短編映画(たんぺんえいが、short film)は、上映時間の短い映画を指す。長さに明確な区分はないが、エンドクレジットを含め主に40分以内である。ショートフィルムとも呼ばれる。
日本ではあまり認知されていないジャンルである。対して、欧米では確立されたカテゴリーで、商業として確立しており、かつてはディズニー作品も短編映画が主体だった。
タンペレ映画祭(FIAPF公認の北欧最古の映画祭)やアヌシー国際アニメーション映画祭(ASIFA公認の世界最大のアニメーション映画祭)のように長編映画よりも短編映画に重きを置く映画祭も少なくない。
近年、インターネット・モバイル等の映像配信メディアにおいて短編映画の重要性が増している。こういったメディアは長時間の映像作品の視聴に向いているとは言えないため、商業的に成功している長編映画作家がインターネットベースで短編映画を配信する例が世界的に増えている。
長編映画監督デビューを目指す者が習作として作成したりすることもあり、監督の名刺代わりとなっている。映画製作者(プロデューサー)は、映画祭の短編部門などでこれらの作品をチェックし、監督の発掘を行う。また、低予算でも製作が可能なため、映画学校で実習として作成される。
代表的な短編映画祭として以下のものがある。
短編映画を専門に上映する商業映画館として以下のものがある。なお、短編映画館はショートフィルムシアターとも呼ばれる。
いくつかの短編映画をひとつにまとめて、一作品のオムニバスにすることがある。以下はその主なもの。
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