力士: 相撲をする人間、選手

力士(りきし、ちからひと)とは、相撲を行う者のこと。厳密には、相撲部屋に所属して四股名を持ち、番付に関わらず大相撲に参加する選手の総称。力士は皆、日本相撲協会の専従職員という扱いだが、一方で相撲協会と力士との間で結ばれている契約は「準委任契約(力士は個人事業主)」であるとする東京地裁の判例も存在する。相撲取り(すもうとり)とも呼ばれる。しばしば関取(せきとり)と呼ばれることもあるが、元来は大関のことを指す異称であり、現代では中卒以上の義務教育修了・身長167cm以上・体重67kg以上の男性に受験資格が与えられる日本相撲協会による検査に合格した十両以上の力士のことを指す。

力士: 本来の意味, 古代の力士のランク, 出で立ち
浮世絵に描かれた力士。猪名川政之助(最高位 関脇 1844年天保15年))。歌川国芳の作品。

幕下以下の力士は力士養成員(りきしようせいいん)と呼ばれる。また、本来は神事に関わる者であるため、日常会話では親愛と尊敬をこめてお相撲さんとも呼ばれる。

わんぱく相撲や大学の相撲部などのアマチュア相撲で相撲を取る者は四股名を持たないため厳密には力士とはされず、選手と呼ばれる。

本来の意味

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力士の手形

相撲はもともと神前で行われ、日本固有の宗教である神道にもとづき神に奉納される神事である。力士とは四股名を持ち、神託によって神の依り代になり特別な力(神通力)を備え、神からの御利益のある特別な者である。

具体的には四股を踏む「しこ」とは醜女(しこめ)の「しこ」をあらわし、穢れ、邪気を祓う行為。それによりその土地に五穀豊穣や無病息災をもたらすと言われている。また、力士に赤子を抱いてもらうと、その子は健やかに育つと言われている。手形などは縁起物として珍重される。力士の中で最高位の者を横綱と呼び、全ての力士の象徴として神の依り代の証である「注連縄(しめなわ)を張る」のは御神木や夫婦岩などと同じである。

古代の力士のランク

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出で立ち

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大小のを佩刀し武士と同じ待遇であった力士

実際に相撲を取る際には廻しだけを身につけ、足は素足、上半身裸で競技に臨む。髪の毛は伝統的に髷を結っており、番付によってその形が異なる。十両以上の力士は大銀杏を結い、幕下以下の力士は丁髷を結う。ただし、幕下以下の力士でも十両との取組がある場合や、弓取式を行う際には大銀杏を結うことができる。また、十両以上の力士は土俵入りの際には色とりどりの化粧廻しを身につける。

取組や稽古以外の場での服装は素材や種類こそ違えど、外出の際には全員着物を着ている。序ノ口や序二段では浴衣のような簡素な着物だが、三段目から羽織の着用が許され、幕下から外套や襟巻も着用できるようになる。十両からは正装である紋付羽織袴の着用を許される。履き物も番付によって細かく規定されており、幕下以上は足袋の着用を許されたり、三段目以上は雪駄、それ以下は下駄を履くこととなっている。自分の部屋にいるときなどは洋服も着る。幕下以下の力士が所属部屋の内外でTシャツやジャージを着用している姿はよく報道される光景でもある。

力士の出身地

番付における出身地の表記は、江戸時代にはお抱え藩の藩名が記載されたが、明治からは旧国名となった。1934年5月場所からは序ノ口に至るまで個人別に明記するようになり、1948年5月場所場所からは都道府県名(外国出身力士は国名)に変わっている。ただ、本人の届けたところを表記しているので、必ずしも出生地とは限らない。

場内アナウンスでは都道府県名・国名(外国出身力士のみ)が呼び出されており、十両以上の取組時にはそれに加えて、市町村名、外国出身力士の場合は行政区画の地名も呼び出される。例外としてハワイ出身力士は「ハワイ」、十両以上の取組時にはそれに加えて、島の名前(例:オアフ島)が呼び出される。

待遇

江戸時代には関所を通行するには通行手形が必要だったが、力士はその大きく筋肉質な体つきから他の者が関所破りのために力士に変装するのは困難であるとされ、通行手形がなくとも通行することができた。力士の他に、通行手形がなくても通行できたのは旅の芸人だけであるが、芸を見せて関所の役人を納得させる必要があった。江戸幕府は1827年、大名抱えの力士は武士とするが、それ以外は浪人であるという見解を示した。召し抱えられた力士以外はすべて浪人とする解釈は多少強引ともいえたが、これにより農民や町人でも、力士になることにより武士・浪人身分を手に入れることができた。

力士の体

2013年12月に慶應義塾大学スポーツ医学研究センターが当時の幕内力士25人を対象としてBOD PODによる測定を行った結果、平均身長186.3cm、平均体重161.2kg、平均体脂肪率32.5%、平均体脂肪量52.9kg、平均徐脂肪体重108.3kg、という数値が表れた。入門時と比較すると、変化の小さい力士でも20Kg、変化の大きい力士では70kg 以上の体重増加が見られた。中でもモンゴル出身の上位3人の力士(白鵬、日馬富士、鶴竜)は、入門時の体重が80kg 台だったのが、12 〜3 年かけて130 〜150kg 台まで増加し、その間に除脂肪体重が35 〜45kg も増加していた。このことから力士の体は筋肉をも伴った肥満体であると言える。

過去には暴飲暴食と土俵の稽古で体を作り上げていたが、千代の富士がケガの克服のためにウエイトトレーニングを取り入れたことを契機に徐々にトレーニング方法も近代化。2010年代には部屋稽古の後にジムで補完的なトレーニングを行う力士も現れている。栄養学的なバランスを考えた食事の普及など、故障しにくい体づくりが意識されるとともに医療技術も向上、2010年代以降は力士の現役寿命が延び始め、通算在位記録の上位がほとんど書き換えられる現象が起きている。

2019新型コロナウイルス感染拡大により勝武士幹士が死去した際には、勝武士が抱えていた糖尿病が死去の原因の1つとなったことから力士の不摂生の有無について取り沙汰されたが、時事通信の記者・若林哲治は「むしろ大酒飲みが減り、肝臓、膵臓、腎臓といった内臓の疾患やさらに昔のかっけなど力士の『職業病』は減ったように見える」との見解を示した。実際に勝武士は165センチ、111キロといわゆる「そっぷ型」に該当する力士である。

アマチュア相撲に関しては公認スポーツ栄養士の橋本玲子が「体は大きくしたい。しかし、子どもたちが130キロ、150キロまで病気にならずに体重を増やすのは非常に難しい」と語っており、埼玉栄高等学校相撲部監督の山田道紀は「小学6年生で体脂肪率が60%に達する者もいる」と深刻な現実を指摘している。

『yomiDr.』のコラムでは「中卒で入門した体重70~80キロの新弟子が、2、3年で150キロを超えます。こんなに極端な人体改造をするスポーツはほかに思い当たりません」と指摘されている。

「Physical Activity and Nutrition」に論文が掲載された筑波大学内科系スポーツ医学渡部研究室の小川美織らの研究によると、14±2歳のジュニア相撲選手群と11±1歳の相撲以外のスポーツ群と11±1歳の非運動群を対象に調査した結果、相撲以外のスポーツ群と比べ血圧が有意に高く、善玉コレステロール値が有意に低いことが明らかになっている。

力士の体の中でも特徴的なのは大きな腹である。2023年6月11日には日本相撲協会がそれを活かして関取衆の腹を浴衣越しで一般人に触らせる九州場所PRイベント「腹タッチ会」を開催。ファン400人が会場となった福岡市内の商業施設に集まる盛況となった一方で「鍛えているか知りたい」「関取へのセクハラでは」とSNS上で賛否に揺れる事態となった。

それまで自己申告だった関取の身長・体重を、現在のように東京場所前に正式に測定するようになったのは、1977年9月場所からである。公称165kgから168kgであった高見山が「本当は200kgぐらいあるのでは」と関係者の間で盛んに疑問の声が上がるようになっていたなど、あまりにいい加減な公式発表が増えたのが背景にあった。

外国人力士

1891年には、「佛國力士關王繁仙」あるいは「米国の力士關王、繁仙」が相撲興行に参加したとされる。

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外国人力士初の横綱

力士になるための条件に日本国籍は含まれないため、外国籍を持つ者が力士になることもできる。

短期滞在ビザもしくは日本の高校・大学の相撲部への留学生の場合は留学ビザで入国、新弟子検査に合格してから日本相撲協会との合意で興行ビザの申請を行う。そのため、日本人力士より一場所初土俵が遅くなる。また、野球やサッカー等の外国人選手と異なり、外国人力士も日本語を身につけ、相撲部屋で日本語でコミュニケーションしたり取組後のインタビューに日本語で答えたりする必要がある。

高見山(12代東関)が外国出身外国人力士として初めて十両に昇進、関脇にまで到達したのを皮切りに、小錦が大関まで昇進して人気を集め、曙(第64代横綱)が外国人初の横綱昇進を果たした。これに武蔵丸(第67代横綱、15代武蔵川)が続き、その以後、外国出身力士の横綱昇進が続いていた。2008年初場所の時点ではともにモンゴル出身の朝青龍(第68代横綱)と白鵬が東西横綱をつとめた。また、2014年には、大相撲史上初めて、3人(白鵬・日馬富士・鶴竜)の外国(いずれもモンゴル)出身力士が横綱に在位することになった。一方、日本人横綱は2003年1月場所で貴乃花が引退したのち、2017年3月場所で稀勢の里が昇進するまで14年間いなかった。

1990年代まではハワイ出身のアメリカ人力士が多かったが、2000年代に入ると、白鵬をはじめとするモンゴル出身力士が多勢を占めるようになった。 理由はモンゴルの国技の「モンゴル相撲」が大相撲に応用が効くことと、2014年5月のモンゴル国家統計局の調べによると、モンゴル人の平均月収は98万714トゥグルグ(約5万9000円)であり、横綱になれば2億円以上になるというジャパニーズドリームを夢見ているからである また、2000年半ば以降になると、琴欧州(ブルガリア)や把瑠都(エストニア)などのヨーロッパ出身の力士が、幕内上位で活躍するようになった。

2018年頃より、外国出身の入門希望者に対しては新弟子検査受検前に半年から1年の研修期間が課されるようになっている。外国籍であっても後述する在留期間10年以上の条件を満たし外国出身力士枠の対象とならない場合は適用されず、これに該当する北青鵬は対象外となった。なお研修生も外国出身力士枠の対象となるため、外国出身者が入門を希望する部屋にすでに外国出身力士がいる場合は当該力士が引退するまで正式に研修生として入門することはできない。中国内モンゴル自治区出身の大青山は2018年3月の高校卒業後から荒汐部屋で生活していたものの、同郷の蒼国来が現役であったことから正式な研修期間の開始は蒼国来が引退し部屋を継承した2020年7月場所からとなり、高校卒業から2021年11月場所の新弟子検査受検まで3年半以上を要した。

2020年1月場所の番付では幕内42人の内モンゴル出身力士は5人。かつてはモンゴル出身力士が幕内の3割近くを占めた時期もあったが減少したことに関して2020年初頭の報道では、モンゴル国内が豊かになっておりいわゆる「ハングリー精神」を持つモンゴル出身力士が減っていること、モンゴル相撲の実業団が人気になって大相撲への憧れが一段落したこと、日本に相撲留学して大相撲力士にならずに日本の相撲指導者になるという進路もモンゴル人留学生が検討するようになったこと、などが指摘されている。「安定志向」がモンゴル人の中に根付いているという。

しかし2021年以降も幕内における絶対数こそ減ったものの、数少ないモンゴル出身力士から照ノ富士が横綱に昇進、さらに常に複数の力士が三役以上に在位し優勝を経験するなど上位を占める傾向に変わりはなく、「少数精鋭」の様相を呈している。またアマチュア相撲ではモンゴル出身の留学生が増加傾向にあることから近年では高校・大学経由でのモンゴル出身者の入門が相次ぎ、2022年11月場所では外国人出身力士28人のうち21人(番付外1人および興業ビザ取得待ちの2人を含む)をモンゴル出身力士が占めている。さらに番付上ではロシアを出身地としている狼雅はモンゴル国籍であり2019年まではモンゴルを出身地としていたほか、モンゴル国籍でありながら入門時に日本への在留期間が10年を超えたため日本出身扱いとなっている力士も2人いる。2023年には霧島、豊昇龍が相次いで大関に昇進し、横綱大関の多数をモンゴル出身力士が占めるかつての状況へと逆戻りした。

人数制限

昔から「江戸の大関より土地(くに)の三段目」と言われており、番付・知名度に関わらず同じ出身地の力士を応援する風潮がある。力士の後援会は出身地で作られるほか、学生相撲出身力士の場合は母校OBが後援会組織を作ることが多い。そのため、出世すれば「郷土の誇り」「母校の誇り」となる。外国人力士の場合は「国の誇り」として扱われる。それだけ「故郷と力士の関わり合い」は深いものであるとされている。

もともと外国人力士枠は無制限であった。事例として、1975年に朝日山部屋で師匠の16代朝日山が死去した後に6人のトンガ人力士が廃業するという「トンガ騒動」が起こっている。しかし、外国人力士が起こす不祥事もあった。1986年7月場所中には、カナダ出身の琴天山(ジョン・テンタ)が通訳の女性と失踪し、「日本になじめない」という理由でそのまま廃業した。西サモア出身の南海龍はその飲酒癖により一般人に暴力行為を行い、日本で面倒を見ていた小錦(サモア系)の再三の注意にもかかわらず1988年9月場所には二日酔いで休場、その後引退している。

このような状況を受けて、1988年に日本相撲協会理事長の二子山が親方衆に対して外国人力士のスカウト自粛を申し入れるなど、外国人力士の人数を制限する動きが1980年代後半から存在した。1992年、ハワイ出身力士の躍進・増加を機に、師匠会の申し合わせで、外国人力士を総数40人以内に収めることや1部屋に付き2人までとすることが定められた。その後数年はどの部屋も外国人力士の採用を自粛してきたが、1998年から再開され、モンゴル人力士らが隆盛する。そして2002年、先の40人という枠を撤廃する一方、外国人力士は1部屋に付き1人までと制限する方針に変更。当時相撲部屋は54部屋なので、54人が上限となった。

それでも、制限は「外国人力士」つまり「外国籍を持つ力士」にしか及ばないことと、日本の国籍法は国民の区分を認めておらず、帰化した力士は同じ日本人であるため、帰化者まで制限するのは日本国憲法が定める「法の下の平等」に反するとの見方もある。この点を悪用して外国人力士に日本国籍を取らせ、新たに外国人の新弟子に採る部屋が後を絶たなくなった。2010年1月場所時点で外国出身力士の総数は57人に及んでいたという。

さらに2006年の露鵬によるカメラマン暴行や2008年の大相撲力士大麻問題、朝青龍が騒動を起こし続け、2010年に自ら起こした一般人への暴行事件で引退となるなどの問題が発生し、その再発防止のため同年2月23日に理事会は先の制限を「帰化者含む外国出身力士を1部屋1人まで」として、制度の抜け道を無くすことを決定した。ただし、1部屋1人の規則を制定する前に外国出身力士が複数人入門していた場合や、消滅した部屋から所属力士を引き取った場合はこの規則に違反するものとはみなされない。

制限が日本人力士の育成や伝統的な相撲文化の維持発展につながるという考え方は根強く、外国人力士が問題を起こす度に外国人力士の存在の賛否に話が及ぶこともある。2017年に日馬富士(第70代横綱)が貴ノ岩に対する暴行事件により引退しているが、同年10月の鳥取巡業での暴行の現場には白鵬や鶴竜(第71代横綱)も同席していたにもかかわらず事件について師匠らには報告がなかった。結果、貴ノ岩の師匠である貴乃花が広島県警に被害届を提出していることが11月場所中に第一報として報じられ、対応が遅れた協会執行部の混乱を招いている。貴乃花は白鵬との確執が報じられていたほか、日馬富士と師匠の9代伊勢ヶ濱の謝罪を拒んだとみなされたことや、警察の捜査中であるとして相撲協会執行部との対話を拒むなど激しい対立姿勢を示したことから、協会内で孤立して2018年には退職に至った。なお、貴ノ岩は同年12月に自身の付け人に対する暴行事件を起こして引退している。一連の騒動を受けて、同年12月には相撲協会は暴力禁止規定を明文化した。また、コンプライアンス委員会(委員長・青沼孝之 元名古屋高等検察庁検事長)を立ち上げ、処分事案とみられる件については委員会に調査と処分意見案の答申を求め、その報告を受けた理事会が処分を決定することとしている。

2018年1月には大砂嵐が長野県内で無免許運転で事故を起こし、協会の聴取に虚偽説明をしたほか、重婚未遂騒動が起こったこともあり、引退している。

「閉鎖的で国際化の流れにそぐわない」「人種差別である」との批判もあるが、スポーツとしての相撲の国際化はアマチュア相撲が行っており(国際相撲連盟)、男女の国際大会や女子への普及を行っている。日本では、ちびっこ・学生・実業団などのアマチュア相撲を統括する日本相撲連盟が競技団体の役割を果たしている。

外国人力士・外国出身親方の見解

  • は引退後に私見として「来たい人はどんどん入れるようなシステムでいいと思います。僕らの頃は逆に人数のシステムじゃなかったので、東関部屋や高砂部屋に複数のハワイ出身力士がいました。システムを作っても、辞める人は辞める。将来の相撲界を考えた場合、システムをあまり硬くしないほうがかえっていいんじゃないかというのが、僕の持論です」と述べている。
  • 白鵬は年寄の国籍制限撤廃を求め、外国人枠を無くしたいと語っているが、自身の土俵内外の振る舞いについて非難があり、これまで厳重注意を含めた不祥事での処分は20回を越えること、横綱審議委員会もこれを問題視し度々注意をしていることなどから、受け入れられていない。
    • 白鵬は一代年寄となることでモンゴル国籍のまま年寄となることを試みたが、北の湖理事長は2015年3月場所中に「ダメダメ。一代でもなんでも年寄なのだから、日本国籍を有する者と決められている。どんな実績があっても、これは規則です。相撲は日本国の伝統ある国技ですからね。ダメなものはダメ。日本の伝統は曲げられません」と話しており、八角理事長もその方針を引き継いできた。2017年3月場所前のトークショーで貴乃花が「それは難儀なんじゃないでしょうか」「日本で生活して、日本で名を上げた。(白鵬自身が)日本で育てられた力士という見解を持ってくれると、皆さんも喜ぶのではないですか」「横綱であっても、どんなに活躍して成績をあげても、協会上層部(の方針)は自分たちの師匠と同じ」と白鵬の意向について話したことも報道されている。
    • また2019年4月に「大相撲の継承発展を考える有識者会議」(東大名誉教授・山内昌之委員長)が八角理事長に一代年寄に存在意義は認められないとする提言書を提出した。日馬富士が暴行事件を起こした2017年の11月場所に白鵬が優勝インタビューで「いまこの土俵の横で誓います。場所後に真実をすべて話し、ウミを出し切って日馬富士関、貴ノ岩関の2人を再びこの土俵に上げたい」と問題の幕引きを図るような発言を行い、万歳三唱をしたことなどが影響していると一部では報じられ、「大横綱だけに認められる特別意識」がトラブルの原因になるのではという危惧から制度廃止を望む声もあるという。同年9月に白鵬は日本国籍を取得した。
  • 一方、モンゴル人の1期生として来日している11代友綱(元旭天鵬)は「私も含めて外国出身の師匠も増えた。肌や顔の違いはあるかもしれないけど、共通言語は日本語。ほかのスポーツだと通訳がついたり、待遇が違ったりするけど、相撲は外国人も平等のルールで、耐えて耐えて稽古して一つ屋根の下で暮らす。相撲界は一つの家族なんだ。これは今後も変わらないし、変えてはいけないと思うよ」と現在、部屋師匠として協会に所属する身としての実感や相撲界の変化について語っている。

外国人力士の出身地

現在相撲部屋に所属している外国出身力士及びかつて大相撲にいた外国出身力士の出身地は次のとおり(50音順)。ここでは日本国籍の有無を問わず、実際に番付上で出身地として発表されたもののみを記載する。現役力士の出身国は太字で表記した。

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脚注

注釈

出典

関連項目

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