琉球朝日放送株式会社(りゅうきゅうあさひほうそう、Ryukyu Asahi Broadcasting Corporation.)は、沖縄県を放送対象地域とし、テレビジョン放送事業を行っている特定地上基幹放送事業者である。略称はQAB(Ryu-Q Asahi Broadcasting)。ANN系列フルネット。コールサインはJORY-DTV。
琉球放送・琉球朝日放送本社 | |
種類 | 株式会社 |
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略称 | QAB |
本社所在地 | 日本 〒900-8510 那覇市久茂地2丁目3-1 琉球放送会館 |
設立 | 1994年6月10日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 5360001002236 |
事業内容 | テレビジョン放送事業など |
代表者 | 代表取締役社長 上原直樹 |
資本金 | 7億円 |
売上高 | 40億6344万2000円(2022年度) |
営業利益 | 1億0466万0000円(2022年度) |
経常利益 | 1億3566万0000円(2022年度) |
純利益 | 1億2066万0000円(2022年度) |
純資産 | 32億4987万6000円(2022年度) |
総資産 | 40億9942万1000円(2022年度) |
従業員数 | 54人(2022年3月) |
主要株主 | テレビ朝日ホールディングス 19.86% 朝日新聞社 17.14% (2020年7月1日時点) |
関係する人物 | 比嘉敬(初代社長) |
外部リンク | https://www.qab.co.jp/ |
琉球朝日放送 | |
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英名 | Ryukyu Asahi Broadcasting Corporation. |
放送対象地域 | 沖縄県 |
ニュース系列 | ANN |
番組供給系列 | テレビ朝日ネットワーク |
略称 | QAB |
愛称 | QAB |
呼出符号 | JORY-DTV |
呼出名称 | りゅうきゅうあさひほうそう デジタルテレビジョン |
開局日 | 1995年10月1日 |
本社 | 〒900-8510 沖縄県那覇市久茂地二丁目3番1号 琉球放送会館 北緯26度12分57.94秒 東経127度40分45.69秒 / 北緯26.2160944度 東経127.6793583度 東経127度40分45.69秒 / 北緯26.2160944度 東経127.6793583度 |
演奏所 | 本社と同じ |
リモコンキーID | 5 |
デジタル親局 | 那覇 16ch |
アナログ親局 | 那覇 28ch |
ガイドチャンネル | 28ch |
主なアナログ中継局 | 今帰仁・久米島42chほかチャンネル参照 |
公式サイト | https://www.qab.co.jp/ |
特記事項: 本社は琉球放送と社屋を共有 民放テレビ局では唯一、先発既存局による1局2波の放送局である(放送業務の一部を琉球放送へ業務委託)。 |
QABは、1972年の本土復帰後、沖縄県では初めて開局した民間放送のテレビ局であり、平成新局の一つでもある。また県内で初めて本局がUHFのテレビ局として開局した関係で、同局の視聴に当たっては、一部地域で新たにUHFアンテナが必要になった。 このため、サービス放送開始から数年間は、アンテナの設置方法を説明する5分間のミニ番組・「アンテナ情報」がRBCテレビも含めて放送された。
琉球放送(RBC)が資本参加し、RBCの社屋を共有している 為、RBCから社員、スタッフが多く出向している。これはRBCと関係の深い沖縄タイムスと朝日新聞の友好関係と開局を前提に締結したRBCとテレビ朝日の業務提携に基づくものである。QABではアナウンス、報道、営業関係の一部の放送業務を自社で行い、社屋・送信所・中継局・支社の施設管理や送出マスターなど、ほとんどの関連業務をRBCに委託している。事実上、RBCの1局2波体制となり、RBCテレビの第2チャンネルという位置付けである。当初はテレビ朝日側が単独で開局させる予定であったが共倒れを恐れたRBCがテレビ朝日と折衝、郵政省(当時)とも粘り強く交渉して、現在の体制を構築した。また、RBCと報道部門等の統合を模索したがJNN協定の「他系列に属する放送局の参加を認めない」条項に抵触する可能性があることから取り止めとなった。
1990年代に開局計画のあった沖縄第4局(30ch。沖縄県の日本テレビ系列となる予定だった局)と同時開局の予定も計画されていた。
アルファベット略語の中に「Q」を用いるのは、当局の他には福岡県のTVQ九州放送(TXN・テレビ東京系列局)だけが該当する。
沖縄県には日本テレビ系列局とテレビ東京系列局が無いが、平成新局となっていることに加え、先島諸島への開局がデジタル新局として開局した歴史的経緯から日本テレビ系列に属し、系列内での放映権を有した番組のネット受けは一切行っていない。一方で、テレビ東京系列の番組と全国独立放送協議会加盟局の番組、製作委員会方式の番組は一部を番組販売の形で放送している。
主な受賞歴に『告発~外務省機密漏洩事件から30年 今語られる真実』で2002年日本民間放送連盟賞テレビ報道番組優秀賞『枯れ葉剤を浴びた島~ベトナムと沖縄 元米軍人の証言~』で2012年日本民間放送連盟賞テレビ報道番組優秀賞 を、『標的の村~国に訴えられた東村・高江の住人たち~』で2013年日本民間放送連盟賞テレビ報道番組優秀賞 を、『枯れ葉剤を浴びた島2~ドラム缶が語る終わらない戦争~』で2016年日本民間放送連盟賞テレビ報道番組最優秀賞 をそれぞれ受賞した。同賞をテレビ朝日系列の平成新局が番組部門で最優秀賞を受賞するのは初めてだった。また、『QAB琉球朝日放送四夜連続ドラマスペシャル パナウル王国物語』でも2020年日本民間放送連盟賞テレビドラマ優秀賞 を受賞した。
いずれも琉球放送も同居し、事業を兼務する。
那覇市久茂地2丁目3-1 琉球放送会館(〒900-8510)
2018年9月1日午前6時頃に東京都中央区月島三丁目にてタクシー運転手に対する強盗致傷の現行犯で東京支社営業部の男性社員が逮捕された。84歳のタクシー運転手に車内や路上で殴打や押し倒しを行ってあばら骨の骨折などの全治1ヶ月の傷害、乗車料金7290円の支払い拒否を行った。社員は被疑事実を否認している。社員の逮捕を受けて琉球朝日放送は「社員教育の徹底と信頼回復に努めてまいります」とコメントした。なお、当該社員は懲戒解雇となり、東京簡裁より罰金刑の略式命令を受けた。
沖縄県全域 鹿児島県奄美群島の一部地域
リモコンキーID:5
那覇本局の送信所はアナログ・デジタルとも嘉数放送所
※那覇本局の送信所に限らず、当局の中継局施設も全て琉球放送のデジタルテレビと共同使用しており、那覇本局と今帰仁中継局以外の中継局施設ではNHK沖縄放送局と沖縄テレビ(または沖縄テレビ)も合わせて共同使用している。
※鹿児島県の和泊町にあるケーブルテレビ局「和泊町有線テレビ」では他の在沖民放2局とNHK沖縄放送局の総合テレビと共に区域外再放送を行っている。
2011年7月24日停波時点 コールサイン:JORY-TV
※開局当初QABの「Q」と数字の「9」をかけて、リモコンのプリセットを9chにするように宣伝していたようである。そのため、現在でも本島中部を中心に9ch=QABで通じる家庭は多いが、那覇市近郊ではOCNでのプリセットが「4」である(現在、OCNでの9chは日テレNEWS24)。影響からか、OCNに加入していないにも関わらず4chにセットする家庭も多く、中部での9chが通じない場合がある。また最近のビデオ等の地域設定でのプリセットでも、「4」や「1」が多い。どちらにせよ、OTVの「8」やRBCの「10」(こちらは一部を除いた離島でも通じるようである)よりも浸透していないのが現状であるようだ。なお2001年頃の沖縄タイムス及び琉球新報ではVHF各局は親局のチャンネル番号を表記していたが、当局についてはそのスペースにアナログ放送の親局チャンネル番号28ではなく当局のロゴを表記していた。[要出典]
そんな中、当初「非該当」となっていたQABの地上デジタル放送が、デジタル新局として2009年5月に放送開始されることになり、13年半ぶりに地上波でテレビ朝日系列の番組視聴が復活するはずであった。その際、海底光ファイバー経由での使用となるがこれと先島諸島内の信号伝送路を繋ぐ宮古島平良中継局の機器でトラブルが発生したため、問題が解決するまで先送りとなった。2009年10月21日に本放送が開始され、当日の『スーパーモーニング』や『スーパーJチャンネル』等で取り上げられた。
企業・団体は当時の名称。出典:
資本金 | 発行済株式総数 | 株主数 |
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7億円 | 14,000株 | 19 |
株主 | 株式数 | 比率 |
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テレビ朝日ホールディングス | 2,780株 | 19.85% |
朝日新聞社 | 2,400株 | 17.14% |
琉球放送 | 1,120株 | 8.00% |
沖縄タイムス社 | 950株 | 6.78% |
※QABの場合は、原則として『NEWS CATCHY』(『CATCHY』第2部)の担当者がアナウンサーとなっているようである。なお、アナウンサーリストは、QABのホームページ『アナウンサーズ』に掲載されている。
アナウンサー以外
テレビ東京系列
独立放送局など
韓国ドラマ
※なお、会社設立に伴いOTVで放送されていたテレビ朝日系の番組は民教協制作番組を除き1993年に放送されなくなったため、QAB開局までの間はRBCで放送された。
2006年10月2日より、当時沖縄県立芸術大学の学生だった女性が作成したキャラクターQごろ〜が、マスコットキャラクターとして起用され、天気予報などのミニ番組名などにも冠されている。
アルファベットのQの形をしたキャラクターである。名前の由来は、Qは琉球朝日放送の略称「QAB」の頭文字、ごろ〜はQABの地デジにおけるリモコンID番号の「5」に因んでいる。
誕生日は9月5日。いつもニコニコ、人懐っこく、甘えん坊でイタズラ好きの性格とされ、「きゅ~ん」と鳴く。また、頭のてっぺんにあるアンテナでキャッチした情報を家庭に発信している。体の色は青(少し濃いシアン系)だが、ミニ番組「Qごろ〜じゃんけん」や、QABのタイムテーブルやカレンダーなどで沖縄の行事を行う、ピンク(マゼンタ)や黄色のQごろ〜を見ることができる。
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