この記事の共著者 : Spike Baron. IT技術者として25年以上の経験を持つスパイク・バロンは、パソコン修理ショップ「Spike's Computer Repair」を経営しています。スパイクは自身のショップSpike's Computer Repairにて、MacとWindowsパソコンの修理、中古パソコンの販売、パソコンウィルスの駆除、データ復元、そしてハードウェアとソフトウェアのアップグレードに関するサービスを提供しています。スパイクはCompTIA A+ certification(ITプロフェッショナル向けのコンプティア認定資格)とMicrosoft Certified Solutions Expert(MCSE。マイクロソフト認定プロフェッショナル)の資格を保持しています。
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この記事では、デスクトップパソコンにセカンダリハードディスクドライブを取り付ける方法を解説します。ただし、最新のノートパソコンやMacの場合、保証を受けられなくなる代わりにハードディスクドライブを取り換えることはできますが、内蔵のセカンダリハードディスクドライブを取り付けることはできないので注意しましょう。内蔵のセカンダリハードディスクドライブを取り付ける手間を省きたい場合は、WindowsやMacのパソコンであれば、外付けハードディスクドライブを使用することも可能です。
ステップ
内蔵ハードディスクドライブを増設する
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2SATA対応内蔵ハードディスクドライブを購入する インストールするSATA対応ハードディスクドライブをまだ購入していない場合は、ハードディスクドライブを購入してから、次の手順に進みます。
- 内蔵ハードディスクドライブは、パソコンを製造したのと同じ会社(HPなど)が製造した製品を購入するのが通例です。
- ハードディスクドライブによっては、一部のパソコンに対応していないことがあります。ハードディスクドライブを購入するときは、パソコンのモデル名とハードディスクドライブ名を調べて、それらの相性が良いかどうかを確認しましょう(「HP Pavilion(L3M56AA SATAとの互換性あり)」など)。
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3パソコンの電源を切って、電源プラグを抜く パソコンの動作中に内部構成を決して変更してはいけません。自分自身だけでなくパソコンにも深刻な問題が発生してしまう可能性があります。
- デスクトップパソコンによっては、電源プラグを抜いてから動作が停止するまでに数分かかることがあります。お使いのパソコンがこれに該当する場合は、パソコンのファンが停止するのを待ってから、次の手順に進みましょう。
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4パソコンのケースを開ける この手順は、デスクトップパソコンによって異なるため、ケースの開け方がまだわからない場合は、お使いのパソコンの取扱説明書やオンラインマニュアルを参照して、具体的な手順を確認しましょう。
- 通常、この手順にはプラスドライバーが必要になります。
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5地面に足をつける 誤ってパソコン内部の精密部品(マザーボードなど)を損傷してしまうのを防ぐことができます。
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6空のラックを確認する プライマリハードディスクドライブは、パソコンケースのどこかに付いているラックに収納されています。このハードディスクドライブの近くには、同じような空のラックが付いているはずです。このラックが、セカンダリハードディスクドライブを収納する場所になります。
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7セカンダリハードディスクドライブをラックに収納する ハードディスクドライブのケーブル側を手前にすれば、プライマリハードディスクドライブの下または横にぴったりはまるはずです。
- 場合によっては、このラックをネジで固定する必要があります。
専門家情報IT技術者として25年以上の経験を持つスパイク・バロンは、パソコン修理ショップ「Spike's Computer Repair」を経営しています。スパイクは自身のショップSpike's Computer Repairにて、MacとWindowsパソコンの修理、中古パソコンの販売、パソコンウィルスの駆除、データ復元、そしてハードウェアとソフトウェアのアップグレードに関するサービスを提供しています。スパイクはCompTIA A+ certification(ITプロフェッショナル向けのコンプティア認定資格)とMicrosoft Certified Solutions Expert(MCSE。マイクロソフト認定プロフェッショナル)の資格を保持しています。ネットワークエンジニア、デスクトップサポートSpike Baron
ネットワークエンジニア、デスクトップサポート専門家監修:ケースを開いたら、新しいハードディスクドライブを空のドライブベイにスライドさせて挿入します。次に、電源ユニットの電源プラグを差し込みます。最後に、 SATAケーブルの一端をハードディスクドライブに差し込み、もう一端をマザーボードの空きポートに差し込めば完了です。
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8ハードディスクドライブの接続部分を確認する 現在組み込まれているハードディスクドライブのケーブルをマザーボードとの接続部分までたどります。この接続部分とは、回路の付いた緑色のパネルのことです。
- ハードディスクドライブのケーブルがリボン状になっている場合、現在組み込まれているハードディスクドライブは、IDEタイプのハードディスクドライブになります。このタイプのハードディスクドライブには、ほとんどの場合、マザーボードに接続するためのアダプタが必要になります。
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9セカンダリハードディスクドライブを接続する セカンダリハードディスクドライブのケーブルの一端がセカンダリハードディスクドライブにしっかりと接続されていることを確認してから、ケーブルのもう一端をマザーボードに接続します。このセカンダリハードディスクドライブは、プライマリハードディスクドライブのケーブル付近にあるスロットにぴったりはまるはずです。
- お使いのパソコンのマザーボードがIDE規格にのみ対応している場合、マザーボードのスロットは数センチ幅になります。このスロットには、SATA-IDE変換アダプタを購入して差し込み、ハードディスクドライブのケーブルをアダプタの背面に差し込みましょう。
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10セカンダリハードディスクドライブを電源に接続する セカンダリハードディスクドライブの電源ケーブルの一端を電源ボックスに差し込んでから、もう一端をセカンダリハードディスクドライブに差し込みます。
- 通常、電源はパソコンケースの上部にあります。
- 電源ケーブルは、幅の広いSATAケーブルのような形状になっています。
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11すべてしっかりと接続されていることを確認する セカンダリハードディスクドライブが正しく接続されていないと、パソコン側で後々認識できなくなります。
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12電源プラグを差し込んで、パソコンの電源を入れ直す セカンダリハードディスクドライブを物理的に取り付けたら、今度はWindows側でハードディスクドライブを認識できるようにする必要があります。
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14「ディスクの初期化」ウィンドウが表示されるまで待つ 通常、このウィンドウは「ディスクの管理」を開いてから数秒以内に表示されます。
- 「ディスクの初期化」ウィンドウが表示されない場合は、ウィンドウ上部付近のレイアウトタブの上にある「更新」という灰色のボタンをクリックします。
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15プロンプトが表示されたら、OKをクリックする Windows側でセカンダリハードディスクドライブを初期化できるようになります。この処理が完了したら、次の手順に進みましょう。
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16セカンダリハードディスクドライブを使用できるようにする セカンダリハードディスクドライブのドライブ名を右クリックして、メニューが表示されたら新しいシンプルボリューム...をクリックし、ウィンドウが表示されたらページが切り替わるごとに次へをクリックします。これで、ハードディスクドライブがセットアップされると、Windowsによる読み取りが可能になります。
- この処理が完了すれば、「PC」アプリからセカンダリハードディスクドライブにアクセスできるようになります。
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外付けハードディスクドライブを増設する
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1外付けハードディスクドライブを購入する 外付けハードディスクドライブは、ウエスタンデジタルコーポレーションやシーゲイトテクノロジーなどの信頼できるメーカーが製造している製品を購入するのが通例です。[2]
- 外付けハードディスクドライブを購入するとき、500 GBのハードディスクドライブを購入するよりも、1TBのハードディスクドライブを購入したほうがはるかに安上がりな場合がほとんどです。
- 通常、1TBのハードディスクドライブは1万円以下で購入することができます。
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2外付けハードディスクドライブをパソコンに接続する ハードディスクドライブのUSBケーブルをパソコンのUSBポートに差し込みます。
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5PCをクリックする ウィンドウの左側にあります。
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6外付けハードディスクドライブのドライブ名を選択する 「PC」ウィンドウ中央の「デバイスとドライブ」という見出しの下にある外付けハードディスクドライブのドライブ名をクリックします。
- 通常、外付けハードディスクドライブのドライブ名には、ハードディスクドライブのメーカーやモデルの名前が含まれています。
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7管理をクリックする ウィンドウの左上にあるタブのことです。クリックすると、このタブの下にツールバーが表示されます。
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8フォーマットをクリックする 「管理」ツールバーの左側にあります。クリックすると、ポップアップウィンドウが表示されます。
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9フォーマットを選択する 「ファイルシステム」のドロップダウンボックスをクリックして、ドロップダウンメニューが表示されたら、NTFSまたはexFATをクリックします。
- NTFSはWindows専用のファイルシステムですが、exFATは(Macを含む)どのパソコンでも使用可能です。
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10開始をクリックする ウィンドウの下部にあります。
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11プロンプトが表示されたら、OKをクリックする 選択内容を確定して、ハードディスクドライブのフォーマットを開始します。
- 外付けハードディスクドライブのフォーマットが完了すると、プロンプトが表示されるので、OKをクリックします。これで、外付けハードディスクドライブをセカンダリハードディスクドライブとして使用できるようになります。
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外付けハードディスクドライブを増設する(Mac)
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1外付けハードディスクドライブを購入する 外付けハードディスクドライブは、ウエスタンデジタルコーポレーションやシーゲイトテクノロジーなどの信頼できるメーカーが製造している製品を購入するのが通例となっています。
- 最新のMacはUSB 3.0接続に対応していないので、選択したハードディスクドライブにThunderbolt(USB-C)端子が付いているかどうかを必ず確認しましょう。
- 外付けハードディスクドライブを購入するとき、500 GBのハードディスクドライブを購入するよりも、1TBのハードディスクドライブを購入したほうがはるかに安上がりな場合がほとんどです。
- 通常、1TBのハードディスクドライブは1万円以下で購入することができます。
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2外付けハードディスクドライブをパソコンに接続する 外付けハードディスクドライブのThunderboltケーブルをMacのUSB-Cポートに差し込みます。
- USB 3.0接続の外付けハードディスクドライブを購入した場合は、USB 3.0-Thunderbolt 4(またはUSB-C)変換アダプタを購入しましょう。
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3移動メニューをクリックする 画面上部のメニューバーにあります。クリックすると、ドロップダウンメニューが表示されます。
- メニューバーに移動が表示されていない場合は、デスクトップをクリックするか「Finder」のアプリケーションを開くと、「移動」メニューが表示されます。
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4ユーティリティをクリックする 「移動」のドロップダウンメニューにあります。クリックすると、「ユーティリティ」フォルダが開きます。
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5「ディスクユーティリティ」を開く 「ディスクユーティリティ」アプリのアイコンをダブルクリックします。このアイコンとは、聴診器をハードディスクドライブに当てているようなアイコンのことです。
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6外付けハードディスクドライブを選択する ウィンドウの左側にある外付けハードディスクドライブのドライブ名をクリックします。
- 通常、外付けハードディスクドライブのドライブ名には、ハードディスクドライブのメーカーやモデルの名前が含まれています。
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7消去をクリックする 「ディスクユーティリティ」ウィンドウの上部付近にあるタブのことです。クリックすると、ポップアップウィンドウが表示されます。
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8フォーマットを選択する ウィンドウの上部付近にある「フォーマット」のドロップダウンボックスをクリックして、ドロップダウンメニューが表示されたら、Mac OS 拡張(ジャーナリング)をクリックします。[3]
- Mac以外のパソコンで外付けハードディスクドライブを使用する場合は、exFATを選択しましょう。
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9消去をクリックする ウィンドウの下部にあります。
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10プロンプトが表示されたら、消去をクリックする 選択内容を確定して、ハードディスクドライブのフォーマットを開始します。このフォーマットが完了すれば、外付けハードディスクドライブを外部記憶領域と同じように使用できるようになります。広告
ポイント
- 外付けハードディスクドライブは、別のオペレーティングシステムを格納するために使用することができます。外付けハードディスクドライブに別のオペレーティングシステムをインストールする場合は、ハードディスクドライブを常に接続したままにしておきましょう。
- SATAドライブはIDEドライブよりも普及しており、(データ転送の)速度も速い傾向にあります。また、SATAドライブのケーブルはIDEドライブのケーブルに比べて、通気性もかなり高くなっています。
注意事項
- ハードディスクドライブは「静電気放電(ESD)」に敏感なことが多いので、パソコンの内部部品に触れるときは、必ず地面に足をつけるようにしましょう。
出典
このwikiHow記事について
ハードディスクドライブを増設する方法 - Wiki コンピューター部品 日本語
この記事では、デスクトップパソコンにセカンダリハードディスクドライブを取り付ける方法を解説します。ただし、最新のノートパソコンやMacの場合、保証を受けられなくなる代わりにハードディスクドライブを取り換えることはできますが、内蔵のセカンダリハードディスクドライブを取り付けることはできないので注意しましょう。内蔵のセカンダリハードディスクドライブを取り付ける手間を省きたい場合は、WindowsやMacのパソコンであれば、外付けハードディスクドライブを使用することも可能です。