Lは、ラテン文字(アルファベット)の12番目の文字。小文字は l 。ギリシア文字のΛ(ラムダ)に由来し、キリル文字のЛに相当する。
Ll Ll | |||||||||||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | |||||||||||||||||||||||||||||||
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大文字は、縦棒の下端から右に横棒が出た形である。フラクトゥールは である。
小文字では、横棒を欠く。従って大文字の I や数字の 1 と紛らわしい(ホモグリフ)。僅にセリフ(飾り)によって区別することが可能で、大文字の I は上端と下端で左右両方に飾りが出るのに対して、数字の 1 と L の小文字は、上端は右に飾りが出ない。数字の 1 の上の飾りは鋭角に下に曲がっているのに対し、Lの小文字 l は左に真っ直ぐである。
一方で、筆記体では ℓ のようであり、それらと区別することが可能である。後述する単位のリットルは、日本国内において印刷書体でも筆記体で「 ℓ 」の書体を使う例がある。ただし、これは e の筆記体と似ており、縦の長短でしか区別ができない。縦長が「L」の筆記体であり、縦短が「E」の筆記体である。フラクトゥールでは となる。
この文字が表す音素は、[l](歯茎側音)ないしその類似音である。
大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
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L | U+004C | 1-3-44 | L L | l | U+006C | 1-3-76 | l l | |
L | U+FF2C | 1-3-44 | L L | l | U+FF4C | 1-3-76 | l l | 全角 |
Ⓛ | U+24C1 | ‐ | Ⓛ Ⓛ | ⓛ | U+24DB | 1-12-37 | ⓛ ⓛ | 丸囲み |
🄛 | U+1F11B | ‐ | 🄛 🄛 | ⒧ | U+24A7 | ‐ | ⒧ ⒧ | 括弧付き |
𝐋 | U+1D40B | ‐ | 𝐋 𝐋 | 𝐥 | U+1D425 | ‐ | 𝐥 𝐥 | 太字 |
ℒ | U+2112 | ‐ | ℒ ℒ | ℓ | U+2113 | ‐ | ℓ ℓ | 筆記体 |
𝕃 | U+1D543 | ‐ | 𝕃 𝕃 | 𝕝 | U+1D55D | ‐ | 𝕝 𝕝 | 黒板太字 |
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