテレビ放送では行われない長尺のコントの映像やモルック、配信動画などが投稿されている。コンセプトは、「YouTubeからテレビへ」で自分らをテレビ業界へ売り込む手段として、少しでもお金になればと始めた。2020年4月の同チャンネルの主な視聴者層は青年男性(男性が93%/18〜24歳が約33%、25〜34歳が約35%)である。2020年8月時点で月40万回再生があれば、家賃18万円が払えるという。
2019年11月30日、阪急三番街50周年記念イベントの「さらば青春の光×萬田久子トークショー」に出演。森田は(2020年6月現在で)特に印象に残っている仕事という。
2020年2月、森田著書『メンタル童貞ロックンロール』ドラマ化の企画を始める。
2020年7月15日、bilibiliにて公式アカウントを開設。ネタ動画を投稿し、動画は中国語字幕付きで配信されている。
同年のコロナ禍では営業やライブの仕事が無くなり、収録はリモートでの出演が多くなった。ラジオだけは通常通りだという。
2021年4月、デイリー新潮により一般人女性を妊娠させ中絶させたことがあると報じられ東ブクロにとって2度目の不祥事となった。また、続報として大阪時代から7年交際していた東ブクロの元恋人である女性からもデイリー新潮へ告発があり、交際中に避妊具を付けず性行為を行い中絶させたと報じられた。これにより、東ブクロが初めて主役的な役割になるはずだった『ゴッドタン』(テレビ東京)の企画収録が立ち消えになる。また、個人事務所の信用や実績を積み重ねた結果増えていたコンビでの仕事が激減する形となり、森田やマネージャーの負担がさらに増えることになった。
2023年8月15日、YouTubeのメインチャンネルの登録者数が100万人を突破。
コント師ながら『M-1グランプリ2016』にて決勝進出(結果は4位)、『キングオブコント』4年連続決勝進出、決勝進出6回の最多記録をそれぞれ保持しているコンビである。
年度 | 結果 | 順位 | エントリー No. | 備考 |
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2008年(第1回) | 1回戦敗退 | 935 | ||
2009年(第2回) | 3回戦進出 | 2097 | 森田がインフルエンザにかかり棄権 | |
2010年(第3回) | 準決勝進出 | 1132 | ||
2011年(第4回) | 2886 | |||
2012年(第5回) | 決勝進出 | 準優勝 | 2934 | 決勝キャッチフレーズ「浪速の通天閣ルーキー」 |
2013年(第6回) | 4位 | 2957 | 決勝キャッチフレーズ「ドン底から王者へ! | |
2014年(第7回) | (ファーストステージ敗退) | 2758 | 決勝キャッチフレーズ「3年連続ファイナリスト! 我が道を行く雑草コンビ」 | |
2015年(第8回) | 10位 | 2266 | 決勝キャッチフレーズ「史上初4年連続出場」 | |
2016年(第9回) | 2回戦敗退 | 2469 | ||
2017年(第10回) | 決勝進出 | 3位 | 2424 | 決勝キャッチフレーズ「最多5度目の決勝! 悲願のキングへ」 |
2018年(第11回) | 4位 | 2399 |
年度 | 結果 | 順位 | エントリー No. | 備考 |
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2008年(第8回) | 2回戦進出 | 不明 | ||
2009年(第9回) | 準決勝進出 | 3449 | ||
2010年(第10回) | 3回戦進出 | 4794 | ||
2015年(第11回) | 準決勝進出 | 予選9位 敗者復活戦7位 | 2555 | |
2016年(第12回) | 決勝進出 | 4位 | 2479 | 決勝キャッチフレーズ「予測不能」 |
2017年(第13回) | 準決勝進出 | 予選14位 敗者復活戦9位 | 2462 | |
2018年(第14回) | 予選16位 敗者復活戦7位 | 3348 |
コンビとしての出演番組を記載。個人での出演については森田哲矢#出演、東ブクロ#出演を参照。
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