『大辞泉』(だいじせん)は、小学館が発行する大型・中型国語辞典。書籍版は25万語、デジタル版は2018年11月の時点で約30万語を収録。
1966年(昭和41年)に企画が持ち上がり、1995年(平成7年)の初版の発行以後、2003年までに58万部が発行された。板倉俊編集長によると、第二版は「驚くほど売れなかった」というが、電子版の「デジタル大辞泉」が利益を上げている(2014年時点)。
初版の発行に際しては、上代から現代までの文献にとどまらず、新聞や放送などのメディアからも広く語彙を集め、約22万語を収録するに至った。
2012年(平成24年)に発行された第二版では、初版の採録範囲に加えインターネットからも用語用例を積極的に採録したことなどにより、総項目数は約3万語増加し約25万語となった。上下2冊本になり、またカラーの図表や写真は付属のDVD-ROMに収録され、そちらを参照する形になった。この第二版は、「『デジタル大辞泉』のデータを基に紙の辞書を作成した」という考え方だという。
1998年(平成10年)、増補・新装版の発行に合わせてCD-ROM版を発行した。
iPhoneやiPadアプリとして「デジタル大辞泉」が発売されているほか、電子辞書にも「デジタル大辞泉」が収録されている製品がある。
ジャパンナレッジにもサービス開始以後、「デジタル大辞泉」が提供され続けている。
さらに、goo辞書、コトバンクに「デジタル大辞泉」が提供されており無料で利用できる。
「デジタル大辞泉」は年3回というハイペースで更新することで「今」に対応している。
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